2009/06/04 - 2009/06/16
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12日間でフランス、ベルギー、ルクセンブルク、オランダを旅してきました。
7日目はアントワープへ日帰り。
-
7日目。朝食は小さめのバゲットがゴマパンに代わってたけどおいしく頂きました。
8時過ぎにはホテルを出て、ブリュッセル北駅へ。
ホテルから北駅までは坂道を1本下るだけなので非常にわかりやすくて良かったです。
今日の目的地はアントワープ。
チケットを買って(往復13.2ユーロ)ホームに行こうとしたら何故かミニッツメイドが配られていたのでありがたくもらっておくことに。
何かの販促だったのかな?私が一番好きなオレンジだったのですごくラッキーでした。
アントワープまでは電車で約1時間。
駅は近代的な作りになっていて、タイムワープも出来そうなデザインでしたよ。
写真は駅にある時計。
ネオ・バロック様式の、駅とは思えない素晴らしい駅です。 -
チケット売り場でトラムや地下鉄乗り放題の1日券(5ユーロ)を購入し、まずは12番トラムに乗って王立美術館へ。
最初、「12番発見!」と発車寸前のトラムに飛び乗ったため、見事逆方面に乗ってしまい、次のストップで降りて引き返さなくちゃいけませんでしたが…。
12番トラムの終点は大きな裁判所の前。
これが裁判所…?というくらい独特な形をした建物です。
にょきにょきと角がいっぱい生えてます。 -
裁判所の中には入らず、8番トラムに乗り換えてMuseum下車。
目の前が王立美術館です。
雨が降ってて写真を撮るのも大変でした… -
雨宿りも兼ねて、午前中は美術館をゆっくり見ることに。
チケット(学生は1ユーロ)を買って、リュックはロッカーに入れろと言われたのでロッカーに収納。
身軽になったところで見学開始です。
まずエントランスからものすごく立派でびっくり。
両側から階段が円を描いて下へ通じていて、どこかのプリンセスでも歩いて来そうな感じのゴージャスなエントランス。 -
1階は19世紀以降の画家の作品が展示されています。
私はどちらかというと14〜18世紀くらいの中世絵画が好きなので、1階は流し見。
でも先日見損ねたマグリットの絵は2点だけ発見したので、そこはきちんと見てきました。
シュールレアリズムだとか難しいことはわからないけれど、単純に美しいと思います。
しばらく絵の前でじっとしてました。
1階を見学後、先ほどの立派なエントランスへ戻り、階段で2階へ。
2階がメインとも言える展示場で、ファン・ダイクやブリューゲル、ルーベンスなどフランドル絵画が展示されていました。
特にルーベンスは大部屋を丸々1つと、他の展示室にも何点か飾ってあって、ルーベンス好きの私は大歓喜。
ソファに座ると動きたくなくなるくらい、良い作品ばかりでした。
アントワープの王立美術館には他の美術館とはちょっと違って、古くなった絵の修復作業を行っている部屋を見ることができます。
色が褪せてくるので、はっきりさせたりというようなことを職人さんがやってるんですよ。
あんまりじろじろ見ると作業の邪魔かなと思って、あまり長居はしませんでしたが興味深かったです。
アントワープ王立美術館はあまり日本人観光客の中では有名じゃないみたいだけど、絵が好きな人は間違いなく楽しめると思うのでオススメです。 -
12時頃、美術館を出てまた8番トラムに乗り、フルン広場へ。
雨がやまず、傘を持っていない人は急いでメトロ乗り場へ駆け込むような降り方で、若干気分も下がり気味ですが世界遺産のノートルダム大聖堂へと向かいます。
ちょっと立ち止まって写真を撮る間にも足元からどんどん濡れていくので、建物に避難。
※お知らせ
この日は午前中〜昼にかけてずっと雨が降っていましたが、夕方にはお天気が回復。
青空が見えるようになった後、写真を撮りなおせるところは撮りなおしてきました。
なので、これから載せる写真は晴れてたり雨だったりと背景がバラバラですが、晴れてたら夕方に撮った写真なんだなと思っていただければ幸いです。
本来なら時系列に沿ってそのときの写真を載せたほうがいいのかもしれないけど、やっぱり載せるなら青空のがいいなと思ったので勝手ながら写真をミックスさせてもらってます。
写真はフルン広場の様子。
右側にはルーベンスの像が立っています。
ルーベンスは著名な画家というだけでなく、7ヶ国語を操る外交官でもあったそうです。かっこいいなマジで!!!!
