1990/01 - 1990/01
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るい美豚さん
はじめに。この旅行記はごくごく一部の人に限りお役に立つかもしれません。あしからず。
20年くらい前は、冬といやあ、そりゃあスキー&ぼちぼちスノボだったものさ。年越しも当たり前のようにゲレンデで。千葉ネズミーランドで「ハッピーチューイヤー」なんていって喜んでるなんて貧しいねえ、なんて思ったりしてて。
(今じゃあネズミーで年越しできるなんて羨ましい限り。どこのセレブじゃあなんて思っちまいますわ。)
そう、ゲレンデだと苗場を筆頭にユーミンがかかりまくり。「私をスキーに連れてって」なんて映画も流行り、みんなで繋がって滑ったりして。当時を思い出すと、好きに遊ぶだけ遊んだんだから今は侘しくてもしょうがないだろ、なんて一人納得するくらい。
で、志賀高原だけど、一之瀬とか焼額山とか多くのゲレンデが繋がっていて、本州屈指の人気スキー場なのである。それはいい。
ただどんなスキー場であれ、どんな上級スキーヤーであれ、こいつにはかなわんというものがある…雪不足だっ!!
その日、滑りながら、ところどころに草や木の根っこが見えるのに気づいてはいたが。ジャイアントという志賀の上級コースに行ってしまった。腕は初級なのに。まあそこをヒーコラ滑り下りれば昼飯だからちょうどいいと思ってしまったのだ。
そろりそろりと降りながらもきつい斜度、スピードを殺しきれない。と、ストックが何かに引っかかる。しかし身体は勢いで前に。瞬間、イメージとしては、トータルテンボスの手が長い男のネタのように左腕が2倍に伸びた。
左肩の関節が外れていた。脱臼というやつだ。
転んでる横を知ってる顔が何人か通り過ぎる(会社企画だったので30人はいたかと思う)。「大丈夫?」と声をかけられ、「ダイジョーブダイジョーブ…って、小島よしおは何年も後の話だ。もとい、大丈夫」と応える。だって脱臼なんて初めてでわかってないから。
でも起き上がれない、大丈夫じゃないのがわかってきた。
そろそろ知り合いは皆滑り降りきってしまうかもしれない。
「サ○コー○○!!」
当時の社名を大声で叫び、幸い知人に発見され、助けを借りて降りることができた。
3日間のスキープランは、初日の午前中に幕を閉じた。
皆様、雪不足の際のスキー・スノボには、くれぐれもご注意を。
脱臼なんぞした日には、アフタースキーもろくに楽しめませんから。
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