2010/05/02 - 2010/05/05
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azianokazeさん
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短い旅行の最終日、戦前に母が暮らしていた街、嘉義(かぎ)に少し立ち寄りました。女学校や家のあった付近の写真でも・・・という、柄にもなく殊勝な心がけです。まあ、ただの物見遊山より、何か目的があるほうが旅のしがいもありますので。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
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在来線台鉄で台南から嘉義へ移動。
写真は台南駅構内。
嘉義の目的は、母の思い出探しの真似ごとか。
それほど大層なことでもありませんが。 -
同じく台鉄・台南駅構内。
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駅構内の寿司屋さん。
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台南から嘉義は、特急にあたる自強号で40分あまり。
141元(約420円) -
台鉄・嘉義駅。
荷物預り所にバッグを預けて、街へ。
なお、嘉義駅構内の案内所の女性は上手な日本語で対応してくれました。 -
先ずは観光から。
市街中心部にある九華山地蔵庵へタクシーで。
九華山地蔵庵は、地蔵王菩薩を主祀とする、仏教系のお寺。正殿は、7階建ての壮大な構造です。 -
その歴史は古く、明朝末期に地蔵王菩薩が台湾に持ち込まれたのが始まりとか。
1697年に現在の場所に移転し、修復を重ね、1971年に現在の姿となりました。 -
主祀の地蔵王菩薩は、2階に祀られていますが、各階にもそれぞれ菩薩様などが祀られています。
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①でも紹介した、台湾でおみくじを引く際に使う木片。
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まず、この三日月型の木片(神様の耳を表しているとも)2枚を裏同士を合わせて(平らな方が裏、丸い方が表)両手に持ちます。
そして、神仏に自己紹介をして、願い事をひとつだけとなえます。
そして木片を地面に落して、裏と表の組み合わせがでれば、おみくじが引けます。
表表、裏裏とのときはもう1回。
3回やっても駄目なときは、神様が“その願い事は神意を問うに値しない”と今日は判断されたということであきらめます。
もっとも、何回も投げている様子も見ますので、いろいろルールはあるのかも。 -
最上階からの眺め(東方向)。
各階ごとにお参りして行くのが本来でしょうが、時間もあまりないので、エレベーターで直行。
嘉義は、阿里山森林鉄道の起点となる街でもあります。遠くにかすむ山々が阿里山方面でしょうか。
阿里山の山系に連なる玉山(日本統治時代は新高山)は台湾最高峰(日本統治時代は日本最高峰)3952mの山で、1941年12月2日に発令された日米開戦の日時を告げる海軍の暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」でも有名です。
ただ、当時の海軍の通信符号表には“ニイタカヤマ”は登載されておらず確証はないとか。 -
同じく南方向の眺め。
母の女学校や家はこの方角になるのでは。 -
西方向、駅方面です。
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地蔵庵前の通り。
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嘉義のグルメで有名なものは、火鶏肉飯。
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こちらは、上の写真とは別の、実際にお昼に食べた駅近くのお店。
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「火鶏肉飯」は、細かく裂いた七面鳥のお肉をご飯にのせ、タレをかけたもの。通常は、たくわんが添えられています。
他の都市では、鶏肉が使われていることもありますが、嘉義では七面鳥を使います。
非常にシンプルで、量も少なく、これだけで食べると言うより、他の料理と一緒に食べるのがよさそうです。
隣のスープは「味噌湯」・・・いろんな食べ物屋さんで見かけます。なんのことかピンときませんでしたが、味噌汁でした。
なお、奄美大島の名物料理に「鶏飯(けいはん)」があります。同じように、ご飯の上にのせた裂いた鶏肉にスープをかけて食べますが、こちらは具材も多く、はるかに手の込んだ料理です。 -
再び街歩きにもどります。これから向かうのは嘉義で最も美しい廟といわれる嘉義城隍廟。
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パイナップル屋さん。
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スイカ屋さん。
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何やら華やかなロータリー。
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やはり南国です。ヤシの実も。
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豚肉ですね。
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こちらは貝。
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卵屋さん。
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頂級「松阪猪肉(豚肉)」・・・・豚肉にも松阪があったのか?
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もちろん魚屋さんもあります。
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果物・野菜のスーパー。
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台湾の苦瓜は白色でした。
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市場の中に入っていきます。
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タケノコ。日本ではもう時期が終わりましたが、台湾では5月でも採れるようです。
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木彫りの置物のような鶏。
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市場の中のここから嘉義城隍廟(じょうこうびょう)へ入ります。
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市場側は裏口で、反対側が正面になります。
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土地神を祀るための廟である嘉義城隍廟は、1715年創建で、約300年の歴史があります。
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城隍とは城壁と壕を意味し、城壁に守られた城塞都市をあらわしています。その都市の守り神が城隍神であり、各地の城隍廟は裁判所のような役割を果たしていたそうです。
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嘉義で最も美しい廟といわれる城隍廟ですが、このときは暑さでヘロヘロ状態になりかかっていましたので、「ふーん・・・」って感じでした。
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城隍廟をあとにして、母が戦前に暮らした家があった場所や旧女学校に向かうのですが、このあたりで道がよくわからなくなってきました。
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一時完全に方向がわからなくなってしまいましたが、地元の人に尋ねながらなんとか、旧台南州立嘉義高等女学校(現在の 国立嘉義女子高級中学)が見えてきました。
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母が住んでいた家は、道路をはさんで女学校の向かい側にあったとか。
ということは、この公園に整備されているあたりが、その場所です。 -
道路の向かい側の建物が旧女学校の 国立嘉義女子高級中学。(場所が移転していなければの話ですが)
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当時、母は弓道に励んでおり、台湾代表として日本の国体にも出場したとか。
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校門の守衛さんに敷地内の写真を撮らせてもらえないか頼んだのですが、英語も全く通じず、筆談など交え悪戦苦闘。ようやく大方の趣旨は理解してもらえたようで、電話で確認をとっていましたが、結局、土日ならいいが、学生のいる平日はだめとのこと。
暑さのなか道に迷い、汗だくで髪をふりみだしたゾンビのような外国人が「中に入れてくれ」と言っている訳ですから、断るのが当然でしょう。
予想どおりの展開ですから、別に落胆もしませんでした。一応、やるだけののことはやった・・・ということで。 -
公園の一画、母の家があったと思われるあたりには、何か廟みたいなものがありました。
帰国後調べたところ、昭和20年4月3日、嘉義は空襲で焼け野原となっています。
母からは女学校時代の弓の話はよく聞きますが、空襲の話、そのとき家がどうなったのかは聞いたことがありません。 -
蘇氏の家廟のようです。
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近くの歩道橋から。左手が旧女学校、右手が家があったあたりです。
母の話では、女学校前の道路は中央が水路になっていたとか。今は写真のような広い道路です。 -
家があったあたり(多分)。
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学校の校門前から見た付近の様子。
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このあと、嘉義公園(日本統治時代の嘉義神社)にも行きたかったのですが、なかなかタクシーがつかまりません。仮になんとか車が捕まっても、帰りがどうなるか・・・。夕方の帰国に合わせて、昼過ぎには嘉義を発つ必要があります。
ここは無理せず、駅に戻ることにしました。
正直、かなり疲れました。 -
歩き疲れて、ミルクスタンドでひと休み。
濃厚なパパイヤミルク(本当はアボガドミルクを頼むつもりでしたが、間違えました。)
いずれにしても、疲れてのどが渇くときは、あっさりした水が一番のようです。
お昼に「火鶏肉飯」をと思ったのですが、いざ探すとなかなか見つからず結構歩きまわりました。結局、駅付近の店で(写真は前出)。 -
高鉄「嘉義駅」 在来線の嘉義駅から無料連絡バスが出ています。高速を走って20〜30分かかります。
この後、台湾新幹線こと高鉄で「桃園」へ移動し、帰国の途につきました。
最近足腰が弱って、自分では旅行は難しくなった母は、嘉義や台南の写真を喜んでくれました。
写真印刷ができたのがちょうど「母の日」ということで、数十年ぶりのプレゼントでした。
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この旅行記へのコメント (3)
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- じぇーんさん 2011/09/21 11:06:07
- 父がやはり
- こんにちは はじめまして
父がやはり戦後引き揚げるまで嘉義で暮らしていたようです。
11月に両親を連れて訪台を予定しています。
azianokazeさんの旅行記を拝見して当初計画にはなかったのですが父の故郷に1日ぐらい行くのもいいのかなと思えてきました。もう知ってる人もいないからという父は遠慮して嘉義に立ち寄りたいとは言いませんが行けば行ったで思い出す幼い日のこともあるでしょう。簡単に行けるところではないし父も80を過ぎました。
旅程はこれからなので検討しようと思います。
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- hiroshi_kakogawaさん 2010/10/31 23:11:47
- はじめまして
- 良い旅行をされましたね。
そして親孝行も・・・なかなか立派な事ですね。
私にはもう母は居ませんので、羨ましい限りです。
私も33年前から友人が居る嘉義に行っています。
今年の年末は台北だけですが、来年3月は台南まで
法事で行かなければなりません。
- azianokazeさん からの返信 2010/11/01 10:28:04
- RE: はじめまして
- 普段“親孝行”じみたこととか、何もしていませんので。
母の足腰が丈夫なうちに、本人を連れて旅行すればよかったのでしょうが。
それでも、子供時代の台南や、女学生の頃の嘉義の写真を喜んでくれました。
当時の面影は全くなくなっていますが。
hiroshi_kakogawaさんも良いご旅行を。
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