左がノートルダム大聖堂。
いろんな場所で「ノートルダム」という名前が使われてるので紛らわしいですね。^^;
でもノートルダムっていうのは聖母マリアを意味するフランス語なので、同じ名前の大聖堂がいくつあっても不思議じゃないわけです。 -
正面から見たノートルダム大聖堂。
北側の塔はアントワープ市内で一番高いんだとか。
本当は南側にも塔を建てる予定だったけど、資金不足などのいろんな理由により実現はせず…。
言われてみれば確かに南側には同じような塔が建ちそうだけど、なくてもあまり違和感はないなと思いました。
これだけでも十分すばらしい建築物だと思います。 -
今回アントワープへの日帰り旅行を決めた理由は、「フランダースの犬」の世界に浸るため!
ノートルダム大聖堂はネロが見たかったルーベンスの絵が飾ってある場所、かつネロとパトラッシュが最期を迎えた場所でもあります。
もしかしたら話をご存じない方がいらっしゃる…かもしれないので簡単にあらすじを。
画家を目指すネロは貧しいながらも優しいおじいさんと一緒に暮らしていましたが、村の人からは絵ばかり描く怠け者と思われ放火犯の濡れ衣を着せられた上、村から追い出されてしまいました。
おじいさんも亡くなってしまい、家も追い出されたネロはクリスマス前日に開かれた絵画コンクールに出展し、それに唯一の望みをかけたのですが、結果は落選。
吹雪の中たどり着いた大聖堂で、憧れだったルーベンスの絵を見ることができたネロは忠犬パトラッシュと共に天国へ上っていったのでした。
…三行で書いただけでも泣ける(;_;)
どこまでも救いようのないストーリーですよね…。
話も振り返ってフランダースの犬気分も盛り上がってきたところで、いよいよ大聖堂内に入場します。
チケットは学生は3ユーロ。一般は5ユーロだったような気がします。
中に入るとすぐルーベンスの絵が飾ってあるのかと思いきや、左右の側廊の柱1本1本に絵が掛けられていて、予想外に絵が多い!
ま、順番に見ていけばそのうち会えるだろう、と右側から見学することに。
(上)正面から見たところ。
大きな十字架がかかっている辺りが塔になっていて、ネロとパトラッシュはここから天国に上っていったとされています。
本当に天まで通じていそうなくらい高い天井です。
(下)契約の聖櫃。
大聖堂は火事に遭ったり侵略破壊されたり、何度も修復されてるんですが、この聖櫃は最初と同じ位置に置かれているんだとか。 -
ルーベンスの三連祭壇画というのがノートルダム大聖堂にある有名な絵画です。
三連祭壇画はキリストの刑という出来事を時系列に沿って書いた絵で、「キリストの昇架」と「キリストの降架」という対になる2枚の絵があります。
実は大聖堂は左側から見ていくのが正規のルートだったらしく、私は逆から回っちゃったので三連祭壇画も逆の順序で見てしまいました。^^:
(上)色使いや表現で私が一番気に入ったのは「キリストの昇架」。
十字架に掛けられようとしているキリストを描いたもので、あまり楽しい場面ではありませんが何か引き込まれるものを感じました。
(下)こういうふうに、柱ごとに絵がかかっています。
ルーベンス以外にもいろんな画家の絵が飾られています。 -
私は一番最初に見てしまったけど、ネロが見たかった絵はこちら。
「キリストの降架」
うまく写真が撮れなかったのでポストカードの写真で失礼します。
「キリストの昇架」よりも数年後に書かれたものなので、描写スタイルにも違いが見られます。
「キリストの降架」の方が落ち着いた色合いですね。
三連祭壇画はどちらも素晴らしく、ネロが見たかったと思うのも頷けます。
幸せの少ない物語だけど、最後に絵が見れてよかったね、ネロ…;v;
私もいつかは見たいと思っていた絵だったので見られて感動しました。アントワープ、行って良かった!
