2010/08/09 - 2010/08/15
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wonwonさん
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毎日、市内を彷徨い、やっと美術館4カ所制覇(充分ではありませんが)
きょうも最低2カ所を予定、それだけに飽きたらずライブハウスも覗いてみたい、パッサージュって?と言うやりたい放題。
国内でボーっとしてる毎日に比べ10倍くらい脳が複雑な動きをしてます。
最後まで頭が爆発しないように祈りつつオイラの旅は続きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
毎朝、暗いうちにお目覚めです。コーヒー飲んで朝食はスーツケースの隙間を埋めてた マルちゃん緑のたぬき 味の素の紅鮭がゆ(レトルトパック)です。いつか食べなきゃ持ち帰るのもなんだし、フランス人にプレゼントしても???だろうからオイラがいただきます。
ベランダに出て見上げると上の階が見える。おいらの部屋が6階だから7階建てと言うことになります。
廊下や隣室らしき方向から話し声が聞こえることもあるけど、うるさいと言うほどではない。誰かいるんだー位の感覚です。 -
8:40やや疲れ気味で出発。サンチェの駅前商店街です。ネクタイ締めたサラリーマン風の人達は足早に駅に向かう。こんな所は平日の横浜の駅前あたりと変わらない。
オイラだけフラフラと歩いてる。今朝も気付いたらホテル前の歩道が濡れてた、早朝少しだけ雨が降ったようですが、すでに雨上がり、乾いた道になっている。
気持ちだけ地元の人のような気分でいつもの駅からオペラ駅に向かう。 -
昨日JCBプラザで教えたてもらった両替屋で両替です。レート表が表示してあるけど高額じゃないし比較して歩くのも時間の無駄。窓口に数万円出すとレシートと一緒にユーロが出てくる。あたりまえすぎて面白くなかった。金額も確認しないでお財布に、一度両替してみたかっただけです。
両替屋の近くで変な店発見。カタカナでオペララーメンって書いてある。オペラ味のラーメンってどんな味なのかな?
なんか食べてみたくないです。 -
またメトロ9号線にのってイエナに向かいます。イエナの地下通路で壁に貼ってある地図みてたらオネーサンが近寄って来た。
たぶん観光案内でここにいるんでしょうけど、こんな怪しい東洋人にも声かけなきゃいけないなんて、因果な商売です。
英語がわかるんで どちらへいかれるんですか?
オイラ近代美術館行くけど今見つけた、ここでしょ? 指さすと
ニコッ いってらっしゃい。
笑顔がかわいいからナンパしようかと思ったけど、彼女は仕事中。
日本に来たらオイラが案内するよー って心のなかでつぶやいてお別れです。 -
立派な器材もった二人が三脚を動かしながら、なにやら怪しい相談?
レンズが向けられた方向を見ると、おおっ!なるほどエッフェル塔が誇らしげに勇姿を見せてる。ここもエッフェル塔の撮影スポットなんですね。
オイラも負けずに一枚。
撮影でも絵画でも構図決める、見つけるのも重要です。場合によっては作品のポイントの大半が構図次第なんてこともあるんですね。 -
ここが市立近代美術館の入り口ですが10時開館です。オイラ少し早く着きすぎたから階段に腰掛けてガイドブック確認したり、カメラ覗いたり、そのうちオープンするでしょう。入り口は小さいけど、内部は数年前にリニューアルしたそうで、明るくキレイ。
ルーブルやオルセー見ちゃうと、こぢんまり感じるけど日本国内の美術館と比較すれば大きいほうだと思います。
10時になったから、こんちわーです。 -
彫刻も多数展示してあり、明るく開放的な館内です。
オイラは館内案内図も確認しないんで同じ場所に戻ってしまったり、
後で気づいたんですがデュフィの 電気の精 見逃してしまった!
