フランスの底力＠パリ（２０１０ＧＷ伊仏西⑤）

2010/05/01 - 2010/05/03

さて、パリ。

モンパルナスの経済的ホテルに２連泊しますが、３日の朝には空港に向かうので、実質１日の滞在です。

せっかくなので、キャバレーに行きたいと思っていました。
日本の代理店を通して、有名なムーランルージュの予約を進めていたのですが、その時点では空港閉鎖等の回復状況がわからなかったので、結局、予約はしませんでした。
２夜あるの行くことができるかな？

モンパルナスタワーから夜景も見てみたいです。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: エバー航空

空港からはエールフランスバスでモンパルナスへ。
（往復２７ユーロ×２人）

ホテルはアルカディア・モンパルナス。２泊します。

立地は最高！（空港バス停から徒歩５分。地下鉄ゲテ駅＝Gaite隣接。）

室内はごらんのとおり簡素です。セイフティーボックス＆冷蔵庫なし。
でも、バスルーム（バスタブ付き）が結構広い

こんな継ぎ足しの建物で〜す。

なので、窓からは廊下と、一回の屋根が見えるだけ。
カーテンを開けたら廊下から丸見え。

【Arcadie Montparnasse】
162.00ユーロ＝２人＝２泊ですが、土曜と日曜は料金が異なります。
（５月１日＝87ユーロ、２日＝75ユーロ ）

老舗カフェで朝食を！

大好きなヴァヴァン（Vavin）駅そばの老舗カフェ。
今回はLa Coupole。
朝食セット（８．４０ユーロ×２人）を頼みました。

カフェ「ラ・クーポール」の朝食セットは、温かい飲み物に、これでもかっという量のパン＋バター＋ジャムでした。

あれっ、何か足りない？
メニュー（フランス語のみ）を見る。
周りのほかのお客さんを見る。

「ムシュー、シルブプレ（これしか言えないフランス語）」
初老のウエイターさん（このテーブルの担当）来る。
「スペイン語話せますか？(西語）」 「モメント！、（別のウエイターさんに）なんたらかんたら」
若いウエイターさんが来る。

「あの〜確かではないのですが、この朝食セットにはフルーツジュースがつくのでは？」
「ああ、そうですね。（担当のウエイターさんに）なんたらかんたら。ノー・プロブレム」

はじめ声をかけた時「なんだっ？」という感じだったの担当ウエイターさんですが、若いウエーターさんから「なんたらかんたら」言われた時は、げっ？と、私たちのテーブルを見て、あわててカウンターに飛んでいきました。

で、フレッシュオレンジジュースがやってきました。
すまなそうに置いていきましたが、「すみませんでした」は「なし」です。

今日は５月の第一日曜日。ふふふっ。

入館無料なオルセー美術館へ。
（メトロ１．６０ユーロ×２人）
タダだからなのかな？　大勢の人が〜。
小雨の中１時間くらい並んで、やっと入館しました。

かつて駅だったという建物。内部も美しい。

あんなにたくさんの人がいたのに。
内部は十分広く、結構、ゆっくり絵画を見ることができました。

今は内部撮影禁止です。

バトー・ビュスに乗りました。
（１日乗り放題券１３ユーロ×２人）

どこまで乗って行くか決めていなかったのですが、美術館で歩き疲れてしまったので、とにかく座りたかったのです。

ノートルダム？　植物園？？

この日は天気が不安定。
（大雨だったり、陽が射していたり、、、。）
雨も降ってきたよ。　降りたくないね〜。

ぐるっと戻って、エッフェル塔まで。

セーヌ河の上から、オルセーを撮りました。

エッフェル塔に近づいてきました。

パリのシンボルを見ながら、ちょっと余計な感想を。

　　　　※　　　　　　　※
オルセー美術館（だけじゃないですけど）。

第一日曜日だけとはいえ、入館「無料」ですよ。
ルノワール、ゴッホ、マネ、モネ、ゴーギャン、ドガ、、
名画の数々。

並ぶのを厭わなければ、誰でも見ることができる！
（ヨーロッパ各国では、そんに珍しいことではないとしても）やっぱり「すごいな、良いな」と思います。

芸術を愛する国民の気持ち＆国の底力なのでしょう。

（日本じゃ「仕訳」されちゃうのでは？　「無駄！」とかで、、）

オルセー美術館には車いすの人や乳幼児を連れた人達専用（優先？）の入口がありますよね。
それ自体もとてもすばらしいのですが、、、

今日の事。まだ、３０分くらい並ばなければならない位置で

私たちの前に並んでいた女性。
乳母車を押していた友人から「私たちと一緒に入ろうよ（たぶん）」と誘われた。
「ルールだから待つわ。中で会いましょう（たぶん）」、と答えて、順番をまって入館していました。

