九分旅行記(ブログ) 一覧に戻る
台湾2日め。午前8時にホテルを出発する。<br />台北から北上、電車とバスを乗り継いで、基隆(港町)、九イ分(悲情城市の舞台)、瑞芳(鉱山町)をめざすのである。<br /><br />まずは、ホテルから台北駅まで移動しなくてはならぬ。直線で1キロほどの距離だ。<br />ホテルの前には客待ちのタクシーが停まっているのだが、鯨は二人に向かって宣言する。<br /><br />「タクシーなどナンパな乗り物は使わないのだ。歩くのだ」<br /><br />敢然、地図をにらみつつ、歩き始める。<br /><br />「台北の町は東西南北がハッキリしていて分かりやすいのだ」<br /><br />わが配偶者・並びに長女は、極度の方向オンチなので、ワシの後を、おとなしくついてくるのであった。<br /><br />が、20分ほどで見えてくるはずの台北駅には、なぜか、全然、たどり着かないのであった。<br />でもって、フト気がつくと。<br />朝陽が、真西の方向から、煌々とわれわれを照らすのであった。<br /><br />とりあえずここ台北では「西から登ったお日様が~」なのである。<br />バカボンのパパみたいだ。<br /><br />しかし、懐かしアニメを、歌っている場合ではない。<br />朝日は通常、東から上がってくるものなのである。<br /><br />うむむ、と鯨はうなり、地図をひっくりかえし、通りの名前を確認する。<br />どうやらホテルを出た後の、最初の信号を逆に折れたらしい。<br />台北駅から、ドンドン、遠ざかっているようである。<br /><br />結局タクシーを捕まえ、台北駅まで行くハメになってしまう。<br />タクシー代が倍以上になってしまう。

短期決戦・台湾親子どんぶり②カオナシ気分の町歩き・熱中死寸前で観光どころではないっ

23いいね!

2010/08/20 - 2010/08/20

552位(同エリア1853件中)

旅行記グループ 台湾親子どんぶり

0

4

鯨の味噌汁

鯨の味噌汁さん

台湾2日め。午前8時にホテルを出発する。
台北から北上、電車とバスを乗り継いで、基隆(港町)、九イ分(悲情城市の舞台)、瑞芳(鉱山町)をめざすのである。

まずは、ホテルから台北駅まで移動しなくてはならぬ。直線で1キロほどの距離だ。
ホテルの前には客待ちのタクシーが停まっているのだが、鯨は二人に向かって宣言する。

「タクシーなどナンパな乗り物は使わないのだ。歩くのだ」

敢然、地図をにらみつつ、歩き始める。

「台北の町は東西南北がハッキリしていて分かりやすいのだ」

わが配偶者・並びに長女は、極度の方向オンチなので、ワシの後を、おとなしくついてくるのであった。

が、20分ほどで見えてくるはずの台北駅には、なぜか、全然、たどり着かないのであった。
でもって、フト気がつくと。
朝陽が、真西の方向から、煌々とわれわれを照らすのであった。

とりあえずここ台北では「西から登ったお日様が~」なのである。
バカボンのパパみたいだ。

しかし、懐かしアニメを、歌っている場合ではない。
朝日は通常、東から上がってくるものなのである。

うむむ、と鯨はうなり、地図をひっくりかえし、通りの名前を確認する。
どうやらホテルを出た後の、最初の信号を逆に折れたらしい。
台北駅から、ドンドン、遠ざかっているようである。

結局タクシーを捕まえ、台北駅まで行くハメになってしまう。
タクシー代が倍以上になってしまう。

  • 台北駅は堂々たる方形の建物で、高いドーム天井がガラス張りである。<br />全然関係ないが、岩槻のラブホテル最上階スイートルームみたいである。ガラス張りの天井から日が差し込むのである。<br />が、これ以上類似点について解説すると、万が一この駄文を読んだ配偶者が<br /><br />「誰と行ったのよそこは」<br /><br />などと後ろから首を絞めてくる恐れがあるので、残念ながら中止せざるをえない。詳しく知りたい方はメールください。ウソです。<br /><br />ラブホとの類似点はともかくとして、広大な建築物なのであるが、ホームに至るまで「完全冷房」である。これはスゴイ。岩槻のラブホも真っ青なのである。まだゆうかよ。<br /><br />ここでまずは、基隆までのキップを買う。各駅停車で55分の行程だ。<br />途中から郊外に差し掛かり、車内はガラガラになる。<br />ヒザを丸めてシートに後ろ向きに座り、窓にしがみつく。<br />鯨は50のオヤヂであるが、こういうところは童心に忠実なのである。<br />できたら美人の車掌さんに「坊やクツは脱いでね」なんて注意されたいくらいである。

    台北駅は堂々たる方形の建物で、高いドーム天井がガラス張りである。
    全然関係ないが、岩槻のラブホテル最上階スイートルームみたいである。ガラス張りの天井から日が差し込むのである。
    が、これ以上類似点について解説すると、万が一この駄文を読んだ配偶者が

    「誰と行ったのよそこは」

    などと後ろから首を絞めてくる恐れがあるので、残念ながら中止せざるをえない。詳しく知りたい方はメールください。ウソです。

    ラブホとの類似点はともかくとして、広大な建築物なのであるが、ホームに至るまで「完全冷房」である。これはスゴイ。岩槻のラブホも真っ青なのである。まだゆうかよ。

    ここでまずは、基隆までのキップを買う。各駅停車で55分の行程だ。
    途中から郊外に差し掛かり、車内はガラガラになる。
    ヒザを丸めてシートに後ろ向きに座り、窓にしがみつく。
    鯨は50のオヤヂであるが、こういうところは童心に忠実なのである。
    できたら美人の車掌さんに「坊やクツは脱いでね」なんて注意されたいくらいである。

