Singapore リリーに会いたくて　普段着のシンガポール①　イントロ

2010/03/03 - 2010/03/09

「シンガポールに来ることがあったら連絡してね。
うちに泊まって自転車で一緒に市場に行きましょう。
あなたの好きなフツーの生活を見せてあげるわ。」

カラチ（パキスタン）のアパートで一緒だったリリーは
そういい置いて一足先にシンガポールに帰国していった。

リリーとは毎日のようによく散歩したものだった。
なにせ唐辛子婆が2年滞在したカラチは
首都のイスラマバードや北部のペシャワールみたいな爆弾テロは
あまりなかったけれどもシンガポールやバンコクほどは安全でない
とされていたため、夫達はひどく心配した。

「誘拐されないようにボロ着て歩くから。」
ということでそれぞれの夫から許可が下りた散歩の条件は。
リリーの夫「必ず唐辛子婆と一緒に行くこと。」
唐辛子婆の夫「時間とルートを毎日変える事。」

そしてそれは楽しい散歩だった。
長母音と二重母音を全部短母音で発音するシングリッシュと
けったいなジャパングリッシュが交差するおもろい散歩だった。

そのリリーに今から会いに行く♪
あなたも一緒にいってみる？

その前にリリーってどんな人だか、これをみてみてね。

Pakistan わけわかんない粉でギョーザつくり
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10101206/

Pakistan　カラチの地域別Shopping情報　サダル②エンプレス・マーケット　リリーとのコラボ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10095048/

★Singapore　リリーに会いたくて　
普段着のシンガポール　サイトマップ(table of contents)
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10447182/

エリア シンガポール(シンガポール)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: JAL

「イミグレをでたら公衆電話があるから連絡して。
ただだから、心配しないで。」
出発前日に我が家に電話してきてくれたリリー。

ひさしぶりにJALに乗ってたどりついたチャンギ空港は
あいかわらず緑がいっぱいでほっとする。

羊歯類を壁一面にあしらったりしてお洒落です。
成田もこうであったなら。

なつかしいリリーが空港まで迎えにきてくれました。
「だってMRT（地下鉄）ですぐなのよ。」

「バスにしましょ。
あなたのホテルはMRTよりバス停に近いから。」

リリーが用意しておいてくれたカード（pasmoみたいな）で乗車。
「残額が５ドル（300円）切ったら教えてね。チャージするから。」

全部ってわけではありませんが
バスには車椅子のためのスペースが二人分確保してありました。
ちょうどこの人たちが立ってるあたりがそうで
ポールにも低い位置で押せるような降車ブザーが
設置されてました。

トラベラー「信州のおさるさん」を知ってから
特にそういうバリアフリーに関心が向くようになって。

シンガポールに来るのは何十年ぶりかしら。

子連れでオーチャード通りのホテルに泊まって
マーライオンやジュロンバードパークに行って。
その時はタクシーを使ったのでどこを通ったのかさっぱり覚えてない・・・。

まだラブリーな水族館がセントラルパークにある頃で
ラッフルズホテルは改装さえ始まってなかった。

リリーは郊外の一軒家に住んでいます。

ネットで調べたら徒歩圏内にユースホステルがある。
シンガポールのユースホステルは個室もあって清潔で快適だと聞いていたので
ぜひ一度泊まってみたいと思っていました。
でも
「バスルームが個室についてないんですって。
それにMRTやバス停からちょっと遠いわよ。」

それで、表通りに近いビジネスホテル
Lion City Hotelを予約しました。

え？
リリーんちに泊まるんじゃなかったのかって？
5泊もぢゃお互いに気も使うし疲れちゃうでしょ？

いえ、ここではありません。
これはホテル81というプラナカンホテルです。

リリーんちからもかなり近いし、プラナカンの建物をぜひ見たかったのでどうせならプラナカンホテルに泊まってみたかったのですが、クチコミを見るとどうもねえ・・・。
チェーンなので何軒かあり、評判のいいところもあるけれど、かんばしくないところもありで。

Lion City Hotelは古ぼけたビジネスホテルだったので
それなりですが、たっぷりのお湯がでるし、ベッドも清潔だったのでまっいいかー、というカンジです。

Lion City Hotel
15,Tanjong Katong Rd. ]singapore 436950
Tel:[phone]
Website:http://www.lioncityhotel.com.sg

