エジプト感動物語（06）　～ナイル・エキスプレスで カイロへ～

2011/01/07 - 2011/01/14

アスワン駅から、午後４時発のナイル・エキスプレスで 首都カイロに向かいます。
約13時間の列車の旅。　何をして過ごそうかしら。　
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＜ツアー行程＞
□１/７（金）関西空港　21:45発（MS963）→
□１/８（土）ルクソール　5:05着　※ルクソール観光
□１/９（日）ルクソール → コム・オンボ　→ アスワン → アブシンベル
■１/10（月）アブシンベル → アスワン →（ナイルエキスプレス）
■１/11（火）カイロ（ギザ）　※メンフィス、サッカラ、ダハシュール観光
□１/12（水）カイロ　※アレキサンドリア観光　
□１/13（木）カイロ　※カイロ　23:00発（MS962）→
□１/14（金）関西空港　17:40着

エリア ギザ(エジプト)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: エジプト航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

午後３時頃、アスワン駅に到着しました。
ここからナイル エキスプレスに乗って、カイロに移動します。

エジプトらしい古代ファラオの絵が壁に掲げられています。　
駅舎の中、改札口側の様子です。

飛行機よりも列車の方が断然 料金が安いので、長距離移動には列車を利用する人が多いようです。

すでにプラットフォームには、列車が到着していました。
出発時間まで時間がたっぷりあるので、まずは最後尾を見学。
どうやら２等車両のようです。

そして、こちらは先頭車両です。
日本のブルートレインを思わせるような車体で、なんだか好感がもてます。

改札口のすぐ横には、売店もありました。
ポテトチップスのようなお菓子を売っていましたが、添乗員さんの話によると、美味しかったらしいです。

１等車両は、このようなコンパートメントの客室になっています。

私の部屋は「３．４」です。

もちろん、中から鍵はかけられます。
でも外から鍵はかけられないので、部屋を離れる際は貴重品に注意！

コンパートメントの中です。
座席と座席の間には、サイドテーブル。
左手にある丸いものは？？？

扉を開くと、洗面所です。
プッシュ式で勢いは弱いけれど、水もちゃんと出る。
タオルも石鹸も備えられています。（枕元にはコンセントもあり）

ただ揺れるたびにこの扉が開いてくるのが　少々難かな。

午後４時、何の合図もアナウンスもなく、ゆっくりと列車が動き出しました。
アスワン駅を出発して、間もなく郊外の街の風景が目に飛び込んできました。

南部の一般家屋は、コンクリートより安価なレンガの壁に、雨が少ない土地を生かして屋根はナツメヤシの葉で作られています。

決して裕福な構えの家ではないけれど、テレビのアンテナだけは、やたら多いのが目につきます。
現地のガイドさんの話によると、エジプトの人はかなりのテレビ好きらしい。(^O^)

列車の中で、陽が沈んでいく太陽を見ました。
エジプトの南部はホントに空が澄んでいるので、太陽と月の美しさには感動します。

午後６時半頃、乗務員の男性が夕食を運んできてくれました。

前評判の悪かった食事でしたが、鶏肉のクリーム煮は案外美味しかった。
でも ご覧の通り、パンとご飯（炭水化物）、牛肉と鶏肉（動物性たんぱく質）、ヨーグルトに蒸しケーキ（甘いデザート）、フルーツと、随分 栄養の偏った内容です。(-∧-) 　

あぁ〜植物繊維のものが食べたぁ〜い！！

夕食を引き取りにきた際、ベットメーキングをしてくれました。
慣れた手つきで、早々と座席からベットに早変わり！！

寝心地は？
よく揺れますが（笑）、ぐっすり眠れます。
枕元に車内放送のスピーカーがあるので、切ってから。。。

おやすみなさ〜い。　

朝４時！　朝食が運ばれてきました。
パンだらけ（笑）の朝食です。

食後、乗務員の男性が引き取りにくるので、その際にチップ（US＄１）を渡すのを忘れずに。

カイロのギザ駅に、ほぼ定刻通りの午前５時過ぎに到着しました。
列車から荷物を下ろされたのを確認してっと。

到着したプラットフォームから、駅の外に出ます。
外はまだ真っ暗です。

朝早くギザに到着したので、ここ シャグ ピラミッド ホテルのロビーでしばらく休息を兼ねての時間待ちです。（約１時間40分）
このホテルには24時間営業の両替所があり、割と良いレートで両替できました。

