またまたイレギュラー??～ペルー3

2009/05/17 - 2009/05/24

本来なら初日のはずの日程、午前は高山の体慣らしのため宿にて休憩。

昨夜寝る前に「具合悪いって。朝ご飯なんか食えねっつーの」
と、ぼやきながら寝たＦ子だったから朝食は一人でおいしく食べましょ。と思い
そっと起きて服を着、部屋を出ようとしたその時、ヤツが起きやがった。
仕方なく「朝ご飯行くけど、行く？」と聞いてやったら
「行くぅ、ちょっと待ってぇ～」なんだ、行くのか。
鍵を持ってドアの前で立って待ってるのに、Ｆ子はモタモタ支度する…ったく…

↑イモの屋台

エリア クスコ(ペルー)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: アメリカン航空

食えないと言っていたが、普通に食べ(具合悪いは、やはりただの口癖)
部屋に戻ったら、Ｆ子はカーテンを閉め切ってベッドにもぐり込んだ。
冗談じゃない。こんな暗い部屋で午後までダラダラしてるなんて。 一人で散歩に出た。

↑一人ゆったり昼食のほうれん草?スパ。丼ぶりに入ってる??

Ｆ子のもとに戻る。 一緒だと文句ばかり言うが、離れると寂しくなるのか
彼女は怒涛の勢いで実のない話をしてきた。

午後から多国籍混載バスで近郊の観光だ。
インカ時代の建物を侵略者のスペイン人がぶっ壊して建てた教会、
(土台は丈夫すぎてどうしても壊せなかったので土台だけはインカ遺跡のまま)
巨石文明の名残ケンコー遺跡など、この辺には遺跡がゴロゴロしている。
Ｆ子はバスに乗っては寝、降りてはぼやきつづけ
私はいちいちそれにかまってられないので流し続けた。

↑肉市場。どこか判らない部位も売られてる。

↑路地裏。インカ時代の石組みを土台に、植民地にしたスペイン建築が建てられてる。

夜は、ツアーについている民族舞踊を観ながらの食事。
バイキングだったので、Ｆ子に関係なく好きな物を食べられて、おなつ御機嫌。
南米で食べられているモルモットのような動物の肉“クイ”料理が
思いがけずあったので、トライ！味は塩味、豚足っぽい食感であった。
踊りに楽器演奏、なかなか良い。だがちょっとマジに観てるとＦ子は
「一緒に演奏すればいいっしょ」「あーあれ、おなつ(仮名)の彼氏でしょ〜？」
と小学生並の冗談を言う、つまらん。
しまいに、8：30の迎えまでそこに居ていいのだが飽きたようで、帰ろう帰ろう言う。つまらん！

宿に帰ると、旅行会社から連絡があり
明日、観光しながら一日がかりでプーノへ移動する予定が、またまたストライキの影響で
なんと！一日フリータイム。移動は夜からとなってしまったのだ。
小さなこの街、めぼしい所は今日観てしまった。
それでも一人ならそれなりに楽しめるが、Ｆ子が居ちゃぁ、どう過ごせばいいんだ?!
たいしたことなさそうだが美術館とか？あとは〜と、眠る前にガッツリ予習をした。

↑このホテルは部屋が寒めなのに浴室は床暖房だった

翌、朝食で隣のテーブルの一人旅日本人男性と話をする機会があった。
今日一日過ごすのに良い情報はないか聞いてみる。
「美術館はたいした事なかった、見なくていいよ」とその男性Ｍさんが言ってしまった。
ありゃりゃ…たいしたことなさそうだとは思ったけどそう言われちゃぁ…Ｆ子も行かない気満々だ。

↑朝食 乾き物多し

チェックアウトは昼までにしなければならないから
Ｆ子を寝かせて自分一人出かけるわけにもいかず、荷物をフロントに預け、外を歩く。

とりあえずそこここの写真スポットで写真を撮り、昨日一人で行った市場へＦ子と行き、
「ぅわ、この匂い！ゲボ吐きそう。インフル蔓延してるべさっ。」
と予想通りのＦ子のぼやきを聞き、後は土産屋回りと人間ウォッチング。

↑アンデスの親子いろいろ

と、通りで何かのパレードが行われていた！
こりゃむしろラッキーだ☆ (なんとこれもストライキの一環だと後で知る)
これで少しはＦ子の機嫌が良くなってくれるだろう
…と思ったら、すぐ飽きてその辺に座り込んでぼやいていた。

↑民族衣装を着て、踊るストライキ

18：30にバスで出発するので、ご飯を食べておこうとピザ屋へ入った…
良かったぁ〜朝食から何も食べていない、食べさせてくれないのだ。Ｆ子が。
ピザじゃ納得いかないけど食べられないよりまし。
釜で焼く、けっこう本格派ピザ！大中小サイズあって、
小はどのくらいの大きさか店の人に聞くと直径１８?くらいの皿を見せ、このくらいだと言う。
じゃ、それぞれ一枚ずつ。と頼むと皿から思いっ切りはみ出す大きさじゃないか!!
しかもこれでもか!とチーズがてんこ盛り。
さすがに半分しか食べられず、会計をすると残りを持ってく？と聞かれたので一応もらってきた。

ホテルに荷物を取りに行くと、フロントで朝のＭさんと逢った。
「ピザあげればいいしょ(訳・差し上げれば良ろしいのでは?)さっきのピザ、あげな(上げなさい)」
Ｆ子の分のピザも持たされてる私に、彼女は言う。
あげるのはいいけどさービニール袋に無造作に入れられ
すっかり冷えて固くなってしまったこの食べ残しをあげるなんて、かえって迷惑じゃないのかい。
それにこの時間、これから彼はきっと夕食を食べに出ようとしてたんじゃないのか…
でも、あげなさいと言ってるのをＭさんが聞いているのに、あげないのは
私がケチみたいになっちゃうから
「…無理しなくてもいいんですけど…良かったら夜食にでも…」と渡した。

↑こんなストなら楽しそうだね