目的の絵のほかにも、聖母被昇天というマリアが書かれた美しい絵や、大きなパイプオルガン、きれいな衣装をまとった聖母子像など見所いっぱいの大聖堂でした。
フランダースの犬効果で日本人観光客が多いため、日本語のパンフレットも用意されてますし、日本人に優しい場所だと思います。 -
じっくり見て回った後は、フルン広場とは大聖堂をはさんで反対の方向にあるマルクト広場へ。
マルクト広場はブリュッセルでいうグランプラスみたいな場所で、町の中心広場。
やっぱり同じベルギー国内なだけあって、なんとなく似てますね。
(上)市庁舎とブラボーの噴水。
(下)市庁舎の右側はギルドの建物が並んでいて、インフォもこの建物の1階に入ってます。
グランプラスで見た、市庁舎の横に建ってる建物もギルドのものでした。
ギルドの建物はどこも似たような感じになるんでしょうか。
ブラボーの噴水、上の写真ではイマイチわかりづらいかもしれませんが、ブラボーという名前の勇者が巨人アンディゴンの手(アント)を切り落とし、投げ(ウェルペン)ている姿が像になってます。
アントウェルペン(アントワープ)という町の名前もこのお話から来ているそうです。
市庁舎は世界の旗がずらりと掛けられていて、とにかく圧倒される建築物。
世界最大の市庁舎なんだとか…。
女神の像や紋章など、ほんとに市の建物か!?と思うくらい豪華です。一見の価値あり。
…ま、写真ではめっちゃくちゃ晴れてますけど、実際この時間はこの日一番の土砂降りでした。
あわててお土産やさんの軒下に避難。 -
雨はしばらく止みそうになかったので、少し小ぶりになってきたところでメトロに乗り、ルーベンスの家へと急ぎました。
雨の時は室内を見学するに限りますね。
ルーベンスの家はMeirというアントワープの人気ショッピングストリート近くにあります。
(上)この噴水が目印。ここの噴水から右に通りが伸びているので、そのまま歩いていけばOK。
(下)ルーベンスの家。普通の建物に挟まれているので、最初通り過ぎそうになりました。(笑) -
チケットオフィスは上の写真にもちょっと写っているけど、家の前にあるガラス張りの建物の中にあります。
一般は9ユーロ、ユースは1ユーロ。なんかここまで価格差があると申し訳ない気持ちになりますね…。
私ももうすぐ一般料金を払わねばならない年になるのかと思うと鬱です。orz
ここでもバックパックや大きなかばんは預けろと言われたので、チケットオフィスの横にあるロッカーへ荷物を入れ、チケットだけ持っておうちの中へ。
中は撮影禁止なので写真はありませんが、ルーベンスが晩年暮らしたという豪華な場所でした。
ルーベンスのアトリエも兼ねていたので、絵がいっぱい。
勿論ルーベンスのものだけでなく、彼の弟子たちの作品や、ルーベンスが収集していたほかの画家の作品もずらっと揃っていました。
生前からあちこちで引っ張りだこな人気画家だったので、部屋も当時からすればとても立派で見ごたえのあるお家でした。
(上)渡り廊下のような場所から見た、中庭と庭園を隔てる門。
部屋の中は撮れないけれど、この門とその彫刻、そして門上の像を見ただけでも家の中がどれくらい豪華か想像できると思います。
(下)実際に外に出て見たお庭。 -
ピンクのバラで覆われた通路があって、めちゃくちゃ素敵でした。
私がお庭に出ている間だけ雨がやむという奇跡が起こり(笑)、お庭もゆっくり見られました。
お家も一般の人はちょっと高くて躊躇するかもしれませんが、ルーベンスの絵と住まいが同時に見られる良い場所なので個人的にはオススメしたいです。 -
これで予定していた見学場所でアントワープ中心部にあるものはほぼ見終わりました。
この後どうしようかなと思ったのですが、ルーベンスのお墓もアントワープにあると知ったのでそこに行ってみることに。
今日は朝からルーベンス関連の場所ばかり巡ってますが、もう少しお付き合いください。
ルーベンスのお墓はヤコブ教会という場所にあるという話。
地図で見てみると、ルーベンスのお家から近いので歩いていきました。
入り口の門が小さく、木々に覆われてちょっとわかりにくくて、道端にいた高校生くらいの女の子たちに聞いてようやく発見。
あまり英語が話せないようだったのにいきなり話しかけてごめんね!
中に入るには1.50ユーロ必要でした。一般は3かな?
