2006/08/19 - 2006/08/25
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ライオンベラーさん
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※ 9 (http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10202977/) の続きです。
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- 観光バス
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-
さあ、4時です。
準備をして外に出るとジェフさんが来ていました。
夕刻のゲームサファリに出発です!
写真は出発した後、ロッジを振り返っています。 -
少し進むとシマウマがいました。
ジェフさんが日本語で呼びかけました。
「シマシマちゃ〜ん!」
「・・・・・。」 (私)
「・・・・・。」 (シマウマ) -
ダチョウがいました。
-
ズームアップしました。
-
ああ、ヌーの死骸(しがい)です!
-
ライオンに食べられたのでしょう。
・・・・。
これが、サバンナの野性の姿なのです。
草食獣は草を食べて増える・・・。
それを肉食獣が食べる・・・。
でも肉食獣にとってヌーはあまり美味しくない動物だそうです。
他の動物がいないときに仕方なく食べるということです。 -
ここに生えている樹のほとんどはアカシアだそうです。
樹の上に鳥がいます。 -
ズームアップしていくと・・・
-
カラフルできれいな鳥です。
-
ヌーです。
-
タンザニアとの国境にやって来ました。
この門の向こうがタンザニアです。 -
この橋の向こうがタンザニアです。
このマサイマラ国立公園はタンザニアから続いています。 -
頭上を通ってきた太陽は、そのままほぼ真っ直ぐ西へ降りていきます。
日本のように大きく斜めに沈んでいくようなことはありません。 -
また、ヌーの死骸がありました。
これは、肉食獣に襲われたのではなくて、病気で死んだのだろうということです。 -
キツネ・・・?
-
この鳥はホロホロチョウだそうです
-
おお、これは来る前に王子動物園で見てきました。
まさにこの鳥でした。
本物と出会って感激します。
(動物園のも本物ですが・・・) -
おおお、またまたすごい動物に遭遇(そうぐう)しました。
ハイエナです!
数頭のハイエナが、樹の陰に入って休んでいました。
それほど暑くないのに、なぜこんなにきちんと木陰に入る必要があるのでしょうか?
もしかして、太陽の光が眩(まぶ)しいからでしょうか?
よくわかりません。 -
このように休んでいます。
ハイエナは自分で小型の動物の狩をすることもありますが、ライオンなどが倒した大型の動物の食べ残しを狙(ねら)うことも多いようです。
ライオンが弱いときは、無理やり獲物(えもの)を奪ってしまうこともあるようです。 -
ついに彼らは立ち去ってしまいました。
スタスタスタと、まるで忍者のように立ち去っていきます。
このようにハイエナもリーダーに従って、きれいに群れで行動します。
人間はチームで仕事をしたり、イベントなどで係官の誘導に従ってきれいに動いたりすることもありますが、観光地や繁華街などでは、それぞれが思い思いの行動をしています。
ハイエナの場合も環境が変われば、群れを意識せずに、それぞれが思い思いに行動することもあるのでしょうか? -
私たちの方を気にしています。
私たちの音を気にしているのでしょうか?