すぐ近くに７イレブンやスーパー、KFC、ローカルなショッピングモールやフードコートなんかもあって便利でした。

無線LAN用のチップ（？）を忘れたのでPCが3台だけのインターネットルームを利用したのですが、有料なのが面倒っちい。15分1S$(60円）でした。

深夜ひとりでデスクトップに向かってたら誰か入ってきたんですけど、自分が終ったのでインターネットルームの鍵をその人に渡して出た方がいいのか聞こうとして顔みてぎょっとしました。

だってネオナチみたいなマッチョなスキンヘッドのにいちゃん
顔傷＆刺青つき◎◎；（怖）
「フロントにもどしてくれればいいよ。」という声もドスがきいてて。

あ、ホテルの利用客ぜんぶがそういう人たちじゃなくて
、ほとんどはビジネス客か西洋人の若いカップルとかでした。

旅の後半からは車椅子の団体さんが40名ほどいらして。みなさん楽しそうでしたよ。「信州のおさるさん」連れてきてあげたいなー。

話はもどって。

夕食はそれほど空腹でもないので軽めにといったら
「じゃ、ブギスのホッカーズに行ってみる？」
それでこのMRTに乗りました。

「このあたり（ゲイラン地区）にはセクシーなドレス着た人が立っているのよ。」

えっ\(◎o◎)／
ガム噛んでも罰せられるこの国でそういうのありなのか？
←今は道に立ってる人はいないそうです。
オンライン市場に流れたんだそうで。

ブギスのホーカーズセンターに着きました。

ホーカーズセンターは概ねエアコンがない。
フードコートはエアコンつきが多いそうです。

「でもね本当の熱帯食を知りたかったらホーカーズよ。」

昔は駐車場が夜に巨大な屋台村となるホーカーズフードでしたが
今は駐車場ではやってないようですね。

おお、なつかしいルジャク屋さん。

ルジャクとはキュウリなどを黒砂糖と塩、唐辛子などを混ぜたソースにつけて食するインドネシア・マレー料理。

甘いのでサラダなのかデザートなのかわからん料理です。

チャイニーズ・マレー・インド・アラブといろんな民族がごっちゃな国だから

いろんな国の料理が選べて。

「政府は今の人口400万を600万にする計画で移民受け入れを奨励してるのよ。」

それができるってきっと国民の英語教育が効を奏してるからなんだわね。

ここで

かるく魚入りの野菜スープをいただきました。

ダシがきいてておいしい。

デザートは

これがオススメだというのよ〜

なんだか毒々しい色だにゃあ。

かき氷とココナツミルクをかけてくれた上に
リリーの暖かいおしるこまでかけてくれちゃいました（笑）

リリーは風邪がなおったばかりでまだ咳がとまらないので冷たいものは食べられないのです。

おしるこは日本のものより甘くない。
っていうかシンガポールのデザートってタイのに比べたら糖分1/3ってカンジです。

ほかの東南アジアの国と違ってカキ氷や水道水が飲めるのが
シンガポールの決定的に優れたところですね。

「ブギスのあたりはすんごくきれいなオカマちゃん達が沢山いたんだけど、今はもういないわねー。」

これは中国正月のお菓子だそうです。
今年の中国正月は2月14日からだったので
そろそろ町の飾りも取り外す頃だけど
まだそこここに名残が・・・。

これはずっしりと甘そうだったのでパスしました。

この旅行記へのコメント （4）

• コクリコさん 2010/03/29 20:56:54

  おっ、始まってましたね♪

  唐辛子婆さん、
  「シンガポールからお帰りなさーい」と入れ違いに「フランスに行ってきまーす」だったものね。
  リリーさんとの再会物語、すごく面白いです。
  私もいっしょに地下鉄乗ったり、お供させてもらっているみたい。
  
  シンガポールは初めての海外旅行でツアーで行ったのよ。
  そのツアー自体、独身の女の子がほとんどで、喧嘩したり、美男子の現地ガイドの取り合いしたり(私はしなかったのに敵視された^^;)大騒ぎなツアーだったことしか覚えてないの(^^;)
  シンガポールとマレーシアと香港一週間のツアーだったかな。
  
  マレーシアの方が良かった(東南アジア的だし色々懐かしくて)と思っていたので、唐辛子婆さんのこのようなシンガポールの日常的な旅行記とっても良いです。
  
  そうそう、明治生まれのプレーガール(死語!)の祖母が大正時代に祖父と新婚生活を送ったのがシンガポールだったのです・・・その頃はイギリスの植民地のマレー(マラヤ?今のマレーシア)という国の一部でしたが。
  ジョホールバールとかブキテマという地名がよく会話に出てきました。私のシンガポールのイメージが大正時代の写真からのものだったので、都会のシンガポールに拍子抜けしちゃったわけ。
  だって祖母ったら、何回もトラに追いかけられたんですって。
  
