2010/12/22 - 2010/12/25
13812位(同エリア28300件中)
ニッキーさん
3日目は1日フリーで回ります。
台北101、中正記念堂、淡水など行ってみたい所はたくさんありましたが、折りしもちょうど台北では2010台北国際花博覧会を開催中です。花は大好き、せっかくのチャンスなので花博へ行くのもいいかと迷います。
初めての台湾なのに貴重な一日を使ってわざわざ花博へ行かなくてもいいという考え方もあるでしょう。逆に花博はこの時期にしかやっていないのだから他の所は次の機会にまわして花博優先にする考えもあります。
私たちはどうしよう?
ところでこの日の天気予報は雨。
雨降りでは台北101は展望が期待できないので今回は残念ながら諦めることにしました。飛行機から見えたすばらしい夜景で良しとすることにします。
朝はまだ降っていませんが、天気予報で「雨」というからには早い時間に降り始めるのでしょう。
どこへ行くか本当に迷いましたが、とにかく雨が降る前にやっぱり花博へ行ってみよう、後のことは行ってみてから考えようと、早めにホテルを出ました。
花博に関しては日本ではほとんど情報がなく困りました。台北ナビや旅々台北などのレポートを見たり、博覧会ホームページを見たりしましたが、いまひとつよくわかりませんでした。
花博覧会ホームページ
http://www.2010taipeiexpo.tw/MP_6.html
会場の地図もこのサイトで見られます。ただしPDFファイルですが。
少ない情報の中から事前に得た知識で、夢想館というパビリオンが人気だと聞いていました。
夢想館はデジタルアクション展示館。「観客はドリームブレスレットをつけて3D映像、万華鏡体験、昆虫になって花びらの迷宮、雲に乗る楽しさの映像アドベンチャーをする」と聞くといかにも楽しそう。
できれば私たちも入ってみたいと思っていました。
夢想館へは早めに行って予約票をゲットする必要があるとのことで、まず夢想館へ一番近い新生公園ゲート(G4入口)を目指します。
~*~*~*~*~*~*~
【旅のスケジュール】
1日目 成田から台北桃園国際空港へ
迎えのバスでミラマーガーデンホテルへ
<フリー>
林東芳(リントンファン)牛肉麺
遼寧街夜市へ
2日目 <バスツアー>
忠烈祠(ちゅうれつし)
故宮博物院
土産物店でショッピング
昼食:鼎泰豊(ディンタイフォン)にて小籠包など
九フン(キュウフン)
お茶セミナー
エバーリッチ免税店
夕食:欣葉(シンイエ)にて台湾料理
<フリー>
士林夜市
3日目 <1日フリー>
花博
淡水
再び花博
4日目 帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
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-
今回の花博は事前情報が少なくて困りましたが、調べる中で分かってきたのは、会場が台北市内の非常に便利な所に位置すること。
美術館や故事館など元からある施設をパビリオンとして組み込むなどかなりコストを抑えた博覧会であること。
パビリオンは展示方式のものが多く、映像アトラクション的ものはそんなに多くないことなどです。
パビリオンはおもしろそうなものだけに絞り、花壇など屋外の展示を中心に見るのが良さそうです。
写真は朝ごはん。今朝は昨日のごちそうのせいでまだ食欲がありません。私はお粥とお味噌汁と冷奴にしておきました。
妹はちゃんとオムレツやらピータンやら普通に食べています。 -
14のパビリオンの中には事前に予約券をもらっておかなければならないものがあります。
予約券が必要なのは有名人館、真相館、故事館、養生館、夢想館の5つです。
パビリオンの中でおもしろそうなのは真相館(3D映画で災害と復興を5段階のパノラマで描く)と夢想館。
この2つのパビリオンは人気もすごく、予約券も朝オープン早々に無くなると聞いていました。
両方は無理なので私たちは夢想館に絞って予約券ゲットを目指すことにしました。
ホテルからタクシーで新生公園入口へ直行します。 -
午前8時半。
入場券を持っていない私たちはまず入場券を買わねばなりません。
入場券を買う列に並びます。
列の最後尾を示すプラカード。
開場は9時です。 -
列に並ぶ時は前後にすきまを空けず、かなり詰めて並ぶようです。
後ろのおばさん、体に触れてぎゅうぎゅう詰めて来ます。
それが台湾の並び方なのかおばさんの特徴なのか。
割り込んだりする人はいません。
みな、きちんとルールを守って並んでいます。 -
雨が降るどころか日傘を差す人がいるぐらいのお天気です。
-
9時、入口のゲートが開いて入場が始まりました。
私たちは30分並んで9時過ぎ、ようやくチケット売り場まで進んで来ました。一般窓口以外に外国語専用窓口があったので、そちらで夢想館の予約券のことを聞いてみることにしました。
写真の左から二番目、外語服務窓口(English Service)という所です。