あんな大きな作品なぜ目にとまらなかったかナゾです。 -
20世紀の近代絵画といっても百年以上前の作品から始まるから表現方法は色々です。
もっと昔のサロンなどという展示会ではとてもお目にかかれないやりたい放題も通用する。
モディリアーニの作品はここにもあります。彼の絵画の世界にはデッサンと言う言葉ありません。それなのに人物が生き生きと語りかけるように見えるのは何故なんでしょうか。 -
パリで初めてお目にかかる(元)日本人画家の作品も展示されてます。エコール・ド・パリ時代のレオナール・フジタ!
世界中でいろんな人種の人々が別の人種の創作を観て影響しあう。
モディリアーニはアフリカのカリアティードに、フジタは西欧、日本画のミックス。マネ、ルノアール、モネほか多くの画家達は日本の浮世絵などの影響うけてる。
芸術に国境ありません。 -
当然のようにモーリス・ユトリロの作品も。
モンマルトル以外をモチーフにしたものもありますが、何年も前から憧れていたモンマルトルを明日、この足で踏みしめられると思うと格別の感慨もわいてきます。何故ユトリロの作品に惹かれ続けているのか明日謎が解明されるかもしれません。
ユトリロは早くからアル中に冒され、数奇な人生を送った人。
つらい、悲しい境遇が彼の創作感なら、なんと哀れなことでしょう。
ここも見逃せない作品が多い。パリは美術館の展示会?みたいに数多く美術館があるけど、ここも外せないスポットです。
昼前に退館してイエナ駅に戻ります。 -
次のテーマはポンピドゥーセンターの国立近代美術館なんですが、もう少し彷徨ってから、
レピュブリック駅で乗り換えてランビュトー駅下車が正道なんでしょうが昼食タイムだし徘徊好きなんでショセ・ダンタン ラ・フィエット駅(なんて長い駅名!)で下車、お食事処探します。このあたりならビストロ、カフェありそうと思ったけど、オイラがピンとくる店がない!仕方なしにスタバのお世話に。
テーブルのプリント柄は日本と同じ、こんな物を召しあがっちゃいました。
メトロ乗り継ぐの面倒になって、またタクシー。パリ市内は端から端までじゃなければ10ユーロ位なんで気安く使います。 -
ポンピドゥーセンターに行って!と お願いして乗ったタクシーですがセンターが見えてきたところで ここでイイ、降りるー オイラは気まぐれです。周りを歩いてみてから目的地に到着するのが好きみたいです。
外観はいろんな画像で何度も見てるけど改めて眺めても異様です。超近代的と一言で片づかない程異色な存在感があります。いつまでも眺めててもしかたないから、オイラ入場いたします。 -
アンリ・マティス
今年3月まで箱根ポーラ美術館でマティスとボナール展が開催されてたの思い出しました。オイラは箱根湯本で新年会あったんで翌日、車でポーラ美術館行ったの思い出しました。
マティスの柔らかな感触、好きです。 -
ジョルジュ・ルオー
ルオーの多くの作品はこれ筆で描いたの?と思うほど絵の具が厚く盛られてる。面白い表現方法で興味深いけど、一番嬉しいのは絵の具売ってた画材屋さんでしょう。 -
モディリアーニの作品
彫刻家を目指していた彼が肺結核に冒され、やむを得ず絵画の世界にはいったのがきっかけで、こんなすばらしい作品を残せたなんて神様もイタズラ好きです。
ピカソの青の時代の影響を受けたり、フジタやユトリロと交友関係にあったとか、どうでも良いような事なんですが実は影響受けたり与えたり作品の背景を辿るのも楽しい。 -
パブロ・ピカソ
もちろんキュビズムの双頭ブラックの作品も展示されてます。
ピカソ達のキュビズムも絵画世界に大きな変革もたらしたのは解るんですが、それ以前の青の時代も好き。
