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鯨にとって、異国を歩くときの楽しみのひとつが、公共交通機関だ。<br />電車・バス・市電・地下鉄に実際に乗ってみると、その国の特長がありありと分かる。<br />決して鉄ちゃんではないのだが、町を歩いているよりも面白かったりする。<br />

短期決戦・台湾親子どんぶり⑥とゆうことで、台湾の勝ち。

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2010/08/22 - 2010/08/22

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旅行記グループ 台湾親子どんぶり

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鯨の味噌汁

鯨の味噌汁さん

鯨にとって、異国を歩くときの楽しみのひとつが、公共交通機関だ。
電車・バス・市電・地下鉄に実際に乗ってみると、その国の特長がありありと分かる。
決して鉄ちゃんではないのだが、町を歩いているよりも面白かったりする。

  • ふつかめに、基隆から九イ分までバス移動をしたときのこと。<br />このバスは直通ではなく、いわゆる路線バスだ。<br />であるから、観光客だけではなく、地元の方も当然利用する。<br />始発の駅前から乗り込むと、通りのあちこちから、乗客が乗ってきた。<br /><br />町に出かけたおばあちゃんが、買い物をぶら下げて、ひょいひょいと乗ってくる。<br />山間部のムラへ帰って行くのである。<br />そのお年寄に、若者・奥さん・女子高生などなどが、フツーに席を譲るのである。<br />マナーというより「当たり前」に、やっている感じだ。<br /><br />地下鉄でも、まったく同じことが行われている。<br />お年寄りが乗ってくると、その前の席がサッとあく。見事なものである。<br /><br />なおかつ。<br />地下鉄・電車では、みんな、席を詰めて座る。<br />若者が股を広げていたり。オバチャンが荷物を平然とおいていたりする光景は見られない。<br /><br />地下鉄のマナーも良い。<br />列をきちんと作り、降りる人が終わってから乗り込む。<br />かつ、ベビーカーが降りる時は、みんなで道をあける。手伝う人もいる。<br /><br />ふうむ。<br />日本的・・・というより、日本よりきちんとしている。<br />社会の合意ができていて、それが回っているのだ。<br />

    ふつかめに、基隆から九イ分までバス移動をしたときのこと。
    このバスは直通ではなく、いわゆる路線バスだ。
    であるから、観光客だけではなく、地元の方も当然利用する。
    始発の駅前から乗り込むと、通りのあちこちから、乗客が乗ってきた。

    町に出かけたおばあちゃんが、買い物をぶら下げて、ひょいひょいと乗ってくる。
    山間部のムラへ帰って行くのである。
    そのお年寄に、若者・奥さん・女子高生などなどが、フツーに席を譲るのである。
    マナーというより「当たり前」に、やっている感じだ。

    地下鉄でも、まったく同じことが行われている。
    お年寄りが乗ってくると、その前の席がサッとあく。見事なものである。

    なおかつ。
    地下鉄・電車では、みんな、席を詰めて座る。
    若者が股を広げていたり。オバチャンが荷物を平然とおいていたりする光景は見られない。

    地下鉄のマナーも良い。
    列をきちんと作り、降りる人が終わってから乗り込む。
    かつ、ベビーカーが降りる時は、みんなで道をあける。手伝う人もいる。

    ふうむ。
    日本的・・・というより、日本よりきちんとしている。
    社会の合意ができていて、それが回っているのだ。

  • 広い意味での道徳観、と言っていいかもしれない。<br />その国が共有する道徳観は、入れ物や設備を作っただけで、出現するものではない。<br />長い時間をかけて、社会全体が合意して、教育して、共有し、維持するものだ。<br />結婚観や人生観と同じように、文化という無形の構築物の、ひとつのパーツだ。<br /><br />もともとあったものなのか。<br />それとも、この国が長い時間をかけて作ってきたものか。<br /><br />ちなみに。<br />台湾の山中の湖、日月潭には、蒋介石が「母の供養のために建てた」という「慈恩塔」が建っている。<br />伝統的九層のつくりで、半端な高さではない。<br />つまり、これは何を意味しているかとゆうとですね。<br /><br />蒋介石の時代までは、台湾の政治家は「中国の古代の王」といっしょだったのである。<br />総統のおかあちゃんが亡くなって、国費で塔を建てるんだから、実は「総統」ではなくて「国王」なのだ。<br />タージ・マハルみたいなもんで、国富は王様が自分のために使っちゃっても良かったのだ。<br /><br />そんな政治しか持っていなかった国が、たった20年で、なんでまた、ここまでこれたのだろう。<br />日本統治時代のよき遺伝子を、民主化してから育てたのだろうか。<br />まさかね。<br /><br />三泊四日の旅を終え。<br />夕方の成田に、へろへろになってたどり着く。<br />帰りは京成の「特急」を使う。(スカイライナーと20分しか違わない。ケチケチ旅行としては当然こっちね)<br /><br />第二ターミナルから電車に乗り込むと。<br />若者は、股を大きく開けて、座席を占領し。<br />乗客はすきまを空けて、平然と座っているのであった。<br /><br />日本の遺伝子どころの騒ぎではない。<br /><br />

