中欧4カ国 1日目

2009/04/01 - 2009/04/10

10日間でチェコ、オーストリア、ハンガリー、ポーランドに行ってきました。

エリア プラハ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

イースター休暇が始まったので、10日間中央ヨーロッパに行くことにしました。
国はチェコ、オーストリア、ハンガリー、ポーランドの4カ国。
スロバキアは観光する予定だったんだけど、都合が合わなくなって通過するだけになりました。
準備期間が今回も5日間くらいしかなかったので、あまり詰められず出発。
出発前は安全面と、あとは訪れる国の通貨が全部バラバラなので両替のことが若干不安でした。
まぁ心配したところで何も始まらないので、覚悟を決めて13:10、バーミンガム空港からプラハ空港へひとっ飛び。
今回は前回のドイツ旅行の時と違ってきっちり時間通りに到着。
着いた時ファンファーレが鳴って「時間通りに着きました！やりました！！」みたいな放送が流れたのが面白くて笑っちゃいました。定刻到着は普通でしょ？
飛行機を降りてから目の前で止まっているバスで空港まで。（無料送迎）
預けている荷物もなく、バックパックひとつなので軽やかに入国。
ただ、入国審査官が入国スタンプをパスポートの最後のページに押しやがったので多少ムカッときました。何故そこに押す！！そこは一番最後まで取っておきたかったのに…！！嫌がらせ？
ぶつぶつ心の中で文句を言いつつ、ゲートを出てすぐの両替所で£20両替。
ただ、やっぱり空港のレートはすっごく悪いので、20も両替してしまったことを後悔しました…。
空港では市の中心部まで行く1日券（バス、地下鉄、トラムに24時間乗り放題）分だけ両替すれば十分だと思います。1日券は100コルナ。

中心まで行く行き方は調べた時複雑そうに見えたのですが、意外に簡単でした。
119番バスに乗って地下鉄駅のあるDejvickaまで行き、そこから地下鉄に乗り換えて好きな場所に行くだけ。
1日券を空港にあるインフォで購入した時、そこのおばちゃんがバスの出る場所もだいたい教えてくれたので戸惑うこともありませんでした。
行くとちょうど119番が止まってたので飛び乗る。
チケットを入れる刻印機があるので、1日券を有効化させるため時間を刻印し、出発。
Dejvickaまではだいたい20分くらいです。
プラハの宿は地下鉄のKarlovo駅が最寄り駅だったので、Dejvicka（メトロA線）からMustekでB線に乗り換えて行きました。
ただ、最初ボーっと乗っててMustek駅を通りすぎてしまい、また戻らなきゃいけなくなったりということもありましたが、概ねスムーズに宿にも到着。

ここでちょっとプラハの地下鉄の説明でも。
チケットは写真に写っている機械で買えます。1回乗るのは26コルナなので、普通に観光するなら1日券がベスト。
この機械はコインしか使えないため、私はタバコ屋やインフォで買い、機械には触らず仕舞いでした。
タバコ屋のおばさんやおじさんは英語微妙かもしれませんが、「1day ticket, please.」くらいは伝わるので問題なく買えます。

刻印機。私は既にバスの車内で刻印していたので無視して通過。
日本のように改札があるわけじゃないので、チケットを持っていない人も易々と乗り込めてしまいます。
キセルし放題のように見えますが、一応inspectorが回ってくることもあるみたいなので切符はちゃんと買いましょう。＾＾
ちなみに私は一度も「切符見せて」みたいなことを体験しませんでした。ほんとに見回りってしてるのかなぁ…

乗り場と出口を繋ぐエスカレーターはとっても深くて、速度も速いです。
この写真は出口に向かって乗る時に撮ったものですが、上までがすごく遠いのがわかりますか？
エスカレーターの速さも最初は「これが噂の高速エスカレーターか！」とおっかなびっくりで乗ってたんですが、それに慣れるとそのうちデパートとかのエスカレーターがものすごくゆっくりに感じられるようになりました。（笑）

ホームの壁沿いは各駅で違う装飾が施されていて、Malostranskaなんかはなかなか近代的。

ホームにはこういう駅名表示の看板があるので、どちらに行きたいのか把握していれば乗り間違えることはないと思います。
これは私の宿があるKarlovo駅で撮った写真です。
B線からA、C線への乗り換え駅もちゃんと表示されているし、わりと親切。

参考までに、トラム内にも行き先表示があるものもあります。
ない時は止まった時にそこの停車駅の名前を窓から覗いて確認すればOK。
私は地図を持ってたので、今ここらへん走ってるな…と確認しながら乗ってて、勘で降りることも多々ありました。（笑）