なぜか冷たさの中にホッとするもの感じます。
ピカソ美術館が休館中なのは残念です。 -
国立近代美術館からの眺め。ポンピドゥーセンターの4,5階なんでパリ市内が見渡せる。
これは眼下のセンターの広場。
遠くはエッフェル塔やサクレクール寺院も見渡せる。
パリって起伏が少ないんで少し高いところに登るといろいろ見渡せる。
今度来るときあったら、凱旋門やエッフェル塔も登ってみたいな。 -
イチオシ
広場に戻って見るとオープンスペースでライブやってる。大勢の人だかりで近づくのも面倒、後ろのほうでも音楽は楽しめます。
手ぶらだから地元のご夫婦でしょう、なんともイイカンジで楽しんでる。
アンタ、昔はアンタもこうしてギター弾いてたよね。かっこよくってさー。
おう、オレもあの頃はブイブイ言わしてたなー 何人の女を泣かせた事か、イテテテッ うそうそ、許してカーチャン。
なんて言ってるかもしれない。 -
いったんホテルに戻ろうとシャトレ駅に向かって歩いてるうちに気が変わった。サンドニに行くなら路線バスもある。調べるとセバストポール通りでサンドニ行きに乗れる!バスも乗ってみたい。
バス待ちの間にまた気が変わった。ガイドブックに色々パッサージュがあるって載ってたから、どんなトコ?途中で下車すればパッサージュ通ってホテルに戻れそう。また気が変わったけど一人旅は気ままです。
パッサージュ・デ・ケールがホテル近くだから気になってたけど、オイラに行け!ってことでしょう。 -
なんかお店が並んでるけど閑散としてる、ここもお盆休みかなー?
知ってますよーバカンスって言うんでしょ。
ここはパリ最古で最長のパッサージュって何かに書いてあった。
パッサージュってガラス屋根のついたアーケードを指すんだそうです。パッサージュ・デ・ケールのケールというのは地名の カイロ の事だそうですが、それ以上詳しい事はわかりません。
ここの住人たちは今ツアーでジャポンに旅行中、
東京タワー登ったり、箱根で温泉まんじゅう食べてる頃です。 -
イチオシ
これはアートでもポルノでもありません。この店はマネキンも売ってます。
このパッサージュは衣料品関係のお店に卸すものを中心に売ってる問屋街みたいなもんですね。
日本にだってカッパ橋道具街だとか、だいぶ変貌を遂げちゃったけど秋葉原電気街とかありますよ。
同じようなもんでしょ?
後で分かったことですがこの界隈はコールガールの街と言われてるらしい。
決して撮影しちゃいかん!と、ありました。オイラは運が良かったの? -
割と長目のパッサージュを不審者(オイラです)がキョロキョロしながら通り抜けると出口(オイラが出るから)です。出てみると、なんのことはないホテルのすぐ裏手でした。
徘徊もしてみるもんですねー。こんな結果が待っていました。
4時過ぎにホテルに戻って一休み。おっとそろそろ電話で夜の予約いれないと、
シャトレ駅の近くにサンセット・サンサイドってジャズライブハウスあるの調査済みです。ハロー!This is oira...電話してみるときれいな英語できれいな女性(うそつけ!)が返事くれます。さすがジャズ屋さん!オイラ一人で今日行きたいんだけどOK?何時頃いけばいい?
大丈夫よ、9時頃いらっしゃい。って簡単に予約できました。 -
1時間ほど仮眠してから再出発。サンドニ駅からシャトレ駅は乗り換えなしで10分かからない。
シャトレ駅の近く、このあたりもオイラの感覚がシンクロする場所です。こういう庶民的(オイラ、チャキチャキの庶民派です)な場所ってすごく居心地がいい。 -
でもなんかフランス人って、夕方前からグダグダ、ペチャクチャやりたい放題、飲みたい放題みたいな気がする。
一部の人だけ?
