2010/06/05 - 2010/06/09
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utamiumiuさん
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ここクヴェドリンブルクでクムスタさんと待ち合わせするまでしばし一人ぼっちになりました。
一日あればくまなく周れてしまうような小さな町ですが歴史は古く波乱に満ちています。
9世紀初頭、ザクセン族の首長ハインリッヒによって「ドイツ王国」と定められたそうです。
当時ザクセン族はローマからは蛮族と見下されていたようです。クヴェドリンブルクはハインリヒの息子で神聖ローマ帝国初代皇帝のオットー1世が父が基礎を築いた城をさらに拡張し、帝国の宮殿としての機能を持たせそうです。
そしてドイツで初めての貴族の子女のための女子修道院も造られました。
が、これはナポレオンによって破壊されました。
そしてその「ドイツ発祥の地」であることでナチスの親衛隊指導者ヒムラーにプロパガンダとして利用されるという大きな迷惑をこうむっています。
戦後は旧東ドイツになりましたが、あまりに不便な場所であったためか社会主義的建造物で町を破壊されずに済みました。
ついこの前ベルリンの壁が崩れてからこの地が見直され始めて1994年に世界遺産に登録されました。
街の修復はまだ発展途上というところでしょう。
先に同じハルツの地方ではヴェルニゲローデのほうがきれいに整備され観光客もたくさん来るようになりました。
数年先にはこの静かで素朴なクヴェドリンブルクも賑やかな観光地としての世界遺産になるのかな?
小さな町ですがとても良いところで心行くまでほっつき歩きができました。
詳しくはこちらをどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
表紙の写真はかわいらしいクヴェドリンブルクの旧駅舎
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ヴィッテンベルクで途中下車するつもりで乗った列車はなんだかよくわからない路線を通りbuchen(uの上にウムラウトありビュッヘンと読むのかな?)マクデブルクで乗り換え、ハルブシュタッドで乗り換えました。
結局ウィッテンベルクで途中下車する気力失せ写真だけ〜
列車は遅れもなくスムースに来たので予定どおりの時刻にクヴェドリンブルクに着きました。 -
マクデブルクでHEXという列車に乗ります。
このあたりは魔女の地なのでドイツ語の魔女の意味でヘクセからとってるんだ「さすが〜」と思ったのですがヘッセンエクスプレスの略だそうです。 -
夕闇のなかに浮かぶクヴェドリンブルクの駅舎
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ニコライ教会広場。
正面は由緒あるホテル。
ですがわたしは宿泊しませんでした。
値段的にもっと安いのが見つかったので。
このホテルのななめ向かいです。 -
私の泊まったペンツィオン。赤い帯の見えるところです。
ザンクト ニコライ
素泊まり35ユーロ。部屋広く清潔。キッチンもついていました。
朝食をつけるとプラス7ユーロです。
5泊しました。 -
ベッドはセミダブル。
広々とした部屋。
シャワーのみでしたがバスルームも広かったです。 -
キッチンスペースも十分広い
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かなり気に入ったのでしつこく載せます。
私の部屋は中庭に面してい螺旋階段を上った2階でした。
エレベーター、リフトなどはありませんので自力で荷物を上げなければなりません。
私は気になりませんでした。
あと入口のドアがガラス張りなので夜電気をつけると中が丸見えになりすのでカーテンを引くことをお忘れなく。 -
駅を背にして橋を渡り、左手に公園をみながらザンクトニコライ広場へ向かいます。
お天気もいいしお散歩日和です。 -
駅からまっすぐ続くバーンホフ通り
まあるい等のある建物を背に似て右へ行くとニコライ広場。私の宿泊しているペンツィオンのあるところです。
左へいくと市庁舎のある旧市街ラートハウスマルクトへつづきます。 -
ニコライ広場の木組みの家々
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後ろに見える塔はニコライ教会の塔です。
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ニコライ広場から旧市街へ向かいます。
広場をつきあたったら左へどんどん歩きます。
写真右の立派な建物は新宮だったところですが今はホテルになっていました。
左側はレストランです。 -
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こんな路地や・・・
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こんな路地を眺めながら・・・
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市庁舎前広場に到着。
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クヴェドリンブルクの市庁舎です。世界遺産ですがちゃんと今でも市庁舎として機能してます。
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市庁舎前広場のカフェやホテル。
観光客はどうもこちら側にメインで宿泊するようです。
お値段も高かったです。
金曜日の午後でさすがに賑わっています。 -
絵葉書、およびガイドブックのアングルで。
