2009/05/17 - 2009/05/24
129位(同エリア343件中)
おなつさん
都会リマでの自由時間の予定を私はいろいろと考えていたが
ビビリのF子は、ガイドの言う事が絶対なので無難な土産屋、スーパーなどに行く。
↑チチカカ湖近郊のプーノの街
その後やっと食事にありつけるチャンス!
「ご飯どうする?」とステーキレストランの前でF子から言ってきた。
百歩譲って、彼女は肉は嫌だろうと察し「もっと軽いものでもいいよ」と答えてしまった。
そしてF子の向かった先は…まさかのファストフード?!
思い起こせ。旅の初回の食事は、空港のマクドだった。
マチュピチュで一度まともな夕食を食べて以来、日程に入っている食事を除き
ピザとか弁当のたぐいだ。でもF子の強引さは止まらない。
せ、せめてもの抵抗!マクドに入りそうなところを
100、いや1000歩譲って、ケンタッキーに…!!(譲ってるのか??)
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
賑わう巨大ケンタ。気が乗らないまま並ぶとF子、テイクアウトにしてるじゃないか!!
買い物して荷物で手がふさがってるのに、なんでわざわざこんなものホテルで食べるために
トボトボ持って歩かなきゃならんのさ!
という意味の言葉をまたも、やんわりと言ったが、聞く耳を持たず。
おまけにあまりの憤りのため帰り道に迷って、無駄歩きしてしまった。
ホテルの部屋でモソモソ食べたツイスターみたいなのはマズく、その上、物足りない。
F子が自分の食べ残しをくれようとしたが、食ってやるもんか!!と無意味な意地っ張り。
無言の部屋にファストフードで大満足のF子の鼻歌が流れる…
↑リマのケーキ屋(買ってないけど)1ホール1000円ちょい -
F子とのいざこざで、考える。初日ネットカフェで読んだ、いじめがテーマの漫画。
F子は私をいじめてるのか―いや違う。
彼女は口汚くわがままでネガティブだが、人を傷つけるつもりは無い。
自分で言うのもなんだがF子は、私の事が大好きなのだ。(そもそも私とF子は
同級生でも同僚でも幼なじみでも趣味のサークルでも無いが、なぜか旅行に行く仲)
自分好みでない状況に対しての八つ当たり、その度が過ぎるだけなのだ。
↑靄にかすむリマの海岸。これが生エルニーニョの影響? -
じゃ、それを怒る私は?私がF子をいじめてるのか??いや、そんな気持ちは無い!
それなら、ムッとするだけでなくきちっと言ってやったらどうなんだ。
―それができたら苦労はしない…
いじめられる側にも、問題があるとしたらこういうことなんだろう――
日本の裏側、憧れのペルーでこんな事がずっと頭を巡っていた。…何やってんだ、私。
↑前を走ってた警察車両。よーく見ると荷台のポリスマンが機動隊みたいな盾を持ってる。 -
ケンタディナーの翌朝は、まだ暗いうちから出発!
F子的今回の最大目的、ナスカ地上絵を見に行く。
昨日リマに着いてからの送迎係は、日系三世のおじさん。
今日は奥さんを連れて来たので
これまた日系の奥さんがガイドするのかと思いきや女は日本語が全くできず。
車で4時間以上の道のりをおじさんは退屈だから連れて来たようだ。
その辺、見た目は日本人でもラテンの心なのだ。道中2人は、コーラを廻し飲みしたり
奥さんがむいたチュッパチャプスを頬張ったりして、すさんだ私の心を温めてくれる。
(にしても、60才近いおじさんが棒付き飴を舐めるって…日本人はやらないよなー)
↑リマ〜ナスカ間の道は荒涼としている。サイコロみたいな小さな家が見える−
こんな所にどんな仕事の人が住んでるんだろう?日系おじさんに聞いたけど「解らない」と。 -
イカの街に着いたが、ナスカ遊覧はまとまった人数が集まるまで飛行機が飛ばない。
しばしダラダラ過ごし、F子のボヤキを聞かされる。
「あーやっぱり酸素、大事だよねー酸素、O2。チチカカなんて死ぬかと思った」
ここはクスコやチチカカ湖のように標高が高くないので確かに酸素は濃い感じはする
が、死ぬかと思ったワリには随分暴れてくれたんでないかい。
小さな空港の土産屋で、東アジアの観光客がナスカの写真集を見ていた。
と、カメラを出し、あろうことか本の写真の風景を撮り始めた!
私の視線をもろともせず、1・2枚で済まず次のページ次のページと
まるまる一冊撮り尽くす勢い!!こういうのをデジタル泥棒って言うんだよな…
↑飛行場見学に来ていた地元の子供たち -
日本の団体さんが来て、ようやく飛行機が飛べる人数が集まった。
小型バスくらいのセスナに乗り込む。パイロットと太っちょオヤジガイドの席の上には
つたない日本語で「ちっぷありがとうございます」の文字が!
