2010/03/20 - 2010/03/22
61497位(同エリア79806件中)
まゆままさん
東京建築巡り最終日は、朝一に築地から東銀座駅まで建築巡り、その後は東京下町二時間ウォーキングの本から人形町、水天宮の町並み歩き、再び移動して鳥越の町並みを歩いた。
そして旧岩崎家住宅見学(別旅行記)後、高島平にある梵寿綱設計のマンション、「秘羅禧・ 鎮守の森」を見学。最後に本郷の建築巡りをして東京建築巡りを無事終えた。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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宿泊地の築地本願寺から地下鉄東銀座駅へ向かって歩く。
角地に建つ三階建ての立派な銅板葺き建築が。
昭和5年前後に建てられたという宮川食鳥鶏卵。 -
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大正末期の建物、トラヤ薬局。
ファサードのギザギザが面白い。 -
近くで見るとこんな風
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ちょっと路地に入るとこんな立派な木造建築も残されていた。
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緑のネットがかけられていた昭和3年頃建築の華僑ビル
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華僑ビルの一階部分と二階以上の窓周りに使われていたタイルが立体的でとても素敵!
F.L.ライトの帝国ホテルのテラコッタがふと思い浮かんだ・・ -
建て替えが決まってしまった歌舞伎座
大正13年岡田信一郎設計により日本伝統の奈良様式と桃山様式を合わせたスタイルで建てられたもの。 -
岡田信一郎といえば、滋賀で見た鉄筋コンクリート造の和風建築、琵琶湖ホテルや旧武徳館を思い出す。
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東銀座駅近くの昭和5年前後築の改造社書店。
一つの建物を二つに割ったような?不思議な外観。 -
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東京2時間ウォーキングの本に、この辺りの町並みの様子が「まるで昭和の建築美術館」とか「この一画はまるで昭和初めの東京そのもの」などなどとてもそそられる文句が書かれていたので歩いてみようとやって来た、水天宮、人形町の辺り。
いくつかは残されていたのだが、期待してた建物や町並みがごっそりなくなっていたりしていたところが結構あって残念だった・・
2006年発行の本だったけど4年も経てばこんな風に少しずつ魅力的な建物や町並みって失われていくんだなあと実感。 -
3階建ての木造建築と銅板張り
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こちらはタイル張りや銅板張りの魅力的な家が三軒連なっていた。
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銅板張りの建物には戸袋などに江戸小紋といわれる江戸以来の日本の伝統的な紋様が使われていたりする。
この菱組紋の他にも青海波や麻の葉、網代、七宝つなぎなどなど多数あるという。 -
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こちらはお豆腐屋さんの建物。
2階の窓の両側は写真では六角形の亀甲紋の銅板が張られていた。 -
こちらの家の前で、本に載ってた「昭和初めの東京そのもの」の一画が見つからず、ちょうど向かいから出てきた人に聞いたら、
「もうだいぶ前に全部取り壊されて、駐車場とビルに変わった」と教えてくれた。 -
このあたりではあまり見かけなかった洋風の立派な建築、小川歯科。
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ドーリア式の大きな柱に挟まれたエントランス。
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駄菓子バーって何?と思ったら、なんと500円で駄菓子が食べ放題のバーらしい・・
他にも支店を見かけたけど流行ってるのかな?
昭和な外観だったけど内装も昭和レトロ調にまとめてあるみたい。 -
年季の入った本屋さんの建物。
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そして地下鉄で移動、鳥越の「おかず横丁」といわれる通りへやってきた。
この日は朝早かったからか、祝日だったからかお店はほぼ閉まっているようだったが
建物を見ながら歩いてるだけで楽しい通りだった。 -
大佐和茶舗と書かれたお茶屋さんの建物
ブルーのタイルがアクセントに入れられ、真ん中に五つマジョリカタイルが張られてた。 -
黄色のお花と葉がデザインされたかわいいマジョリカタイル。
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大胆に真っ赤にペイントされた建物。
隣の銅板張りとミスマッチ・・ -
TSと美しいロゴがファサードに描かれた建物。
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フェンスの錆具合などがいい感じの理容室
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銅板張りの酒屋さん、高岡商店の建物。
独特な雰囲気を醸し出していた。 -
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昭和3年に建てられたモダンな外観の旧小島小学校。
平成15年に廃校になったがリノベーションされてファッション関連のデザイナーのための創業支援施設となってるそう。 -
小学校の近くにあったうろこ張りの家。
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スクラッチタイルが部分的に張られた家も。
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おかず横丁からそれて歩いて行くと変わった造りのお家があった。
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井戸水なのか?ドラム缶の水受けがおもしろい・・
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この三日間の歩きがたたってか、膝がかなり痛くなり歩くにはちょっときつくなってきた・・
とりあえず一休みのつもりで電車では少し時間がかかるが、駅近にある、高島平の梵寿綱設計のマンション、秘羅禧・鎮守の森へ行くことに。
遠目で見ると一見何の変哲もないマンションのように見えるが・・ -
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マンションの壁面には自然の動植物をモチーフとしたレリーフが描かれている。
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池袋で見たマンション兼店舗の「斐禮祈・賢者の石」と同じ酒屋さんが所有しているマンション。
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巨大な親指?がにょっきり突き出ている。
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エントランスはこれからマンションへ入っていくとは思えないような雰囲気が立ちこめてる。
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お花のデザインがかわいい軒
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レトロな雰囲気のランプがぶら下がる
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エントランス脇にはこんな大量の液体を口から吐き出すブツブツ顔の謎の怪人が!?
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入り口扉にも装飾がびっしりと
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中へ入るとマンションのエントランスホールとは思えないような空間が広がっていた。
ステンドグラスに形の凝った照明がぶら下がる。 -
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入り口扉の裏側のデザイン
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エレベーターの扉
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マンションというと無機質なイメージだけどここでは細部を見ると有機的で豊かなデザインが施されていてマンションのイメージが覆されるなあ。
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最終日の最後には本郷の辺りの町並みを見てみたいとやって来た。
昭和9年建築のさかえビル。 -
一階にはコンビニが入っていてその看板の上の繊細な装飾が目を惹いた。
その他にも凝った装飾があちこちに見られる素敵なビルだった。 -
この扉と扉の枠もいい感じ。
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昭和4年建築の日本キリスト教団本郷中央教会。
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大正15年建築の日本キリスト教団弓町本郷教会。
以前内部を見せてもらうことがあって興味を持った大阪の天満教会と同じ中村鎮設計のものということでぜひこちらも内部を見てみたいなと思ってたのだが、扉は閉ざされていてお留守のようで残念; -
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大正12年建築の郁文堂。
元銀行ということで重厚な造り。 -
ぜひ見てみたいなと思ってた昭和3年建築の万定フルーツパーラー
趣のあるレトロな喫茶店だ〜 -
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万定フルーツパーラーの近くにあって気になった建物。
元は洋食レストランだったそう。 -
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明治38年建築の本郷館。
木造三階建ての元下宿屋。 -
大正5年建築、求道会館。
武田五一設計のロマネスク教会風の建物。
第四土曜日は見学できるそうなのだが、今回は日が合わなくて残念。 -
本郷館の向かいには鳳明館別館という旅館が。
この辺りはとても風情のある界隈でもっと散策したかったのだけど、気力は十分だったのに足が限界?に来てたのでそろそろ引き上げることに。(もう東大の中へすら行けなかった・・;)
三日間の建築巡りもようやく終わりに。
思う存分一人で巡ることができてとても幸せな3日間だった〜フリータイムをくれた家族に感謝!
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