九州縦断の旅【7日目】

2010/08/14 - 2010/08/20

2010年8月、青春18きっぷを使って友達と九州を縦断してきました。 ただ鉄道に乗るだけではなく、各地の観光スポットを巡りながらの6泊7日の旅、最終日の様子を今回はレポートします。

エリア 日南(宮崎)

• 同行者: 友人
• 交通手段: JRローカル ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜7日目：8月20日（金）＞

いよいよこの旅も最終日。1週間も旅行をしているとさすがに疲れもたまってくるというもので。朝起きてホテルでのんびりしていたら、乗車予定だった列車に乗り遅れるというまさかのハプニング。

ホテルからダッシュをすればギリギリ間に合ったのかもしれないけれど、重い荷物を背負って疾走するほど僕はもう若くはないのです…。

そんなわけで、自己都合により1時間20分遅れで宮崎駅を出発。

【日南線［1933D］：宮崎(9:16)⇒青島(9:45)】

青島駅で途中下車し、徒歩10分程度で青島神社に到着です。

「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として日本国の天然記念物に指定されているこの地域は、通称「鬼の洗濯板」と呼ばれている珍しい地形をみることができます。

近くには亜熱帯植物園があり、大温室以外は無料で散策可能です。

当初は、飫肥駅でも途中下車して飫肥城を見学する予定でしたが、先述の事情により今回はカット。

【日南線［1935D］：青島(11:11)⇒志布志(13:17)】

２時間ほどで長い盲腸線である日南線の末端駅、志布志駅に到着です。

大隅半島にある志布志駅は、今となっては終着駅ですが、かつては志布志線・大隅線（いずれも1987年廃線）も乗り入れるターミナル駅でした。

駅の跡地を利用して、鉄道記念公園がつくられました。

ＳＬや客車が保存されています。

志布志駅からは、志布志線の廃線跡に沿う形で走っている路線バスに乗車して都城へと行くことができます。

しかし今回は、旅の締めくくりに、日南線を走る観光特急列車「海幸山幸」に乗車するために来たルートをそのまま引き返します。駅前のスーパーで昼食を調達しました。

【日南線［1942D］：志布志(13:46)⇒南郷(14:44)】

遠洋漁業とみかんの町、南郷駅で下車して周辺を散策していると、雨が降り出す。今回の旅での夕立遭遇率はかなり高い気がします。

ちなみに駅の近くには、日本最南端のセブンイレブンがあります。

駅へと戻ると海幸山幸が既に入線していました。

廃止された高千穂鉄道の車両を、飫肥杉を用いて改造し、2009年より運転され人気を博しています。日南海岸が舞台となっている海幸彦と山幸彦の神話が列車名の由来です。

【日南線特急海幸山幸［8052D］：南郷(15:44)⇒宮崎(17:21)】

人気列車であるため、指定席が完売になる日も多いと聞いていましたが、この日の車内は空席がちらほらとありました。南郷・宮崎駅間の乗車・特急券は2,250円です。

車内では、神話の紙芝居や周辺にある鵜戸神宮の運試しにあやかったゲームなどのサービスが行われていました。

日南海岸に沿って北上し、１時間半ほどで宮崎駅に到着です。

駅前のレストランでチキン南蛮を食し、東京へと戻るために宮崎空港へと移動します。

【宮崎空港線［5017M］：宮崎(18:40)⇒宮崎空港(18:50)】

宮崎・宮崎空港間の特急は、乗車券のみで自由席に乗車することができます。あっという間に宮崎空港線を完乗です。

1週間かけて縦断した九州を離れる時が近づいてきました。宮崎土産を購入し、飛行機へと乗り込みます。飛行機に乗ったのは、なんと20年ぶりでした。

〔SNA66：宮崎空港(20:10)⇒羽田空港(21:45)〕


≪7日目に新たに乗車した区間(JR)≫
日南線（南宮崎⇒志布志）：88.9km
宮崎空港線（田吉⇒宮崎空港）：1.4km

-完-