各線への乗り換え駅は2駅ずつしかありませんが、街を回る時は地下鉄の他にトラムやバスもかなり使えるので地下鉄だけに絞る必要はないです。
1日券もせっかく全部の公共交通機関が使えるようになってるんだし、有効に活用したいですね。

そんなわけで地下鉄を使って、宿まで行きました。お天気はくもり。6時過ぎでもまだまだ明るかったです。
ホテルはホステル（Hostel City Center）なんですが、シングルルームとして使うように予約しておきました。
受付のおじさんは英語があまり出来ない方だったんですが、カギのデポジットとして500コルナ必要だということがわかり、手持ちが500切っていた私は動揺。
ユーロでもいいと言われたので前回のドイツ旅行で余っていたユーロを引っ張り出し、なんとかカギゲット。
危ない危ない…今日はもう晩ご飯を食べるだけだから500なくても余裕だと思ってたのに…。

部屋に辿りつくまでに3つもカギがあってややこしい。
着いてみたらさすがユース、4つのベッドがあるでかい部屋でした。これを私一人で使うのか…。
でもベッドと机、イス、クローゼットという本当に必要最低限のものしかない、ガランとした部屋でものすごく共産主義的なニオイを感じました。
トイレとシャワーは2部屋ずつでシェアする仕組み。
無駄に広くて寂しげな部屋ですが、とりあえず荷物を出して、辺りの散策と晩ご飯を食べに出かけることにしました。

Karlovo駅や近くのI.P.Pavlova駅周辺はプラハ2区に属しており、中心部である1区からは少しだけ離れているので有名な建物などはあまりなく…。
シャンプーや明日の朝ごはんの調達のためにスーパーに寄っただけで、すぐ良さそうなレストランに入りました。（※イギリスは持てる液体の量に制限があるので、シャンプーやリンスは現地で買って、帰る時に捨てて帰る方式にしてます。ちょっともったいないけど…）
レストランは泊まってるホステルのすぐ横。英語メニューがあったのと、料金も手ごろだったので入ってみました。
が、結構たくさんの現地の人で賑わっていて、4人席が空いてたのでそこに座ったら、ほどなくして2人組の若い男が相席してきました。
私の隣に座った方は英語が出来ないみたいで始終黙りっぱなしだったんですが、斜め前に座った方がいろいろ話しかけてきて若干うざい……。
グラーシュとパン（パンは頼まなくてもついてくる）が先に来たので食べてたら「スープだけ？？」とか「ビール飲まないの？」とか。私が何頼もうと勝手でしょ？
まぁそこらへんはまだいいとしても、「一人で来てるの？」「友達は？」と聞いてくるので「一人で旅行してるの」というと、一人旅は変だと言ってくる。どこがいけないんだよ…！！！
ますますウザくなって、次何か言ってきたら「ご飯くらい静かに食べたいからほっといてくれ」と言おうと思ったら、「I'm sorry for interrupting, but...」と前置きで謝られてしまい、出鼻をくじかれる。（笑）
邪魔してると思うなら放っておいて欲しいんだけど…断りを入れられたのでそれ以上強く言えない私。NOと言えない日本人てこれか…？
その後の質問は友達（私の隣に座ってる方）が入れてる刺青が漢字なのだがどんな意味か教えてほしいとか（『星』と書いてあったので教えてあげたら本人はホッとしてた。悪い意味だったらどうしようと脅えていたらしい。笑）、日本で親戚が働いてるとかプラハには日本人団体客が多いとか、どうでもいい話に移ったので適当に相槌を打ちながら食事を終えました。

せっかく食べたかったスマジェニ・スィール（チーズフライ）を頼んだので、もっとゆっくり食べたかったんですが、早いところお店を出たかったので急いで食べちゃいました…。
切るとチーズがとろりと流れてきて、すごくおいしかったです。
付け合わせのザワークラウトも酸っぱすぎず、おいしかった〜！
グラーシュはちょっと味が濃いので、少量で助かりました。
ピリッとする辛さじゃないんだけど、何か辛くて喉が渇く味。1回名物料理を試したということで、もうこれきりにします。笑

チェコ語なまりのある英語は聞き取りづらいので大変だということを実感した夜でした。
あと、相席はもうこりごり。現地の人との交流は楽しいけど、食事中だけはゆっくりしたいですね。
ご飯を食べた後はシャワーを浴びて（シェアだったけど私が先だったのできれいでした）、明日に備えて10時過ぎには寝ました。
初めてのプラハの初日の印象は、どんよりしてて何となく辛気臭い…でした。お天気も結構関係してたかな。