  • 基隆の町を一回りし、九イ分行きのバスに飛び乗る。<br />坂道をグイグイ登り、50分で到着。海への景観が開いた、坂の多い街だ。<br /><br />沿道はお土産物屋でいっぱいだ。人の波にはじき出されるように、裏の路地に入りこむ。<br />坂道をのぼっていくと、裏道は曲がりくねり、民家の軒先で途絶えていた。<br />それを確認し、もと来た道を引き返す。<br />何回かそれを繰り返し、登っては降り、登っては降りするうちに、デブなので、膝にきてしまう。<br />しかも暑いから汗が止まらない。シャツ・パンツがジャブジャプに濡れている。<br />しぼったら、コップ一杯くらいは汗が採取できそうである。<br /><br />許しがたいことに、配偶者も長女も「臭い臭い」といって近づいてこない。<br />鯨はタバコを大量に摂取するので、汗もタバコ臭いのである。<br />かつ、チューネンの汚い系オヤヂであるから、そのほかもろもろ、におうのである。<br />

    基隆の町を一回りし、九イ分行きのバスに飛び乗る。
    坂道をグイグイ登り、50分で到着。海への景観が開いた、坂の多い街だ。

    沿道はお土産物屋でいっぱいだ。人の波にはじき出されるように、裏の路地に入りこむ。
    坂道をのぼっていくと、裏道は曲がりくねり、民家の軒先で途絶えていた。
    それを確認し、もと来た道を引き返す。
    何回かそれを繰り返し、登っては降り、登っては降りするうちに、デブなので、膝にきてしまう。
    しかも暑いから汗が止まらない。シャツ・パンツがジャブジャプに濡れている。
    しぼったら、コップ一杯くらいは汗が採取できそうである。

    許しがたいことに、配偶者も長女も「臭い臭い」といって近づいてこない。
    鯨はタバコを大量に摂取するので、汗もタバコ臭いのである。
    かつ、チューネンの汚い系オヤヂであるから、そのほかもろもろ、におうのである。

  • 脚をひきずり「千と千尋の神隠し」の舞台になった建物の横を、半死半生で降りていく。<br />汗まみれでぐっしょり、配偶者も長女も近寄ってこない。<br />なんだか映画にでてきた「カオナシ」の気分になる。あいつも嫌われ者だったよナ。<br /><br />ようやく車道に戻り、瑞芳までのタクシーを拾う。<br />九イ分から15分ほどの、鉱山(金鉱)の町である。旧跡も多い町である。<br />が、正午過ぎの太陽は真上にある。<br /><br />このまま「さあ、歩いてみよう」なんてゆって「世界ふれあい町歩き」なんぞしようものなら、たちまち熱中症に罹患し、ナメクジみたいにトケテしまいそうである。<br /><br />ナニハトモアレ、わが下着一式を、なんとかしなくてはいけない。<br />駅の前にある衣料品店に飛び込む。<br />おパンツとTシャツをレジに持っていく。<br />でもって、かわいらしい女店員さんに、<br /><br />「すぐ着るからタグを切って」<br /><br />と手真似で宣言。<br />ズボンを除きすべて着替える。都合200元である。

    脚をひきずり「千と千尋の神隠し」の舞台になった建物の横を、半死半生で降りていく。
    汗まみれでぐっしょり、配偶者も長女も近寄ってこない。
    なんだか映画にでてきた「カオナシ」の気分になる。あいつも嫌われ者だったよナ。

    ようやく車道に戻り、瑞芳までのタクシーを拾う。
    九イ分から15分ほどの、鉱山(金鉱)の町である。旧跡も多い町である。
    が、正午過ぎの太陽は真上にある。

    このまま「さあ、歩いてみよう」なんてゆって「世界ふれあい町歩き」なんぞしようものなら、たちまち熱中症に罹患し、ナメクジみたいにトケテしまいそうである。

    ナニハトモアレ、わが下着一式を、なんとかしなくてはいけない。
    駅の前にある衣料品店に飛び込む。
    おパンツとTシャツをレジに持っていく。
    でもって、かわいらしい女店員さんに、

    「すぐ着るからタグを切って」

    と手真似で宣言。
    ズボンを除きすべて着替える。都合200元である。

  • 結局、歴史的金鉱の町なのに、駅前で着替えただけで、台北行きの列車に乗ってしまう。<br />我ながら、ヒドイ観光客である。<br /><br />よっともって、鯨にとって瑞芳は、「金鉱の町」ではなく「おパンツとシャツを買った町」なのであった。<br />かつ、付き合わされる配偶者と長女は、不信に満ちたマナザシを、ワシにむけるのであった。

    結局、歴史的金鉱の町なのに、駅前で着替えただけで、台北行きの列車に乗ってしまう。
    我ながら、ヒドイ観光客である。

    よっともって、鯨にとって瑞芳は、「金鉱の町」ではなく「おパンツとシャツを買った町」なのであった。
    かつ、付き合わされる配偶者と長女は、不信に満ちたマナザシを、ワシにむけるのであった。

この旅行記のタグ

関連タグ

23いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

台湾で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
台湾最安 254円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

台湾の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP