ドイツ・スイス・イタリア・フランス・カミカゼ旅行記（１）出国。

2009/12/28 - 2010/01/05

今年の年末年始をどこでどの様に過ごそうかと考えあぐんでいる内に日にちもどんどん進み、12月に入ってからの航空券もバカ高。一時は南半球のオーストラリアで真夏のお正月を迎えようかとも計画を巡らせたが、年末年始の航空券はこれだけで３０万円を越えてしまう。当方の財政事情では到底無理な話しで、結局、安売り団体ツアーを売り物にしている阪急のトラピックスに申し込むことにした。いや、阪急社の名誉の為に言って置くが、トラピックスにも勿論豪華版コースがあり、全てが全て安いという訳ではないが、何故か僕が選ぶのは、いつも安いコースに限られている。

実際個人で旅行するより、団体ツアーの方が随分と割安で、個人旅行の場合は、安売りチケットを買えたとしても、その後、旅行先での宿泊代は現地料金になり、アジア方面の物価の安い国を旅行する分にはそれでも安上がりに済むが、米国・欧州などの物価高の国を旅行する時は、たまったものじゃない。安売りチケットで受けたメリットなど、２−３日のホテル代で直ぐにも吹き飛んでしまう。

その点団体旅行の場合は、ホテルから３食の食事まで大体が全て含まれていて、ツアー代金以外に支払うものと言えば、自宅から成田までの交通費、サーチャージ代、このサーチャージ代が曲者で、以前はこんなへんてこりんな名前の追加料金など無く、どこからどこまでの「往復航空運賃」一本だったのが、各社の競争激化で、額面の運賃を安く装って、実際購入する時は、かなり法外なサーチャージ代と称する追加料金が請求され、理由を聞くと「原油高騰の折」とか「航空燃料代の増減に従って」など、それらしい理由をつけては強制的に徴収している。強制徴収する位なら最初から１本の料金で分り易くしておけば良かろうにとつい愚痴りたくもなるが、それもこれも所謂行政指導かも知れないし、各国航空会社がやっていることを日本だけやら無い、と言う訳にも行かない事情はあるかも知れない。

話がわき道にそれたが、ツアー料金以外に必要とするお金は、上記に加え、現地の土産物代、自由時間の飲食代、ビール等の飲み物代等で、土産も買わず、何もしないでホテルにじっとしていれば、もう殆どお金がかかるということが無い。

そのトラピックス、今回僕が申し込んだのは「ドイツロマンチック街道・スイス・ミラノ・パリ・モンサンミッシェル９日間の旅」と銘打った、名前を聞いただけでも如何にも気持ちがそそられる魅力的なツアーで、その又料金と言ったら、驚きの価格を通り越し、一体どこからこんな金額がはじき出されるのか、企画者の頭脳のさえを聞いてみたいものだが、正月休暇前に入る１１月、１２月出発で１１万円！正月明けの１月に入ったら、１０万円！１０万円ですぞ！１０万円でホテル食事込みの９日間のヨーロッパ旅行が出来る！僕の様な者にとっては夢物語のような話である。

このツアー、年末出発は流石に割高になっていて、それでも僅か１６万円。一人部屋追加料金４万円をプラスしても２０万円。更に前記のサーチャージ代２万４千円その他をプラスしても合計で２３万円強で旅行出来る。

さて成田集合は８時２０分。遅れたら旅行に行けないので、目覚ましはがっちり４時に掛けておいたが、しかしそれも必要なく、朝は２時頃からうとうとしてきて、５時に起き出し、５時半には自宅を出て、成田に向う。ちょっと小雨が降っているが傘を差すまでもない。数十年振りのヨーロッパ。少しばかり心も躍った。

エリア ハイデルベルク(ドイツ)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

成田空港、第１旅客ターミナル南ウイング、Ｋカウンターは団体客専用のカウンターブースがんばらんでいる。

集合時間の８時２０分前、カウンターで手続きを取っている一緒の旅行客。

朝の空港ビル内を行き来する旅行客。どことなく心ウキウキの感じ。

団体カウンターは今回僕が参加した阪急トラピックスを初め、ＪＴＢ，近ツル、その他十数社の旅行社が並んでいる。

さて、搭乗手続きを終え、通関へ。

ここの南ウイング、ヨーロッパ方面への発着多く、おなじみのＡＮＡのマークを見える。

赤十字マークはおなじみのスイスエアー。

５００人乗りのスーパージャンボを飛ばしているシンガポールエアーも見えました。

なつかしのＲｏｙａｌ　Ｔｈａｉ。

さあ、これからＬｕｆｔＨａｎｓａへ乗り込みます。