2009年12月エジプト(59) アスワンの町

2009/12/12 - 2009/12/19

今夜は寝台列車ナイルエクスプレスに乗って、カイロへ行きます（高いツアーは飛行機でひとっ飛びなのですが）。１６時１５分、アスワン駅に到着。ここで突然放されます。ナイルエクスプレスは１９時発なので、１８時３０まで自由時間となるのです。スーツケースはバスがまた運んでくるので乗せておけばよいのですが、荷物が１つのわたしは、担いで歩きます。アスワン駅の向かって右側に、スーク（商店街）が延びています。ナイルエクスプレスで帰る同じ境遇の観光客で賑わっています。

エリア アスワン(エジプト)

サトウキビのようなものを運んでいます。

何か売っています。少量がパックされている日本と違って、

どこも測り売りのようです。こちらはカルカデ（ハイビスカスティー）でしょうか。

通りはこんな感じで、両側に店が並んでいます。

果物屋さんもありますし、

香料屋さん（お茶屋さんでしょうか）もあります。外国人のために英語で書いてあります。前の真ん中がミント、その右がサフランで、右の下から２番目がハイビスカスですね。

肉を焼いて売っていたりもします。

サングラス屋さんもありますし、

服屋さんもあります。香のようなものを焚いている人がいて煙がでています。個人的には、あまりいいにおいではありません。アスワンのスークに限らず、エジプトの観光地では様々なところで、店の人が呼びかけてきます。個人的に一番よく耳にしたのは「フレンド」という呼びかけです。女性には「かわいいー」と言って近づきます。その他、「みるだけただ」「さらばじゃ」「山本山」「山田花子」という言葉も聞きました（挨拶だと思っているようで、出会うなりそう言ってくるのです）。「ギブミーアペン」というのも２回聞きました。

アスワンでの自由時間が長すぎます。スークに飽きたので、適当なところで右に曲がって、ナイル川沿いの通りに出て戻ります。写真は中央分離帯から後ろ向きに撮影したもので、右側がナイル川です。

道路の向こう側に渡って、やはり後ろ向きに歩道を眺めます。前を向いて、左前方に目をやると、

ルクソールで乗ったような馬車があります。アスワンでの自由時間がこんなにあるとは思わず、予習不足でした。この馬車でヌビア博物館にでも行っておけばよかったかもしれません（荷物を担いでいると行く気にもなりませんが）。

前方の信号は、デジタルのカウントダウン式です。（当たり前のことかもしれませんが）エジプトも結構進んでいます。

左側（ナイル川沿い）にマクドナルドがあります。ナイルエクスプレスの食事は評判が悪いとあらかじめガイドさんが言っていたので、同じツアーの数人の方は、ここでハンバーガーかマックアラビアを買ったようです（わたしはルクソールで既にマックアラビアを食べていますし、ナイルエクスプレスの食事にも挑戦したかったので行きませんでした）。

ナイル川には船が見えます。まだ十分時間があります。再びスークに戻ってフラフラ歩きます。本屋さんに寄って、今までに訪れた神殿の本を立ち読みしてみますが、どれも買うほどのことはありません（アブシンベル神殿で買ったような完全ガイドがあるといいのですが）。色々と本を出してもらった店員さんに怪訝な顔をされながら店を出ます。アスワン駅の前は、つきあたりのナイル川沿いの道まで細長い公園のようになっていて、ベンチがいくつかあったので、座って時間をつぶします。今夜のためのミネラルウォーターも買っておきます。

ようやく１８時３０分が近づきます。あたりは暗くなっています。（次はナイルエクスプレスのページへ）