2010/03/17 - 2010/03/25
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miyabi-doさん
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車旅4日目の夕食時である・・。
夕食の朧気な記憶が少しずつ鮮明になりかかった所で、この夜Sさんと口論した事が蘇ってきた。
Sさんが旅の初日に買った2リットル・サイズのクランベリー・ジュースが、初日に飲んだだけで、その後車のトランクに放りっぱなしになっていたので、改めて「自分で食べきれない物、飲みきれない物は、買わないで下さい」と注意した。
クーラーボックスに入れる物には、限りがある。
それ以前の問題として3人共用の金で買った物を無駄にするのはマナー違反だし、旅の始めに念を押した基本ルールを改めて告げる必要性を感じたからだ。
しかし、残念ながらこちらの注意はSさんの耳に届かなかった。
それどころか、「言い方がきつい・」と、突然開き直って逆ギレしたあげく、一番見たくなかった女性がオバサン化した際に見せる言い訳を、興奮しながらまくし立て、捨て台詞と共に部屋に引き上げてしまった。
その際、部屋に持ち帰った飲み残しのジュースは、それ以来Sさんが持ち歩く姿も、飲んでいる姿も見ていない。
1リットル以上残っていたジュースを、その夜イッキ飲みしたとはとても考えられないのだが・・。
しかも、その様子を静観していたTさんから、さらなる爆弾(?)発言が・・。
「サンフランシスコに友達が数人集まっていて、皆から『おいでよ・』と誘われているので、明日昼前にこの旅から離脱します」
と言ってきた。
明日の予定は、モーテル入り口付近に必ずあるチラシ置き場で拾った、『Jelly Belly』(ジェリー・ビーンズ)の工場見学と決まっている。
しかし、それが終わったらTさんをアムトラックの駅まで送り、彼は列車でサンフランシスコに向かう事になってしまった。
つまり、気まずい雰囲気のまま2人旅をスタートしなければならないのだ。
なんというタイミングだろう・・と思っても、Tさんを引き留めるわけにゆかない。
もしかして、この口論を見た事がサンフランシスコ行きを決断したのだろうか・。
それとも、明日泊まる予定の温泉町のモーテルが、1泊100ドル以上と高いので、セーブマネーの道を選んだのだろうか・・。
真相を聞かないまま眠ってしまったので、今も本当の理由は知らないままでいる。
いずれにしても、こんな口論をしただけに、明日の午後から先は2人旅になるのがなんとも気まずい。
昨夜泊まったバカヴィル(VACAVILLE)と、『Jelly Belly』の工場があるフェアフィールド(FAIRFIELD)は、ほとんど隣町のような近さにある。
工場見学の第1弾に加わるためには、30分前にモーテルを出発すれば充分間に合いそう。
到着してみたら、広い駐車場はがら空きで、先客は3、4台ほど。ド派手な宣伝カーを写真に撮り、いざ会社入り口へ・・。
内部もやたらカラフルで、見学開始時間まで退屈しないように、ジェリービーンの試食ができるようになっていた。
しかも、「なんでわざわざそんな味を作ったの・・?」と聞きたくなるような、アメリカン・ジョークたっぷりの味もある。
例えば、カビ臭いチーズ味に、缶詰のドッグフード味、赤ちゃんのゲップ味に、削った鉛筆味。
これくらいはまだ初級編で、腐った卵味に、吐き気味、鼻くそ味に、ムカデ(orゲジゲジ)味、果てはスカンク・スプレー(おなら)味まである。
どれか食べてみたい味はありますか・・。
仲間を驚かせて(騙して・?)やろうと、わざわざこの変味を土産に持ち帰り、皆の前で披露して盛り上がる絵柄が容易に想像できるが、10代20代ならまだしも、そんな仲間もいないし、同世代に食べさせたらきっと「悪ふざけが過ぎる・」と、顰蹙を買ってしまう事だろう。
工場見学スタート前に、『Jelly Belly』のマーク入りの紙製帽子を渡され、グループごとに記念撮影。
見学終了時に、パネル入りにした写真を「買いませんか」という、テーマパークによくあるアレである。
オートメーションの工場を見下ろす感じで、全面ガラス張りの廊下を進みながら、要所要所で止まって係員の説明と、ビデオ上映がある。
英語の説明を聞いても解らないし、工場内部を細かく観察していたら、休日のため作業員は居ないが、床に落ちているジェリービーンが気になった。
そのままの形を留めた物だけで、軽く100粒以上。踏まれてペチャンコになった物を加えたら、どのくらいになるのだろうか・・。
食品を扱う工場なのに、「コレは無いんじゃないの・」と気になって仕方がなかった。
工場見学後、見本の『Jelly Belly』をひと袋もらったが、各自土産品を物色し、格安の1着5ドルのTシャツと、ジェリービーンを数袋買い上げて、売り上げに貢献した。
この後、アムトラックの駅を捜すのにひと苦労。
何度も、何度も同じ道を行きつ戻りつし、土地の人にも5人以上尋ねたが、その内の2人(れっきとした大人なのに・・)は自分の住む町にある駅の存在すら知らず、車社会の徹底ぶりを痛感させられた。
やっとの事で見つけた駅は、先ほど通った道を曲がってすぐの所にあり、拍子抜けしたものだ。
駅捜しに1時間ほどかけ、Tさんと握手をして別れたら、気まずい2人旅の開始である。
駅捜しで道に迷っている時に見つけた『99¢ストア』に向けて、言葉少なく車をスタートさせた。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- デルタ航空
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