2010/01/08 - 2010/01/16
343位(同エリア995件中)
ロク69さん
2010年1月8日〜1月16日まで、グリンデルワルト(6泊)で冬のスイスを味う旅に出かけました。ウィンター・ハイキング、ソリすべりなどスイスの冬ならではの楽しみを求めて出発しました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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旅行前日(1/7)の夜、KLM(アムステルダム)より電話が入り1/8のフライトはキャンセルになったと言ってきた。初めてのことなのでびっくりして事情を聞くにもどこも営業時間外で連絡がとれない。仕方なく翌朝再度問合わせることにして不安な一夜を過ごす。翌朝、KLMのHPでマイブッキングを見ると1/9の便に登録してある。どういう事情かは分からないが、ともかく旅行は1日遅れることは確実となった。すぐに宿泊先のホテル(チューリヒ)とアパート(グリンデルワルト)に1日遅れる旨のメールを入れる。1/9のフライトは予定通り、ネットでチェックインをしていたので荷物だけをドロップするためカウンターへ出向く。カウンターではにこやかな係員から「迷惑を掛けたので、『コンフォートシート』にしておきました。」と説明を受けた。予定時刻に出発、なんとかスタートは出来たようだ。
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後で調べたら、コンフォートシートとは120ユーロ(1人)もする座席、エコノミーの中でも足元のスペースと背もたれがより大きく取れるシートだった。スキポール空港でチューリヒ行きに乗換えるが、主翼の雪を払ったりして搭乗後30分以上経っても一向に飛び立つ様子がない。まもなく機長のアナウンスで尾翼に異常があるのでゲート近くまで戻るとのこと、点検修理を行うが修復時間は未定とのことだった。結局1時間45分遅れで出発することになったが、大丈夫かと心配になる。チューリヒへは日付も変わった10日の午前1時ごろ着陸する、無事到着を喜ぶもホテルへのシャトル便は当然終わっているのでタクシーで直行する(33フラン掛かる)。雪道をとても飛ばして運転するので約10分が長く感じられた。ホテルは「ibis」という小型ホテル、ベッドに入ったのは2時を廻っていた。
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翌朝(1/10)は、5時ごろに目覚めて緊張していたせいか3時間程度の睡眠で起き出す。早速シャトルバスで空港駅へ向かいパス(トランスファーチケット)をヴァリデートしてもらう。8時前の列車に乗ってグリンデルワルトへ向けて出発、空は曇り空で途中も積雪がある。昼前に到着、借りたアパートは駅前通りを教会方向へ向かって5分ほど歩いて右折したところにある「Villa Kunterbunt」。オーナーの上階にわが家のアパートがあった、昼前だが問題なくチェックインできた。アパートの窓からはヴェッターホルン、メッテンベルク、フィッシャーホルン、アイガー、チュッゲン、メンリッヘンまで一望の素晴らしい眺めだ。また宿泊は1組分しか部屋がないので貸切状態だ。
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建物は古いが中はきれいに手入れされていて清潔感がうれしい。キッチンは広くて道具や食器は充分に揃っている。電子レンジもあって重宝した。
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寝室はこじんまりとしているが、清潔なベッドとリネンが良かった。寝室はもう一つあって全部で4人が泊まれる。他には居間、洗面室(トイレ、バスタブ付き)がある、すべてに温水暖房のパネルが装備されていて暖かくて快適だ。
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キッチンの窓から見えるヴェッターホルン、今までかかっていたガスが切れてきて山々が見えてくる。気持ちは大きく高揚してくるのでともかく出かけることにする。
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念のためにチュッゲン、メンリッヘン方向を見るとこちらも眺望が望めるのであわてて出発の準備をしてフィルストのゴンドラ乗り場へ急ぐことにする。
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フィルストへ上がる途中はガスの中、何も見えない時間が長く感じられた。ところがシュレックフェルド(第2途中駅)を過ぎるとゴンドラは雲の上に出てきた。フィルストへ到着するとガスは完全に眼下になり、アイガーをはじめアルプスが青空中に聳えている。うれしさが一杯の瞬間であった。
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ヴェッターホルン(左)もシュレックホルン(右)も完全な形で顔を見せてくれている。
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アイガーよりさらに右手(西)を見渡すと、雲海の上にチュッゲン、メンリッヘンの山々(中央手前)の向こうにチンゲルホルン(左奥)、グスパルテンホルン、プリュムリスアルプ連峰(中央奥)、さらに右奥にはシルトホルンも望まれる。下のグリンデルワルトの村は雲の下で全く見えない。
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フィルストのレストランは赤いユニフォームを着た団体が楽器をかき鳴らして騒いでいたのでとても煩かった。ほどなく演奏も終了したのでテラスで休憩し、足慣らしにグリンデルワルトまで歩いて降りることにした。建物後方のシュヴァルツホルンも真っ白に凛々しく姿を見せている。
