九州縦断の旅【2日目】

2010/08/14 - 2010/08/20

2010年8月、青春18きっぷを使って友達と九州を縦断してきました。

ただ鉄道に乗るだけではなく、各地の観光スポットを巡りながらの6泊7日の旅、2日目の様子を今回はレポートします。

エリア 門司・関門海峡(福岡)

• 同行者: 友人
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜2日目：8月15日（日）＞

1日目は基本的に移動だけだったので、2日目からは観光も織り交ぜながら旅を進めていきます。午前中は、関門海峡周辺を散策します。

【山陽本線［5133M］：下関(8:27)⇒門司(8:34)】

関門トンネルをくぐりぬけ、九州へと上陸です。

【鹿児島本線［2536M］：門司(8:37)⇒門司港(8:45)】

鹿児島本線の終着駅、門司港駅に到着。

改札前にある旅立ちの鐘/幸福の泉は2009年に設置されました。

門司港駅といえば、ルネッサンス様式の駅舎が有名。周辺は、レトロな建築物が軒を連ね、「門司港レトロ」と呼ばれる観光スポットになっています。

旧０マイル標も再現されています。

9:00開館の九州鉄道博物館を見学します。

赤レンガづくりの建物は、旧九州鉄道本社。ＳＬなど国鉄時代の車両が展示されています。入館料は300円。

その後、九州鉄道記念館前駅で関門海峡クローバーきっぷ（900円）を購入。このきっぷを使うと、関門海峡をぐるっと一周することができます。

門司港レトロ観光列車「潮風号」に乗車し、10分ほどで関門海峡めかり駅へ。車内は満席でした。

旧国鉄車両を改造した休憩施設とタコのすべり台があるめかり潮風広場から、めかり絶景バスに乗車。

ガイドさんも乗車しており、事細かに解説してくれました。

途中の、めかり第二展望台では10分程停車時間があります。展望台からは、関門橋を見下ろすことができます。

すぐ近くには、壇ノ浦合戦の模様が描かれた壁画もありました。

広場へと戻り、遊歩道をしばらく歩くと関門トンネル人道入口に到着です。

入口前には和布刈神社があるのだが、「ゴミを捨てないで」と書かれたのぼりや看板があちこちに…。

ゴミの投棄が結構あるのでしょうか。

エレベーターで地下へと降りると、関門トンネル人道です。

海峡を歩いて横断できる世界唯一の海底トンネルらしく、距離は約780ｍ、徒歩15分で本州の下関に行くことができます。通行料は無料です。

人道内は、若干酸素が薄く感じたのは気のせいだろうか。そんな中、トンネル内をランニングしている人もいました。

下関側と門司側にあるスタンプをそれぞれ押して、駅の観光案内所に持っていくと、『関門ＴＯＰＰＡ！記念証』なるものがもらえます。

本州・山口県へと戻ってきました。エレベーターで地上へ出ると、そこは壇ノ浦。

源義経・平知盛像や、安徳天皇入水碑、砲台跡などがありました。ここでもボランティアガイドの方が、紙芝居で歴史を解説していました。

みもすそ川バス停からサンデンバスに乗車し、唐戸バス停で下車。ふくかつカレーを食べた後、唐戸から関門汽船に乗船し、再び九州・門司港へ。所要時間は、約5分です。

炎天下の中、レトロな街並みを散策して門司港駅へと戻りました。

【鹿児島本線［551M］：門司港(12:34)⇒小倉(12:47)】

【鹿児島本線準快［4345M］：小倉(12:53)⇒博多(14:04)】

北九州工業地帯を通り抜け、博多駅へと向かいます。

【博多南線特急［741A］：博多(14:25)⇒博多南(14:35)】

博多南線は、博多南駅に隣接する山陽新幹線車両基地（ＪＲ西日本博多総合車両所）への回送列車の一部が旅客化された区間です。

新幹線車両を使用した特急扱いなので青春18きっぷでは乗車できず、別途乗車券及び特急券を購入する必要があります（片道290円）。九州新幹線が全線開業しても、この駅の位置付けは変わらないようです。

折り返しの列車まで時間があったので、暑い中、駅の周りをぐるりと1周して時間をつぶしました。

【博多南線特急［754A］：博多南(15:07)⇒博多(15:17)】

博多では、乗り換えの時間を利用して駅近くの店でとんこつラーメンを食べました。

【篠栗線快速［4648H］：博多(16:02)⇒新飯塚(16:44)】

新飯塚の到着が数分遅れたため、跨線橋をダッシュして後藤寺線へと乗り換え。


【後藤寺線［1563D］：新飯塚(16:47)⇒田川後藤寺(17:08)】

後藤寺線は元々、石炭や石灰石を輸送するための貨物線でした。周辺には、同様の目的で建設された漆生線・上山田線・添田線が走っていましたが、いずれも1980年代に廃線になっています。

【日田彦山線［967D］：田川後藤寺(17:13)⇒日田(18:30)】

この日の宿泊地は、日田。温泉街と市街地がうまく融合したところでした。近くの川には屋形船もでていましたが、ちょっと虫が多すぎ…。


≪2日目に新たに乗車した区間(JR)≫
山陽本線（下関⇒門司）：6.3km
鹿児島本線（門司港⇒博多）：78.2km
博多南線（博多⇒博多南）：8.5km
篠栗線（吉塚⇒桂川）：25.1km
筑豊本線（桂川⇒新飯塚）：7.7km
後藤寺線（新飯塚⇒田川後藤寺）：13.3km
日田彦山線（田川後藤寺⇒夜明）：38.7km
久大本線（夜明⇒日田）：8.5km