2009/09/07 - 2009/09/15
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エリーザベトさん
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スペイン(マドリード、トレド)→ポルトガル(リスボン、シントラ、ロカ岬)→スペイン(バルセロナ)
-
翌朝、地下鉄でマドリード空港へ。
2時間前に着きました。
国際線は余裕を持って2時間前に着くようにしています。
TAPポルトガル航空でリスボンへ。
リスボンに着いたらまさかの雨!!!この旅で初めての雨でした。
が〜〜ん。 -
でも、あらら。
遠くに青空が見えますよ。
願いが通じたのか、その後はすっきりと晴れてくれました
空港から市内までは空港バスで。
コルメシオ広場で降ります。 -
コルメシオ広場です。
ホテルまではここから歩いてすぐ。 -
チェックインの時間までまだかなりあります。
ホテルに荷物を預け、これからベレン地区へ観光に行きます。
まずは1日券を買いにコルメシオ広場の地下鉄の駅へ。
1日券があれば地下鉄、市電、ケーブルカー、市バスなどが乗り放題になります。
そして、コルメシオ広場から市電15番でベレン地区へ向かいます。 -
市電で30分でベレン地区です。
まずはジェロニモスで下車、ジェロニモス修道院へ。
ジェロニモス修道院は世界遺産に登録されています。
ジェロニモス修道院は想像以上に大きい!!
心配していた天気ですが、
すっかり晴れ上がり、むしろ強烈な日差しがまぶしいです。サングラスなしでは目を開けられませんでした。
入場券を買って早速中へ。
すごく天井が高く、立派な教会です。
当時のポルトガルの財政事情がうかがい知れますね。 -
修道院を入ってすぐに、ポルトガルが誇る偉人の棺がありました。
誰でしょう?!
答えはヴァスコ・ダ・ガマ!!!
写真も撮れてしまうのですから驚きです。
反対側には、ロカ岬にも石碑が彫られている、
ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの棺もありました。 -
ジェロニモス修道院はいつ建てられたものなのでしょう?!
エンリケ航海王子の偉業を称え、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓の記念して
1501年にマヌエル1世が着工した修道院です。 -
こちらの見所は何と言っても美しい回廊です。
-
回廊は、光の入り方によって影ができ、見え方が違います。
-
それにしてもこの回廊。
海洋国家ポルトガルらしく、彫刻のデザインも海にちなんだものが多いそうです。
船であったり、波であったり。 -
-
回廊の中庭
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アズレージョの部屋もありました。
アズレージョとはポルトガル独特の装飾タイルです。
青が多く使われているのが特徴です。
ここにも海洋国家ポルトガルのこだわりを感じます。 -
発見のモニュメントに向かいます。
地下道を通って、海の方へ。
といっても海のように見えますが、
正確にはテージョ川の河口になります。
リスボンはテージョ川の河口に発展した街です。
そして、
発見のモニュメント〜!!! -
他の人気スポットは古い歴史を持ちますが、
このスポットは実はまだ歴史が浅いんです。
エンリケ航海王子の500回忌を記念して今から50年ほど前に建てられました。
テージョ川沿いにそびえ立つこのモニュメントは、
近づくと思っていた以上に大きいです!
エンリケ航海王子を先頭に男達が熱い眼差しで大西洋を見つめます。
当時を想像すると胸が熱くなります。
先頭に立って率いている人物がエンリケ航海王子。 -
反対からも見ると・・・
それぞれ、違う人物が乗っているようですね。 -
このモニュメントの前には世界地図が描かれています。
-
日本地図も描かれています。
そこには「1543」と描かれています。
ポルトガルが発見した国とその年号が描かれているのです。
ポルトガル船が漂着した年。
日本の学校では、「ポルトガル人到達&鉄砲伝来」と習いますが、
ポルトガルの学校では、「日本を発見した年」として習うそうです。
コロンブスの「アメリカ大陸発見」に近いものを感じますね。 -
-
発見のモニュメントから橋が見えます。
リスボン市内からも見える橋ですが、
「4月25日橋」といいます。
リスボンとテージョ川の対岸を結ぶこの橋が完成したのは1966年。
当時はポルトガルの独裁者アントニオ・サラザールにちなんで「サラザール橋」と呼ばれていました。
ですが、1974年4月25日の「カーネーション革命」の後、
この橋をその革命にちなんで「4月25日橋」と改名されたそうです。
カーネーション革命は「リスボンの春」とも呼ばれています。
この4月25日橋は、リスボン市内から、またベレン地区からもよく見渡せます。
この橋は2段になっていて、上段は自動車用、下段鉄道が走ります。
青空に青いテージョ川、4月25日橋がよく映えますね。 -
そしてこのエリアにはヨットハーバーもあります。
ヨーロッパで最高のステイタスはクルーザーを持つことといわれています。
だから、観光客で賑わうこのエリアは
地元の人にとっては高級リゾートのようなところなのかな?
おしゃれなレストランもあったし。 -
今、歩いてきたところを振り返ると、発見のモニュメントも見えます。
いかに大きな建物であるかがお分かりいただけると思います。 -
このベレン地区には見所がたくさん。
発見のモニュメントからさらに奥の右の方へ進むと、
ベレンの塔があります。
ベレンの塔は、ジェロニモス修道院とともに世界遺産に登録されています。
美しいベレンの塔。
遠くから見るとなんとも女性的な姿です。
実際、司馬遼太郎は「テージョ川の公女」と呼んだそうです。 -
ベレンの塔は、船の出入りを監視する要塞として建てられましたが、
上階は王族の部屋、3階は兵器庫、2階は砲台です。
そして1階は潮の干満を利用した水牢として利用されていました。
ベレンの塔は、河口の出口、外海の入口に建てられました。
ポルトガルの大航海時代の歴史、海とともに生きてきたこの国の歴史を感じました。
その先には、果てしなく広い大西洋が広がっていました。
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