![<br />2008年4月17日(木)<br /><br />十年あまり前に、パリからレンタカーを借りてストラスブールにやって来て、このプティト・フランス辺りに泊まったことがある。<br /><br />「そのホテルは何処だったかなぁ」と探してみたが、見当たらなかった。<br /><br />界隈に緑が多く、大聖堂に近かったことを覚えている。<br /><br />アルザスの白ワインが美味しくて、毎食が楽しみだった記憶が鮮明に残っている。<br /><br /><br />ワインの名前は正確に覚えていないが、「トカイ」なる言葉がついていたように思う。<br /><br />もともと「トカイ」は、ハンガリーのワイン産地の地名である。<br /><br />17世紀、オスマントルコがこの地域に侵入し、住民たちが避難した。<br /><br />避難の間にブドウが摘み採りの時節を越えてしまい、敵が去った後に戻ったころは、熟し切って干せ、貴腐ブドウになっていた。<br /><br /><br />そして、そのブドウを使って造られたワインは、フランス王のルイ14世が「ワインの王者」と讃えるほどに、美味しかった。<br /><br />トカイ地区のブドウ畑の景観は、2002年に世界文化遺産に登録された。<br /><br />そのような動きに関連したかどうか判らないが、私のアルザス行きの後、ハンガリーからこの名前を使わないよう、フランスに申し立てがあったらしい。<br /><br />だからアルザスで「トカイ」を探しても、見当たらなくなったようだ。<br /><br /><br />アルザスの白ワインは、フルーティで香りが良く、私の好きなワインの中でもトップクラスだ。<br /><br />そして、ここの名物料理「シュークルート」(ドイツ語では「ザウアークラウト」)と良く合うと言われ、私はこの料理も大好きと来ている。<br /><br />キャベツの少し酸っぱくなったほどの漬物と、肉や各種のソーセージなどを煮込んだものだ。<br /><br />「シュークルート」と言えば、パリ東駅の駅前に美味しいアルザス料理レストランがある。<br /><br />思い出に残る味だが、ただここの難はボリュームが多過ぎるところで、食べきれなくて四苦八苦しなければならない。<br /><br /><br />写真は、「ソフィーさんのマイページ」(写真6,600枚)、<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい、「片瀬貴文さんのマイページ」(写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />文字が大きくて読みやすい、「片瀬貴文の記録」<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />などもご覧ください。<br /><br />(片瀬貴文 79歳)<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/47/84/650x_10478413.jpg?updated_at=1278956198)
2008/04/17 - 2008/04/17
686位(同エリア924件中)
ソフィさん
2008年4月17日(木)
十年あまり前に、パリからレンタカーを借りてストラスブールにやって来て、このプティト・フランス辺りに泊まったことがある。
「そのホテルは何処だったかなぁ」と探してみたが、見当たらなかった。
界隈に緑が多く、大聖堂に近かったことを覚えている。
アルザスの白ワインが美味しくて、毎食が楽しみだった記憶が鮮明に残っている。
ワインの名前は正確に覚えていないが、「トカイ」なる言葉がついていたように思う。
もともと「トカイ」は、ハンガリーのワイン産地の地名である。
17世紀、オスマントルコがこの地域に侵入し、住民たちが避難した。
避難の間にブドウが摘み採りの時節を越えてしまい、敵が去った後に戻ったころは、熟し切って干せ、貴腐ブドウになっていた。
そして、そのブドウを使って造られたワインは、フランス王のルイ14世が「ワインの王者」と讃えるほどに、美味しかった。
トカイ地区のブドウ畑の景観は、2002年に世界文化遺産に登録された。
そのような動きに関連したかどうか判らないが、私のアルザス行きの後、ハンガリーからこの名前を使わないよう、フランスに申し立てがあったらしい。
だからアルザスで「トカイ」を探しても、見当たらなくなったようだ。
アルザスの白ワインは、フルーティで香りが良く、私の好きなワインの中でもトップクラスだ。
そして、ここの名物料理「シュークルート」(ドイツ語では「ザウアークラウト」)と良く合うと言われ、私はこの料理も大好きと来ている。
キャベツの少し酸っぱくなったほどの漬物と、肉や各種のソーセージなどを煮込んだものだ。
「シュークルート」と言えば、パリ東駅の駅前に美味しいアルザス料理レストランがある。
思い出に残る味だが、ただここの難はボリュームが多過ぎるところで、食べきれなくて四苦八苦しなければならない。
写真は、「ソフィーさんのマイページ」(写真6,600枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい、「片瀬貴文さんのマイページ」(写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
文字が大きくて読みやすい、「片瀬貴文の記録」
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
などもご覧ください。
(片瀬貴文 79歳)
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