2009/09/04 - 2009/09/07
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k-kaoruさん
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今年は絶対に行くと決めていた「カラサワフェスティバル」日本で唯一、山の上で開催されるフェス。これは行かねばならん。
涸沢は穂高岳の途中にある場所で涸沢カールの美しさが有名。紅葉のシーズンともなれば、ものすごい数の人が涸沢にやってくる。山登りをする人ならば、一度は訪れたいと思う場所。聖地って言って間違いなし。涸沢の景色を想像しただけで、ニヤけてくる。たまらん景色が広がってるわけですよ。
フェスへの参加条件として、自己責任の上で、自力で6時間程かけて涸沢まで登ってこれる人、とある。こんなフェスはどこにもないよなぁ。若干、ビビリつつ参加を決めたからには、いつもの如く旅の手配をしなければ!!
大阪から上高地までは7~8月までなら直行のバスが出てるけど、カラフェスが開催されるのは9月。乗り継いで行かなアカンねんなぁ。今回も毎度おなじみ、夜行バスで松本まで行って、乗り換えて再びバスで上高地へ。富士山に行った時は超快適な3列シートやったけど、今回は普通の観光バスで4列シート。あぁ体が痛い。なかなか寝られへんなぁ。しかも、道が空いてたからなのか、サービスエリアでの休憩が1時間とかある!どんだけ休憩するねん!せやったら進んでくれよ!って思うけど…色々あるんやろなぁ。早朝5時過ぎに松本着。さすがは避暑地、長野!涼しい。いや、ちょっと肌寒い。ここでこの気温、山の上が思いやられる。上高地行きのバス出発まで3時間以上ある。朝ごはん食べてゆっくりしょーか。焼き魚定食とか納豆とか食べたかったけど、探す気力はなく、パッと目についたマクドナルドへ。いつもはジャンクフードなんて!って思ったりするけど、こういう時にマクドを見つけると、ものすごホッとする。朝5時から割引クーポンを出した私らが悪かったんかなぁ。レジのバイトの子よ、遅すぎるぞ!何回携帯の画面確認するねん!もうちょい頑張ってくれー!!友人のホットコーヒーはビックリする程冷めてるし。マクドでゆっくりゆっくり用意して、いざバスに乗り込む。あぁ何年振りの上高地やろ?初めて行った時の衝撃ったらなかったもんな。旅行って遊園地か海で泳ぐしかないと思ってたから、そりゃ上高地の景色はカルチャーショックやったなぁ。1時間半程バスに揺られ、ついに到着!変わってないねー上高地!素晴らしい景色でございます。早速お土産に心惹かれるけど…帰りに買うんやで!自分に言い聞かせ、靴の紐を締め直したら歩き出す。今日は平坦な道を3時間程歩いて「徳澤園」まで。前に来た時は上高地が数多くの山に登る為の出発点になってるなんて全く知らず、周辺を小1時間くらい散歩するだけの場所やと思ってた。槍や穂高にここから登れるなんて…。山の名前も知らんかったけど…。無知って怖いね。
まずは明神池を目指す。木立の中を軽快に歩いて行く。トレッキング用の道が整備されてて歩きやすい。可愛らしい花が咲いていて、飽きることがない。ホンマにええとこ来たな。良い感じで汗を流しながら、無事に明神池に到着。ひょえーーー!!!なんじゃ、この景色。ここまでは前回の旅行の時にも来たけれど、その時とはまた違う新鮮さで美しすぎる景色に感動。時間を忘れて、目の前の絶景に見とれる。どんなアングルで写真撮っても、プロみたいに撮れる。すごいぞ、ここ。
存分に明神池を堪能した後は腹ごしらえ。すぐ傍に嘉門次小屋がある。前回、ここで食べた山菜そばが旨すぎて、絶対にまた食べたいと思ってた。今回は岩魚の塩焼きもチーズの燻製も頼んだ。贅沢。岩魚は小屋の横を流れる川から獲ってすぐのものを焼いてくれる。旨くないはずがない。そばも変わらずの美味しさで、疲れも吹き飛ぶ。前回はここまで来るのにヒィヒィ言ってたけど、今回はここが真のスタート地点って感じ。先はまだまだ長いね。頑張ろう。思ったより長い道のりに徐々に疲れと飽きがやってくる。平坦な道故の疲れが…。意外に遠いぜ、徳澤園。やっと看板が出て、あと数百mってところで雨が降り出す。ほんの数分やし、宿まで持つと思ってたら大間違い!あっちゅう間に豪雨になり、慌てて傘を引っ張り出して、宿へと駆け込む。山の天気は変わりやすい、っていうのはこの事か!はぁ、やっと着いた。案内された場所には布団が4組敷いてあったけど、2人で使っていいとの事。富士山の時と同じく、快適空間ゲット!日が暮れると気温がグッと下がる。雨に濡れたし、お風呂で温まろう。結構な山の中にある徳澤園やけど、お風呂がある!木々を眺めながら湯船に浸かれば、もうフニャフニャ。夕飯はボリューム満点で食べきれないくらい。隣の席のご夫婦は槍に登ってきた帰りだという。おっとりした奥さんがあの槍の上に行ってきたとは信じ難い。旦那さんの山好きに便乗して、やっとの思いでここまでやってきたとの事。カラフェスの事は知らずに来たそうで、あんまり若い人が多いからビックリしたと言ってた。そおいや、自分と同年代らしき人が多かったかも。いつもの山とはちょっと違ってるな、確かに。カラフェス、やるやん!それにしてもめっちゃ羨ましい夫婦。相手の好きな事を時間はかかっても一緒に出来るっていうのは。最初から同じ趣味も良いけど、お互いの好きな事を一緒に出来るようになれば、楽しみ2倍。いや、4倍くらいかな。山に来る人は基本的に良い人ばっかりで、皆好き。夕食後、カラフェスのイベントとして山岳DVDの上映があった。山小屋の建設や山小屋の1年を追ったドキュメンタリー。けっこう昔に作られたものみたいやけど、全く色褪せる事無く、山の厳しさ、素晴らしさを教えてくれる。映像の中の山屋の方々がカッコ良すぎて…普段目にするメンズが余計にひ弱に感じる。自分の事を棚に上げて…やけど。こんなに逞しいメンズと出会うには一体どこへ行けばいいんでしょうか。やっぱり山かなぁ。若干、違う角度から見てしまったけど…久々に良いものを見たね。
明日は朝7時に出発する。昼までに涸沢に着く為には致し方ない。ゆっくり休んで明日に備えよう。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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