2008/06/08 - 2012/08/26
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harihariさん
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2008年から2012年までに観覧した大阪、奈良、京都、和歌山の美術館の中から、ブログにしなかったものを備忘録としてまとめてみました。
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2008年6月8日、大阪。
都島区網島町。
近松の有名な戯曲、心中天網島の舞台としても有名な場所。 -
藤田美術館。
国宝9件、重要文化財50件を含む、藤田伝三郎男爵の莫大な東洋美術コレクション5000点を所蔵。
常設展示はなく、春と秋にそれぞれ3ヶ月ずつの特別公開をしています。
中でも曜変天目茶碗は、国内屈指の名宝。 -
2008年12月10日、大阪市立美術館。
智証大師帰朝1150年特別展「国宝三井寺展」。
天台密教の寺院として平安時代に隆盛を誇った、近畿屈指の名刹・三井寺(園城寺)から、国宝重要文化財約60件を含む名宝秘宝が一挙公開。 -
とりわけ、日本三大不動の一つ、国宝・金色不動明王画像(黄不動)や、初公開・国内最古の不動明王像などは、この機会を逃すと二度とお目にかかれないかもしれない秘仏中の秘仏。
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2009年9月30日、和歌山県立博物館。
世界遺産登録5周年記念「熊野三山の至宝−熊野信仰の祈りとかたち−」。 -
熊野速玉大社の国宝古神宝類や、熊野那智大社の御神像、青岸渡寺の仏像など、紀伊半島中から貴重な文化財が一挙に集結。
権力者にとって、熊野信仰とは何だったのか。
歴史好きなら、絶対に見逃せない展覧会でした。 -
大粒の雨の向こう、和歌山城が見えました。
次は晴れるといいんだけど。 -
2010年2月28日、梅の盛り。
大阪・池田市、逸翁美術館。
阪急グループの創始者、小林一三のコレクションを収蔵しています。 -
2010年早春展。
呉春をはじめ、円山応挙、長沢芦雪、松村景文など円山四条派の江戸絵画の名品揃い。
最大の目玉は、呉春筆の「白梅図屏風」(重要文化財)。 -
もう一つの呉春。
大阪・池田の誇る名酒。 -
辺りは清酒の幸せな香りに満ちているのです。
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この辺り、名建築がいくつか点在しています。
旧加島銀行池田支店、大正7年築。
設計は、辰野片岡建築事務所。 -
2010年10月24日、大阪市立美術館。
住吉大社1800年の歴史と美術、特別展「住吉さん」。
国宝「延喜式神名帳」ほか、全国から集められた住吉大社にかかわる重要文化財も多数出展。 -
大晦日から元日未明にかけて、住吉大社の境内で友人達と飲み騒いだ昔を思い出しながら。
この日は美術館のはしご。 -
午前中に「住吉さん」を観終わると、すぐに京都岡崎まで。
遅めのお昼ご飯は、うどんの「岡北」。
昭和15年創業、当代で3代目。
すぐ隣の「山元麺蔵」と「岡北」。美味しいおうどん屋さんが並んでいるのです。 -
甘いお出汁と山椒のアクセント、とろとろふわふわの玉子丼。
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しっぽくうどん。
具は、しいたけ、ほうれん草、ゆば、かまぼこ、麩、海苔。
香りにゆずの皮。 -
湯葉の入った、のっぺいうどん。
摩り下ろした生姜を、かかったあんで混ぜながら、おうどんを啜る。
京都のおうどんのいいとこを凝縮した感じ。 -
京都市美術館、「高島屋百華展」。
1831年に京都で呉服商として創業した高島屋が保有する、膨大なコレクションの中から約100点の近代美術を展示。 -
竹内栖鳳、東山魁夷、横山大観、下村観山、安田靫彦などの日本画から、東郷青児、小磯良平、須田国太郎、梅原龍三郎などの洋画まで、近代日本の教科書的な美術展です。
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この時期は、同じ京都市美術館の中で、もう一つの美術展も開催していました。
京都市立芸術大学創立130周年記念展「京都日本画の誕生」。
土田麦僊、竹内栖鳳、今尾景年、村上華岳、山口華楊ほか、近代京都の美術史を飾る画家たちの作品を展示。 -
晩ごはんは、三条河原町のお好み焼き屋「山志づ」。
先斗町入り口にある、元旅館だった素敵な雰囲気の町家です。 -
2階はかなり大きな座敷。
鉄板がたくさん並んでいて、思い思いの場所に座ります。
時分で焼くスタイルなので、上手く焼けるかどうかは腕次第。
少しお腹が空いていたので、ボリュームのあるモダン焼きを食べました。 -
2011年7月3日、京都国立近代美術館。
没後100年「青木繁展」。
28歳の若さで夭折した天才画家の、最初で最後の大回顧展です。 -
「いつかの展覧会に青木と云う人が海の底に立っている背の高い女を画いた。代助は多くの出品のうちで、あれ丈が好い気持に出来ていると思った。・・・」
夏目漱石の小説『それから』の一節です。この「青木と云う人」こそが、当時、天才画家として名前を上げていた青木繁なのです。 -
岡崎からそのまま祇園まで歩く道すがら。
古川町商店街の外れにある「喫茶feカフェっさ」で遅めのランチ。 -
奥さんは、お肉の美味しさいっぱいのミートソーススパゲティ。
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僕はハヤシライス。
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そしてアイスコーヒー。
滅多に注文しないアイスコーヒーですが、文句なしに美味しかった。
とてもナチュラルな味というか、喉にすっと馴染む味。 -
2011年10月15日、京都国立博物館。
珠玉の永青文庫コレクション「細川家の至宝」展。
肥後熊本藩の大名・細川家の所蔵する珠玉の名品の中から国宝8点、重要文化財28点が出展。
注目は、国宝時雨螺鈿鞍、国宝太刀豊後国行平、細川幽斎の茶道具、菱田春草の「落葉」。 -
先斗町にある抹茶庵「やまぎし」で甘味休憩。
観光地使いの都路里に対して、地元使いの甘味処。 -
もちもち白玉がたっぷり入った、白玉あんみつ寒天。
あんこの甘さに癒されます。 -
メニューを見て急に食べたくなった、いそべ焼き。
餅と醤油と海苔。永遠のマリアージュ。 -
2012年7月7日、奈良国立博物館。
古事記撰録一三〇〇年「古事記の歩んできた道」。 -
和銅5年(712年)に古事記が撰上されてから、今年がちょうど1300年。
日本の建国の由来と推古までの歴代天皇を記した書物です。
現存最古の写本「古事記真福寺本」のほか、数々の古事記が出品。 -
珍しくもないけど、一番可愛い季節なので。
カメラ目線してくれたし。 -
2012年8月26日、京都国立博物館。
古事記一三〇〇年出雲大社遷宮「大出雲展」。 -
主な展示品は、古事記、日本書紀、播磨国風土記、荒神谷遺跡出土の銅剣や銅鐸(いずれも国宝)。
日本の国の成り立ちの中で、最も重要でミステリアスなものの一つ、出雲大社。
平成25年は遷宮の年でもあるので、出雲に旅をするとしようか。 -
晩ごはんは、三条の京都市役所近くの欧風料理「NORMANDIE(ノルマンディ)」。
イタリアンありフレンチありワインありの、お洒落で使い勝手のよいお店。
運よく予約せずにカウンターに座れましたが、すぐにお店は一杯になったので、次に行くときは予約は必須かもしれません。
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