こんなアバウトな生活ならオイラも毎日してみたい。 -
東京、横浜界隈のライブハウスは時々覗いているんですが、もちろんパリでは初めて。
国内と同じようなスタイルなら、ライブハウスで美味しい物食べようなんて考えない方がいい。
演奏中は軽くつまむ物と喉を潤す飲み物ぐらいのつもりです。
サンセット・サンサイドの場所を確認してから腹ごしらえです。
たくさんビストロ、カフェ出てるから適当な店でこんな夕食。
7時近くにこんなセットで15.5ユーロでした。 -
だいぶ早くシャトレ駅についたけどウロウロが好きだから想定内です。
シャトレ町?は車両の乗り入れ規制してて、ウロウロがピッタリです。
なかなかの賑わいでサンチェより店も人も多い。ウロウロしてる割に目指す店が見つからない。何人かにサンセット・サンサイドって分かる?と、聞いても不明。何人目かにジャズ、、、?でヒット。言われたとおりに行くとル・デュック・デ・ロンパールってお店。ここもジャズライブハウスで近くなんですが閉店か休業日。教えてくれたオジサン、ジャズならあそこ!と思ったんでしょうがハズレです。またウロウロで、アッター!ここです。
昔はLPレコード(CDの大親分みたいな30センチ位のお皿)ってのがあって、その入れ物ジャケットとか言うんですが、その表を飾る写真、イラストなどがプリントしてある。
そのジャケットを飾る店を日本でも多く見かけますが、この店も一見ただのビストロ風ですがよく見るとジャケットがたくさん飾られてる。
音楽好きは ん、ただ者ではないな! と思うんです。
昼間はごく普通(パリでは)のビストロかレストラン、毎晩夜は店内がライブハウスに早変わりするみたいです。
9時前にオイラのご入場です。さすがアメリカがジャズ発祥の地ということもあって、どんどん英語が通じる。オイラのデタラメ英語でも充分分かってくれる。ワンドリンク付きで25ユーロ支払うと席に案内してくれます。
ホラ!やっぱり電話で話したのは かわいい女性じゃん。 -
案内してくれた席は中央あたりの通路側、目の前に座った若いカップルはアツアツで一言話すとチュッ、またチュッ、フレンチキスを繰り返す。ムカツクから杖でひっぱたいてやろうかと思いますが演奏始まるとおとなしくなる。よし!許す。こういう所は暗黙の了解があって演奏中は撮影不可、1曲終わるまでは静かに楽しむ。気に入ったら惜しみなく拍手を。万国共通みたいです。
ピアノ、ベース、ドラムスにボーカルがはいる。1曲目は確か(たぶん) 酒とバラの日々 オスカー・ピーターソントリオで有名なスタンダードナンバーから、
予想通り、来てよかった。オイラの心がほぐれていく。
すぐ後ろを振り返ると白髪の老夫婦。目が合うと笑顔返してくれる。
こんなムードも大好きです。 -
イチオシ
曲は英語で歌ってくれるけど、しゃべりはフランス語、オイラはサッパリ?です。
調子に乗ってビールおかわり(6ユーロ)してたら、目が回る、眠いーで5曲目あたりで退場。オイラには明日がある。(大人の選択です)
歩けなくない距離だけど10時過ぎだし近くでタクシー拾ってホテルまで、
すごく疲れたけど充実した日でした。 おやすみー
初パリ一人旅、彷徨いオヤジ 絵画の流れに身を任せ、、、、その6に続きます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- まいみさん 2010/10/23 08:01:27
- JAZZ CLUB !!
- こんにちは!
ジャズクラブ、イイですね!
外国でのライブって歓声も時にはブーイングも半端無くて面白いですね!
私は昨年のNY家族旅行で是非ともジャズクラブへ行きたかったのですが、家族が乗り気じゃなかったし、「親子3人でNYのジャズクラブ」を想像すると田舎者丸出しみたいな気がして諦めてしまいました。
ちょっと後悔しています。
他人からどう見えても家族の大切な思い出になったのにね。
で、パリでジャズクラブですが帰りのタクシーってすぐに見つかるもんなんですか?
オペラ界隈に泊まる予定なので歩いて帰れるクラブを探そうかな?なんてwonwonさんの記事を読んですっかり行く気になっています!
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