エジプト感動物語（05）　～アブ・シンベル、アスワン～

2011/01/07 - 2011/01/14

今日も朝早い出発だけど、今回のツアーで楽しみにしていた世界遺産アブ・シンベル宮殿の観光です！　
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＜ツアー行程＞
□１/７（金）関西空港　21:45発（MS963）→
□１/８（土）ルクソール　5:05着　※ルクソール観光
□１/９（日）ルクソール → コム・オンボ　→ アスワン → アブシンベル
■１/10（月）アブシンベル → アスワン →（ナイルエキスプレス）
□１/11（火）カイロ（ギザ）　※メンフィス、サッカラ、ダハシュール観光
□１/12（水）カイロ　※アレキサンドリア観光　
□１/13（木）カイロ　※カイロ　23:00発（MS962）→
□１/14（金）関西空港　17:40着

エリア アブ・シンベル(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

朝６時、アブ・シンベル宮殿に到着しました。（まだ薄暗い）
うっすらと水平線の向こうが　徐々に赤く染まってきます。

今日の日の出は、６時３７分だそうです。
何だか、ドキドキしてきました。

きたぁーーっ！！！

太陽の一部が見えた途端、一斉に「わぁ〜」の歓声。
周りを見てみると、日本人ばかりなり。(^O^)／
日本人は “ご来光” 好きの人種かも。

日本で日の出は見ないのに、異国の地で見ちゃった。
でも　きれいだぁ〜。

その陽の光が真っすぐあたる神殿の壁。
こちらは小神殿で、ラムセス２世の数多くの妃のうち、一番の寵愛を受けた王妃ネフェルタリのために建てられた神殿です。

妃のために建てた神殿は、エジプトでは他に例がないそうです。

正面入口をはさんで、右側。
中央に王妃ネフェルタリ、その両側にラムセス２世の像があります。（高さ10ｍ）

さらに足元には、２人の間にできた子供たちの像まで。

こちらは逆に左側です。

王と王妃の間には、奉納碑文 「（中略）偉大なる王妃ネフェルタリのため...太陽は昇る...永遠に生きよ！」 などの言葉が刻まれているそうです。

中央の入口に入って、見学します。
（内部は写真撮影禁止）

こちらは、小神殿から少し離れた場所に位置する大神殿です。
ラムセス２世の権力の象徴として建てられました。

高さ20ｍの４体の像は全てラムセス２世で、一番右端は青年期のラムセス２世。
以下、右から順に年老いていく様になっています。

ラムセス２世の座像の真上、横一列にマントヒヒの彫刻が22体　刻まれています。
神殿の朝日を見て、ヒヒの小躍りする姿が太陽神を拝んでいると見立てたようです。

正面向かって右側、青年期のラムセス２世像　２体です。
足元には子供たちの像と、王妃ネフェルタリの立像がここにも。

真横にまわってみると、ほらっ。
よっぽど、愛していたのね〜。

台座の部分に、レリーフが描かれています。
２人のハピ神が向かい合い、上エジプトの象徴ハスの花と　下エジプトの象徴パピルスを中央で結びつけています。

「セマ・タウイの儀式」といって、上下エジプト統一の儀式を表したものです。

こちらは正面左側。　壮年期〜老年期のラムセス２世像です。
でも面立ちは、なぜか若い？！　
（90歳まで生きたというのに）　

足元の台の側面にも　細かいレリーフが描かれています。
エジプト南部に位置する敵軍ヌビアの捕虜たちが　ハスの花で首を縛られている様子です。

神殿が完成してから７年後の大地震で、左から２体目の上半身が崩れ落ち、足元にその頭部が転がっていました。

これが崩れ落ちた頭の部分。
左下に、耳らしき部位が確認できます。

真横から見ると、こんな感じ。
修復はしないのかなあ。

残念ですが、元の姿が見たかったです。

また正面入口の上部には、、、

ハヤブサの姿をしたホルス神が刻まれていました。
その両側には、正義の女神 「マアト」 の像を捧げるラムセス２世のレリーフが描かれています。

ここが正面入口から見た神殿の内部、大列柱室です。（これより奥は、撮影禁止）

天井には、ハゲワシ姿のネクベト女神 （王権の守護神）。
また両側には、10体のラムセス２世の立像と　王の化身ホルス神の像が交互に配置されています。

これが奥の神聖なる至聖所まで、太陽の光が真っすぐ通るように造られた道なのです。

見学も終わり、後ろ髪を引かれる思いで、そろそろ　アブ・シンベル神殿を後にします。

神殿の岩山の側面には、窓のような部分がありました。
もしかして、中に入れる？

神殿の裏側です。
こうして見ると、ホント、ただの岩山なんだけど。

この後、バスで再びサハラ砂漠を通過して、アスワンの街に移動します。

アスワンに戻ってきました。
ここは、アスワンハイダムの完成を記念して建てられた記念塔です。

すぐ近くにアスワンハイダムがありますが、この辺り一帯は軍事機密地域でもあるので、撮影には制限があるようです。

アスワンハイダムの上を通る道路です。
観光客用の写真スポットとして、休憩場所が設けられています。

橋の上から、見たダムの一部。
おっきぃ〜。

そして北側には、ナイル川。
エジプトの南北に流れる大河ナイル川は、アスワンハイダムのこの場所からが始まります。

逆にダムの南側には、ナセル湖が広がります。
穏やかで　とても綺麗な湖です。

対岸には、遺跡も多くあるようです。

さて、お待ちかね(^O^)／　お昼の時間がやってきました。
アスワンのナイル川沿いにある 「PHILAE　Hotel」 2Fのレストランでの食事です。

2Fの客席からは、このようにナイル川の船着き場も見渡せます。

昨日と同じく、今日も観光用のファルーカが数隻、出ていました。

さて、食事の方は...まずはスープ。

ショルバト・ホダラーッ （トマトベースのスープ）です。
さっぱりして美味しい。

そして、メインは　シャワルマ （そぎ落とし肉） と　ライス。
野菜の盛り付け方が、笑っちゃう。
外国人向けに、考えたのかしら。

食事の後は、エジプトの代表的なお土産の一つ、香油と香水瓶のお店へ。

最初に、香水瓶製造のパフォーマンスを見学します。

この工房では、香油と共に　数多くのかわいらしい香水瓶が販売されていました。

　※この後、いよいよナイルエキスプレス（寝台列車）で、
　　　首都カイロに向かいます。　

この旅行記へのコメント （1）

• ばーちゃわーるどさん 2012/04/16 13:55:06

  アブシンベル大神殿模型化しちゃいました

  
  私もピラミッドよりアブシンベル大神殿の方が大好きです。
  
  私が訪問したのは１７年も前ですが、
  【４Ｔｒａｖｅｌ日記】
  　　https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10093738/
  
  思い出しながら模型化しちゃいました。よかったら見てみて下さい。
  【アブシンベル大神殿 手作り模型！】
  　　http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b134278409
  ※オークションサイトになっていますので、間違えて落札しないでくださいね
  
  次回エジプトへ行く際はぜひ娘を連れて行きます〜