2009/12/28 - 2010/01/05
11572位(同エリア17084件中)
ちゃおさん
今回の旅行へ出る数週間前、フランスの知性とも言われたレヴィ・ストロースが齢100歳で亡くなった。ストロースの「悲しき熱帯」を読んだのは40年以上も前の学生の頃だったから、もう随分昔のとうに亡くなっている人かと思っていたら、つい最近の死亡記事を見て、又昔の学生時代を思い出した。
自分が多摩霊園の近くに住んでいて、時々墓地を通り抜けて浅間山まで散歩に行ったり、春の桜の季節には霊園の桜を見に出かけるから、同じ様なこのモンパルナス墓地を見に来よう、とした訳ではない。
ストロースに啓発された訳でもないが、パリのこのモンパルナスの丘には、多くのフランス文化人、所謂「フランスの知性」の御霊が眠っている。その代表がサルトルであり、カミュの分り易い実存主義から始まって、サルトルの嘔吐に至り、悪戦苦闘した学生時代を思い出し、そのお墓を表敬訪問したかった。
パリの蚤の市ではないが、生鮮市、ストリートマーケットを通り過ぎた先にモンパルナス墓地がある。「丘」と言えるかどうか、セーヌ川がパリの低地部分を流れているので、その比較からすると、やや盛り上がった高台状にあるから「モンパルナスの丘」と言っても良いだろう。
墓地は多摩霊園の数十分の一に規模、端から端まで歩いて行っても、ものの10分も掛からない。その入った直ぐの右手にサルトル夫妻のお墓がある。
ジャン・ポール・サルトル1980年没、シモーヌ・ボーボワール1986年没。墓石に二人の名前が刻印され、今でも毎日参詣者が耐えない。フランス人に限らず、世界中から嘗て彼等を憧憬していた人々が参詣に訪れているのだろう。
前回パリを訪問した際は機会がなくこの墓地を訪れることが出来なかったが、今日は、偶々ストロースで思い出した訳でもないが、一度は尋ねてみよう、との思いで来て見た。来て見て今尚サルトル、ボーボワール、その他著名人の墓石に献花が耐えていないのを見て、フランス国民の文化、知性、良識を大切にしている気持ちが再認識できるものだった。
-
地下鉄(メトロ)モンパルナス駅から徒歩5−6分、ストリートマーケットを通り過ぎた先に、モンパルナスの墓地がある。
-
大きさは多摩霊園の数十分の一の規模。端から端まで見渡せる広さ。
-
しかしパリ中心部に近いこの墓地には多くの著名人、文化人、芸術家などが埋葬されている。
-
・・どこかにモーリヤックのお墓もあるかもしれないが・・・
-
サルトル夫妻のお墓は墓地を入って直ぐの右手にある。
-
亡くなってもう既に30年以上経つが、今でも参詣者は絶えず、献花も捧げられている。
-
フランスの知性。皆に慕われたサルトル夫妻。墓碑にはただその名前と出生死亡が書かれているだけ。フランス人にとっては、それだけで充分だった。
-
墓地の案内板には有名、著名な人名が並んでいる。
-
爽やかな気持ちで墓地を出ると、多くの屋台は既に店の片付けが終わり、目の前にモンパルナスタワーがそびえていた。
-
わき道には隙間の無い程の駐車の列。この点に関しては、フランス人は日本人より器用かも知れない。
-
こんなにきっちりと並んでいます。パリに於いては、バンパーって本当に壊すための緩衝パネルだと理解できました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 一歩人さん 2013/10/24 11:45:53
- ふ、ふ、サルトルが出ましたね!
- ちゃおさんへ
ふ、ふ、BSで蚤の市を見たので、こちらへ。
おやああ!サルトルでしたか。
ふ、ふ、私は、ゼミで法哲学を。実存主義、記号論理学を学びました。
今思うと、不思議な出会いでしょうか。忘れられません。
在学中にコンピューター夜間学校へ行き、コンピューター学会へも加入。
引退後は、江戸東京博物館のボランテイア、ビューテイサイエンズ学会ヘ。
ふ、ふ、どこをどうつながれば、こうなることやら。
今は、実家の浄土真宗の墓守へ。う〜ん。仏教は哲学よね。
ありがとうごいざました。失礼しま〜す♪
懐かしくて、とても、うれしかったです。
- ちゃおさん からの返信 2013/10/25 10:27:01
- RE: ふ、ふ、サルトルが出ましたね!
- サルトルのお墓と言ったら、3年前のお正月、パリのモンパルナス、共同墓地へお参りに行きました。奥さんの確かシモーヌかそんなような名前の奥さんと一緒の墓地に収まっていて、数多くの花が献花されていました。白い大理石のお墓が今でも印象に残っています。
> ちゃおさんへ
> ふ、ふ、BSで蚤の市を見たので、こちらへ。
> おやああ!サルトルでしたか。
>
> ふ、ふ、私は、ゼミで法哲学を。実存主義、記号論理学を学びました。
>
> 今思うと、不思議な出会いでしょうか。忘れられません。
>
> 在学中にコンピューター夜間学校へ行き、コンピューター学会へも加入。
>
> 引退後は、江戸東京博物館のボランテイア、ビューテイサイエンズ学会ヘ。
>
> ふ、ふ、どこをどうつながれば、こうなることやら。
>
> 今は、実家の浄土真宗の墓守へ。う〜ん。仏教は哲学よね。
>
> ありがとうごいざました。失礼しま〜す♪
>
> 懐かしくて、とても、うれしかったです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
11