たいしたもんです。民度が高いというのでしょうか？
フランス人というか、パリ人らしいですよね。
（私の場合、友人と一緒なら優先入館しちゃうような気がします。）
　　　　
　　　　　※　　　　　　　※
モンマルトル方面。白亜のサクレクール寺院が見えます。

乗ってきたバトー・ビュスが折り返していきます。

ハカランダ（ジャカランダ）の花が満開。
背景が青空なら文句ないのですが、、、。

フランス（特にパリ）人って！！
いつもパリで思います。

といっても、私が遭遇するのはいわゆるサービス業の人たち。
空港で、ホテルで、地下鉄の駅で、カフェで、あろうことか観光インフォメーションで、、、

気持ちの良い対応をされるとは限らない。
「この仕事がいやなら、やめちゃえば！」と思うこともしばしば。

ですが、パリには「個人的には親切な人」が多いのです。

今回、親切にされたこと①

地下鉄駅からに地上に出るところのドア。
夫と私は２つ並んだドアの右と左から出ようとしたのですが、（前の人に続かずに）閉まってしまった夫の前のドアが開かない！？

「あっ、開かない！」と夫が私に向かって言ったところ、私の後ろにいた３人組の若者が、こちら側から手を伸ばして押し開けてくれました。

ずいぶん重かったようで（だから、夫は開けられなかったのですが、）２人かがりでした。
親切です。夫の後ろにいたならいざしらず。

私からも「めるし～、ありがとう！」
（ありがとうに反応されてしまい、「ありがとう。こにちわ？」と返されちゃいました。）

マロニエ（西洋栃の木）の赤花です。

親切にされたこと②

○○駅（RER）の切符の自動販売機が故障（たぶん）していて切符が買えない～。駅員はいない！
メトロに乗り入れているのですが、RERなので郊外に行く切符も販売するので操作が難しいのです。

後ろからのぞき込んでいたご夫婦の旦那さんが「ほら、見てて！」と、機械の操作方法を教えてくれようとしましたが、やはり故障らしく画面が動かない。

そうしたら「メトロだけの利用かい？」と言って、自分のお財布からメトロの回数券を出して分けてくれました。
「めるし～ぼく～。」

パリの人って「個人」の時はすごく親切なんですよね。
（仕事の時は、なるべく働かないようにしているみたいだけど、、）

Montparnasse通りへ戻って来てクレープリーで一休み。

【Cerperie de Plougastel】に入店。

クレープ定食を頼みました。

サラダ＋食事クレープ＋デザートクレープ
（１４．８ユーロ×２人）

飲み物は、もちろんシードル
（７５０ｍｌ＝８．３ユーロ）

シードルを飲む器。
これが伝統的なものだそうです。陶器でお茶碗と似ています。

定番のハム・チーズ・卵を選択。
おいし〜い。思ったよりボリュームがありました。

日曜日の中途半端な時間だったので、私たちが最初のお客さん。
後から入店してきた２人も、さくっと、１枚食べて出て行きました。

だからというのもあるのでしょうが、ここのお店のウエイターさんはとても親切でした。

シードルを飲む器についても、ニコニコ笑いながら説明してくれ、クレープを出すタイミングも聞いてくれました。
（パリじゃないみたいね〜！！）

デザートクレープです。

夫のはレモン＝シンプルでさっぱり。

私のはリンゴの煮たものが入っています＝ちょっとパンチ不足かな。
夫の（絞った残りの）レモンをかけてみました。

これを食べ終えたら、お腹が一杯になっちゃいました。

夕食が食べられないよ〜。
（で、結局、食べませんでした。）

食事が終わって外にでたら、日差しが戻っていました。
ノートルダム・デ・シャン寺院とマロニエの白い花が綺麗。

リュクサンブール公園に行ってみましょうか。

花屋の前にたたずむパリジャン（？）
なんとなく、パリっぽい？

お花。
アジサイ各種も売っていました。
菊も人気の花だと聞いたことがありますが、
花の好みが違うみたいです。

公園の一角に子供乗馬コーナーが。

うふふっ、可愛い。

ポニーとロバとポニーの引く馬車の選択がありました。

女の子はカメラ目線です。

そろそろホテルに戻って、夜遊びに備えましょう。

ところが、私がシャワーを浴びて着替えてみると、夫は寝ている。
「起きてよ〜。モンパルナスタワーくらい行こうよ！」

ばっしゃーん。　？？

バケツをひっくりかえしたような雨。
窓の下が屋根なので余計に大きな音なのかもしてませんが、外には出たくない降り！

で、パリ終了です。

パリできなかったこと。

①キャバレーへ行く。
②モンパルナスからパリの夜景を見る。
③ルーブルのあのピラミッドのライトアップを見る。
④コンコルド広場のライトアップを見る。
⑤ビストロで夕食を採る。

