2010/07/03 - 2012/03/07
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belleduneさん
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雨だったので、妙喜庵を見学た後は、近くにある美術館だけ見て帰ることにしました。
雨の庭園は、水嵩も増して、小川の流れも速く、地中美術館横にある滝をイメージした流れも良い感じになっていました。
晴れた日よりも、雨の日がお勧めの庭園です。
9月にスイスに行こうと思っていたので、加賀正太郎が100年前に日本人として初めて登ったユングフラウの記録や当時使用した登山用具の展示を興味深く拝見しました。
山荘の内部は撮影禁止だったので、庭園をじっくり楽しませて頂きました。
1万鉢にも及ぶ洋蘭を栽培していたんですね。
表紙の写真は、玄関脇の睡蓮池越しに見た栖霞楼です。
平成24年3月に館内ツアーに参加し、山荘の内部、庭園内の建物に関する説明を受けましたので、非公開の建物も内部を見ることが出来ました。
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大山崎山荘の全体図です。
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上り坂を上がってくると、まずこの琅扞洞(ろうかんどう)があります。
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やっと門が見えてきました。雨のために、この傾斜がある道も濡れていて、鏡の効果があります。
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なんとも言えず、良い感じの門灯でした。
この鉄扉は流水紋のデザインとなっています。以前は、門を横切るように小川が流れていて、車が通る度にタイヤを洗うようなシステムになっていたそうです。 -
玄関は建物の正面にはなく、門から入ってくると、左手にあります。
雨は止むことなく、降り続いていました。この雨にもめげず、来館する人がありました。ネットで庭園の見取り図が出ています。夏の花が何十種類もありました。 -
美術館へ行くよりも、先ず先に2階の喫茶室でひと息付きました。
汗も少し引いた後で、テラスに出てみましたが、この天気で残念ながら、眺望は良くありません。 -
加賀正太郎がイギリスのチューダー様式を元にして、最初に栖霞楼を建て、そこに籠って、この山荘を設計しました。
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2階で、ビデオを見ましたが、当時は100人程度の客を招いて、食事を提供することもよくあったそうです。
このテラスからの眺めも、晴れた日なら夜でも素晴らしかったことでしょう。
ガイドの方曰く、「ここからの眺めは、まるでイギリスのテームズ川のよう」とか... -
テラスには、当時(大正初期から昭和初期)の景色がありました。
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今日の景色はご覧の通りです。
庭園の秋の花を見にまた来ます。
2度目に訪れた時も、曇り空でした。 -
2階にあったオルゴール時計が12時になると、2分間バッハの曲を聴かせてくれます。皆集まってきて、ドイツのポリフォン・グラント社の素晴らしい音色に耳を傾けていました。
それが終わり、直ぐ傍のトイレに入りました。
オルゴールが鳴っているいる間は、騒音の問題なのかトイレの前に守衛さんが立っていました。
トイレの窓から小さなテラスを見たところです。
山荘内部は撮影禁止なので、外を撮っています。 -
2階からみた白雲楼(栖霞楼)です。
平成24年には、この建物の真下まで行くことができました。鉄筋ではないので、現在は安全のため、上ることはできませんでした。 -
ビデオを見る時に座るベンチですが、カーブがお尻にしっくり馴染んで、とても座り心地の良いものでした。
ここへいらっしゃったら、2階のこのベンチに是非座ってみてください。 -
内部を見た後、睡蓮の池のテラスに出てみました。
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何年か前に、瀬戸内海の直島にある地中美術館へ行きましたが、ここは半地下になっています。勿論かの有名な安藤建築です。
ここは撮影してもいいと張り紙がありましたので、パチリ。 -
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内部では、モネの睡蓮やスイス人画家・ヨハネス・イッテンの幸福の島国などやイッテンが作った「イッテン・シューレ」という画学校に招かれた竹久夢二の絵などが展示してありました。
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この丸い部分が美術館の天井部分です。植栽がされていて、庭園と調和しています。
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玄関前の木戸の向こうは、睡蓮の池です。
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先程、中から睡蓮の池を見た外観はこうなっていました。
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ここからも、栖霞楼が見えます。
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外観に大きな木の梁があり、煉瓦風タイルでその間を埋めています。
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本館から先程通った美術館へ行く廊下が見えます。
異質の建築が、木々に見え隠れしながら、上手く調和しています。 -
橡の木茶屋は非公開ですが、今回は見ることが出来ました。写真は後ほどアップします。
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床に炉が切ってあります。
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窓からの眺めです。
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庭園から茶屋を見上げたところです。
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橡の木茶屋の脇を下りて行くと、庭園です。
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まず目に入るのが、池の傍にある藤棚です。
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この景色は、雨ならではでしょう。
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一番目につく紫陽花も雨に打たれて一段と鮮やかでした。
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美術館脇の滝がこの雨で本当の滝のように落ちていました。
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庭園から見た美術館ですが、雨に濡れたガラスが素敵です。雨の日が良いですね。
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庭園の設計も加賀自身が行ないました。
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石で表面を覆った太鼓橋風?
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ここから先は入れませんが、多分、生々居?..
ここは、平成24年の時でも、非公開でした。 -
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Barry Flanagan 作の「ボールをつかむ鉤爪の上の野兎」というちょっと長いタイトルのブロンズ像です。(1989/1990年)
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ここからは非公開のガイドツアーに参加した時のものです。
栖霞楼へ上っていきます。 -
彩月庵の内部を見学します。
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加賀氏は仏教徒だったので、ガイドさんが今開けていらっしゃるところに仏壇があったそうです。
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右が床の間です。
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係りの方が雨戸を開けて下さったので、眺望が楽しめます。
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窓からは本館が見えます。
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白雲楼の右手は一時プールだったそうです。
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この白雲楼最初に建てて、ここから本館の構想・設計を練り、指示したそうです。
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現在は木造構造で安全のため、上ることはできません。
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1階天井と上に上がる階段がちらっと見えます。
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来た道を戻って、これから聴竹居へ向かいます。
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