2010/09/11 - 2010/09/26
401位(同エリア952件中)
Ungsteinさん
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ローテンブルク(Rothenburg)は、ドイツのロマンチック街道(Romantishe Straße)の中でも中世の面影を残す町。人口1万1千人ほどの市で、城壁に囲まれた旧市街地は、南北1.2km、東西も1kmにも満たず、コンパクトに散策を楽しむことができます。
中世の面影を楽しむ方法として
①広場、教会、塔、城門など人の視線の位置から楽しむ
②鐘楼に上り、鐘楼から旧市街地の街並や民家の屋根、城壁の外を見下ろす方法
③城壁内を歩きながら旧市街の民家の屋根や小窓、城門や塔などを楽しむ
④城壁の外にあるタウバー渓谷に降りて、城壁の外から旧市街を見上げる
といった方法があります。
ローテンブルクは、このように多角的に街並を楽しむことができる街です。
また、中世の街でしか味わえない雰囲気のカフェ、ドイツの家庭料理、ワインが楽しめます。
さらには、クリスマスショップで土産品を買うという楽しみもあります。
1泊すれば、夜、夜警と夜景を楽しむことができます。
この街に1泊することにした理由は、上記のようないろいろな楽しみ方があるからです。
なお、この旅行記は『ドイツ・イタリアの旅01 -ドイツへ-0001』の続きです。⇒
☞http://4travel.jp/traveler/200803toeic775/album/10506891/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
いよいよローテンブルク市内。
重いバックパックを背負って駅から5〜6分程度歩いていくと、レーダー門(Röderturm)に。 -
こんな門番さんが出迎えてくれました。
-
レーダー門。
いかにもかっちり市街地を守っている感じ。 -
「あなたの本屋(Deine Buchhandlung)」さんの看板。
ドイツではこういった看板が多いですね。 -
さらに旧市街地の中心部へ進むと、レーダー門とマルクス塔が見えてきます。
-
旧市街地の中心部にあるマルクト広場(Marktplatz)。
写真正面は市庁舎。
右手には、ツーリストインフォメーションが入っている旧市参事会員酒場(Ratstrinkstube)。
今回、仕掛時計の人形を見るのを忘れました。
反省。 -
午前11時半ころでしたが、予約しておいた「Hotel-Gasthof Goldener Greifen」に気持ち良くチェックインさせてもらいました。
ホテルというよりは、ガストホフの雰囲気。
部屋は、レストランを通りぬけて階段を上がり、中庭の見える渡り廊下を通った別棟。
シャワーなどは問題なしで、テレビはなし。
小さな部屋でしたが、きれいで気持ちの落ち着く部屋でした。
写真は、部屋に続く階段。
アンチークな時計や写真が飾られていました。 -
レストランと部屋をつなぐ渡り廊下には、こんなゼラニュウムの花が飾られていました。
下には食堂のテラス。
食事ができます。 -
身軽になって、いざ市内観光。
まずはガストホフに隣接するマルクト広場へ。
市庁舎(Rathaus、写真右手の建物)の手前には、ゲオルグ噴水(Georgs burnnen)。
ローテンブルクは丘陵地という条件から水の供給が市民にとっては死活問題だったとのこと。
飲料水としてだけではなく、消火貯水池としても機能していたようです。
旧市街地には40箇所以上の噴水が設置されていたとパンフレットには書いていました。 -
この噴水、飲用水として人間だけではなく、鳩の飲用水でもあるようです。
この鳩も噴水の水を飲んでいました。 -
市庁舎の鐘楼(Glockenturm)へ登ることに。
学生時代に一度上っているはずなのに、鐘楼の入口がわからずウロチョロ。
ようやく入口を見つけて市庁舎のらせん階段を上って屋根裏へ。
屋根裏に入ると記憶がよみがえりました。
この鐘楼は独自の土台をもたずに、切妻の上に乗せられているに過ぎないそうです。
それで屋根裏から塔に上る階段がつながっています。
鐘楼の上に行くと、おじさんが切符売り。
大人一名2.00ユーロ。
眺めには感動。城壁(Mauer)もわかる。 -
城壁外のタウバー渓谷、二重橋も見えます。
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城外の木々も少しずつ紅葉しています。
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手前にはマルクト広場。
私の宿泊するホテルも見えます。
むこうには城壁の塔。 -
晴れているせいもあるのだろうが、きれいなローテンブルクの街並み、統一された色でシャープな形の屋根がきれい。
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ある程度の整然とした形や色が美しさを生み出すのだろう。
屋根の形も整然しすぎても、雑然としてもいけない。
あるいは、長い時間をかけて作られた生活スケールの屋根、道、広場が、生活のリズムに合わせるように配置されているのが心地よく感じる。
満足、満足。 -
鐘楼から降りる。
街かどの壁には、シャボン玉を噴き出す人形が。 -
こんな看板も。
-
そろそろお昼。
昼食はサンドイッチを買って、屋外で食べることにする。
大学生時代の旅のスタイルを踏襲。
サンドイッチ、コーヒーをテイクアウト。
城壁の脇道を降りて、城壁とタウバー側に挟まれたブドウ畑を望める遊歩道へ。
そこの木陰のベンチでお昼にしました。
ベンチの脇に飲み水(Trinkwasser)と表示のある湧水。
わき水だけに、わきを見ずに飲んでみる^^;
やはりヨーロッパ特有の硬水の味。
目の前のブドウ畑のブドウは、黒ブドウで粒が小粒。
なんという品種であろうか。
トロリンガー(Trollinger)、シュペートブルグンダー(Spätburgundar)、ポルトギーザー(Portugieser)??
