2009/10/22 - 2009/10/25
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funasanさん
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ウィーン市内の見所は満載で3日間滞在しても回りきれない。とりあえず、ガイドブック(地球の歩き方)のモデルルートに従って歩いてみる。最初は国立オペラ座からシュテファン寺院、ペーター教会、王宮、アルベルティーナに至るリンク内側のルート。次に、美術史・自然史博物館から国会議事堂、ブルク劇場、市庁舎、ウィーン大学、ヴォティーフ教会に至るリンク周辺のルート。最後に、市立公園を中心としたルート。時間はかかるが、いずれも徒歩で回れる距離なので観光には便利である。ただし、体力・気力・脚力勝負!
写真:ウィーンのシンボル「シュテファン寺院」
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朝日に輝くウィーン国立オペラ座(写真)。久しぶりに天気が良くなり気分が盛り上がってくる。ウィーンのオペラ座はパリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつと言われる。
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1869年建造のウィーンオペラ座(写真)は第2次世界大戦で爆撃を受けたが、1955年、ベートーベンの唯一のオペラ「フィデリオ」で再開された。
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オペラ座の正面に建つホテル「ブリストル」(写真)1894年創業の伝統的なホテルで外観が素晴らしい。ウェスティン傘下のホテルで12月上旬の1泊の最低室料245ユーロ(32340円:全額前払い・変更不可、ウェスティンのホームページ調べ)
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オペラ座の裏側に建つホテル「ザッハー」(写真)ザッハートルテの名で世界中に知られているホテル。1876年創業。
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12月上旬の1泊の最低室料310ユーロ(40920円:全額前払い・変更不可、ザッハーのホームページ調べ)「カフェ・ザッハー」の前に行列が出来ている。
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我々は行列を避けて午前中に入店し、とりあえずカフェ・ザッハーの雰囲気を味わう。店内(写真)は狭く、これではすぐ満席になってしまう。平日の午前中でありながら優雅にティータイムを楽しんでいる人が多い。注:入店する前にコートを預ける(有料:1人1ユーロ?詳しくは忘れた)
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「おのぼりさん」の典型であるが、写真左からメランジェ(4.2ユーロ)、ザッハートルテ(4.9ユーロ)、アインシュペナー(4.2ユーロ)を注文する。合計13.3ユーロ、1756円。確かにうまい。
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ザッハーホテル横から歩行者天国ケルントナー通りがシュテンファン寺院まで続く。ウイーンきっての繁華街でありいつも人通りが絶えない。写真:ケルントナー通りに建つホテル「アストリア」12月上旬の1泊の最低室料(2名利用、朝食込22900円、アップルワールドより)
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ケルントナー通りは約500mにわたって賑やかなショッピング街となっており、道路の中央にオープンカフェも沢山作られている。遊び一色の雰囲気!見知らぬ外国の街のぶらぶら歩きは実に楽しい。写真:ケルントナー通りとグラーベンとの交差点
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ウィーンのシンボル「シュテファン寺院」(写真)12世紀半ばからロマネスク様式の教会として建築され、14〜16世紀頃に、現在のような後期ゴジック様式に改築された。南塔の高さは137mで1359年に完成。実に見事。
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シュテファン寺院の内部(写真)に入る。正面入口から主祭壇までの身廊の長さは107mもある。巨大な内部空間をつくっている。南塔の見張り台まで上りたかったが改修工事中なのか、入り口が見つけられず断念する。
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ペスト記念柱(写真)の立つグラーベンにもどる。ヨーロッパ中に蔓延したペストは1678年ウィーンにも襲い、約10万人の死者を出した。そのぺスト終結を神に感謝して時の皇帝レオポルド1世が建設した。
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グラーベン通りから少し入った所に緑のドーム屋根が美しい「ペーター教会」(写真)がある。現在の建物はベルヴェデーレ宮殿を手がけたルーカス・フォン・ヒルデブラントの設計で1701〜1733年に建設。
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ペーター教会の内部(写真)は実に美しく、必見の価値がある。休憩をかねて、しばらく内部の装飾やフレスコ画を見る。
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グラーベンの突き当たりを左折するとコールマルクトの歩行者天国になり、しばらく歩くと王宮のミヒャエル門(写真)になる。600年以上にわたって栄華を極めたハプスブルク家の威容が感じられる。
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ハプスブルク家の建築の特徴は外壁に施された彫刻にあると私は思う。写真:王宮ミヒャエル門にある彫刻
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ウィーンの裏道を歩いていても、普通のビルの外壁や玄関に素晴らしい彫刻が飾ってある。ウィーンの建物はパリ以上に素晴らしい。写真:王宮ミヒャエル門の前の建物