それとも臭(にお)いでしょうか? -
アカシヤの樹の上にはハゲワシがいました。
ライオンが獲物を仕留めると、その上空をハゲワシが旋回(せんかい)して、それを見た仲間のハゲワシやハイエナが、続々とその下に集まってくるようです。
これが日常的に繰り返されているサバンナのイベントということになるのでしょう。 -
たくさんのヌーがエサを食べています。
ライオンなどに襲われるのはこの中の数頭だけで、例え10頭のライオンがいても、1日に1〜2頭が襲われるだけなので、ライオンから離れているヌーは平然と草を食べているようです。
また、ライオンもインパラやシマウマの方を好んで、ヌーは空腹で仕方がないときしか襲わないようです。
ライオンも草食化すれば平和でいいと思うのですが・・・
ライオンはセルロース(草の成分)を消化できないし、歯の構造上、草は食べにくいのでしょう。 -
夕刻のサファリを終えて、そろそろロッジに帰る時間です。
夕陽がきれいです。 -
サバンナの夕陽です。
-
ここに何かいます。
-
イボイノシシでした。
-
さあ、ロッジに帰ってきました。
また、ここでジェフさんとはお別れです。
部屋に戻った後、レストランに食事に行きました。
マサイマラ2泊目の夜です。 -
このレストランもバイキング形式(ビュッフェ形式)です。
客はほとんどが西洋人で、とても混雑していました。
観光地はどこに行ってもたくさんの日本人がいて、日本語の表示などもごく普通に見られるのに、ここではそのようなことはまったくありませんでした。
でも、そんなところに慣れきっている私としては
それがとてもエキゾチックに感じられて、その雰囲気を楽しんでいました。
そのときボーイの一人が私に、日本人の動物写真家の平岩道雄さんの写真集があると、教えてくれました。 -
レストランの一角に写真集や、彼についての紹介書などが並べてありました。
それまではケニアについてはほとんど何の知識もなかった私は、平岩さんのこともまったく知りませんでした。
平岩さんは、130回以上もこのケニアを訪ねていて、いろいろと寄付などもされていて、ここでは誰でも知っているほど有名な人のようです。
ここで初めて、ケニアの人たちも日本について知っているんだと、それも平岩さんのお陰で、いい印象をもたれているということも知りました。 -
レストランの横には小さなシアターがあって、そこでは野性動物のビデオを上映していたので、食事の後さっそく入ってみました。
しばらくひとりでその映像を見ていると、西洋人の子供とその家族が入ってきました。
子供は、私を見るなり驚いた顔で、親に
「イエロー?」
と言って親の顔を見ました。
イエローとは、私たち黄色人種に対する、軽蔑(けいべつ)的な呼び方です。 -
そのときまさに、私は野生動物の一種のように見られているように感じました。
親の方を見ると、親もそれをとがめる様子もなく、私に謝ることもしないで、同じような目でこちらを見ていました。
あまりの出来事に、私は唖然(あぜん)としてしまいました。
人権意識がかなり進んでいると思っていた西洋人の中にも、未だにこんな人たちがいると、そのときはとても驚いてしまいました。
どうしようかと思いましたが、ここでこのような人たちに怒ってみたところで、凶暴(きょうぼう)な野生動物が怒ったという感覚で、嫌悪感をもたれるだけだという予感がした -
ので、ここは、『ええ? あなたたちはそんな教育も受けていなんですか?』というような驚きの表情でしばらくその親子を見つめた後、また何事もなかったように、平然とした態度でスクリーンに目をやりました。
彼らは、私(イエロー)が、当然自分たちに媚(こ)びへつらうか、スクリーンの前の場所を譲ってくれると思っていたのでしょうか? かなり戸惑っているようでしたが、しばらくしてそのままそこを出て行ってしまいました。
どうもここは白人、黄色人種、黒人といったような序列が未だに残っていて、ボーイたちも、白人にはへりくだるけれども、私に対しては、私が白人のように平然とした態度でサービスを受けようとすると、露骨(ろこつ)にサービスをやめたりして、私がにこにことフレンドリーに(愛想よく)振舞うと、彼らもにこにことフレンドリーに振舞ってくれました。 -
明らかに、そのような人種に対する序列があるということを感じて、とても驚きました。
すっかり気分を害してしまいましたが、しばらくそこでくつろいだ後、部屋に戻りました。
部屋でくつろぎながら今日見た動物たちを思い起こしてみました。
ここに来るまでは、本当にこんな動物が見られるかどうか、半信半疑でした。
今日は日が悪かったといって、1匹の動物も見られないというようなことも覚悟していました。 -
でも実際に来てみると、信じられないほど次から次からいろいろな動物と出会うことができました。
思い切ってここにきてみて本当によかったと思いました。
サバンナの大自然に抱かれながら、マサイマラ2日目の夜は更(ふ)けていきました。
(「11 http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10412425/」に続く)
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