2010/12/15 - 2011/01/01
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ヌールッディーンさん
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インド北部の4都市(デリー、アーグラー、カジュラーホー、バナーラス)を周遊してきた時に見てきたものを建築を中心に紹介してみます。
アーグラーではタージ・マハルに次いでポピュラーな観光名所であるアーグラー城(Agra fort)にも行ってきました。
アーグラー観光の時間配分についてですが、私の場合は次のような感じでした。早朝から午前中(11時頃)まで3時間ほどタージ・マハルを見た後、リキシャーでイティマド・ウッダウラー廟に行き、12時から13時頃まで見学(普通の人なら30分くらいで見終わるかも?)し、再度リキシャーでジャマーマスジドへ行き、そこから徒歩10~15分ほどで14時過ぎにはアーグラー城に到着し、夕方までに見終えることができました。これからアーグラー観光を考えている方の時間配分の参考になればと思います。
この写真は入口の門であるアマル・スィン門です。
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アマル・スィン門をくぐって次の城壁になると、壁の下部が青いタイルで装飾されていました。
アーグラー城は今でもインドの軍の施設として使用されており、観光客には一部しか公開されていませんが、公開されている箇所を見た限りでは、その装飾の多さなどから城とか要塞というよりも宮殿と呼ぶ方が適切なのではないかという感じがしました。 -
ジャハーンギール宮殿。
アーグラー城はもともとラージプートの有力な一族であるチャウハーンの城砦だったところで、1505年の大地震で大破していたものをアクバルが1565年から1573年にかけて強大な城砦として再造営したものです。その1世紀後にアウラングゼーブが外郭を造って濠をめぐらせて概ね現在の状態となったのですが、内部の宮殿はこのアクバルが造営したこのジャハーンギール宮殿を除けば、大部分がシャー・ジャハーン帝の造営によるものです。
この建物は他の建造物よりも少し古くアクバル帝によるもので、ヒンドゥーとイスラームの融合を目指したもので後のファテープル・スィークリーに繋がるものであるとされています。 -
細かな装飾が施された柱の上部。開口部の上部にリンテルがある梁-柱構造やその周辺の形などはヒンドゥ教寺院などで見たものと似ており、インドの伝統的なスタイルに基づいてデザインされているようです。
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石造の大規模建造物でこのような天井の支え方をしているのは珍しいのではないかと思います。
インドでは昔は建物は木造で建てられていたため、石造建築が建てられるようになってもその技術の名残が見られると言われますが、これもそうしたものの一つなのでしょうか? -
アーグラー城内にはムサンマン・ブルジュという晩年のシャー・ジャハーンが幽閉されていた塔がありますが、その塔やその周辺からはこのようにタージ・マハルを望むことができます。
写真で撮ると小さいのですが、実際に肉眼で見るとタージ・マハルはもっと大きく見えるのが不思議です。 -
ディーワーネ・カース(貴賓謁見の間)だと思う…。
ぶっちゃけて言うと、アーグラー城内の建物は、中を歩いているとあまりに次々と連続して登場してくるので、どれがどの建物なのかよくわからなくなることがあります。
謁見の間がシンプルな矩形の建物であるのは、デリーのラール・キラーなどと同様でした。外観上はアーチが連続しているところの上に庇がついているのがインドの建築の特徴だと思います。 -
ゴールデン・パビリオン(だと思う)。
四隅の垂れ下がった「バンガルダール屋根」を戴くのが特徴的な建物。
ムガル帝国の時代には帝国の穀倉としてベンガル地方を征服して以来、ベンガルの民家の伝統的な造形を採り入れた建築が多く建てられましたが、これもその一つと言えます。 -
ディーワーネ・アーム(一般謁見の間)。
側面から見たところですが、建物が横長で奥行きはそれほど深くないので、横からアーチの連続する様子を見る方が美しかったです。
構造がシンプルなのはディーワーネ・カースと同様です。 -
ナギーナ・モスク。
宮廷の女官たちのための礼拝堂。小さいながらもそれなりの存在感を感じさせます。
アーグラー城内にはこのほかにも極小の王室礼拝堂であるミーナ・モスクと比較的大きな「真珠モスク(モーティ・マスジド)」があります。真珠モスクは白大理石で造られたムガル建築の珠玉の逸品とされていますが、どうやら非公開のようです。 -
ナギーナ・モスク。
外観は3つのドームを戴いていますが、内部は外観とは異なる構造になっています。
内部はキブラ壁に対して左右には3つのベイがあり、前後には2つのベイを持っています。中央の2つのベイの天井はバンガルダール屋根風の曲面天井になっていました。この写真でも一部が見えます。
左右の礼拝室の内部天井はドーム状になっており、普通のモスクとは天井の形の配置が逆なのが興味深いところです。
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