2009/04/01 - 2009/04/10
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amefuriさん
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10日間でチェコ、オーストリア、ハンガリー、ポーランドに行ってきました。
3日目はチェスキークルムロフへ。
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3日目。昨日9時すぎに眠ったせいで、自然と5時に目が覚めてしまいました。アラームいらず。
チェスキークルムロフ行きのバスが出るAndel駅までは地下鉄で1駅しかないので、出発はすごくゆっくりでも良かったんですが、時間に余裕があった方が気持ちにも余裕が出るので、またも早めに出発することに。
身支度を整えた後、昨日スーパーで仕入れた安いパンとチーズとハムで朝食と昼食を作りました。
ただのハムチーズサンドだけど、元が安いのでたくさん具を挟んでも1個60円くらいです。
スーパーは経済的ですね。
お水はいつも1.5リットル持ち歩いています。
重くてもこれくらいなら2日もかからず飲んでしまうので、絶対必須。
ちなみにガスなしはチェコ語で"neperliva"。キャップは青のことが多いです。
私は炭酸入りの水が嫌いなので絶対にガスなしを買います。
ドイツ旅行で事前に現地の言葉でガスなしが何か調べておかず苦労した経験を活かし、今回は何を置いても先にガスなしの単語を調べて行きました。(笑) -
6時45分にはホステルをチェックアウト。
カギのデポジットとして預けていた20ユーロも返してもらって一安心。
すぐに地下鉄でAndel駅に行き、暇なので駅に併設している大きなスーパーでぶらぶら。
喉の乾燥対策のため、キャンディを買ったりして時間を潰しました。
写真はAndel駅。
バスステーションはこの写真に写ってる出口とは反対側の出口から出ると良いです。
まぁ間違ってこっちに出てしまっても逆方向に歩いていけばすぐに見えてくるので大丈夫ですが。 -
チェスキークルムロフ行きのバスは1番ホームから出発。
案の定早く着きすぎて、せっかく立って並んでたのに1つ前のバスだったので並び直さなきゃいけなかったりということもありましたが、無事8時半発のバスに乗れました。
参考までに、乗ってきた人はほぼ全員事前に予約してチケットを持っていたので、チェスキー行きを考えていらっしゃる方は予約した方が無難だと思います。
7時の便が満席だったことを考えても、チェスキー方面に行く人は多いみたいですから。
予約すると座席も指定されるので焦る必要もないですしね。
残念ながら私の座席は太陽がガンガンに当たる側。しかも窓際。
今回の旅行、寒さ対策はして来ても暑さ対策は全くしてこなかったので、当然日焼け止めもサングラスも持ってきてない!
日焼けしたくない…!と思ってカーテンを閉めると、隣のおばさんにチェコ語で「カーテン閉めたら景色が見えないでしょ」というようなことを言われました。
あの…私の座席、あなたのところと違ってめちゃくちゃ暑いんですけど…。
でも英語で言ってみたところで通じないと思い、反論するでもなく、おとなしく顔だけカーテンで覆い隠すように持って耐えました。
チェスキーに着く前の駅で乗客の8割が降り、隣のおばさんも降りて行ったので、急いで日の当たらない側に移動しました。
チェスキーに行くなら座席は右サイド推奨。予約の段階でその希望が通るかは不明ですが…。
3時間かかってチェスキークルムロフに到着。
バスステーションからは大きな道路沿いに5分くらい歩くと町の入口に着きます。
歩いている間から既に素敵な風景が見えてくるので、自然と足早に。
噂通りの美しさ。さすが、町全部が世界遺産に登録されているだけのことはあります。
今回チェスキー行きを決めたのも、たくさんの人がこの町の景観の良さをお勧めしていたからなんですが、本当に来てよかったです。 -
途中、眺めの良いポイントなどあったのですが、先にお城の入場チケットを買っておかないと…と思っていたので全部サクサク通過してお城の前まで来ました。
バスステーションからは歩いて15分〜20分くらい?
どこを歩いていても目印になる、チェスキー城の塔。
ピンク、黄色、緑で塗られていてカラフル!
