上高地旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今晩は1組の布団で2人で寝る。友人とやから、それ程気を使わないとは言え…ヒュッテ中がこの状態。パッと横を向けば見知らぬ人の足が目の前に…。寝れるかなぁ。あぁ心配&不安。寒さに備えて、ダウンやらフリースやらを着込んで就寝。やっぱり熟睡はできない。だんだん、めっちゃ暑くなってきて、汗ダラダラ。途中で一枚ずつ着込んでいた服を脱ぐ。あー寝れん。うつらうつらしながら、朝を待つ。そんな中、ゴソゴソ動いてる人がいるなぁと目を開けてみると、しゃがんだ人のシルエットが見える。と思ったら、「ここじゃないー!!」「一旦、外に出て!!」と緊迫した声が響き、しゃがんでいた人は回りの人に促され部屋を出ようと立ち上がり、歩き出す。次の瞬間、バタンッ!「痛いー!もう!」再び、声が響く。よくよく確認すると…ある方がトイレに行こうと起きたのはいいけど、皆がギュウギュウ詰めで川の字になって寝ているその場所でズボンを下ろし始め、その場所で用を足そうとしていたそう…隣で寝ていた方が慌てて「ここじゃないー!」と叫び、寸前で最悪の事態は回避できたものの、今度は暗闇でどこがどうなっているか分からなくなってしまったその方が派手に転び、皆の上に覆いかぶさってきた、っていうハプニング。ほんのちょっと離れていただけで、私は何の被害も受けなかったけど、隣の人はとんだ災難やなぁ。トイレの方も悪気はなかったやろうけど、もうちょいしっかりしてくれよ!って言いたくもなるよね。まぁ、なんとかトイレに行けたみたいやし、とりあえずは良かったという事で。皆、再び眠り始める。どれくらい経ったかなぁ。またも、ガサガサ人が動く音と「いない!」という声。トイレの方の相方が「トイレ行ってから帰ってきてないねん。どこ行ったんやろ?どこにもいてない。」と話してる。先程の方が行方不明!?これはヤバイぞ。あんな状態やったし、外で転んでいたとしたら…うわぁ、とにかく探さないと!近くの人達が起きだし、私も起き上がろうかとした瞬間。「おった!」の声。「???」カーテンを開けてすぐの所でグースカ寝てらっしゃるところを発見される。近くにいすぎて、逆に見逃してたんでしょうか…?その一言で起き上がろうとしていた人が皆一斉に横になった。まるでコント。お騒がせさんよ、いい加減にしてくれよ!と全員が言ってるのが聞こえた気がする。結果的に何事もなくて良かったけどさ、本当にこんなお騒がせな人を久々に見ましたよ。えぇ。すっかり目が覚めて、結局寝たんだか寝てないんだか…。5時頃からほとんどの人が起きだし、歩く振動が床を伝って全身に響く。こりゃ、横になってるのもしんどい。私も起きよう。<br /><br />今日は昨日にも増して、快晴も快晴。空が青すぎて、近すぎて、ビックリするね。この清々しい空の下でヨガをする。ゴツゴツの岩の上で転ばないよう、慎重にポーズを決める。目を閉じて、ただ太陽の暖かさを感じるだけで生きてるー!私ー!って何かが燃え上がってきて気分爽快。最高の朝。<br />荷物を整えたら、豪華商品が当たるジャンケン大会に参加!私も弱いけどね、友人は嘘やろ?!っていうくらい全部一回戦で負けてた。必殺のチョキや!って張り切ってたけど、ことごとく負け。必殺って…。結局、何も当たらず…上高地からのバスの時間を考え、最後の数回を残して、泣く泣く下山開始。よし!下山も注意して、ゆっくり行こう!って言い合って、最初の第一歩で、友人ビックリするくらいこける。足痛いー!!って言うてるけど…もうオモロすぎて笑いがこらえられん。一応、心配してますよ風で駆け寄ってみたけど、友人も笑てるし!