まあいいか。 -
昼食で食べたリンゴをおいて記念写真。
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タウバー渓谷。紅葉が始まっていました。
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こんな紫の花も咲いていました。
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タウバー渓谷、二重橋へと続く散策道。
民家脇を通る小道を歩いていると、何とも心地よくなる。 -
タウバー渓谷から見上げると、14世紀に造られた二重橋(Doppelbrücke)と背景には旧市街地が見える。
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タウバー渓谷から。
右手に見える教会は、コーボルツツェラー教会(Kobolzeller Kirche)。
後期ゴシック様式の教会で、農民戦争の最中1525年に、「聖画像破壊運動」の犠牲になり略奪を受けたとのこと。 -
そろそろ旧市街地へ戻ることに。
途中、こんな森の小道を歩いて上ります。
小道には、マロニエの落葉がびっしりと敷き詰められていました。
この場所は、すでに秋。 -
コーボルツェラー門(Kobolzeller Tor)。
タウバー渓谷からの坂道は、結構急できつい。 -
旧市街地の南端あたりから城壁に上る。
-
城壁などの石の間には、こんな植物もへばりついていました。
いい雰囲気です。 -
しばらく城壁の上を歩いていると、面白い建物。
屋根の部分の小窓が、まるで目のように見えます。
ドイツで最も美しいともいわれるユースホステル。
近くにいたおじさんに、
「この建物は有名なんだぞ。知ってるか。ユースホステルだ。」と教えてもらいました。
私はかつて、学生時代に見たことがありそのことは知っていましたが、
「そうですか。いい建物ですね。」と。 -
ユースホステルの脇の広場で、子供たちがマロニエの木の下で遊んでいました。
落ちているマロニエの実を集めていました。
同じ仲間の日本のトチノキの実は、渋くて食べないのだが、ここのマロニエの実は食べられるのだろうか。 -
さらに城壁を歩きます。
-
城壁を歩くと、民家の屋根の高さからの視線になります。
こんな民家の小窓にも出会えます。
渋い! -
そうそう。
ユースホステルの壁のツタも、紅葉し始めていました。 -
城壁も平坦なところだけではありません。
こんな階段状の部分もありました。
旧市街の南端のあたりで、ユースホステルの近くです。 -
ある建物の壁にこんな“日時計?”がありました。
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出窓?が面白い形だったので写真を撮りました。
良く見ていくとこんな建物にも出会えます。 -
シュピタール稜堡(Spitalbastei)。
ちなみに稜堡というのは、攻め寄せてくる敵に十字砲火を浴びせられるよう、死角がないように城壁から外向きに突き出した防御施設のこと。 -
木組みを家の壁の表面に出した「木組みの家」。
ちなみに、ドイツには木組みの家が250万軒あります。
1990年にはドイツ木組みの家街道(Deutsche Fachwerkstraße)が出来ました。
街道の長さは2,800kmあるそうです。
このローテンブルクは、木組みの家街道には入っていないようです。 -
城壁から見えた旧市街地の木組みの家。
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民家に接して城壁があります。
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これも木組みの家。
このような家を見ているうちに、再度ストラスブールのような木組みの家のある街を見てみたくなりました。 -
城壁の上を歩いていると、城壁の内側に庭がありました。
良く見ると、雰囲気のいいカフェ。 -
茶色の壁の木組みの家と庭。
新しい家と同居しています。 -
シーバース塔(Siebersturm)。
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城壁が屈折しているところまで来ました。
城壁には家が張り付いていました。
城壁から下に降りられる階段がありました。
そろそろ疲れたし、ひと息入れたいところ。
先ほどみたカフェ!
そうだ、カフェでコーヒーだ! -
先ほどの階段を下りて、城壁沿いの小道を進むと、こんなきれいなピラカンサの実が。
今回はここまで。つづきはカフェでの休憩から。
『ドイツ・イタリアの旅03 −ローテンブルク午後の散策− 0003』へ続きます。⇒
http://4travel.jp/traveler/200803toeic775/album/10507583/
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