ずっと見ているとなんだかアイスクリーム3段重ねのような気がしてきます。(笑) -
門をくぐる前、お城のお堀の中にはクマが飼われています。
私が見た時はちょうどランチタイムだったみたい。
黙々とエサを食べてました。 -
チケット売り場などがある広場。さしずめお城の玄関ってとこかな?
左の坂を登っていくと、お城のある建物の中に入ることができます。 -
壁のデザイン、すごい!
お城の中、皇帝などが過ごした部屋を見るにはガイドツアーに参加しなければいけません。個人の入場は許可されていないんです。
ガイドツアーで用意されている言語はチェコ語と英語。
私は当然英語の方を選択しました。
英語は10時、12時、14時と1日3回行われています。
買いに行った時14時のツアーを覚悟していたんですが、おばさんはあっさり「あと5分で始まるからね」と12時の回のチケットを渡してくれました。
あれ…すごく混むって話だったんだけど…。まだハイシーズンじゃないからかな。
何はともあれ早く見られるのは嬉しいので、急いでミーティングポイントに行きました。
ガイドさんは若い女の人。
チェコ語訛りがあるものの、大きな声でゆっくりハキハキ喋るので聞き取りやすかったです。
英語ツアーに集まったのは私を含めてわずか10人程。少ない…!
お城の中は撮影禁止なので残念ながら写真はありません。
内部はとても豪華な造りになっていて、天井の高い教会、皇帝の寝室、ダイニングルーム、ウェイティングルームなど部屋数も多い。
家具や調度品はロココ様式に揃えられており、ソファやストーブやテーブルなど何もかもが素敵でした。日本や中国から手に入れた調度品も飾ってありましたよ。
プラハ城はヴィート大聖堂だけが立派だったけど、チェスキー城は中全体の装飾がいかにも"お城"という感じで豪華。
本物っぽいクマのフットマットもあちこちに敷いてあったんですが…お堀にいるクマは将来マットにならないですよね?^^;
オーストラリアから来たおじいさん(おじさん?50代後半〜60代前半)が質問好きで、「これは錫で出来てるの?どこの錫なのかわかる?」とかガイドさんが困る質問もしまくってました。
私も「姫路城とは違うでしょう?」とか「日本式のお城のが好き。こういうのはtoo muchなんだよね」とか何度か話しかけられました。
なんでも日本に5回来たことがあるらしく、日本のお城が好きでよく見て回ってるみたい。
私はヨーロッパのお城好きだし、残念ながら姫路城は見たことないので、話かけられてもあいまいにしか答えられませんでしたが…
どう感じるかは人それぞれなので、おじいさんの意見はそういう考え方の人もいるんだなと思って軽く相槌を打っておくに留め、あとはツアーに集中して見るべきところをしっかり見て回ってきました。
ツアーは約1時間で終了。 -
ガイドツアー解散後はお城の敷地内を見て回り、ちょっと早いけど今日の宿にチェックイン。
お城からは歩いて5分もかからないところにあるペンションアメジストというところです。
私の誕生石がアメジストなので何かいい感じじゃない?!と思って予約してたペンション。笑
宿泊代もシングルルーム800コルナ(だいたい3500円くらい)と安かったし。
チェックイン時に朝食について聞かれ、オーソドックスなヨーロピアンブレックファーストを選びました。
ここのペンションの良いところはお客の出発時間に合わせて朝食をサーブしてくれるというところです。
極端に早い時間だと冷蔵庫に用意されてるのを自分で取りに行って食べるみたいですが、私はそんなに早い時間の出発じゃないので、7時半にお願いして部屋に案内してもらいました。
そしたら…めちゃくちゃ良い部屋!!!!!!!!!!!!
写ってないけど左にはダブル?キング?サイズのベッドがドーーンと置いてあります。
インテリアも素敵だし、テレビはあるし、素敵なソファまで!