二人で大爆笑しながら、仕切り直して、さぁ下山。あんた、いつもやってくれるねぇ。笑い事ちゃうねんけど、もう耐えられへんかったわ。やっぱり帰りは早い。残雪ゾーンなんて一瞬で終わったもんな。あっちゅう間に涸沢ヒュッテが遠くなる。時間的には登りと大差ないんやけど、気持的にはかなり楽。富士山と違って木々が生茂ってて、草花もいっぱい、周辺の山々の姿は感動的。あー北アルプス最高っす!それでもまぁしんどいのはしんどいんやけどね。下りの方が膝にこたえるなぁ。バスの時間を気にしながらも、順調に下ってきて、徳澤園に到着。予定より早く着いたからゆっくりお昼ご飯食べよう!やっぱり皆考える事は同じなようで…ものすごい行列。仕方ない、私らも並びますか。運よく席も確保できたし。(席を確保できなかった方は外で立ち食いしてた。)徳澤園には有名なメニューがふたつある。「野沢菜チャーハン」と「ソフトクリーム」まずはチャーハンを張り切って注文し、ガツガツ食べる。すると、並んでる方に「それは何ですか?」と聞かれ「野沢菜チャーハンですよ☆」とお教えするも、その方が張り切って注文する頃には売り切れ…。残念でございました。数分の差で食べれた私らはラッキーやなぁ。ソフトクリームも大行列。せっかく来たんやし、食べへんわけにはいかん。並ぼか。待って待って食べたソフトクリームは最高に美味しかった!!疲れた体に甘いものはかかせへんなぁ。よしっ!!上高地まであと3時間、頑張るで~。平坦な道になったものの、地味にしんどい。でも止まるわけにはいかんからひたすら歩く。今日の晩御飯と温泉を励みにただ歩く。やっと明神池。もうちょっとやー!この辺りまで来ると、カップルや家族連れの姿が目立つ。いつの間にか目の届く範囲にはトレッキング姿の人はいなくなり、本格的な山登りの格好をしてる事が逆に変な感じになってくる。ヒールをコツコツ言わして彼氏と手を繋ぎながら歩く女子を見てると、幸せって何やろ?とかって変な問いが頭をよぎる。わたしゃ、もっすごい景色を自分の足で見てきたんやで。相当幸せやんか!って自分で自分に答える。下界に戻ってくると、途端に隣の芝が青く見える。こういう感じ、嫌やわ。もっと強くなれ、私!!<br />着いたー!!河童橋!今回も無事に登って下りてきた。良かった。お土産をどっさり買い込む。あまりの重さに宅急便で送ることに。ついでにダウンやトレッキングシューズ等、下界では必要ないものを一緒に入れる。あぁ身軽。平湯までのバスの列に並ぶ。最終バスの時間より早く着いたもんねぇ。余裕の顔して並んで、いざ乗り込もうとしたら…先にチケットを買っておかないとダメだと言われる。へっ?!そんなん聞いてませんやん。最悪。渋々チケット売り場へ向かい、次のバスを待つ。はぁ、地味に時間を無駄にした。平湯で乗り換え。けっこう時間がある。ここにもお土産屋さんがあり、色々と物色する。さっきまで山歩いてたなんて思えへんな。私の物欲ったらないわ。なんとか自分の物欲を押さえ込み、ベンチでボーっとバスを待つ。そこへ外国人の方がやってきて、バスの運転手さんに○○へ行くバスは何時?と質問してる。運転手さんは勤務を終えて帰り支度をしてはったけど、「ゴートゥ○○はぁ、ファイブオクロックぅ、乗り場はぁ、ディス…ナンバー○○…」と必死の英語で丁寧に丁寧に答えてあげている。ここで待って、次に来るバスに乗れば大丈夫やから!といったジェスチャーをして、最後に「ファイブよ!オッケーね!」と言ってその場を去った。なんて親切な運転手さん。一旦、事務所かどこかに向かった運転手さんやったけど、ファイブオクロックになるとバス停に戻ってきて、外人さんをお見送り。優しすぎる。良い光景見たなぁ。どんな人にも優しく接しようと強く思った。