出発まで時間がたっぷりあるので、外に出てみたのですが、長いライフル銃をかまえた警官が ラッシュアワーの歩道に等間隔に立っている。

ちょっと怖くて、ホテルの前から離れることはできませんでした。

朝７時30分、やっとホテルを出発し、ギザのピラミッドに向かいます。

アハラーム通り （通称ピラミッド通り） と呼ばれるギザのメイン通りから、ピラミッドが見えました。　こんな街中のすぐそばにあるなんて、ビックリです。

ピラミッドの入場券売り場です。
只今、朝の８時過ぎですが、早くも長蛇の列？！

実は、クフ王のピラミッドへの入場は、午前と午後150人ずつの入場制限があるため、このような状況になっています。
個人で買い求めるのは、大変そうです。

ついにピラミッドのそばまで来ました！

左がこれから中に入場する「クフ王のピラミッド」、右側にその息子「カフラー王のピラミッド」が見えます。

クフ王のピラミッドの真下に来ました。
思ったより一つ一つの石が大きくて、しかも傾斜が急！

古代の人たちは、よくこんな大きな石を積み上げたものです。

ピラミッドの入口に向かって、観光客が石段を上がっていくのが見えます。
（左から上がって、右から降りるルールのようです）

まず入口で入場券のチェックを受けて入りますが、細い通路を上がったり下がったり、また天井が低い部分（中腰で歩く）、一方通行ではないので狭い通路を行き交う人と譲り合いながら進みます。　
やっと到着した場所は天井が高く、何も置かれていない、ただの大きな広間。　

「ゼェーゼェー」 「ハァーハァー」 往きは片道約20分の道のりです。
良い汗をかきました。

今、見学を終えて下に降りてきました。

後ろを振り返ってみて、最初は 「一つ一つの石が大きいし、どうやって上がる？」　と思っていたけど、心配に及ばず...
見えないところに、こんな工夫がされています。

見学を終えて元の位置に戻ってみると、あっと言う間に人の列！
早い時間帯に見学して良かったです。　

再びバスに乗って、ギザの３大ピラミッドが一望できるパノラマポイントに来ました。
カイロの空は晴れているけれど、霧か車のスモッグか？　とにかくはっきり見えることができません。　(+_+)

ギザの３大ピラミッドです。

左から、クフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッド。
ただ右端に、形が崩れた小さなピラミッドが見えますが、これはメンカウラー王の妃のピラミッドです。　（それぞれの王のピラミッドのそばに、妃のものがあります）

このパノラマポイントの丘は、観光客が集まる絶好の場所。
艶やかな衣装を身にまとった観光用ラクダが待機しています。

ラクダは約２週間、水を飲まなくても生きられるそうで、砂漠地帯には最適の動物。　まつ毛が長いのも砂嵐を防ぐためだそうです。

ラクダ使いのおじさんたちが　井戸端会議？
何を話しているのでしょう。。。

すぐ傍には、露店も多く出店しています。
観光客が集まるんだもの、商売、商売！

色とりどりの鮮やかな食器。
見ているだけで楽しいですね。

パノラマ ポイントから再びバスに乗って、ピラミッドの周囲をまわった先に、あっ！　スフィンクスが見えてきました。

バックは、カフラー王のピラミッドです。
先ほど、パノラマ ポイントから見た方角は、ちょうどこの裏手からでした。

ギザのスフィンクスは世界最大で、太陽神のご神体として造られたそうです。

その視線の先には...

あった！　あった！
１Ｆケンタッキーフライドチキンと、２Ｆはピザハットのカイロ支店。

では、この河岸神殿の通路を通って、スフィンクスの傍まで行きます。

回廊を出たところです。
このスフィンクスは、１つの岩山を削って造ったものだそうです。
スゴイ！！　　（バックは、クフ王のピラミッド）

正面の顔は よく写真で見るけれど、横側を見たのは初めてかも。

今度は後ろから。
やはり尻尾まで、ちゃんと刻まれていました。
（手抜きせず、いい仕事してます　(^O^)／）

ココからだと、ギザの街並みが良く見渡せそう。

ほらね。

スフィンクスの前は、太陽信仰のために造られたスフィンクス神殿と呼ばれる場所があります。　
この周辺も まだまだ発掘作業がすすめれらているようです。

さて再び通路を降りて、バスに乗って次の目的地へ。

　　※次は 郊外のダハシュール、メンフィス、サッカラの
　　　 観光です。