シャワーとトイレ、洗面所は隣に別の部屋があって、それも私一人で独占です。
やっぱり小さい町だと安いのに良い部屋に泊まれていいですねぇ…。プラハとは大違いだ!(笑)
宿泊客も私しかいないので、とっても静かだし言うことなし! -
お部屋にとっても満足し、とりあえず荷物を置かせてもらって改めてチェスキーの町を探索することにしました。
もう一度お城に戻り、先ほどはスルーしていた塔に登ることに。
旅先で塔を見つけるとどうしても登りたくなるのはもしかして何とかと煙は高いところが好きというアレですか…?笑
高い所に登った方がいい景色が見られるので、エレベーターはないけどここでも塔にチャレンジ。
登る前にお金を払いますが、学生は30、大人は50コルナです。
ちょうど日本人の団体さんに遭遇し、「これまさか全員が買い終わるの待たなきゃいけないのかな…」と思って呆然と見てたら、ガイドさんは私が先に着いてたのを見てて(私はお財布を出そうとゴソゴソしてた)、先にどうぞと譲ってくれました。
ありがたい…日本人も優しいな…。
団体のおばさまたちに占領される前に写真を…!と思い、約120段の階段を一生懸命登りました。
うーーん、やっぱりいい眺め!!!!!!!!! -
オレンジの屋根ばかりなのはプラハに似ていますね。
チェコはみんなこんな感じの色で統一してるのかな?
一番上の写真はチェスキー城です。塔に登らなきゃ全景が見られないので良かった!
しばらく町を見下ろしていたらさっきの団体さんもやってきて、写真撮影開始。
日本人が場所を占領する感じになってしまい、他の国の方々は追いやられる形に…
たまたま私の隣に立って場所が空くのを待っていた人がいたので、「この町は日本人の中では有名だから、たくさんツアーも来てるの。ごめんなさいね」と謝っておきました。
その人はオーストラリアから来てた女の人で、私と同じく一人旅中。
団体さんが帰って行った後、二人で景色を見ながらしばし雑談。
私は知らなかったんですが、チェスキー城にシアターがあって、その人はシアター目当てで来たのにそこは5月からしか開かないと言われ、お城を見学する気が失せたと言ってました。
見よう!と思ってたものが見られなくてがっかりする気持ち、わかるなぁ…。
でも、シアターは残念だけどお城の中は素敵だったから見る価値はあるんじゃないかな、と一応ガイドツアーをオススメしておきました。
あとは旅行先で日本も考えてて北海道に行きたいとも言ってましたね。
酒、酒連呼してたので日本酒飲むんじゃないかな。(笑)
私も北海道には行ったことがあるので、ジャガイモとか魚介類とか食べ物もおいしいし、お花も今の季節はきれいだしいいですよね〜と行った時のことを思い出しながらおしゃべり。
15〜20分くらいの短い時間でしたがとても楽しい時間が過ごせました。
Have a nice trip!でお別れし、塔を降りました。 -
お城の渡り廊下にも行ったんですが、そこから見降ろすチェスキーの町並みも素敵です。
-
塔を降りてからは町をぶらぶら。
町自体が小さいので、並んでいる家もこじんまりしたものが多く、かわいいお土産物屋さんやレストラン、ペンションなど、通りを歩くだけで楽しかったです。
パペット(操り人形)ミュージアムもいくつかあります。
この写真じゃない方に入ろうとしたんですが、「英語の解説ある?」と聞くと「イタリア語ならある」と言われ、諦めました。
イタリア語は無理だ……orz -
パペットミュージアムがあるくらいなので、お土産屋さんの中でもパペットを売っているお店は多数あります。
でも怖い顔の魔女とか全然可愛くない顔の人形とか、これお土産をしてふさわしいの…?と自問自答してしまうようなものばかりなので私は買わず仕舞い。
唯一ピノキオのパペットはかわいかったです。 -
教会も1つだけぽつんと建っています。
中に入るとひんやりとした冷気が。
ちょうど外がものすごく暑かったので、中を見学するついでに涼ませてもらいました。 -
上の写真、なんとなく魔女の宅急便にありそうな通りだな〜と思ったりして…。
いつも魔女宅風の景色に遭遇するたび、絶対いつかドブロブニクに行ってやる!!!という気持ちになるのでした。 -
バスステーション側の町の入口と、お城のちょうど真ん中辺りに位置する広場。
この広場にもレストランやホテルがたくさん面していて、ここに宿を構えても便利そうでした。 -
ちょっとした高台から眺めたチェスキーの町。
やっぱり塔は目立ちますね。 -
1時間半くらい好きに歩きまわり、いろんな通りを覗いて回ったのでご飯にすることに。
歩いている途中ここならいいかなと思ってたレストランに入店。
時間が4時過ぎとまだ早いせいか、お客は私だけ。
チェコ料理を扱ってたので、迷うことなくその中から選びました。
(上)お店の中はこんな感じ。テレビがあって歌番組が流れてたので見ながら食べました。
(下)注文した牛肉のクリームソースかけ+クネドリーキ(小麦粉で作った茹でパン)。
牛肉はフォークで簡単にほぐれるくらい柔らかくて、クリームソースもおいしい!
