2010/08/27 - 2010/09/02
173位(同エリア373件中)
古真知さん
【旅行全体について】
2010年8月27日(金)から2週間の個人旅行に行ってきました。旅行の前半はフランスはブルゴーニュ地方の、中世の町並みの残る小さな町や、ロマネスク美術などを訪ねる旅行をしました。小さい町を数多く訪ねたため、ほぼ毎日移動の旅行になっていました。
このサイトでは、1日ずつ、もしくは訪問地1箇所ずつ、独立させて旅行記を作ろうと思います。
旅行全体のプランなどについては、別サイトに掲載してありますので、よろしければ参考にしてください。
http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/40381/
後半については、また別途タイトルを付けて、この前半のブルゴーニュの旅の続きに掲載する予定です。
【これまでの訪問地】
(パリ)→フォントネー修道院 → スミュール・アン・オーソワ → ヴェズレー
【アヴァロン】Avallon
この町は、本来訪問・滞在する予定のない町でした。ヴェズレーからバスで戻って来て、電車に乗り換えてオータンに向かう駅として使う予定でした。(アヴァロンの駅と駅前広場の様子は1つ前のブログ「ヴェズレー」を参照)
日本で電車の時刻表を調べたところ、夕方の7時近くにオータン行きの電車があることになっていました。その前の電車は確か3時ごろで、ヴェズレーからバスで戻るとこの時間の電車しか乗れないのです。そのため、観光が終わってしまったヴェズレーに夕方まで留まったのです。
ところが、「オータン行きの電車は今日はもうないよ」との駅員の非常な言葉…。駅の窓口近くに、「8月25日~31日は普段より電車の本数が少なくなります」という注意書きプレートは目に入っていたのですが、まさか自分の予定している電車がそのためなくなっているとは思いませんでした。(理由については、書いてありましたがちゃんと読んだわけではないので、私のフランス語力ではよくわかりません)
やむなく予約していた次の町オータンのホテルに電話を入れてキャンセル。この町でホテルを探すことにしました。(因みに、この日のキャンセルが翌日のトラブルのもとになります…)
幸い8月末は日本に較べてまだまだ日が長いため、午後7時といっても夕方の明るさです。とはいえ、荷物を引きずりながら知らない町でホテルを探すのは不安たっぷり。幸い当初はオータンに行かずにこの町で1泊することも考えていたので多少調べていて、ホテルが街にいくつかあることは分かっていました。駅前の道を5~10分歩いたところで見つけた最初のホテルで、無事空き部屋を見つけることができました。
翌日、電車は朝の11時過ぎだったので、せっかく泊ったので朝一番でアヴァロンの町を散策することにしました。ホテルの部屋には無料のWiFiがあったので、夜のうちに町の情報をちょっと調べました。ショックだったので前日の夜はホテルに引き籠っていたのですが、考えてみたらまだ明るかったので日暮れ前に街の下見をしておけばよかったです。地図がなかったので街の中心部に着く前に迷ってしまい、時間を無駄にしました。
アヴァロンの町も中世の街並みをよく残したところでした。残念ながら時間があまりありませんでしたが、泊ったお陰でこの小さな街を見ることができて良かったです。
今回の教訓は、フランスは電車の時刻表は結構当てにならないということです。これに懲りて、この日から少なくとも翌日の電車はネットで調べることにしました。ネットの情報も当てにならないという説もありますが、この方法で、少なくとも今回はこれ以降同じ失敗はせずにすみました。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この街で泊ることになって見つけた駅近くの2つ星ホテル。「レ・キャプサン Les Capucins」という名前は「カプチーノ会修道士」という意味で、修道院や教会を多くめぐっている今回の旅行にはぴったり。縁を感じました。
外観は可愛らしく、内装もいい意味でクラシックな感じ。1階はレストランになっていて、フランスのカフェやレストランでイメージするようなシックな雰囲気でした。私のような1人旅バックパッカーは珍しく、家族連れや老夫婦などの客が多かったです。 -
駅前の大通りをずっと行って、街の入口にあった第一次世界大戦の記念碑。今回の旅行ではあちこちの街で同じような碑を見かけました。第一次大戦がいかにフランスに大きな傷跡を残したか、ということを感じさせられました。
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上の記念碑の近くに地図があったのですが、読み間違えて全くの逆方向に進んでしまいました。遠くから、行こうと思っていた教会などを眺めた写真。
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街の様子
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ここも中世の城壁に囲まれた街でした。もちろん現在では、城壁の外まで街は広がっています。
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かなり古い建物
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上の建物のあった辺りの通りの様子。古い綺麗な街並みでした。これは城壁側を見た写真。
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同じ地点から、城壁側を背にして街の中心部方面の写真。
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街の中心部。15世紀の時計台。前の通りはメインストリートだったようですが、朝早いため、店は開いていませんでした。
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サン・ラザール教会。11世紀ごろの建物だったと思います。こちらが入口側(西側)。朝日を背にしてるので逆光です。
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教会の内部。正面。
丁度朝日の差す時間帯(10時ごろ)だったため、私の写真技術とこのカメラでは写せませんが、教会の正面から朝日の光が溢れていて、非常に美しくも神々しい光景でした。この光を見るためにこの街に来たのだ、と思ってもいいほどでした。
中世ヨーロッパの教会は一般的に東を向いて立っていますが、漠然としたエルサレム方面というよりは、太陽の光のためではないかと思います。 -
ステンドグラス。光が強く当たっています。
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内陣の天井。中世の?かなり古い壁画が残っています。
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イチオシ
ステンドグラスを背景にした聖母子像のシルエット
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内陣の前から正面入り口を撮影したもの。こちらも朝日が輝いています。(教会に入る前は日陰だったと思いますが…)
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入口から教会内部、内陣側を撮影したもの
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教会の外観。
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教会側から見た時計台。左の建物がこの街の観光局。下の青いものがその看板。
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イチオシ
教会を脇から撮影したもの。
この教会もやはり、とても見晴らしのいい小高い丘の上に建っていました。
スミュール、ヴェズレー、そしてここアヴァロンと、中世の小さな街はみな丘の上にあったように見えます。他の地方の例などはわかりませんが、防衛のために高いところに街を作ったのかも知れません。単なる想像ですが。 -
教会の脇の道(だったと思います)から再び城壁の方へ
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城壁と奥に塔。この街にもいくつか小さめですが塔が立っていました。この塔は個人の所有物のようでした。
手前にある不思議な顔は、何かの現代美術作品のようでした。 -
外側の城壁に、更に街を囲んだ高い城壁がありました。私が通っていたこの道は「城壁の上」なのかもしれません。
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街を囲む高い城壁
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最初に見た戦争記念碑の近くのサン・マルタン教会。こちらは新教(プロテスタント)の教会で17世紀の建物。
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教会の内部。先ほどの教会とは大分違う雰囲気。
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丸い天井がバロック時代らしいです。
これでアヴァロンの街の観光は終了です。
電車の都合とホテルのチェックアウト時間のため、限られた時間での慌ただしい観光でしたが、朝の晴れたさわやかな空気の中気持ちのいい散歩でした。 -
次の町、オータン行きの電車。2両編成の小さな電車でした。10分以上も前に着いていたのにどの電車か分からず、うっかり乗り損ねるところでした。
オータンまでは1時間半ぐらい。
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