2010/03/27 - 2010/03/27
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京都一周トレイルとは,京都市の周りをぐるっと回る全長約70kmのハイキングコースです。
コースの途中には名所旧跡が多数あり,自然と歴史を楽しむことができます。
この旅行記は東山コースの哲学の道から寄り道して訪れた大豊神社と熊野若王子神社についてまとめたものです。
全行程は下記の旅行記にアップしています。
全長70km!京都一周トレイルを歩く−ダイジェスト−
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10484489/
- 交通手段
- 徒歩
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『全長70km!京都一周トレイルを歩く(10) 大文字送り火の火床から京都市内を眺める』の続きです。
大文字山火床から再び山頂に上る気力はなく,教えてもらった山道を下り,鹿ケ谷(ししがたに)へと着きました。
標識[東山46〜東山47-2]は飛ばす結果となりましたが,正しいルートには復帰しました。 -
西へ向かうと,五本線が引かれた壁が現れました。
天皇家ゆかりの証ですね。 -
【33】霊鑑寺
そして,到着したのが霊鑑寺です。
「後水尾天皇創建 谷の御所霊鑑寺門跡」と石柱に書かれています。 -
後水尾天皇の皇女,多利宮(たりのみや)を開山として創建されました。
そのときの寺地はここよりも南の渓谷にあったため,「谷の御所」と呼ばれるようになったそうです。
通常は非公開で,この日も門は閉ざされたままでした。
ちなみに私が来た前日に天皇陛下が来られていたそうです。 -
春と秋に一般公開されます。
春は椿が綺麗なのでしょう。
壁越しに咲く椿を見ることができました。 -
霊鑑寺前の交差点に標識[東山48]があります。
ここを右に曲がり北上するのがトレイルルートですが,この日はここで終了。
コースを外れた近くに行きたいところが数ヶ所あったので,この機会に訪れることにしました。 -
【34】大豊神社
ノートルダム女学院の南側,疏水にかかる大豊橋を渡ったところに大豊神社があります。
ここは「狛ねずみ」で有名な神社です。 -
山草が左右に植えられた参道を歩いて行きます。
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かつては現在地の背後の山,東山三十六峰の一つである椿ヶ峰山中にあったことから,椿ヶ峰天神と呼ばれていたそうです。
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その椿ヶ峰から流れて来るのか,手水舎には「椿ヶ峰の御神水」と書かれていました。
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では,境内へと入りましょう。
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哲学の道の近くにあることから,境内には多くの人がいました。
この時期は桜,椿,木蓮が咲いており,花の名所でもあります。 -
では,本殿へ向かいましょう。
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大豊神社は,少彦名命(スクナヒコナノミコト)応神天皇,菅原道真公の3つの神を合祀しています。
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本殿は狛ねずみではなく,狛犬です。
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本殿の鳥居上には枝垂桜が咲いていました。
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本殿横に愛宕社(火難除けの神),日吉社(災難除けの神)があります。
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愛宕社には狛とび
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日吉社には狛猿がいます。
椿を頭の上にのせているのが面白いですね。 -
上述しましたが,花の多い神社です。
中でも椿が多かったような気がします。
愛宕社横にも咲いていました。
さすが「椿ヶ峰」といったところでしょうか。 -
美田稲荷社です。
ここはもちろんキツネですね。 -
そして大黒社。
縁結び,学問,子授け,安産の神です。 -
ここに狛ネズミがいます。
こちらは右側の狛ネズミ。
「学問」を現す巻物を持っています。 -
違う角度から。
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イチオシ
こちらは左側の狛ねずみ。
豊穣・薬効を表す水玉(酒器)を抱えています。
「子宝」の意味もあるらしいです。
ところで,赤い舌を出しているように見えませんか。 -
違う角度から。
舌のように見えたのは,椿の花びらでした。 -
絵馬はもちろん可愛らしい狛ねずみです。
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愛嬌ある狛ねずみたちを見て帰ろうとしたときに,拝殿(?)に書かれていた張り紙に気付きました。
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可愛らしい狛ねずみたちのいる大豊神社も,リアルの世界はこういうことなんですね。
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帰り際,参道の狛犬をおかしな顔と思って見ていたら,角が生えていることに気付きました。
本来狛犬は,口を開いた「阿形(あぎょう)の獅子」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)の一角獣」だったらしいです。
勉強不足で今まで知りませんでした。
今度から神社に行くときに気をつけて見ておかないと。
実は本殿前の狛犬にも角が生えています。
興味のある方は写真を見返してください。 -
ということはこちらは獅子ということになりますが…
大笑いしていますね。 -
大豊神社を後にし,哲学の道沿いに南へと向かいました。
哲学の道は3〜5分咲きというところでした。 -
【35】熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
哲学の道の南端,疏水を渡ったところに熊野若王子神社があります。 -
後白河上皇が紀州の熊野権現を禅林寺(永観堂)の鎮守社として勧請したのが始まりと言われています。
熊野神社,新熊野神社とともに京都三熊野神社の一つとして,那智の三大社を表しています。 -
御祭神は国常立命(くにとこたちのみこと),伊佐那岐神,伊佐那美神,天照大神です。
若王子とは天照大神の別称によるものです。 -
絵馬は八咫烏(ヤタガラス)です。
八咫烏は神話に出てくる3本足の架空のカラスで, 神武天皇が戦の時に熊野山中で道に迷われた際に現われ,道案内をしたと伝えられています。
本殿の上の額に表記された「熊野大権現」はカラス文字でできているそうです。
見損ねたので次回確認したいと思います。 -
御神木であるナギの木は京都で一番古いナギの木だそうです。
昔,紀州熊野三山詣,伊勢参宮の際には,「ミソギの木」と呼ばれ,諸々の罪やけがれをはらい清めるお守りとして用いられました。 -
境内を出て西へ進むと,看板が立っていました。
「桜花苑」と「滝」です。
まず「桜花苑」へと向かいました。 -
ちょっと勾配の急な階段を上っていくと,濃いピンク色の桜の木が視界の中に入ってきました。
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階段を登りきった先には,陽光桜がたくさん植えられていました。
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本数は100本ぐらいでしょうか。
鮮やかなピンク色ですね。 -
すっかり日も傾き,周辺が暗くなっていたのが残念でした。
写真に上手く収められない… -
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看板に書いてあった「滝」のほうにも行きました。
滝という割には音が聞こえてこないので,半信半疑で怪しげな道を進んでいくと,確かに滝がありました。
「那智の滝」になぞらえた滝らしいです。
後白河上皇をはじめ,修験者はこの滝で身を浄めてから熊野詣を目指したと言われています。 -
熊野若王子神社の東側の高台には「瀧宮神社」がありました。
この先をずっと歩いていくと,東山三十六峰の一つ若王子山に行くことができます。
次の旅行記に続く…
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