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歩き出すとすぐにバッハアルプゼー方面の山山、レーティ(左)、シーメリホルン(右肩の尖頭)、さらに右の鞍部を経てファウルホルンも見えている。後日、登る予定のファルホルンまではかなり遠く見える。
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歩くコースとソリすべりのコースは一緒で、スキーコースを右に見ながらシュレックフェルドまで景色を楽しみながらゆっくりと下る、アイガーの眺めが素晴しい。コースは圧雪されていて靴が沈むことはほとんどない。「キュッキュッ」という小気味良い靴音を聞きながら歩く。村と山々を隔てる雲海はまだまだ下方にある。
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シュレックホルンも雲海の上に見える、少し降ったのでガスが近付いてきたのがわかる。
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シュレックフェルドまで降ってきました。ここからはヴェッターホルンが大きく見える、ガスに煙るような山は印象的だ。多くのスキーヤーがレストランで休んでいる。
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シュレックフェルドを少し降るとガスの中に入ってくる、歩いていると凍ったガスの小さな塊が頬に当たってとても気持ちが良い。しばらくすると左手に虹のような光が見えてきた。
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さらに右手を見ると太陽の周りに丸い輝きが見えてきた。「ハロ」というものなのか、神秘的で荘厳な輝きだ。バックは、シュレックホルン(左)と大小のフィッシャーホルン(中央右)。
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アイガーのすぐ上の太陽を中心に丸い光が見える、これがハロなのか。珍しい光の景観に自然の偉大さを認識する。
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ガスは行ったり来たりで景色も出現したかと思うとすぐに消える。ガスの動きが激しいことが分る、晴れ間に見えたヴェッターホルンとハイキングコース。
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グリンデルワルトまで降りてきました。村の建物の向こうに見えるヴェッターホルンはとても幻想的で別世界に浮かんでいるようだった。今日は1/10(日)なので、スーパーCOOPは休みかと思いつつ店を覗くと営業中だった。早速、食料、ビール、ワイン等を買い込んでアパートに戻る。今日のハイキング時間は約2.5時間、1100mの下りだった。
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アパートには4時ごろ到着、早速ビールで乾杯をして夕食の準備を始める。キッチンの道具類や食器は4人分ずつ揃っているので、我家2人では余る。夕食は和食中心とすることになった。
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献立(夕食)は、ワカメ入りうどん、ヒジキと大豆の煮物、野菜サラダ、パン少々と白ワインとビール。食材は持参したものが主体となった。こうして到着第1日目は終わったのです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2012/11/13 08:34:15
- グリンデルワルドのアパート:
- ロク69さん、いつも楽しく拝見しております。
私の知り合いが今年6月に、初めてスイスに行き、草花が綺麗に咲いていたことに感激され、来年も6月にグリンデルワルドだけに1週間滞在したいと考えておられます。
私は、スイスでアパートに滞在したことはないのですが、ネットで色々と検索したことがあります。ロク69さんは何度もアパート滞在していらっしゃるので、グリンデルワルドのお勧めのアパートの申し込み方法を教えて頂けますでしょうか?
掲示板でなくても、私宛のメールでも結構ですので、よろしくお願いします。
- ロク69さん からの返信 2012/11/13 09:20:38
- RE: グリンデルワルドのアパート:
- belleduneさん
いつもありがとうございます。
ご連絡を拝見して、グリンデルワルトを懐かしく思い出しました。
今まで、夏・秋・冬と3回滞在していますが、近くて便利なアパートはこれです。
http://www.grindelwald.com/index-de.php?frameset=49&detail=424&classification=2®ion=1
アパートといっても大家さんの階上を提供している状況で、1家族のみの借り上げです。2人だとちょっと広いですが(4ベッド)、風呂もあって快適でした。
また、広く探すのであれば、現地の案内所(グリンデルワルト日本語案内所)は日本語で対応してくれます。
http://www.jibswiss.com/index.html
またスイス観光局のHPからも探せます。
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/accommodation/apartment/
以上 いろいろとプランを練るのも楽しいものですね。
belleduneさんのご活躍を期待しています。
取り急ぎご連絡まで。
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