初めてのマレー鉄道一人旅　その５　【ピピ島】

2005/08/04 - 2005/08/05

初めて一人旅をした時の旅行記です。

旅のルート
関空→　シンガポール→　クアラルンプール　→クラビ　→ピピ島　→バンコク　→関空

エリア ピピ島(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: シンガポール航空

朝、おばちゃんに別れを告げ宿をあとにする。30年前くらいの三菱製の乗り合いバスに乗り込み港へ向かうが、これが詰めに詰める。
箱乗りで30人は乗っただろうか、最後に乗ってきたお兄ちゃんは落ちないように掴まっているのに必死だ。
その速度ときたら小走りの犬より遅い。強制収容所に送られていくユダヤ人の絵が脳裏に浮かび、小さな声で「ドナドナ」なぞを口ずさんでみた。そうこうしてるうちに港に着いた。

←K　GEST　HOUSE

フェリーで約1時間半でピピ島に着いた。

桟橋近くのツーリストで500B/泊（1500円）のAndaman Beach Resortに決める。2流リゾートではあるが代理店予約すると3倍くらいの値段はするから、日本の代理店がいかに経費がかかっているのかがよくわかる。

欧米人が多かったが、驚いたのは多くの男が彼女の分のザックも体の前に持ってあげていることだ、60Lはあるでかいザックでサンドイッチ状態で背負っているのだからたまらない、明らかに辛そう。。。レディーファーストもここまでくればただの罰ゲームだと思う。

←Andaman Beach Resort
桟橋から一番遠くにあるので安いらしい。

今日は天気があまりよくはなかったけど、明日はやりたいことがあったので、今日のうちに憧れの「Phi Phi Ley島」に行きたかった。映画「ビーチ」で有名になった無人島で、噂のパーフェクトビーチのある島だ。

時間は15時を回っていたが、早速海辺でロングテールボートのおじさんと交渉をする。800B（2400円）と割高だが貸し切りだし仕方がない。
ピピレ島まで来たが波が高くて湾内に直接入れないという、しかたなく裏側の入り江に船を停めて泳いで岩場までたどり着き、そこから10分ほど島の中を歩いてビーチに出た。

すごい！圧巻だ！映画の影響もあるが、なにか独特の謎めいた雰囲気がある。。。時間も遅く観光客は白人のグループが6人いるだけで、そいつらもしばらくして帰ったので本当に貸切だ。この旅に来て本当に気持ちよい一時だった。

ただ、島まで泳いで渡ったせいでカメラを持って来れなかったことは残念だった。

帰りがてらシュノーケリングをしながら夕日を眺め、トンサイベイに着いたのは18時をまわっていた。

船酔いがひどく、食べたが戻してこの日は床についた。