日本語はダメですが、英語が通じます。 -
夢想館の予約券のことを聞いてみると、残念ながらもう遅すぎますと言われました。
新生公園入口を入る前、向かって右手の紫色の建物で配布しているそうなのですが、朝7時半までに来ないと当日券は無理なのだそうです。
えーっ、そうなんだ。
11月に花博が始まった頃は入場してから中で配布していると聞いていましたが、今はやり方が変わってしまっているようです。
今から並べば明日の予約券がもらえますよと言ってくれましたが、明日は帰国日なのでどうしようもありません。
ちょっと残念ですが、これは情報を知らないとどうしようもありません。 -
購入した花博のチケット1日券(全票)。300元です。
午後1時以降の入場券(下後票)は200元、午後5時以降の入場券(星光票)は150元になります。
しっかりしたICカードになっていて、このまま記念にもらえます。 -
ゲートを入った所に会場案内のパンフレットが置いてあります。
日本語のもありますから、必ず手に入れてください。 -
裏面が会場の地図になっています。
広い会場、これがないとどこへも動けません。
本当は事前にこの地図が手に入っていると計画も立てやすいと思いました。
駅などで置いてあるという話も聞きましたが、自分で確かめていないのでよくわかりません。 -
さて、新生公園入口を入ってまずやって来たのは「迷宮花園」。
妹が迷路大好き人間なんです。推理小説も迷路ものが好き。
真ん中に背の低い子供用の迷路があり、その四方に背の高いベンジャミンの迷路があります。5つの迷路で八卦図を成しているそうです。
私たちはそんなこともお構い無しにやみくもに迷路をぐるぐる回りましたが、後できちんと説明を読んでみるとそれぞれの迷路の中心にたどりついて都会、花、鳥、怪獣、蟻の模様を見つけるのがゴールなのだそうです。 -
上から見てみるとこんな風になっています。
樹木の迷路と言えばハリー・ポッターに出てくる襲って来る迷路や、映画「ラビリンス、魔王の迷宮」の生きている迷宮を思い出しますが、ここの迷路は明るくてすきまも結構あり、抜けられないような難しい迷路ではありません。 -
松山飛行場が近いので頭上低い所を飛行機が飛びます。
私たちはその度にもの珍しくておもしろくて大騒ぎ。
でも台湾の人たちは慣れているのか素知らぬ顔。
誰も上も見上げたり写真を撮ったりはしません。 -
ベンジャミンの高さは130cmぐらい。大人は頭が出るので少々物足りない。
子供には楽しいと思います。
子供たちが歓声を上げながら走り回っていました。
もっとも「迷路の中では走らないでください」と書いてあるのですが。 -
子供用の迷路。
-
隣の美術館エリアへ行ってみます。
各エリアを無料シャトルバスが運行していますが、そのバス乗り場へ行くのが遠いので、隣のエリアへなら歩いた方が速いです。 -
新生公園エリアと美術館エリアを結ぶ花のトンネル。
この日は学校から団体で来ている子供たちが多かったです。
小学生、中学生、高校生。
みなお揃いのユニフォームを着ています。 -
会場内は要所要所にこのような道しるべが立っています。
その他いたる所に花博のベストを着た案内係の人が立っています。
基本的には地図を見せて英語と指差し会話ですが、皆さんとても親切なので、困ったらすぐに聞くといいと思います。 -
美術館エリアのメインの見ものは世界庭園とチョウ館での公演です。
世界庭園エリアではいくつかの国が屋外庭園を出しています。
ここは韓国の庭「チャングム・ガーデン」です。
素朴な人形。
これが韓国らしい庭なのか、特徴がよくわかりません。 -
ベトナムの庭
-
イチオシ
ベトナムの庭。
池があってとてもきれい。
私が一番気に入った庭です。 -
イチオシ
タイの庭。
ヤシの木が南国のムードを出し皇帝が乗る手漕ぎの船と木を刈り込んだトピアリーの象がしつらえられていて、力を入れて作った庭だとわかります。
ここは絶好の撮影ポイントで皆が写真を撮っています。 -
日本はどうかと行ってみると・・・
日本の庭1「白砂と青松の遠州の庭」
庭の向こうに見えている白とグレーの建物は隣に建つチョウ館です。
日本の庭。
ちょっと微妙ですよね。
人気がないのか誰もいません。
えっ、これだけ?
と思ったら隣にもう一つありました。 -
日本の庭2「龍の庭」
こちらは見学者が次々に訪れていました。
竜安寺の石庭をイメージしたものなのでしょう。
一応日本人がデザインしたらしいのですが・・・ -
なんか白砂のラインが雑なような・・・
うーん、微妙。 -
つくばいも竹の筒から水がしたたるのではなく、下からぼこぼこ湧き出しています。
ちょっと変です。
間違い探し、あなたはいくつ発見できるでしょうか? -
うーん。
なんか変だぞ。
仏の顔が彫られた庭木があったり、ちょっと日本じゃないみたいです。 -
このアングルだけは日本に見えます。
-
日本の庭3
なんじゃこりゃ?
どこが日本?