KARASAWA FES.2009 ③

5いいね!

2009/09/04 - 2009/09/07

1436位(同エリア2201件中)

0

6

k-kaoru

k-kaoruさん

今晩は1組の布団で2人で寝る。友人とやから、それ程気を使わないとは言え…ヒュッテ中がこの状態。パッと横を向けば見知らぬ人の足が目の前に…。寝れるかなぁ。あぁ心配&不安。寒さに備えて、ダウンやらフリースやらを着込んで就寝。やっぱり熟睡はできない。だんだん、めっちゃ暑くなってきて、汗ダラダラ。途中で一枚ずつ着込んでいた服を脱ぐ。あー寝れん。うつらうつらしながら、朝を待つ。そんな中、ゴソゴソ動いてる人がいるなぁと目を開けてみると、しゃがんだ人のシルエットが見える。と思ったら、「ここじゃないー!!」「一旦、外に出て!!」と緊迫した声が響き、しゃがんでいた人は回りの人に促され部屋を出ようと立ち上がり、歩き出す。次の瞬間、バタンッ!「痛いー!もう!」再び、声が響く。よくよく確認すると…ある方がトイレに行こうと起きたのはいいけど、皆がギュウギュウ詰めで川の字になって寝ているその場所でズボンを下ろし始め、その場所で用を足そうとしていたそう…隣で寝ていた方が慌てて「ここじゃないー!」と叫び、寸前で最悪の事態は回避できたものの、今度は暗闇でどこがどうなっているか分からなくなってしまったその方が派手に転び、皆の上に覆いかぶさってきた、っていうハプニング。ほんのちょっと離れていただけで、私は何の被害も受けなかったけど、隣の人はとんだ災難やなぁ。トイレの方も悪気はなかったやろうけど、もうちょいしっかりしてくれよ!って言いたくもなるよね。まぁ、なんとかトイレに行けたみたいやし、とりあえずは良かったという事で。皆、再び眠り始める。どれくらい経ったかなぁ。またも、ガサガサ人が動く音と「いない!」という声。トイレの方の相方が「トイレ行ってから帰ってきてないねん。どこ行ったんやろ?どこにもいてない。」と話してる。先程の方が行方不明!?これはヤバイぞ。あんな状態やったし、外で転んでいたとしたら…うわぁ、とにかく探さないと!近くの人達が起きだし、私も起き上がろうかとした瞬間。「おった!」の声。「???」カーテンを開けてすぐの所でグースカ寝てらっしゃるところを発見される。近くにいすぎて、逆に見逃してたんでしょうか…?その一言で起き上がろうとしていた人が皆一斉に横になった。まるでコント。お騒がせさんよ、いい加減にしてくれよ!と全員が言ってるのが聞こえた気がする。結果的に何事もなくて良かったけどさ、本当にこんなお騒がせな人を久々に見ましたよ。えぇ。すっかり目が覚めて、結局寝たんだか寝てないんだか…。5時頃からほとんどの人が起きだし、歩く振動が床を伝って全身に響く。こりゃ、横になってるのもしんどい。私も起きよう。

