初めてのマレー鉄道一人旅　その2　【クアラルンプール編】

2005/08/01 - 2005/08/01

初めてバックパックを背負って一人旅に出た時の旅行記です。

旅のルート
関空→　シンガポール→　クアラルンプール　→クラビ　→ピピ島　→バンコク　→関空

エリア クアラルンプール(マレーシア)

怒鳴り声で目が覚める。時計を見るとまだ朝の4時。廊下へ出ると明らかにそれとわかる娼婦のお姉ちゃんとインド人が喧嘩している、どうやら金でもめているようだ。そこへ白人らしきマネージャーが仲裁に入る、喧嘩もインターナショナルだなと、朝の4時からどうでもいいことで感心してみる。

コーヒーでも飲もうと1階へ下りると、その手のお姉ちゃんがわんさかいる。熱い視線をかわしながら部屋へ戻るが、結局うるさくて朝まで寝れなかった。

チェックアウトし交差点の角のコーヒーショップで朝飯をとる。コーヒーショップというと聞こえはいいが、単なる野外食堂のことである。

とりあえず、13:00発のクアラルンプール行きの切符を買おうと駅へ向かう。地下鉄は昨日乗ったので、バスで行ってみようと思い、バス停の近くで道を聞く。
「?80のバスに乗れ」ということで乗ったはいいが料金システムがわからない、どうやら先払いのようだが金額がわからない。まあいいやと、座り込んだら車掌がS$1.1入れろという。しかし今度は小銭がない、その旨を伝えると「誰かに替えてもらえ」と運転手、隣のモスリムのお姉ちゃんに替えてもらって無事乗車成功。なんとかなるもんである。

駅で切符をゲットしたがまだ時間がある。とりあえず駅で荷物を預けて街へ出てみる。初のバスに成功して気をよくした私は、インド人に道を聞きつつまたまたバスで中心街のオーチャードへ向かう。

「やっぱりオーチャードは都会やなぁ〜こんなに畑がいっぱいで果物もたわわに・・・」ってアホ！などと自分で乗り突っ込みしてる場合ではない、なぜか町外れの農場に着いてしまった。明らかにミステイクだ、あのインド人今度あったらしばいてやる！と心に誓い、反対車線でまたバスを待つ。

やっとの思いで到着したが、日本と変わらずただの都会であった、突然のスコールも加わって変な空虚感に襲われ駅へと戻り電車を待った。

お菓子とジュースを持って、長距離列車に乗るのはどうしてこうもワクワクするのだろうか。おまけに今回は駅のホームで入国審査のおまけ付き、イヤでもテンションが高まる。

電車では前の席の坊やに意味もなく話しかけ、窓の外のゴム畑に歓声をあげてる私は、彼の目にも変な外人に映ったに違いない。隣の席のオヤジはゲロ袋に吐いていた、こっちはテンション低いようだ。

クアラルンプール（KL）には17:00過ぎに着いた、予定よりも早い。

まずは宿探し。安宿は何軒か固まっているのでそんなに苦労はしなかった。何件か見て周り「PUDU HOSTEL」に決める。RM30（約900円）と若干高かったがエアコン付きだし、2階にネットカフェがあるのはポイント高い。しかし一番の決め手は1階がセブンイレブンだったからだ、なんせ富山にはないからね（涙）

402号室に入ると、そこは３畳ほどの部屋で窓もなかった、しかもエアコンがきいていない。話が違うと文句を言いにいくと、「夜の12時にならないとエアコンはきかないんだ、ロビーは涼しいからお前も着替えて早く下りてこい」という。見回すとロビーでは白人のバックパッカーたちがビリヤードをしたり、街で売っている違法コピーのDVDを見て12時まで時間をつぶしていた。

この日の夕飯はチャイナタウンで焼き飯みたいなものを食べ、NI○E？の時計をRM3（90円）で買った。

マレーシア風焼き飯