エコ技術を使った庭をアピールしているらしいんですけど。 -
よくわかりません。
どこがエコなのか。
どこが日本の庭なのか。 -
ベトナムやタイの庭に比べてどうも見劣りがするような。
うーん。 -
日本の庭、微妙でした。
また、大きな音を立てて飛行機が低く飛びます。
うわぁ、すごいすごい。 -
ブータンの庭。
-
マニ車(まにぐるま)
一回転させるとお経を一回唱えたと同じご利益があるそうです。 -
アメリカの庭
サボテンの庭 -
インドネシアの庭「エコ・バリ風ガーデン」
優雅なリゾートの雰囲気がすてき。 -
インドネシア
この一画、いろいろな色のランの花がトンネルのようになっていてきれいでした。 -
インドネシア
-
台湾
台湾の庭は竹を使って表現しています。 -
台湾のバンブー・トンネル
-
台湾のバンブー・ドーム。
てっぺんの穴から光が入って竹籠のようなバンブー・ドームに不思議な模様を作っています。 -
アメリカの庭2
向こうに見える屋根はアロマ館(記念品ショップ)です。
写真はありませんが、オランダの庭は植物を差し込んだグリーンの壁とチューリップ畑の写真を貼ったパネルでした。本物のチューリップの花壇だったらいいのにと思いましたが、パネルでがっかり。 -
向こうに見えるのはマレーシアの庭
世界庭園、微妙です。
力を入れた国と入れてない国の差があるようで複雑な思いになりました。
国がやっているのではなく、個人が出展しているのでしょうか?
国際花の博覧会なのですから、ベトナムやタイのようにレベルの高い庭を出展すればいいのにと思ったのは私たちだけでしょうか?
いろいろ突っ込みどころはありましたが、そう言いながらも私たち、世界の庭を結構楽しみました。写真を撮るには絶好の背景になると思いますよ。 -
ここは蝶のさなぎのような形をした半オープン・シアターのチョウ館です。
最大1200名が収容できるとのこと。
この時期、毎日14時半、16時半、19時の3回、「百合の恋」という舞台をやっていました。 -
舞台には「百合の恋」のセットがしつらえられています。
どれぐらい前から列に並べばいいのか、係の人に聞いてみました。
すると2時間前に来ればよいでしょうとの答え。
うー、2時間前かぁ。
「30分前じゃだめですかね?」と聞いてみたら「人気があって大勢の人が来ますからね」ということでした。
ぜひ見てみたかったのですが、2時間待ちじゃどうするか。
とりあえず後で考えることにしました。 -
向こうに150万本のPETボトルを利用して作った流行館が見えます。
次に赤い歩道橋を渡って圓山公園エリアに行ってみることにしましょう。 -
圓山公園エリアに入ったとたん広がる花の海風景。
広い広い赤と白の花の海です。赤はポインセチアとベゴニア。
白はナデシコかな?
この花壇は花の海というにふさわしい大きさです。
一面の花壇は本当にみごとです。
写真を撮った場所が赤ばかりの所だったので真っ赤になってしまいました。 -
ポインセチアとベゴニア、同じ赤でもわずかに色が違います。特にポインセチアの赤と緑の葉のコントラストはみごとです。
2月からは白と黄色のスイセンの海になるらしいです。 -
上海庭園。
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上海庭園のハスと睡蓮の池。
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艶やかなカンナ
カンナは日本では夏の花ですが、台湾では12月でも咲くのですね。 -
花に黄色の縁取りがある品種です。
-
造形花垣エリア。
色とりどりの色の組み合わせを見せるペチュニア、インパチェンス、ベゴニアの花垣。
ここ、とてもきれいでした。
皆がこの花垣を背景に写真を撮ります。 -
イチオシ
紫と黄色のペチュニアのグラデーション
どこを背景に写真を撮るかで雰囲気が変わります。 -
黄色いベゴニア
造形花垣エリアは夜はライトアップされますが、やはり昼間日の光の下で見るのがきれいです。
ここでは色彩のグラデーションをゆっくり楽しみました。 -
流行館や美の競艶館はあきれるぐらい大勢の人が並んでいました。
並んで待つのも時間がもったいないように思えたので、一旦花博会場を出て淡水へ行ってみることにしました。
夕方またここへ帰って来て元気があればチョウ館の演劇「百合の花」に並ぼうと思います。
圓山公園ゲートから一旦外に出ます。出る時に手を出すと手の甲にスタンプを押してくれます。すると本日中なら再入場できるのです。多くの人がスタンプを押してもらっていました。
台湾の旗が翻るここ、圓山公園ゲートは花博会場の正面玄関とも言えるでしょう。ここも絶好の記念撮影ポイント、はずせませんよ。 -
圓山公園ゲートはMRT淡水線圓山駅に直結しています。
ここでトークンを買って終点、淡水まで行きます。
運賃は45元(約130円)。 -
ここでついに天気予報どおり雨が降り始めました(涙)。
午前中、お天気の中、花博のきれいなお庭を見て回れたのでラッキーだったと考えたいと思います。
淡水は私が九フンと並んで行ってみたかった所です。
雨では景色も霞んでしまうのでしょうね。
残念ですが、ここまで来たら引き下がれません。
どんな所なのか見届けて来たいと思います。
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