2009年12月エジプト(04) ギザに戻り夕食、ルクソールへ、ホテル：ソフィテルカルナック１

2009/12/12 - 2009/12/19

カイロ方面に戻ります。前日の睡眠不足を解消しようと、目をつぶっていましたので、途中の写真はありません。帰りはみなさん眠っていたようで、トイレ休憩には立ち寄りませんでした。やがてギザに着きました。本道から横道に入ります。ピラミッドが見えてきました。右側の座席に座っているので、よく見えます。３大ピラミッドです。左から、クフ、カフラー、メンカウラーのものです。メンカウラーのピラミッドは小さいです。

エリア エジプト

だんだんピラミッドが近づいてきました。

１７時１０分、レストランに到着です。ピラミッドのまん前にあって

よく見えます（背を向けて座ってしまいました）。

さて、夕食です。２階にあります。まずは、下で焼いているという自慢のアエイシ（パン）が出ました。焼き立てなのでたしかに柔らかくて美味しいです。次に、

ピラフのようなライスが皿に盛られました。

メインは「コフタ」という、ソーセージのようなものです。２種類あって、左上のウンコのようなコフタは塩味が効いて、美味しかったです。真ん中のポテトに埋まっている方は、少しパサパサしていて喉を通りにくかったです（こちらはコフタではないかな）。食事が終わって下に下りたら、パンを焼いていたおばさんが写真を撮れと言ってきました。どうせバクシーシ（チップ）目当てに決まっています。ただじゃあないでしょうと言っていると、そのうちガイドさんが来て写真撮影をしてくれました。ガイドさんは、チップも払ってくれました。パン屋のおばさんはチップの額に物足りなかった様子。ピラミッドは暗くてもう見えません。あれ、ライトアップされるんじゃないの。添乗員さんとガイドさんに尋ねてみたら、１８時３０分に開始だそうです。現在１８時１０分ですから、まだですね。それから、ピラミッド観光は今日の目的ではなく、まだまだ先のことです。さて出発。

今夜のホテルはカイロではありません。深夜近くの飛行機でルクソールに飛びます。でも、ツアーですから、その前にお土産屋さんを１つ消化しなければなりません。今回のツアーでは、パピルス屋、アラバスター屋、香水屋、アクセサリー屋、じゅうたん屋の５つに強制連行されました。買い物が好きな人にはいいかもしれません。今回はパピルス屋さんです。１８時３０分到着。でも遅いので説明係の人がいません。ここでガイドさん登場(顔を出してごめんなさい。他の人の旅行記にもガイドさんは登場しているので、職業柄あきらめていただきます)。店のものを勝手に使って説明を始めます。ガイドさんが手に持っているのがパピルスという草です。この茎をちょんぎると、三角形の切り口をしています（撮影準備をしていなかったので詳しい写真はありません）。次に皮をはぎます。このガイドさん、器用で何でも出来ます。肉の部分を平たく切り、これを互い違いに網のように重ねていって、最後に圧縮機で圧縮して乾燥させればできあがり、ということのようです。肉の部分は本来柔らかくて簡単にちぎれますが、乾燥させて出来たパピルスはちぎろうとしても・・・ガイドさんの力で簡単にちぎれました。

店内には綺麗な絵の描かれたパピルスが並んでいます。主なものをガイドさんが説明。絵はちゃんと、古代エジプト時代に描かれていたデザインです。この絵は死後の世界を表しています。一番左のファラオ（王様）は死後、アヌビス神（ジャッカルの神様）につれられて、裁判を受けます。ここには天秤があって、右側には聖なる羽（マアトの羽といいます）がのっています。左側にはファラオの心臓をのせます。この時、この絵のようにファラオの心臓の方が軽ければ、生前よい行いをしていたということで、天国に行けます。しかし、もし心臓の方が重かったら、悪いやつだとみなされ、中心棒の右側のワニとライオンが合体したような怪獣（アメミットという名前です）に食べられてしまいます。裁判の様子は、天秤の右側のトト神（トキの神様）が記録します。

指が入りました（そのうち指が写っていない方の写真に変えたいと思いますが、そのままかも）。これも重要な絵です。ヌート女神が描かれています。ヌート女神は天空の神様です。太陽が食べられて夜になり、体の中を通過してまた出てくる、というような絵だったかと思います。店員さんは普通にいます。パピルスを買わせようとして近づいてきます。結構高いです。ここでの集合時刻は１９時３０分。時間はたっぷりあります。

ルクソールに向かうため、カイロの空港へ行きます。飛行機のチケットは添乗員さんから配られます。スーツケースを持っているみなさんはカウンターへ行って預けます。わたしは手荷物だけなのでそのまま進んでみなさんを待ちます。全員そろったところで一緒にゲートへ。もちろん、途中でセキュリティチェックがあります。２２時５０分ころ搭乗しました。機内は通路の両側に３座席ずつあるタイプです。１時間のフライトなので機内食はありませんが、紙パックのジュースが出ました（わたしはオレンジジュースを選びました）。２３時５０分ころ到着。

飛行機はターミナルではなく、サテライトに停止します。向かい側で待機しているバスに乗ってターミナルへ行きます。ターミナルを入ったところでみなさんの荷物待ち。

１２時２０分ころ外にでました。ルクソール空港の建物は面白いデザインです。

バスに乗って空港を後にします。０時２０分出発。

今日からルクソールのホテル「ソフィテル・カルナック」に２連泊します。(多分)５つ星ホテルですが、へんぴな所にあります。ホテルの周辺は道路がところどころ盛り上がっていて、その度にバスが減速して、ヒュルヒュルーンという音が聞こえます。わざとスピードが出ないようにしてあるようです。バスの中で、ミネラルウォーター２本を１ドルで買っておきます。０時４０分ころホテルに到着。個人的にはネオンサインがやや安っぽいという感じがします。

前のロータリーもきれいに輝いています。

玄関です。入るとすぐ、添乗員さんが鍵（カード式でなく普通の鍵でした）を配ってくださって、翌日の時間を伝えます。モーニングコールは５時４５分、朝食は５時３０からで、出発は７時。もう遅いですが、昨日より余裕がありそうです。この日はとにかく寝るのを優先しました。風呂に入ってすぐ寝ます。部屋の写真は明日の夜に。おかげで、目覚まし（およびモーニングコール）で起こされるまで、熟睡しました。

２００９年１２月１４日（月）
朝食は、ホテル内の「オペト」という名前のレストランです。オペトというのは、古代エジプトの重要な祭りです。内装が凝っていました。オペト祭に使われる船のようなものの周りに食べ物が並べられています。

内容は所詮バイキングで、

こんな感じで日本とあまり変わりません。ゆでたまごも食べました。

６時半ころになると、だいぶ明るくなりました。ホテルはリゾート型で、あちこちにこのような場所があって、４方向に古代エジプトの人の名前（例えば正面に見えるクレオパトラ）がついた棟があって、その入口を入っていくと、

こうした細長い中庭があって、その両側に部屋の入口が並んでいます。この他にもやや大きな中庭やもっと大きな庭もあって、ナイル川も見ることが出来るのですが、その話は２日目の時にします。

集合時間になりました。外に出ます。ナツメヤシの木があります。

これが今日のバスです。７時をやや回って出発。