今日は昨日にも増して、快晴も快晴。空が青すぎて、近すぎて、ビックリするね。この清々しい空の下でヨガをする。ゴツゴツの岩の上で転ばないよう、慎重にポーズを決める。目を閉じて、ただ太陽の暖かさを感じるだけで生きてるー!私ー!って何かが燃え上がってきて気分爽快。最高の朝。
荷物を整えたら、豪華商品が当たるジャンケン大会に参加!私も弱いけどね、友人は嘘やろ?!っていうくらい全部一回戦で負けてた。必殺のチョキや!って張り切ってたけど、ことごとく負け。必殺って…。結局、何も当たらず…上高地からのバスの時間を考え、最後の数回を残して、泣く泣く下山開始。よし!下山も注意して、ゆっくり行こう!って言い合って、最初の第一歩で、友人ビックリするくらいこける。足痛いー!!って言うてるけど…もうオモロすぎて笑いがこらえられん。一応、心配してますよ風で駆け寄ってみたけど、友人も笑てるし!二人で大爆笑しながら、仕切り直して、さぁ下山。あんた、いつもやってくれるねぇ。笑い事ちゃうねんけど、もう耐えられへんかったわ。やっぱり帰りは早い。残雪ゾーンなんて一瞬で終わったもんな。あっちゅう間に涸沢ヒュッテが遠くなる。時間的には登りと大差ないんやけど、気持的にはかなり楽。富士山と違って木々が生茂ってて、草花もいっぱい、周辺の山々の姿は感動的。あー北アルプス最高っす!それでもまぁしんどいのはしんどいんやけどね。下りの方が膝にこたえるなぁ。バスの時間を気にしながらも、順調に下ってきて、徳澤園に到着。予定より早く着いたからゆっくりお昼ご飯食べよう!やっぱり皆考える事は同じなようで…ものすごい行列。仕方ない、私らも並びますか。運よく席も確保できたし。(席を確保できなかった方は外で立ち食いしてた。)徳澤園には有名なメニューがふたつある。「野沢菜チャーハン」と「ソフトクリーム」まずはチャーハンを張り切って注文し、ガツガツ食べる。すると、並んでる方に「それは何ですか?」と聞かれ「野沢菜チャーハンですよ☆」とお教えするも、その方が張り切って注文する頃には売り切れ…。残念でございました。数分の差で食べれた私らはラッキーやなぁ。ソフトクリームも大行列。せっかく来たんやし、食べへんわけにはいかん。並ぼか。待って待って食べたソフトクリームは最高に美味しかった!!疲れた体に甘いものはかかせへんなぁ。よしっ!!上高地まであと3時間、頑張るで~。平坦な道になったものの、地味にしんどい。でも止まるわけにはいかんからひたすら歩く。今日の晩御飯と温泉を励みにただ歩く。やっと明神池。もうちょっとやー!この辺りまで来ると、カップルや家族連れの姿が目立つ。いつの間にか目の届く範囲にはトレッキング姿の人はいなくなり、本格的な山登りの格好をしてる事が逆に変な感じになってくる。ヒールをコツコツ言わして彼氏と手を繋ぎながら歩く女子を見てると、幸せって何やろ?とかって変な問いが頭をよぎる。わたしゃ、もっすごい景色を自分の足で見てきたんやで。相当幸せやんか!って自分で自分に答える。下界に戻ってくると、途端に隣の芝が青く見える。こういう感じ、嫌やわ。もっと強くなれ、私!!
着いたー!!河童橋!今回も無事に登って下りてきた。良かった。お土産をどっさり買い込む。あまりの重さに宅急便で送ることに。ついでにダウンやトレッキングシューズ等、下界では必要ないものを一緒に入れる。あぁ身軽。平湯までのバスの列に並ぶ。最終バスの時間より早く着いたもんねぇ。余裕の顔して並んで、いざ乗り込もうとしたら…先にチケットを買っておかないとダメだと言われる。へっ?!そんなん聞いてませんやん。最悪。渋々チケット売り場へ向かい、次のバスを待つ。はぁ、地味に時間を無駄にした。平湯で乗り換え。けっこう時間がある。ここにもお土産屋さんがあり、色々と物色する。さっきまで山歩いてたなんて思えへんな。私の物欲ったらないわ。なんとか自分の物欲を押さえ込み、ベンチでボーっとバスを待つ。そこへ外国人の方がやってきて、バスの運転手さんに○○へ行くバスは何時?と質問してる。運転手さんは勤務を終えて帰り支度をしてはったけど、「ゴートゥ○○はぁ、ファイブオクロックぅ、乗り場はぁ、ディス…ナンバー○○…」と必死の英語で丁寧に丁寧に答えてあげている。ここで待って、次に来るバスに乗れば大丈夫やから!といったジェスチャーをして、最後に「ファイブよ!オッケーね!」と言ってその場を去った。なんて親切な運転手さん。一旦、事務所かどこかに向かった運転手さんやったけど、ファイブオクロックになるとバス停に戻ってきて、外人さんをお見送り。優しすぎる。良い光景見たなぁ。どんな人にも優しく接しようと強く思った。

この旅行記のタグ

5いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP