2010/02/10 - 2010/02/18
2037位(同エリア8640件中)
namiさん
2010年1−2月に世界遺産を中心にベトナム、カンボジアをバックパック一人旅しました。カンボジア6日目は、ペンメリア遺跡にいきます。自転車で行くにはさすがに遠すぎるので前日からタケオGH小型バスツアー(10人集まれば一人6ドル)に申し込んでいましたがあいにく5人しか集まらず、さらに当日2人抜けたりしてツアーは崩壊。
結局のこりの3人と新規参加数人で再グループ結成し、ツゥクツゥク2台で行くことになりました。
ペンメリアはシェムリアップからちょっと遠いことと発見されてから日が浅いせいか、訪れる人もそれほど多くなくまだまだどきどき感のあるお奨めサイトです。2010年2月15日に同行させていただいた旅の仲間の皆さん、ありがとうございました。思いがけない日本人ツアーでとても楽しい一日でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 タクシー バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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同行者のなかに数年前シェムリアップで日本語をボランティアで教えていたという人がいて、その教え子ツゥクツゥクドライバー&友人ドライバーのツゥクツゥク2台に分乗して出発します。値段交渉の必要の無い適正料金で、ドライバー含めグループは出発前からフレンドリーです。
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まずはペットボトルガソリン屋で給油します。この給油システム、究極のシンプルさで微笑ましくとても好きです。
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少し走れば町を抜け、さらに一時間ほど走って一休み。
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茹でトウモロコシを売っていました。
教え子ドライバーから、皆ご馳走になります。旅行者が世話になった現地の人におごってあげることはあるかもしれませんが、おごってもらうのは珍しいことですね。
シェムリアップで日本語を話せるようになったというのは、とても有利に働いたということでしょう。 -
大粒のトウモロコシ。なかなかおいしい。
皮をむいて、たくさんあるひげをとってから食べます。
皮とひげが保温効果を持っていて、なかはあたたかい! -
ツゥクツゥクはバイクタクシーに比べればしがみつかなくて良くて多少楽ですし、転倒危険性も低そうです。風通しが良くて爽快なところも気に入りました。
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たぶんトウモロコシ屋さんの家族と思われます。たくさん売れてみんなハッピー。
タケオGHの子供も裸で遊んでいましたが、ここの子も裸んぼです。寒くは無いので、気を配ってやっていればこの育て方なかなか良いかも。
キャッチコピー的には
「裸んぼう育児」−こどもは裸で育てる−
ですね。 -
ご家族ご一同幸せそうで何よりです。
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再び出発します。こんな感じでどんどん走って行きます。
私とKさんNさん3人のツゥクツゥクは小型タイプで前に座席がありません。
後ろ座席に3人はちょっときついので、替わりばんこにバイクとの三角状の連結部に前向きに乗ることにします。
先ずは私。次はNさん。
なかなか勇ましい形です。 -
見慣れない乗り物も追い越していきます。
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2時間ほどで無事ペンメリアに到着。
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シェムリアップからペンメリアまで80kmほどあります。
想像以上に遠かった。 -
参道的な道を数百メートル歩きます。
おなじみの蛇、ナーガが見えます、 -
第三回廊の南側から入っていきます。入り口付近はおおきく崩れていて、アンコールワットとかアンコールトムの修復された遺跡とはまったく違う感じです。
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かといってもちろんすべて崩壊してしまったわけではなく長い時間や風雨に耐えた部分が随所にのこり、魅力的な世界を作っています。
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ペンメリアは、水分が多いのか緑の木々がかなり優勢な感じで、これも他の遺跡と異なる印象を与えます。
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昨日のタプロムもこのペンメリアも、共にラピュタを連想させるものを持っていますが、それぞれ微妙な違いもあります。
タプロムは植物と遺跡がせめぎあっていた感じが強く、ペンメリアは森と遺跡が溶け合っている感じかな。 -
光のあまり射さない回廊部分も残っています。
ここに入って行くのを躊躇した他の同行者と別れ別れになってしまい、自由散策モードです。意欲的なKさんと私とこっちこっちと案内してくれる土地の人とで奥に進みます。 -
ペンメリアは探検気分を味わえる遺跡です。
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素晴らしい。
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ところどころに無造作に素晴らしい彫刻の刻まれた石や、棺とも思われる壊れた石の箱なとが点在しています。
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これまた素晴らしい。
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ここはもうかなり奥のほうです。
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特にガイドをお願いしたわけではありませんが、なんとなく流れで現地の女性が案内してくれています。遺跡内は入り組んでいて、一人で行くと迷いそう。
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この女性が先導して案内してくれました。
脚が悪いようなのでそこのところをKさんが尋ねると、地雷を踏んで片足が義足ということです。
さらに聞けば、何年か前に、なんとここペンメリアで地雷を踏んでしまったそうです。 -
ここに埋まっていた地雷を踏んだということでした。なんとも痛ましい場所です。
遺跡の中まで地雷が仕掛けられていたカンボジアの不幸な時代がいきなり目の前に出てきて、虚を衝かれました。 -
用心深くなったKさん。
すでにこの遺跡からは地雷は撤去されたということですが、この話を聞いた後は念のためガイドの通ったところ以外は踏まないように慎重に歩くことにしました。 -
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ガイドさんに少し多めにお礼をあげて分かれ、入り口のほうに歩いていくとはぐれた同行者達と会えました。多少違う道をたどって一周してきたようです。
この遺跡は地元の子供たちがいて、彼らに案内を頼んでも良いようです。 -
再度集まった同行者で参道を戻って、皆で食事をすることにします。
結構歩きましたし上下移動も意外にあって、疲れてお腹も空きました。 -
パイナップルと豚肉。ご飯に良く合い美味でした。
これは英語メニューにのっていた料理ですが、実は大なべに出来ている料理を選ぶと半分の価格でした。
皆で分けっこしたのでいろいろ食べられました。 -
ゆっくり休んでから帰路に着きます。
その前にまた給油。一度にペットボトル1本分しか入れないのですぐ無くなる訳です。いやー、あちこちで美人に給油してもらってほんとに魅力的なシステム。
そして遅ればせながら気がついたのですが、給油してくれるのが美人なのは偶然ではありません。ドライバーはあちらこちらに贔屓のガソリン屋、というか給油嬢がいてそこで給油していますね。
なんとなく道端のガソリン屋に若い女性が多いような気がしましたが、その謎が解けました。ツゥクツゥクドライバーが男性だからです。
遺伝子の仕業です。 -
日が傾きかけてきたカンボジアの田舎道を行きます。風が気持ちよい。
2台なので帰りは追いつ追われつのレース的展開もありました。 -
ポニョのように前向きに乗るKさん。
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鮮やかに抜き去る一瞬。
たいしたスピードは出ていなくて見た目ほど危なくないような気がしますが、実のところ牽引部分はちょっと重心が高くてカーブでは要注意です。
思えば人が沢山乗っているツゥクツゥクは制動力が弱いような気もします。恐らくバイクの設計重量の倍以上をバイクのブレーキだけで止めるわけですからどうしたって無理がある。
ちょっと反省してもう少しゆっくり行こうとお願いし、このあとは大人しく帰りました。
深い森の中に眠るペンメリア遺跡、お奨めします。
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