2009年12月エジプト(54) イシス神殿３／７

2009/12/12 - 2009/12/19

第一塔門を見てみます。右側の中央入口の両脇にはイシス女神がいます。左端にはファラオがいて、左手で捕虜の髪の毛をつかみ、右手でこん棒を振りあげるお馴染みのポーズでイシス女神に捕虜のいけにえを捧げています。塔門の下の方に黒い縞模様が見えますが、これは神殿が水没していた跡です。この塔門には左側にも入口があって、

エリア アスワン(エジプト)

中は誕生殿になっていて、（記憶が正しければ）うす暗い部屋にレリーフが描かれています。

右側の中央入口の前には、スフィンクスのような狛犬のような（そういえば狛犬ももとはスフィンクスでした）ものが立っています。中央入口の向こうには第二塔門が既に見えています。

スフィンクスのようなものは、近づくとこんな感じです。スフィンクスのようなものの左側には、ここにあったオベリスクの根元が残っています。中央入口の左右には、十字架のマークがあります。イシス神殿にはコプト教徒（キリスト教徒の一種）が住んでいて、あちこちに十字架を刻みました。

横からも眺めてみます。

中央入口前で右を向くと、門のようなものが見えます。これは誰かの神殿（だったでしょうか）の跡です。誰の神殿か忘れました。分かったら、このページを更新します。右側に見えるのはトラヤヌス帝のキオスクです。

さて、中央の入口をくぐります。その時、右側にフランス語の落書きが見えます。フランスがマムルーク朝を攻めて勝利したときのものだそうです。