Spain・Portugal　６（シントラ・ロカ岬）

2009/09/07 - 2009/09/15

スペイン（マドリード、トレド）→ポルトガル（リスボン、シントラ、ロカ岬）→スペイン（バルセロナ）

エリア シントラ(ポルトガル)

早朝、ロシオ駅へ向かう途中の道。
どこにいっても坂道だらけ。

シアードから一駅でロシオ駅です。

わ〜い！電車の旅だぁ(*^▽^*)

今回はほとんどが飛行機移動なので、
時間は早いけど、景色は楽しめず。

今日は車窓を楽しめそうです。

リスボン（ロシオ）からシントラまでは40分。

車窓からの眺めは思ったよりもなんてこともありませんでした。
な〜んだ、って気が抜けたらいつの間にか寝てしまい、
気がついたら着いていました。
それくらいあっという間！！

でも、景色はガラリと変わっていました
地図で見ると、ここはシントラ山脈の入口です！！

「エデンの園」との言われている町。

まずは、シントラ循環バスで王宮に向かいます。

そして、シントラで一番有名なお店へ。
ピリキータ・ドイス。

ここは、シントラでもかなりの人気を誇り、席に座れなかったとのクチコミを見ましたが、
私達が行った時間はまだ10時過ぎ。ガラガラでした。
店を間違えたかと思ったほどです！

このお店のお菓子は、13世紀からの作られているという素晴らしい歴史を持っています。

枕の形をした細長いものが「トラウゼイロ」
丸いのが「ケイジャーダ」

トラウゼイロは「枕」という意味でアーモンドのパイ。
ケイジャーダはベイクドチーズケーキです。

すっごく甘かったけど、普通においしかったです。
どうも名前だけが先行している気が。。。

真っ先にお腹を満たしてしまうという食い意地の張った二人ですが、
いよいよ王宮の観光です。

王宮の中には幾つもの部屋があります。

白鳥の間

カササギの間

この部屋は特に印象的でした。

紋章の間です。
壁には一面にアズレージョが！！！

天井はこんな感じです。

王宮の中は豪華絢爛な世界ですが、窓の外を見ればこんな感じ。

ここは食卓です。

王宮の見学を終え、外に出ました。

遠くには、「ムーア人の城壁」が。
シントラには、この「ムーア人の城壁」や「ペーナ宮殿」などたくさん見所があり、行こうかどうか迷いましたが、この後の予定を考え、シントラでの観光は王宮だけにしました。早くリスボンに戻りたいしね。

でも、せっかくフリーチケットを買ったのに勿体なかったなぁ。

さらば、王宮。さようなら、シントラ。

再びシントラ駅のバス亭へ。
今度はロカ岬行きのバスに乗ります。

バス車内には客は数えるほど。
観光客で込み合うのかと思っていたので拍子抜け
まだ12時過ぎです。
移動するにはまだ早すぎるからかな？

バスではちょっとした恐怖体験でした。

だって、運転手さんがめっちゃ飛ばすんです！
狭い道を猛スピードで。
崖から転落するんじゃないかと何度もヒヤヒヤしました。

40分くらいで、とうちゃ〜く(*^▽^*)
まずは、５EURの「最西端到達証明書」を発行してもらいました。

それにしても予想はしていたけど、風が強いです。

そして、このロカ岬の周りにあるのは、
証明書を発行してくれる小さな観光案内所と、レストランが１軒だけ。
ユーラシア大陸最西端といっても、閑散としすぎていてビックリ。

大西洋を見下ろす前に石碑があります。
ここにはポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの詩が書かれています。

「ここに陸尽き、海始まる」
なんてロマンチックなんでしょ〜！！

ここに書かれている詩の意味を考えるとちょっと震えました。

ポルトガルの大航海時代、
こうして新たな海を求めて冒険が始まっていったのですよね〜！！

ところで、このカモンイスの棺はどこにあるか覚えていますか〜？！

はい！そうです。
ジェロニモス修道院に、ヴァスコ・ダ・ガマと並んで置かれていましたよね。
ポルトガルの人にとって、ヴァスコ・ダ・ガマと同じくらい大切な偉人なのでしょうね〜。

ロカ岬、反対側から見るとこんな感じです。

その先に大西洋が広がっています。
といっても、断崖絶壁の海です。

遊歩道があったので少し散歩してみました。

向こう側に見えるのがロカ岬の石碑です。

はじめは手すりがついていたのですが、途中で手すりがなくなりました。
こんな有名な観光地で、日本では絶対にあり得ない！！
しかも、道も狭いし

日本では間違いなく自殺の名所になりそうですね

下を見るとこんな感じ。。。。

ひょえ〜〜〜〜

再びバスに30分程揺られ、ロカ岬の先にあるカスカイスへ。

カスカイスは大西洋沿いにある海辺の町。
ヨーロッパのリゾート地にもなっています。
ポルトガルはヨーロッパの中でも温暖な気候ですからね〜。

確かに、明るく開放的な町です。

これはカスカイス駅付近のショッピングセンター。

今日は、リスボン、リカ岬、カスカイスとやってきました。

それぞれ電車はバスで30分〜40分くらいなのに、
それぞれガラリと町の雰囲気が変わりとても興味深いですね。

確かにリゾート地っぽいでしょ？！

お腹がすいたので、さっきのショッピングセンターで食事にしました。

インド料理のレストランに入りました。
なんだか、味も微妙だし、何よりすごい高かったです
でも、眺めはよかったですよ。
カスカイスからは電車でリスボンに戻ります。
わ〜い！！
違ったコースで帰るのでとっても楽しい日帰りトリップになりました。

途中、エストリルという、カスカイス並ぶリゾート地も通りました。
カジノとかヨットハーバーが見えました。

リスボンには午後５時前には戻ってこれました。
まだまだ日が高いです。

リスボンの残りを観光しようかと思いましたが、
私も夫もクタクタでした。

ポルトガル土産を買いにロシオ駅付近で買物をして、
カステラ・ド・パウロでお茶をしました。カステラ、とってもおいしかったです。

その後、部屋でゆっくり。
また市電に乗ったり、夕景を見に行こうと話していたのですが、翌朝も早いので断念しました。。。

慌しい旅行は私達には合わないようです。
次はゆとりを持った旅行の方がいいかも知れないですね。

これは、部屋から見た光景。

まだまだ明るいし、リスボンに戻ってから観光できるように、
シントラの時間を早めに切り上げてきたのに、
やっぱり勿体なかったですね。今思えば、がんばってもっと観光しとけばよかった。

夜、お腹が空いたのでちょっとだけお散歩兼ねて外出しました。

ホテルの近くにある「くちばしの家」

翌朝、８時２０分のバルセロナ行きの便に乗るので、
６時にタクシーに乗りました。
外はまだ真っ暗です！

ポルトガルやスペインのタクシーはボラレルと聞いていたので、乗車時に「オフィシャル・レシーボ（領収書）」をください、と告げます。

乗車後、空港には30分くらいで到着。
おっちゃんにタクシー代とチップを払いました。
おっちゃんは笑顔で見送ってくれました
いや〜、親切な方で本当によかった。疑ってゴメンナサイ。

空港ではお土産を買ったり、お茶をしたりして時間を過ごしました。
これは、ポルトガルの代表的なお土産です。

鶏の置物を家に飾ると幸せが訪れるとされているんですって！

そして、再びＴＡＰポルトガル航空に乗ります。
次はスペイン・バルセロナへ。

さようなら、ポルトガル〜！！！
また、いつか来たいなぁ。
そのときはよろしくね。