2010/12/29 - 2011/01/02
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harihariさん
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2010年12月。
毎年恒例となった温泉で過ごすお正月。しかも旅館は名建築。
今年は新潟県松之山温泉・凌雲閣です。
美味しいものを食べて、温泉に入って、テレビも見ないで過ごした3泊4日の寝正月。
3日目~最終日。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1月1日、夜明け前。
昨晩から止むことなく、しんしんと雪が降り続いて。 -
元旦の朝に入る温泉は、この上なく贅沢に思われて。
いつもよりちょっと長風呂。 -
朝食。席に着くと、まずはお正月らしくお屠蘇を振る舞われます。
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お雑煮。
白菜の入ったお雑煮は初めて。 -
そして善哉。
お雑煮も善哉も、2杯ずつお替りをしました。 -
デザートはみかん丸ごと。
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今日も晴れているうちに、ぶらっと歩きに行こう、と。
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積雪30?。
予報ではまだまだ降る予定。 -
昨日同様、松之山の温泉街にやってきて。
坂を登って、町を通り抜けた一番奥にある薬師堂。
雪で覆われた上り坂は、道なのか階段なのか。 -
温泉には薬師様がつきもの。
今年の初参りも無事済ませて。 -
ダウンジャケットに舞い落ちる雪を、目を凝らして見てみれば、肉眼でもはっきりとわかる結晶の形。
子どもの頃に理科で習った雪の結晶。 -
なんてことに感動している間に、突然雪が強く降りだして。
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山の天気は変わりやすいです。
止むのを期待して、しばらくお堂に避難していましたが、積もりすぎて降りられなくなるといけないので、断念して町の方へと降りて行きました。 -
松之山温泉の共同浴場、鷹の湯。
このとき、すでに大雪が降っていたので写真どころではなく、中に飛び込みました。
写真は前日に撮ったものです。 -
まずは少し熱めの内湯で冷え切った体を溶かして、火照ってきた頃に露天風呂へ。
降りしきる雪を眺めながら、極楽極楽。
元旦から雪見風呂とは、贅沢です。 -
風呂から出ても、まだ雪が止む気配はなし。
それどころか、ますます大雪になってきたようで。
ちょうどお昼時だったので、すぐ隣の「手打ちらーめん柳屋」の暖簾をくぐります。 -
昔懐かしい食堂の雰囲気。
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御主人自慢の手打麺を使った中華そば。
あっさり醤油味のスープに中太麺がよくからんで、めちゃめちゃ美味しい。 -
香ばしい手作りギョーザも食べて、満足満足。
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お腹が満たされて食堂を出たものの、依然雪は降り続いて…
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自力で帰ることは諦めて、宿に電話をして車で迎えに来てもらいました。
忙しい中、急きょの呼び出しにも快く引き受けてくださった凌雲閣のホスピタリティに感謝です。 -
雪の凌雲閣に戻ってきました。
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3泊目も部屋を変えて、この日は萩の間です。
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早速、部屋のあしらいを見学します。
鏡の間とも桜の間とも異なるデザインに、わくわくしながら写真撮影。 -
飾り窓。障子の桟のデザイン。
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武者小路実篤直筆の色紙。
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網代に組まれた天井。
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廊下から見た萩の間の飾り窓。
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本館三階の廊下は、木造らしく歩くとミシミシと音を立てるのです。
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松之山の温泉まんじゅうがこの日のお茶請けでした。
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あまりの積雪に、除雪作業をする姿も見えます。
このあと、外の寒さとはうって変わって、炬燵で1時間ほど午睡。
元旦に温泉旅館で昼寝をするという贅沢。 -
薄闇になりかけた時刻。
午睡から目覚めたので、夕食の前に温泉に行きます。 -
部屋の灯りが幻想的に、窓の向こうを照らす時間。
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本日の夕食。
お正月らしい品々。 -
カタクリのお浸し。クリフウセンタケのポン酢漬け。
そしてクワイのチップスは、お気に入りの一品。 -
お造り、山独活のきんぴら、野沢菜。
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焼魚は金目鯛。鮪のたたき。
ふきのとうの酢味噌和え。 -
お節風煮物、木の芽のお浸し。
木の芽というのはアケビの新芽。山独活やふきのとうと同じように、ほろ苦い春の味です。 -
きのこまんじゅう。
魚のすり身と山で採れたきのこを蒸しまんじゅうに仕立てたもの。 -
鯛のお頭。
どうやら3泊目の僕たちの食卓だけに、この日のお造りの鯛のお頭を出していただけたようです。
これがまた美味しくて。 -
天然の山ぶどう果汁を使った自家製の山ぶどうゼリー。
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マイタケのお吸い物とごはん。
フルーツは林檎。 -
夜になるとまた、違う雰囲気の写真が撮りたくなって。
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一部屋一部屋、欄間もこぼれる明かりもそれぞれが違う面白さ。
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3泊全部違う部屋にしてよかった。
真夜中の静まり返った廊下で、写真を撮りながら、これだからこの遊びは止められない、との感想。 -
1月2日の早朝。
一晩中降り続いた雪を処理した除雪車が、仕事を終えて戻ってきました。 -
銀世界に日が昇ってきて。
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この旅で最後の朝風呂を堪能してから、最後の朝食。
昨日知り合った、神戸の年配のご夫婦と話をしながら。 -
登録有形文化財、木造三階の本館。全景。
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凌雲閣の玄関。
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玄関から見た景色。
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快晴とはいえ、気温はほぼ0℃。それでも、ずっと見ていたいと思わせる美しい建物。
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枝に掛る雪も、太陽できらきら輝いて。
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空の青さのせいで、雪までが青く染まっているかのようで。
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そろそろチェックアウトの時間。
長閑な中にも、最後の時間には寂しさがつきもの。 -
せめて、紛らわすかのように窓からの景色を写真に収めて。
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窓の真下の新雪には、昨晩から今朝にかけてつけられた、動物の足跡が点々と続いていました。
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10:00チェックアウト。
今までの名建築旅館同様、凌雲閣もまた、再度訪れたいと思わせる旅館でした。 -
旅館の車でまつだい駅まで送ってもらって。
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ホームにて。
真っ直ぐに伸びる線路の向こうを想像するとわくわくする。 -
11:30 トンネルを抜けて、直江津行きの電車がやってきました。
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車窓の風景。雪で覆われた、パッチワークのような田園。
越後の景色もひとまず見納め。 -
直江津駅にて。
直江津発、金沢行きの特急はくたか。 -
はくたかの中で。昼ご飯に、直江津駅で買った鱈めしを広げます。
鱈子がとにかく美味しい。ご飯のお替りが欲しい。 -
金沢駅にて。
15:27 金沢発 特急雷鳥。 -
1964年、大阪〜富山間で運行を開始した特急雷鳥。
今年3月、50年弱の歴史を終えることが決まっているので、記念にと思ってこの列車に乗りました。 -
18:20 大阪駅到着。
長いようであっという間の4日間。
いい温泉に浸かって、美味しいものを食べて、名建築を堪能して。
雪に降られて、昼寝して。
最高に贅沢なお正月。
2011年もよい年になりますように。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2011/08/19 06:24:49
- 名建築
- harihariさん はじめまして
名建築シリーズを見て、引き込まれ、次々とharihariさんの旅行記を見てしまいました。そして、そのすばらしさに感動しました。どれも 投票 投票です。
知識の豊富さ、その行動力、感心しました。この旅行記を参考に、同じところを
いつか訪ねてみたいと思います。
そして歴史を感じる建物群、これも好きだなー 私の趣味にぴったりの旅行記です。 これからも期待しています。
pedaru
- harihariさん からの返信 2011/08/23 21:52:21
- RE: 名建築
- pedaruさん、はじめまして。
コメント&投票ありがとうございます。
建築や歴史が好きなので、同じ趣味のpedaruさんに褒めていただいけるなんて、とても嬉しくて光栄です。
お正月の名建築温泉、毎年の恒例になっているので、これからも増えていく予定です。楽しみにしていて下さい。
で、来年のお正月は、どこに行こうかな...
これからも、いい旅をいっぱいしたいですね。
では。
harihari
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