    広い意味での道徳観、と言っていいかもしれない。
    その国が共有する道徳観は、入れ物や設備を作っただけで、出現するものではない。
    長い時間をかけて、社会全体が合意して、教育して、共有し、維持するものだ。
    結婚観や人生観と同じように、文化という無形の構築物の、ひとつのパーツだ。

    もともとあったものなのか。
    それとも、この国が長い時間をかけて作ってきたものか。

    ちなみに。
    台湾の山中の湖、日月潭には、蒋介石が「母の供養のために建てた」という「慈恩塔」が建っている。
    伝統的九層のつくりで、半端な高さではない。
    つまり、これは何を意味しているかとゆうとですね。

    蒋介石の時代までは、台湾の政治家は「中国の古代の王」といっしょだったのである。
    総統のおかあちゃんが亡くなって、国費で塔を建てるんだから、実は「総統」ではなくて「国王」なのだ。
    タージ・マハルみたいなもんで、国富は王様が自分のために使っちゃっても良かったのだ。

    そんな政治しか持っていなかった国が、たった20年で、なんでまた、ここまでこれたのだろう。
    日本統治時代のよき遺伝子を、民主化してから育てたのだろうか。
    まさかね。

    三泊四日の旅を終え。
    夕方の成田に、へろへろになってたどり着く。
    帰りは京成の「特急」を使う。(スカイライナーと20分しか違わない。ケチケチ旅行としては当然こっちね)

    第二ターミナルから電車に乗り込むと。
    若者は、股を大きく開けて、座席を占領し。
    乗客はすきまを空けて、平然と座っているのであった。

    日本の遺伝子どころの騒ぎではない。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • hiroshi_kakogawaさん 2010/11/10 23:38:59
    はじめまして
    はじめまして。

    台湾の事を非常に良く観察されていますね。

    しかも台湾の事を褒めまくって居られる事で嬉しくなりました。

    台湾関係者として嬉しい限りです。

    日本には道徳心と言うものが消えかけていますが、台湾にはその

    道徳心が脈々と生きています。

    これからも台湾の真のレポートを宜しくお願い致します。

    当然、1票を投票させて頂きました。

    鯨の味噌汁

    鯨の味噌汁さん からの返信 2010/11/13 22:34:51
    RE: はじめまして
    こんにちは、こちらこそはじめまして。
    関係者の方におほめいただくとは汗顔の至りでございます。

    実態は親子三人食い散らかし。
    朝起きてからその日の予定を決めるいい加減ぶり。
    視点も度量も狭隘、勝手に色々妄想旅行でございます。

    でもたった三日だったので。
    今度は、もうすこしマトモな季節に、ゆっくり行ってみたいです。

    取りあえず、8月は、やめといたほうがいいかなと。
  • captainfutureさん 2010/09/10 22:39:15
    ご無沙汰しております!
    三泊四日の旅、なるほど〜と思いながら吸い込まれるように拝読しました。

    >台北は、バイク屋さんも、食べ物屋さんも、衣料品店も、みんな元気なのだ
    私も一回だけ行ったことがあるのですが、同じ感想を持ちました。商店街、活気がありますよね。

    「台湾出兵」のキッカケとなった事件の話し、初めて知りました。そんなキッカケがあったとは、驚きです!

    >ジェットコースターとか、ウォータースライダーなどが、少数民族とは全然関係なく、真横にある。で、入場料を払えば、少数民族も遊園地も、いっしょなのである。
    面白いですね〜。九州位の島にそんなに多くの種類の少数民族がいるとはこれまた驚きました。

    鯨の味噌汁さんの旅行記は単なる旅行記ではなく、いろいろな話を含めて解説されていて、またご家族とのやり取りも臨場感たっぷりに描かれているので、読んでいるこちらも楽しくなってきます♪

    また新作を楽しみにしております!

    鯨の味噌汁

    鯨の味噌汁さん からの返信 2010/09/10 22:50:24
    RE: ご無沙汰しております!
    こんばんはー、こちらこそご無沙汰しております。。。(といいつつ、「お気に入り」を書き換えたりしてますが)

    >九州位の島にそんなに多くの種類の少数民族がいるとはこれまた驚きました。

    すごいですよね。同じ島国なのに、しかもあちらは大きな島がひとつだけなのに、なんでこんなに違うんでしょうね。

    > 鯨の味噌汁さんの旅行記は単なる旅行記ではなく、いろいろな話を含めて解説されていて、またご家族とのやり取りも臨場感たっぷりに描かれているので、読んでいるこちらも楽しくなってきます♪

    解説は司馬遼太郎の受け売りでございます。
    旅行記を読むのが好きなのですが、この人の旅行記はずうっ〜と蘊蓄だらけですよね。台湾出兵も受け売りでございます。

    > また新作を楽しみにしております!

    また1年後かと。私も待ってますよ新作。

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