フランボワーズジャム?ソース?と、生クリームが乗ってます。
チェコ料理ではフランボワーズを使うことがあると読んだことがあったので、この機会を逃したら試すチャンスもないだろうと恐る恐る牛肉につけて食べてみましたが、結構イケる…?
フランボワーズの酸味がクリームソースと合って、私は普通に食べられるんじゃないかと思いました。
日本では鶏肉とオレンジソースの組み合わせはよく知られてるし、お肉とフルーツはよほど変な組み合わせじゃなきゃおいしいのかな。
オレンジジュースとチップ込で700円くらい。安いのにお腹いっぱい。 -
夕食後は摂取したカロリーを少しでも減らすため、川沿いを歩いたりしたんですが、どうせなら…と明日必要になる電車のチケットを買いに駅まで歩いてみることにしました。
チェスキーの町から駅までは歩いて20分くらい。
鉄道パスが買えなかったので移動は出来るだけバスで済ませたかったんだけど、チェスキーは小さい町なのであまり交通機関も発達してない…。
調べた結果、明日の夕方までにウィーンに着くには電車を使うルートしかないとわかりました。
乗り換えや時刻、ルート検索はこのサイトが便利。
http://jizdnirady.idnes.cz/vlakyautobusy/spojeni/(言語は英語とドイツ語に変えられます)
明日の朝、駅に行ってからバタバタすると嫌だし…と思って駅まで歩きだしたんですが、予想外の坂。というか山?
じぐざぐに敷かれた石畳の急な坂を死にそうな思いで登りました…。
(上)写真じゃあんまりわからないですが、延々と続く地獄のような石畳坂道…。
(下)登り切るとかなり標高が高くなっているのでお城も遠くに見降ろせてしまいます。 -
登ってからは普通のアスファルト道路なんですが、足は思うように動かず、疲労のため死んだ魚のような目で駅まで頑張りました。
既にチェスキーの町を半日探索した後だったので体力が奪われた状態で登ったのがマズかった。
結局たどり着くまでに(休憩も挟みつつ)30分かかっちゃいました。
閑散としたチェスキークルムロフ駅。
中にも人っ子一人いませんでした。お客だけじゃなく窓口の駅員までいないし!
「Excuse me!!!」と行ったら奥からのそのそ出てきましたが…愛想ないおばさんで更にテンションが下がってしまいましたよ。
やる気のない対応を受けながらも、なんとか予定していたチケットを手に入れ、また来た道をとぼとぼと引き返しました。
石畳、すごく整備されてるわけじゃないからデコボコしていて、それが余計に足の疲れを増大させるんですよね。普段歩き慣れない道というのもありますが…。
帰りついた頃にはへとへとで(元の体力があまりないのも問題だけど)、ベッドに座り込むなりそのまま夢の中へ…。
ハッとして起きたら22時だったので、そこからシャワー浴びたり荷物詰めたりといった作業に取りかかりました。
作業中、せっかくテレビがあるので見てみようとつけてみたものの、チェコ語放送しかない!
2ヶ国語放送は…!?と思ってリモコンのボタンを押しまくってみても無理。
SATCをやってたのにチェコ語吹き替えだし…まぁ言葉わからなくても見ましたけど。
夕方からは疲労困憊で若干ぐだぐだな夜を過ごしました。
ここではスリへの警戒もほとんどする必要がないし、全体的に気が抜けて気持ちがゆっくりしてたんですよね。
これもチェスキーの和やかな雰囲気のせいなのかな。
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