賑わっているといってもこんなものですごい歴史を持っているにもかかわらず静かな町です。 -
唯一といっていいくらい観光客の姿が見られたお土産屋さんストリート。
外国人はほとんどいませんでした。
観光客のほとんどがドイツ語を話していたのでドイツ各地からの観光でしょう。
アジア顔は私一人。
けっこうもの珍しそうに見られました。 -
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修復中の木組みの家。
こうやって何百年も人々は住み続けるんですね。
ぱっと見ると直してるんだか壊してるんだか分かりません。 -
修復が終わって綺麗になった木組みの家
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世界一古い木組みの家(このフレーズドイツ各地で見るんですが)博物館が午後5時過ぎでも開いていたので入ってみることにしました。
右手の木組と土壁は古い時代のものだそうです。
何となく日本の古い農家の造りと似ていて懐かしい気がします。 -
中は普通の民家サイズ。
全体の感じはこんな感じと模型が入口付近に飾られていました。
暇そうなドイツおばちゃん二人がだべりながら切符を売ってくれました。
夏は日曜日も開館してます。 -
天井も間口も思い切り低いです。
身長158センチ弱の私でも頭がぶつかりそうになります。
床は思い切り傾いて凸凹しています。
窓は小さく厳冬のドイツの気候に備えているのですね。 -
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さて市庁舎広場んに戻り少々早めの晩御飯。
メニューは全部ドイツ語。うーーーーん私が読めたのはのはかろうじてシュニッツェルという単語のみ。
ウエイトレスさんがにこにこ顔でやってきて「英語で説明しましょうか?」と言ってくれた時は天の助けでした。
で「シュニッツェルにエッグのサニーサイド付でサラダもついてるわよ。お勧めです」という説明で注文したのがコレ。
すごいボリュームでしたが美味しかった。
目玉焼きごとカツを切ると、とろ〜りと黄身がカツのうえにかかり美味でした。
また食べてみたい一品です。 -
夕食後、腹ごなしにまた駅までテクテク歩いてみました。
六時を過ぎると博物館はもとよりお土産屋さんもしまってしまう昔ながらのドイツがまだここにはあります。
日はサンサンと輝いてるし散歩するしか能のない私。
駅までいくと・・・・レレレ?
なにやら蒸気機関車らしき音が・・・
近づいていくとオオオオオ!
蒸気機関車です。
しかもここはハルツ地方だから魔女系モハか?!(^^)! -
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なかなか可愛い。
時刻表を見ると、もう終電?は終わって車庫に入るらしい。
横にいたドイツ人おじさんのドイツ語の単語を耳で拾ってつなぎ合わせた結果、車庫はターレにあって今からターレまで行くという。
そのおじさん運転手に何やら頼み込んでた。
そして、了解を得たらしくこの後この列車に乗って行っちゃった。
只で!
動画はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=V4Xqmj9piL8 -
交渉してたおじさん。
お兄さんかしら? -
笑えたのはコレ。
機関車の車体の横にドクロマーク!
「VORSICHT」「注意」
[kein trinkwasser]「飲み水ではありません」
ジョークなのか本気なのか分からないが汽車ぽっぽのお水飲む人はいないだろうなぁ。
日本の蒸気機関車にも書いてあるんだろうか? -
ちがった道を通ってホテルに戻ります。
でも・・実は迷子になってます。 -
あ、突然市庁舎広場にでました。
ここで迷子終了。
しかし・・・だれもいない・・・・
ラートハウスのライトアップを撮ろうかなぁとも思ったのですが・・
あまりに誰もいないのでちょっと心細くなりすごすごホテルへ引き上げました。
だってこの明るさで午後9時過ぎてます。
ライトアップまでまだ一時間以上。
一人ポツネンといるのもなぁ〜〜 -
カフェすら店じまいです。
お茶しながら日没をまつこともできない。 -
帰りがてら・・・
市庁舎横に立っている騎士ローラント。
ローラントとはいかなる人か・・
1426年頃建造された ハンザ都市の守護神だそうです。
当市がハンザ同盟に加盟した年に造られたという。
ローランドは、九世紀始めに現在のヨーロッパの基盤となるフランク王国を築いたカール大帝の忠臣で数々の武勲で知られる中世の名騎士であったといわれる。このローランドは、数々の戦役、逆行を乗り越えたと言うことから、北ドイツでは自由の使者とされ、北ドイツ各地に多くのローランド像が現在も立っている。
帯広にも建ってます。
http://www.nihonzoukei.co.jp/works_01_d4.html -
市庁舎の正面扉
立派です。 -
ライトアップの写真を諦めてスゴスゴかえってきた私の宿泊場所。ペンツィオンニコライ。
中庭のこの螺旋階段をあがって明かりの点いている真ん中の扉の部屋が私の部屋です。
この日は上の階も下の階も誰もいませんでした。
レストランは営業してたので中庭でカプチーノを注文してきょうは寝ることに。 -
でもやっぱり夜のたたずまいを撮りたくてシャワーのあとジャージに着替えてちょっとだけ。
ニコライ広場を撮りました。
宵闇に浮かぶペンツィオン。 -
ペンツィオンの入口
レールの跡があるところをみるとその昔はトロッコで何かを運び入れていたのでしょう。
入口には石炭トロッコがオブジェとして飾られていました。 -
街灯に浮かぶ寝静まった街。
と言ってもまだ午後11時なんですけどね。
東京じゃ宵の口です。
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