外から見た時はちょっと古くて汚いイメージだったのに、中はめっちゃくちゃゴージャス。びっくり。
白い壁と柱が続き、観光客もほぼいないので、静かで神聖なイメージ。
(上)正面から見たところ。本当に誰もいないので独占。あまり知られてないのかも…
(下)入り口から入ってすぐの祭壇。こんな端っこの方でもこのクオリティ。 -
ルーベンスのお墓はヤコブ教会の外にあるのかと思いきや、教会の最奥にきちんと場所が与えられていました。
祭壇横にはルーベンスの自画像が置いてあるので見つけやすいです。
一画家のお墓とは到底思えない、大理石で出来た祭壇。
ここに飾られている絵はルーベンスが自分のお墓のために描いたという「聖人に囲まれたマリア」。
私をいつも感動させてくれるルーベンスのお墓ということで、しっかりお墓参りしてきました。 -
外に出るとまだ叩きつけるような大雨。
もう見たい屋内施設も尽きてしまったので、トラムに乗って郊外のHobokenに行くことにしました。
移動で時間を稼ぐ作戦。
ホーボーケンへはトラム2番か4番に乗れば行けます。終点なので乗りっぱなしです。
目的はただひとつ、ネロとパトラッシュの銅像を見ること。
元々物語の設定で彼らはホーボーケンの近くに住んでいるということになっているので、像はここに建てられたんだそうです。
約20分で到着。
場所がわからなかったのでトラムの運転手さんに聞いて教えてもらいました。
発見!…したのは良いんだけど、めちゃ小さい!!!!!!!
写真ではわからないと思いますが、私が想像していたものより一回りも二回りも小さいサイズでびっくり。
「うわ ちっさ!!!」と思わず独り言が飛び出てしまうくらいに小さくてがっかりだよ!!!
多分、イメトレなしで小便小僧を見たときにみんなが感じるがっかりさと同じくらいのがっかり具合だったと思います。
個人的には世界10大がっかりを作るなら是非この像を入れて欲しいです。(笑) -
写真を撮っている間に晴れてきたので、一応ホーボーケンに行った意味はあったかな。
像を見ること以外に用事もなかったため、すぐさまトラム4番に乗ってフルン広場まで逆戻り。
そして雨の時はじっくり見られなかった大聖堂の外の様子や、マルクト広場の市庁舎などを再度見て回りました。
やっぱり晴れてるのが一番ですね^^
マルクト広場から見たノートルダム大聖堂と、ブラボーの噴水。 -
晴れて散歩しやすくなったので、マルクト広場を起点にその辺りをぐるぐる探索。
するとMeir通りに出たので、Meir通りも歩いてみることに。
目抜き通りなだけあっていろんなお店が立ち並び、ちょっとだけ洋服も見て回ったりして楽しかったです。
(上)Meir通りの様子。
(下)昔の貴族の館をそのままブティックにしているお店も多いということで、「こんな豪華な建物になんで普通のお店が!?」と驚くこともしばしば。
歩いてるだけで楽しいです。 -
朝作ってきたバゲットを途中で食べた以外何も食べてなかったので、ここらへんでお茶にしたいなーと思ってお店を探しました。
そうしたらオーガニックカフェのようなところを見つけたので、チーズケーキを購入。
レアチーズケーキと、朝駅でもらったミニッツメイド。
ケーキはムースのように空気を含んだ軽い食感で、甘さよりも酸味を感じるさわやかな味でした。おいしかった! -
Meir通りとアントワープ駅はまっすぐ1本でつながっているのでわかりやすいです。
私が見つけたカフェはどちらかというと駅の近くにあったので、そのまま駅に向かって戻っていきました。
アントワープ駅。
駅の周辺も散歩しました。
駅の右側には動物園もあります。 -
そろそろ帰ろうかと駅の中に入るとなにやら美しい歌声が…。
合唱団が駅で歌っていました!!
右に一人ソロで歌っている子がいますが、最初の曲だけで、後はみんなに混じって歌ってましたよ。
全曲賛美歌だったので知らない曲ばかりだったけど、澄んだ歌声に感激!
彼らの周りには大きな輪が出来て、みんな足を止めて聞き入っていました。
歌声を家族にも聞かせたいと思ってビデオも回しちゃうくらい素晴らしい合唱でした。
最後の曲を歌い終えたあとはみんなで拍手喝采。
終わった後カメラ撮影係のようなお姉さんがいたのでどこの子が聞いてみたら、彼らはドイツの学校の合唱クラブの子たちでアントワープに日帰り遠征しにきたんだとか。
本当は昼間の3時半から外の広場で歌う予定だったんだけど雨のせいで歌えず、駅の許可を得て6時半頃から歌ってたらしい。
雨よありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!
彼らにとっては運が悪かっただろうけど、私にとってはものすごくラッキーでした。
夕方からものすごく良い天気になったし、鳥肌ものの歌声は聴けたし、終わりよければすべてよし!^^
帰りの電車の中でもすっごく幸せな気持ちでした。
空や雲の様子も、まるでルーベンスの絵に描かれるような模様を描き出していて、あらゆるものに感動しながら帰宅。
ルーベンス祭りの一日を過ごしたアントワープ日帰り旅行でした。
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