微笑みと祈りの国　ミャンマー２（バガン）

2009/11/21 - 2009/11/28

ヤンゴン〜バガン〜マンダレーを８日間で回る個人旅行。
二日目は、早朝にヤンゴンからバガンへ飛行機で移動。
レンタサイクルをしてオールドバガンを中心にバガタを散策、
最後はバガンで有名な夕日をしっかりと見てきました。

エリア ミャンマー

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自転車

ヤンゴン発６：１５〜バガン着７：５０のヤンゴンエアーウェイズで出発。
４：３０に宿を出発して飛行場へ向かう。早朝なんでタクシーは予約したておいたほうが無難です。街中にタクシーはいませんでした・・ちなみにフライト時間は遅れたり、早まったりするらしいんで（今回も１５分早まりました）、国内便とはいえ、１時間前には到着しておきたいです。
搭乗手続きは超適当なんで、乗り遅れないように自分のフライト案内を注意して確認しないといけません。
。

空港からバガンを巡る中心街であるニャンウーへ。マーケット近くのインワゲストハウスへ泊まりました。道路側の部屋だったせいか、車の音がうるさく、虫もかなり入ってきましたので、道路側の部屋だけはお勧めできません。朝食は屋上で食べれるのでとても気持ち良いです。宿の人たちもとても親切です。

ニャンウーはとても小さい街で、バックパッカーが泊まれるような宿がたくさんありますが、レストランもそんなに多くなく、カンボジアのシェムリアップと比べてとても田舎です。
ここでママチャリをレンタサイクル１０００チャットしました。個人旅行者は馬車をチャーターして周るか、自転車で周るかの２パターンに分かれます。

早めの昼飯を取る、ポークカレー２０００チャット（１８０円）。カレーはすぐに空きそうだけど、ご飯が食べれるのは日本人としてはうれしい。熱帯地域だからなのか、惣菜も酢物や漬物が多い。

ニャンウーから自転車を漕ぐこと２０分くらい。最初に見えてきたのがティーロミィンロー寺院。

どこの寺院も門をくぐるとお土産屋さんが並んでいて、結構声を掛けられますが、強く言うとすぐ引いてしまいます。ここら辺がミャンマー人の人の良さだと思います。

寺院の中は四角形の回廊があり、各回廊の中心には仏像が納められています。１１〜１３世紀に建てられたバガンの寺院の仏像には、改築されて本来の仏像が残っているものと新しく建て直した仏像の２種類がありますが、容易に区別はつきません。

ウバリティンの壁画。寺院の中には保存状態がよく、当時の壁画がそのまま残っているものがあります。

タビィニュ寺院は６５ｍあるバガンで一番高い寺院。色が白い寺院のほうが比較的新しく建てられた寺院とのことです。

ブーバヤーパヤーはイワラジ河湖畔に立つ仏塔で、爽やかな風がそそがれています。１９７５年の地震で下に落下したとのことです。ここだけでなく、寺院や仏塔は地震の被害を受けて、補修を受けています。ミャンマーで地震というと結構以外に感じます。
朝早く疲れていたせいか、１時間ぐらい昼寝しちゃいました。

マハーボディーパヤーはブッタガヤにある寺院を模写したもので、他の寺院と形状が異なっていて、ヒンズー教寺院みたいです。
ここの売り子にタカナという日焼け止め＆化粧を塗られてしまいました。少しひんやりしますが、日焼けの効果は不明・・・

名もなき寺院や仏塔も含めて、無数に建てられています。１１〜１３世紀の間だけに建てたので、かなりの財政負担となっていたはずです。今は畑となってしまった荒野に、昔は多くの住民が生活しており、村周辺に小さい寺院をどんどん建てていったいのでしょう。
現在のミャンマーでもどんなに田舎の村にも立派なバゴタが建っており、その信仰心の強さには驚かされます。

名もなき寺院の屋上に上らせてもらいました。その時案内してくれた少年です。寺院は２階、３階構造となっていますが、通路が狭いためかほとんど一般公開されていません。

アーナンダ寺院はもっとも美しい寺院と言われています。ここら辺でバテテきました。

ママチャリで周っていましたが、ダートの道も結構多く、すぐにタイヤがはまってしまい大変でした。サドルも硬く、ケツが痛くなり、ほぼ一緒に回っていたアメリカ人カップルに大差をつけられてしまいました・・・自転車の良しあしは重要です！

途中ヤギの大群と合流。砂ぼこりにやられて、泥だらけです。

太陽をさえぎるものは何もありません。日差しが痛いです。

ダマヤンヂー寺院経由でスラマニ寺院まで到着。
ダート道にもうバテバテ、お土産屋さんで冷たいコーラを飲み干して生き返りました。乾燥しているためか、汗があまりでないため水分補給を誤りがちとなってこんな状態となるので十分注意してください。

夕日を見るためにシュエサンドーパヤーへ。観光バスが何台もやってきて、欧米人と売り子で溢れていますが、夕日を見逃すわけにはいかないので登ります。

見渡す限りの荒野に寺院と仏塔が並んでいます。ここは絶景です。

どこもかしこもバゴタがたたずんでいます。

バガンの夕日です。めちゃくちゃ空が赤くなります。
この時期のミャンマーの夕日はとてもきれいで、空が真っ赤に染まります。私の中ではミャンマーと言えば夕日という印象が強く付いていしました。

暗くなる前に街まで帰りましたが、振り返ると綺麗な赤焼けの中に仏塔がたたずんでいます。

夕飯は日本食レストラン富士で肉野菜炒め定食３５００チャット。ご飯と野菜炒めはうまいが、味噌は日本味とは異なります。改めて気付いたのはキャベツ、ニンジン、インゲン、タケノコ、キクラゲ等々野菜の種類が豊富なこと。耕作面積が広く、野菜も米も豊富で自給率はとても高いのでしょう。世界の貧困国と位置付けれられていますが、外貨は稼げずとも食うにはあまり困らないのでしょう。