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<br />1962年3月5日(月)<br /><br />ブルゴーニュワインの素晴らしさをゆっくり聞いた後、70キロ足らずのブドウ畑の中の道を、車でシャロン・シュール・ソーヌの枕木製造工場を訪問する。<br /><br />ブドウ収穫時の賑わいを想像していたら、いつの間にかウトウトしていた。<br /><br /><br />途中ボーヌは、施療院(ホスピス)の屋根の、色模様の美しさで名高い。<br /><br />しかし私は、建物の美しさもさることながら、500年も昔(1443年)に、このような施設が生まれたことに、関心を持った。<br /><br /><br />この施設の目的は、貧しい人たちに無料で医療を施すことだった。<br /><br />入院の条件は、貧者であることだけだったと伝えられる。<br /><br />だが、何故満員にならなかったのか、もし満員になった時にはどんなやり方でカバーしたのかなどなどという疑問は、少し残る。<br /><br /><br />施設の開設者は、ブルゴーニュ公国の名宰相とされる、ニコラス・ロランとされる。<br /><br />開設の動機として、彼の「出世段階で犯した不正行為への償いではなかったか」という説が残っていて、興味を引く。<br /><br />このような慈善施設は「オテル・デュ(神の宿)」と呼ばれていて、フランスではここだけのものではなかったようだ。<br /><br />日本でこの種の施設は、あったのだろうか?<br /><br /><br />シャロン・シュール・ソーヌの街は、ソーヌ川に沿って発展した。<br /><br />ソーヌ川は、下流リヨンでローヌ川と合流するローヌ川の支流で、今通って来たディジョンとボーヌの間に、大西洋と地中海の分水嶺があるようだ。<br /><br />この街で生まれ育った有名人に、写真技術を生んだジョセフ・ニセフォール・ニエプス(1765-1833)がいる。<br /><br /><br />パリに到着したのは、22時を回っていた。<br /><br />今日一日は、フランスに対する見聞を大きく深め、充実していた。<br /><br />帰途の車中で、まだまだフランスの見方が不十分であることを反省する。<br /><br /><br />この国の大きさや広さは、まだまだ私に判っていない。<br /><br />いや、もうひとつ深く反省すると、日本についても判っていないことだらけなことに気がつく。<br /><br /><br />写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />(片瀬貴文)<br /><br />

1962年のパリだより【818】日本やフランスをもう一度原点に戻って見直そう

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1962/03/05 - 1962/03/05

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ソフィ

ソフィさん


1962年3月5日(月)

ブルゴーニュワインの素晴らしさをゆっくり聞いた後、70キロ足らずのブドウ畑の中の道を、車でシャロン・シュール・ソーヌの枕木製造工場を訪問する。

ブドウ収穫時の賑わいを想像していたら、いつの間にかウトウトしていた。


途中ボーヌは、施療院(ホスピス)の屋根の、色模様の美しさで名高い。

しかし私は、建物の美しさもさることながら、500年も昔(1443年)に、このような施設が生まれたことに、関心を持った。


この施設の目的は、貧しい人たちに無料で医療を施すことだった。

入院の条件は、貧者であることだけだったと伝えられる。

だが、何故満員にならなかったのか、もし満員になった時にはどんなやり方でカバーしたのかなどなどという疑問は、少し残る。


施設の開設者は、ブルゴーニュ公国の名宰相とされる、ニコラス・ロランとされる。

開設の動機として、彼の「出世段階で犯した不正行為への償いではなかったか」という説が残っていて、興味を引く。

このような慈善施設は「オテル・デュ(神の宿)」と呼ばれていて、フランスではここだけのものではなかったようだ。

日本でこの種の施設は、あったのだろうか?


シャロン・シュール・ソーヌの街は、ソーヌ川に沿って発展した。

ソーヌ川は、下流リヨンでローヌ川と合流するローヌ川の支流で、今通って来たディジョンとボーヌの間に、大西洋と地中海の分水嶺があるようだ。

この街で生まれ育った有名人に、写真技術を生んだジョセフ・ニセフォール・ニエプス(1765-1833)がいる。


パリに到着したのは、22時を回っていた。

今日一日は、フランスに対する見聞を大きく深め、充実していた。

帰途の車中で、まだまだフランスの見方が不十分であることを反省する。


この国の大きさや広さは、まだまだ私に判っていない。

いや、もうひとつ深く反省すると、日本についても判っていないことだらけなことに気がつく。


写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

(片瀬貴文)

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