2010/05/08 - 2010/05/08
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sunnyさん
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春の旅行は、コーカサス最後の国、アルメニアへ。
日本からだとなかなか訪れにくい国ですが、シリアからだとアレッポからArmavia航空が週一月曜日運行中。
アルメニア北部の見所、修道院群をエレバンから日帰りでたずねてきました。
2010年5月現在の両替レート 1ドル=388ドラム
利用航空会社 Armavia航空Aleppo⇔Yerevan USD350
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☆アゼルバイジャン
http://4travel.jp/traveler/sunnyy/album/10231287/
☆グルジア
http://4travel.jp/traveler/sunnyy/album/10231290/
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
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土曜日の朝。
マルシュルートカ乗り場へ向かう。
あと数人で出発というマルシュを見つけ、乗り込む。ヴァナゾルまでは1,200ドラム、約3ドル。
一番後ろの窓際の席をゲット。
休日のためか渋滞知らず、すいすい市内を抜けて郊外へ。
車内でうとうとして目を開けるとこの景色。 -
ヴァナゾルに着き、拠点のアラヴィルディまでマルシュを乗り継ごうかどうか迷っていると、声をかけてきたタクシードライバー、ロバートさん。
地図を見せて行きたい修道院を指差す。
12,000ドラム(30ドル)でどう?
アフタラは少し離れているので、これを入れたらプラス2,000ドラム。
もうちょっと安くして〜とお願いしたら13,000ドラムにしてくれた。
早速ドライブ開始。まずはオズン教会へ。
チャーターの詳細はこちら
http://4travel.jp/overseas/area/europe/armenia/yerevan/tips/10151912/ -
教会の入り口が閉まってたのですが、
わざわざカギを開けてくれたおじさん。
オズン教会の内部は、簡素な石造り。
アルメニアが世界で初めてキリスト教を国教として定めたことはよく知られているが、
もともと教会内部は、フレスコ画のような装飾がなされてないものが多いとか。
ロシア正教会のような派手さはないが、厳かな雰囲気。 -
6−7世紀頃のこの教会。
すぐ横には、聖書の中の逸話が描かれているという石柱がある。
先ほど鍵をあけてくれたおじさんが、教会入り口で
絵葉書やガイドブック、十字架のアクセサリーを売っていた。
オズンにきてるのに、お気に入りのTatev修道院の絵葉書を購入。 -
ガイドブックによると、オズン教会近くに廃墟の教会があるというので行ってみた。
ツィラナヴォル教会。
7世紀のもので、面影ほとんどない塀のような廃墟。 -
すぐ横は崖。
眺めがすばらしい。 -
デベド川沿いを走り、急勾配の山道を登っていくとサナヒン村に到着。
10世紀に立てられ学術の中心だったサナヒン修道院へ。
地元のアルメニア人家族のほか、欧米人観光客が一人。
修道院入り口はアルメニア民芸品を売りに来ているおばさんたちが陣取り、声をかけてくる。 -
もっとも背の高い建物が救世主(アメナプルキチュ)教会。
-
このアーチ状の空間は学院跡だそうだ。
Tatev修道院と同じくここサナヒンも、当初は宗教上の拠点に加え、大学、神学校、図書館と教育文化の面でも大きな意味を持っていた。 -
建物のところどころに草が生えている。
自然が人間の建造物を徐々に蝕み始め、
いや建造物が自然の中にかえっているのか。 -
サナヒンの次に訪れたハグパット修道院。
12世紀頃立てられたもの。
学校の課外授業だろうか。
バスを貸切った学生が見学に来ていた。 -
こちらも、学校や神学校などの機能が備えられていた拠点のひとつ。
-
モンゴル軍が攻めてくる13世紀まで、繁栄を極め、多くの修道士を要していたこの修道院も、
現在はこのとおり。
大自然の中に埋もれていそう。 -
十字架岩、ハチュカル。
同じ模様はひとつとしてないこの十字架、
石を刻むことは修道士たちの修行のひとつでもあったという。 -
-
修道院からの眺め。
修道院というと、人里はなれたところにひっそりと建てられている物が多い。
リラの修道院、ギリシャのメテオラも然り。
トイレは入り口と反対側の一番奥にあり100ドラム。 -
この日最も北に位置する、アフタラ城塞とアフタラ修道院へ。
1000ドラム追加料金払ってわざわざお願いした場所。
山の上に見えてきた。 -
城塞の頂上にはアルメニア国旗がはためく。
迫害を受け、祖国を追われた歴史を持つ民族ゆえだろうか。
この国にはナショナリストが多い。 -
-
-
保存状態がいいフレスコ画。
装飾のない教会内部ばかり見てきたのでとっても新鮮。 -
教会入り口でやはり絵葉書やガイドブックを売っている女性の姿。
私は今日何人目の客なのだろうか。
待ってましたとばかり営業開始。
絵葉書も、木彫りの十字架のペンダントも買っちゃったし。
フレスコ画の絵葉書を買おうと思い値段を聞くと
500ドラムって。
さっきの教会は300だったよ?
400まで下がったけれど、それ以上無理そうだったので諦める。 -
この後はヴァナゾルへ戻りながらひとつ見てない教会に立ち寄るだけ。
こちらは今日半日お世話になった、運転手ロバートさんと彼の愛車。
古くて年期入った車だったけど、安全運転で快適ドライブでした。
口コミはこちら
http://4travel.jp/overseas/area/europe/armenia/yerevan/tips/10151912/ -
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車の後部座席でうとうとしていたみたい。
ほら、コバイルだよ。
と止まってくれた。
ぼーっとした頭で車から降りる。
線路を越えて入り口らしきところから上を見上げる。
はて。
教会の姿が見えない。 -
立ちすくんでいると、ロバートさんが途中まで道案内してくれることに。
すごい坂なのにすたすたと上るロバートさん。
一方息切れしながら後から必死に追いかける私。
ほら、この先だよ。
私はマシーン(車)で待ってるから。
きた道を戻っていった。
続く坂道を登り、
畑の脇の細い道を抜け、
放し飼いの牛たちの脇を過ぎ
10分くらい歩き続ける。
と、林の中に見えてきた。 -
12世紀に立てられたこの教会は、
グルジア正教様式という。
素人目にはアルメニア正教様式と大きな違いはないように思える。
ともかくここ、人の気配がなく廃墟のようだった。 -
恐る恐る教会の入り口を入ると、
薄暗いはずの内部が明るい。
天井が崩れ、青空天井が目の前に。
壁にうっすらと残っているフレスコ画が
なんだか物悲しく感じる。
修復する予定なのだろうか。
敷地内にはトラクターが一台おかれていた。 -
天気が悪くなってきたので、観光もそこそこに引き上げる。
湧き水の横をぬけ、牛たちに見送られながら、
今度は急な下り階段を降りていく。 -
ぽつぽつと雨が降り出してきた。
午後になると毎日のようににわか雨が降ってくるアルメニア。
風も出てきて冷えてきた。
ああ、こんなときに限ってコートを車に置きっぱなし。と、ロバートさんが私のコートを持って探しに来てくれた。
温かい心遣いに感激。
ヴァナゾルまで送り届けてもらい、お別れ。
出発間際のエレバン行きのマルシュルートカに飛び乗り、4時半過ぎに出発。
少しだけ駆け足のアルメニア北部の旅が終わりました。
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