中欧の旅　（１） 戦争を風化させない街　ベルリン　ポツダム

2008/04/22 - 2008/05/01

　今度の旅行は何処にする。
　始めて行く所で、どこか歴史を感じる所がいい。
　しかも遺跡ではなく、現在も人の生活が続いている都会がいい。
という事で、今回の旅　”中欧の旅”が決まりました。
　行程は以下の通りです。
第１日　成田〜ベルリン　　　　　　　　　　ベルリン泊
第２日　ベルリン〜ポツダム　　　　　　　　ベルリン泊
第３日　ベルリン〜マイセン〜ドレスデン〜プラハ　プラハ泊
第４日　プラハ　　　　　　　　　　　　　　　　　プラハ泊
第５日　プラハ〜チェスキー・クルムロフ　　チェスキー・クルムロフ泊
第６日　ﾁｪｽｷｰ･ｸﾙﾑﾛﾌ〜プラチスラバ 　　プラチスラバ泊
第７日　プラチスラバ〜ブタペスト　　　　　ブタペスト泊
第８日　ブタペスト　　　　　　　　　　　　　　ブタペスト泊
第９日　ブタペスト　　　　　　　　　　　　　　機中泊
第１０日成田着　　　

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

４月２３日　（水）　晴　 　
　ベルリン観光は、ベルリンの壁から始まります。
この壁は、西ベルリンを囲んで１６０ｋｍ在りました。
　壁はほとんど撤去されましたが、ここは当時のまま残されています。
こちら側が東側（？）、壁の前は用水堀になっています。
向こう側は、ちょっとした空き地です、壁が残されている事から見てベルリンの外れではないでしょうか。
期待していた落書きは有りません、何かで削り取った痕があります。
　しかしこの壁を越えようとして、何百人の人が命を落した事を考えると感無量です。　

　壁の在った跡には、鉄の板が嵌め込められ、そこには１９６１〜１９８９と壁の存在した期間が記されています。

　ブランデンブルク門
東西分断の象徴でした。　当時はこの門をくぐる事は出来ませんでした。
今日は門の前でデモをしています。

　門の上の勝利の女神像です。
最初の写真では、顔が隠れてしまったので、改めてアップします。
　

　ここも東西分断の象徴、国境検問所　チェックポイントチャーリー。
フリードリッヒ通りの外れにあり、そのままの状態で残されています。
　冷戦時には、ここで米ソの戦車がにらみ合いました。

　虐殺されたヨーロッパのユダヤ人の為の記念碑
２７１１個の棺が並んでいます。
何故２７１１個なのかは知りません。
地下に資料室が有ります。
　戦争を知らない子供達が、かくれんぼをして遊んでいます。

　戦争記念碑　カイザーウイルヘルム教会
戦災当時のまま残っています。
後ろに建つ細長い建物が新教会です。

　新教会の中に入ります。
超近代的に出来ています。

祭壇に供えられたローソクです。

　博物館島に来ました。
これはベルリン大聖堂。
圧倒的な存在感です。

　ベルガモン博物館に入りました。
イヤホーンガイドを借して呉れます。
　ゼウスの大祭壇です。

　浮き彫りの一つ一つも繊細です。
観客も石段に腰掛けて見詰めています。
　これが紀元前に造られたとは、とても信じられません。

　大きな石の彫刻も有ります。
門の前に建っていたのでしょう。

イシュタルの女神を象徴するライオン

モザイクの床

イシュタルの門に続く側壁

　ポツダムに来ました。
ツェツィーリエンホーフ宮殿です。　世界遺産に登録されています。
　ここに１９４５年、米英ソの３ヶ国首脳が集まり、日本の戦後処理が話し合われました、日本はこれを受け入れて、戦争が終了したのです。

　会談の場所は、この建物の１階部分です。
内部は残念ながら撮影禁止です。
　会談の時に、誰が先に部屋に入るか決着できず、３人が３方のドアから同時に入室したそうです。

屋上の煙突です。

裏庭に廻って見ました、花の咲いた木が有ります。
昭和２０年にも咲いていたのでしょうか。

　同じポツダムのサンスウシー宮殿です。
１７４７年にフリードリッヒ２世が夏の宮殿として建てました。
　庭の散策だけで疲れるそうですが、今回は新宮殿には行きません。

外壁の飾りです。

　フリードリッヒ大王のお墓です。
ドイツ人の主食であるジャガイモをドイツにもたらした人として、墓にはジャガイモが供えてあります。
　愛犬のお墓もありました。
夕方になったので、ベルリンに戻ります。