↑天井から下がった紙切れに「ちっぷ…」
その昔、F子とグランドキャニオンに行った時、乗り物に弱い私が酔ってゲロゲロしていたら
「ぅわ、こいつーゲボ吐いてるさ。バカでないのぉ」と罵られたことを忘れちゃいない。
(それならば空気が薄くてゲボ吐くと言ってるあんたも相当バカだ)
二度とそんな口叩かせまい!と完璧な時間に酔い止めを飲み、万全の体制で挑む。
私の後ろの席になったF子は
「あーこんな飛行機じゃゲボ吐くかもしんないー落ちたら死ぬべや」と一人でしゃべってる。
数十分後、ついに、ついにナスカ上空!
「コレ、ミギ、右、イヌ、犬」「ヒダリ、左、羽根ノ下、サル、猿」
太っちょガイドがカタコトで言うと
「おおー!!」「え、どこどこ??」「あー見える!」歓声、激写、皆笑顔だ。 -
そしてF子は「なんだー薄っすらしか見えないー関係ない線とかあって判らんって」
周り全部日本人なんだから、せっかくの感動壊す事言うなよ。
っつーか、あんたの一番の楽しみだったんじゃないのかい??
おまけに最後の方は寝に入っていた――ナスカに失礼だろっ!!
↑この写真じゃ何だか分からん…さて何の地上絵でしょう? 正解は「猿」 -
リマへ帰る途中、昼食をとる。
あらかじめ旅程に付いているご飯だったので期待していなかったら――
うまい!涙が出るほど美味い!! ほとんど食に恵まれなかったこの旅、
ここに来てやっと現地グルメに出会えた喜びにもし私が犬なら、しっぽをブンブン振ってる感じ。
嬉しーーーい♪が、F子の前でそんな素振りは見せてやらない。
F子、「この食事は、まあ、ましな方かな」などとほざいていた。
てめーのせいでマシな物を食えなかったんだべ!!
おっと、口調がF子チックになっちまったぜ。
↑魚介の和え物セビーチェ。今回必ず食べるつもりだったのにこれまで機会がなかった
-
もう高山病の心配無しなので酒も解禁だ!(アルコールは高山病に良くないという)
地酒と言うか地カクテルの“ビスコサワー”も飲んじゃう。
なんと日系おじさんガイドがおごってくれた!!嬉しいじゃないか。
↑手長エビのスープ。海の香りが口いっぱいに広がるぅ♪ -
↑魚介のピラフ(パエリヤか?)
リマに着いたらまだ16時だった。後は夜に帰国するのに空港へ行くのみ。
最後に街歩きに出かける。もちろんF子は行かない。良かった。
スーパーで南米原産のトウモロコシが物凄い種類あり
乾燥させた真っ黒の6本入り一袋のを買う。
1本F子にあげると、意外と喜んでた。そういう所がちょっと憎めないヤツ、と仏心。 -
日系おじさんの送りで空港へ。 土産屋などでうろうろしていたら「あーどーも!」男の声、
「あ〜!!」と返すF子。クスコのホテルで話をしてピザをあげた彼だった!
便は違うがロス在住の彼も今日帰るところだった。
「あのピザ、美味しかったよ」
あちゃー、召し上がったんですか。無理に押し付けたようですいません。
「ちょっとビールでも飲まない?おごるよ」の申し出に、F子「いいよ。行こう行こう!」。
あんた一応遠慮とかしなさいよ、一度会っただけなのに。
でも結局はおごってもらって語らった。ごちそうさまですっ!
↑リマの帰宅ラッシュ -
途中ニューヨークで乗り継ぎした。
広い広い空港でどこへ行ったらいいかまごついていたら黒人男がどこ行くの?と聞いてきた。
「(乗り場へ)連れて行ってやる」彼の持つカートに荷物を載せなと指差す。
うかつに着いて行っちゃいかん!と思うより早くF子はもう荷物を載せていた。
…仕方ない…彼の後を着いて行く。 チップあげれば済むんだろうか〜きっと。
陽気な男で、途中会った彼の友達ともにこやかに話をし、やはり遠かった乗り場に着く。
と、その手前で手を出す彼。$2渡すと
「いや、違う」と隠し持っていた$20札を見せてきた。
事態に気付いてか気付かないでかF子は「え〜?」とヘラヘラしてる。
「ばっかじゃないの!?なんでさ!ざけんなよっ!」
私が叫び、荷物を持って立ち去る。F子よ、ここであんたが暴れなくてどうする。
↑訪ニューヨーク記念写真(NYの文字があるので) -
↑NY近辺上空
日本に着いた。
新型インフルの検疫官が機内に入ってきて、窓のブラインドを閉めさせられ
(見えるとまずいのか?)写真は撮らないようにきつく言われ
しばらく閉じ込められるかと思ったら、申告書の提出だけで開放。
F子は早速電話をかける。
「おめ、何してんのよ。ぁあ?バカだべや!?」周りに聞かれたくない下品な会話、
実は自分の中学生の娘に言ってるのだ。そう、彼女は子持ち、しかも3人の。
その子らの行く末を案じつつ、私は今度こそ、今度こそ
F子との最後の旅の終わりを噛みしめていた。
終わり
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