  そんなこんなで思い出深いシンガポールです。
  
  パキスタンで共にスリリング(大げさ?)な生活を送ったリリーさん、唐辛子婆さんと再会して積もる話が尽きなかったことでしょうね。
  
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2010/03/30 09:18:18

  RE: おっ、始まってましたね♪

  コクリコさん、おはよございま〜す。
  
  コクリコさんが帰ってくるとにぎやかでいいわあ(*^.^*)
  
  > シンガポールは初めての海外旅行でツアーで行ったのよ。
  > そのツアー自体、独身の女の子がほとんどで、喧嘩したり、美男子の現地ガイドの取り合いしたり(私はしなかったのに敵視された^^;)
  
  は・波乱万丈\(◎o◎)／
  
  > マレーシアの方が良かった(東南アジア的だし色々懐かしくて)と思っていたので、唐辛子婆さんのこのようなシンガポールの日常的な旅行記とっても良いです。
  
  ありがとんかつ。投票もありがとんかつ。
  
  > そうそう、明治生まれのプレーガール(死語!)の祖母が大正時代に祖父と新婚生活を送ったのがシンガポールだったのです・・・その頃はイギリスの植民地のマレー(マラヤ?今のマレーシア)という国の一部でしたが。
  
  は・波乱万丈その２\(◎o◎)／
  
  > ジョホールバールとかブキテマという地名がよく会話に出てきました。
  
  ジョホールバールってシンガポールからマレーシアへの橋を渡ったとこだわ。リリーのご主人はその橋を渡ってマレーシアにゴルフに行くのよ。
  プレイフィーも食事も安いから。帰りにガソリンも詰めてくるんですって。
  
  > だって祖母ったら、何回もトラに追いかけられたんですって。
  
  ひょ・ひょえ〜〜〜〜\(◎o◎)／
  コクリコさん、「プレーガール物語」何冊もの本が書けそう。
  大正時代にマレーにいらしたお祖父さまもなんだか魅力的ですね。
  つづきをぜひ聞かせてくださいね。
  ああ、当時の足跡をたどってみたくなってしまったわん。
  船でいらしたんでしょうね？
  
  > パキスタンで共にスリリング(大げさ?)な生活を送ったリリーさん、唐辛子婆さんと再会して積もる話が尽きなかったことでしょうね。
  
  同い年なので越し方行く末を話しても共感できるものが多く
  しみじみ嘆き、あはあは笑い、でした。
  

• arfaさん 2010/03/24 07:53:21

  ゲイラン地区には

  唐辛子婆さん、おはようございます。
  
  初めてシンガポールに泊まったのはホテル８１ゲイランで空港で一番安いホテルを聞いて来たのですが到着してビックリ！
  
  ホテルのまわりはミニドレスのお姐ちゃんに囲まれていて目が\◎ｏ◎／になりました。
  荷物を置いてからホテルの近くのホーカーズに食事に行くと食事をしてる中国系の一人客にお姐ちゃんが営業をかけてて、食事の終了と同時に商談成立で泊まっているホテル８１ゲイランに消えて行きました。
  
  ホテルの東側の中国人エリアに約５０人、裏手の西側にフィリピン人が２０人、隣がオカマエリアで１０人位いましたね。
  
  おかげで先日はゲイランでもお姐ちゃんのいない場所でホテルを探せました。（笑；
  
  タイやカンボジアのようにお姐ちゃんも明るければいいけれど、ああいういかにも中国の奥地から売られてきましたというような暗いのは正直見るのもイヤですね。

  唐辛子婆さん からの返信 2010/03/24 19:50:08

  RE: ゲイラン地区には

  arfaさん、こんばんは
  
  書き込みと投票ありがとうございました。
  
  > 初めてシンガポールに泊まったのはホテル８１ゲイランで空港で一番安いホテルを聞いて来たのですが到着してビックリ！
  > ホテルのまわりはミニドレスのお姐ちゃんに囲まれていて目が\◎ｏ◎／になりました。
  
  まー\(◎o◎)／
  でも、今はあのあたりも落ち着いた郊外のベッドタウンで
  全然そういう感じはありませんでした。
  
  arfaさんの旅行記のおかげでリリーに会いに行きたくなって、それが実現して、とても嬉しかったです。