夜遊び関係が全滅でした。夫と来た意味がないじゃん。

この旅行記へのコメント （5）

• churros　さん 2010/06/16 09:29:13

  !Hola! れいろんさん、こんにちは

  れいろんさん、私もパリに今回行くんですよ。
  
  私的にはあまり乗り気じゃないんですが、ご想像の通りれいろんさんも
  書かれている様にフランスで親切にされた事ないんです、以前はトラン
  ジットで通過のため空港で、親切な人は皆無、目の前に在っても！ノン！
  元来東洋人に偏見があるようです。
  
  パリの５日間をどのように過ごすかが問題です、幸い日本から行かれる
  トラベラーさんとパリでミニオフ会をする予定なので、後４日フランス語
  だけの世界で過ごさないと思うと・・・
  
  　　　　　　　　　　　　　　　churros ひらた

  れいろんさん からの返信 2010/06/17 23:31:28

  ぼん・そわ〜・churros ひらた　さん

  churros ひらた　さん
  
  お久しぶりです。ずいぶんお顔を見ないな〜と思っていたら、、、
  書き込み３連ちゃん、ありがとうございます。
  
  マドリードからパリの豪華寝台列車がとても気になります。
  スペイン〜パリ、良いじゃないですか〜〜？
  パリがお好きでなくても、その移動方法はちょっと気に行っているのではありませんか？
  オフ会も楽しみですね。
  
  モン・サン・ミッシェルは、私も０６年の年末に行きましたが、興味深かったですよ。（「め・ぐすた」ではなく「め・いんてれっさ」という感じ。）
  ところで、ここでののホテルはどこになさいましたか？
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん

• ふらどくさん 2010/06/06 23:38:26

  うわぁ！パリだ！

  れいろんさん
  
  こんにちは、ふらどくです。
  
  パリの雰囲気が伝わってきます。
  
  そばクレープ美味しそうですね。
  パリに行くと必ずと言って良いほど食べます。
  モンパラナスのクレープリーはどちらへ行かれました？
  
  このそばクレープ、突然食べたくなることがあります。
  東京でも数件ありますが、
  パリの味までは中々いきませんね。
  今のところ神楽坂のお店がお気に入りです。
  
  ふらどく

  れいろんさん からの返信 2010/06/07 21:51:44

  ああっ、そうですね！

  ふらどくさま
  
  コメント（アドバイス？）ありがとうございます。
  そうですよね。料金は載せているのに、肝心のお店の名前が！！
  
  ４ｔの皆さんの旅行記から、ずいぶん情報をもらったので、
  ４ｔ加入後「初」の、今回の旅行記には、いろんな情報を盛り込もうと思って書いてきたのですが、、、・
  
  ご指摘ありがとうございます。これから、本文にも載せますね。
  
  【Cerperie de Plougastel】です。クレープ定食が安かったので入りましたが、ここも意外と有名店なんですね〜。
  お味もですが、ボリューム満点で、驚くことに接客がとても丁寧でした。
  
  日曜日の半端な時間でしたが、Josselinは相変わらず混んでいました。
  
  　　　　　　　　　　　　　れいろん

  ふらどくさん からの返信 2010/06/12 10:26:57

  RE: ああっ、そうですね！

  れいろんさま
  
  > 【Cerperie de Plougastel】です。クレープ定食が安かったので入りましたが、ここも意外と有名店なんですね〜。
  
  情報をありがとうございます。
  今度、トライしてみたいですね。
  
  > 日曜日の半端な時間でしたが、Josselinは相変わらず混んでいました。
  
  やはり混んでいましたか・・・
  昨年、クレープ通りを通った時も長い行列でした。
  並ぶより時差ぼけで完全に負けていました。
  
  中央線の某駅の売店にブルターニュの地図の書いた
  お菓子の缶がありました。
  今日のお昼もクレープかな・笑。