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栄華を極めたハプスブルク家の王宮(銀器コレクション、皇帝の部屋、シシィ博物館)を見学した後、ヨーゼフ広場を通ってオペラ座方面にもどる。写真:ヨーゼフ2世の騎馬像と国立図書館。世界一美しいと言われる図書館の内部見学は時間がないのでパス。
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マリア・テレジアの娘の夫、アルベルト・フォン・ザクセン・テッシェン公の名前をとったアルベルティーナ宮殿(写真)の内部は美術館となっている。アルベルティーナを過ぎるとホテルザッハー、オペラ座に至り、これでリンク内の見所を一周したことになる。
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リンク内見学の途中のランチ、ディナーとしてお勧めなのが、魚介料理のセルフレストラン「NORDSEEノルトゼー」(写真)である。赤い魚のマークの看板が目印で、ケルントナー通りにもコールマルクト通りにもある。
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バゲットサンドやフィッシュ&チップスなどのテイクアウトメニューも豊富であるが、魚料理を注文して店内でゆっくり食べることをお勧めする。写真:白身魚のムニエル(6.05ユーロ)付け合せの温野菜、ポテトそれぞれ1.90ユーロ、パン0.8ユーロ、合計10.65ユーロ(1406円)
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注文は、目の前に出来上がっている料理から好きな品を示せばいいので簡単。トレーに料理を受け取りレジで支払えば、あとは好きな席を探して食事の開始である。飲み物も持参のペットボトルの水で代用すれば安くつく。写真:サーモンフィレ(8.05ユーロ)、パエリア(7.95ユーロ)、ツナサラダ(5.95ユーロ)合計21.95ユーロ(2897円)
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次はリンク周辺の見所を回る。出発はアルベルティーナの裏にある「ブルク公園」(写真)。よく手入れされたグリーンの芝生が美しい。
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ブルク公園入り口近くにモーツァルト像がある。青い芝生の中にト音記号(写真)の絵柄で花が植えてあり、その後ろにモーツァルト像がある。
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1756年ザルツブルクに生まれたモーツァルトはウィーンに行き大成功を収める。しかし、その生涯は苦難に満ち、1791年、35歳の若さでウィーンにて死を迎える。写真: モーツァルト像
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ブルク公園からリンクを時計回りに少し歩くと、道路の左側に同形の美術史博物館・自然史博物館(写真)が向き合って建っている。実に堂々とした建物で、中央にマリア・テレジアの像がある。時間がないので内部見学はパスして先を急ぐ。
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リンクを挟んで美術史・自然史博物館の反対側に新王宮(写真)がある。10月26日はオーストリアの建国記念日(第二次大戦の連合国からの解放日)で、王宮前には軍隊が詰めかけお祭りムードである。
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1938年、オーストリアはナチスドイツに併合され第二次世界大戦に突入。敗戦後は1945年〜1955年まで連合国4カ国(英・米・仏・ソ)による共同占領時代を迎える。写真:ギリシャ神殿風の国会議事堂
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10年間の苦難の占領の後、1955年、オーストリアは解放され国連にも加盟する。そして、国立オペラ座が再建され、ベートーベンの「フィデリオ」が上演された。写真:国会議事堂正面
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今年(2009年)も建国記念日10月26日の前後4日間にわたり、オペラ座では「フィデリオ」が上演されていた。誠に幸運ながら10月24日(土)のチケットが手に入り我々夫婦でフィデリオを観劇することができた。写真:ドイツ語圏演劇界の最高峰「ブルク劇場」
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リンクを挟んでブルグ劇場の反対側に市庁舎(写真)がある。1872〜1873年に建設、中央の塔の高さは98m。
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市庁舎の周囲は緑豊かな公園になっており、噴水と大きな木々の背後にそびえる市庁舎は、一段と見ごたえがある。
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そして、市庁舎の隣がヨーロッパの名門「ウィーン大学」(写真)である。1365年ルドルフ4世によって創立されたドイツ語圏最古の大学で、同時にドイツ語圏最多の学生数(約63000人)を誇る。
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ウィーン大学の隣に白亜の「ヴォティーフ教会」(写真)がある。1853年、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世は暗殺テロを受けたが無傷で生還。皇帝の弟マクシミリアン3世の呼びかけで、神の加護に感謝を込めて、1856〜1879年に建設された。
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リンク周辺の主な見所は一旦ヴォティーフ教会で終了する。ここらでティータイムが必要。ここはウィーンなので、カフェにもこだわってお目当ての店を探す。写真:ヴォティーフ教会前の芝生から見える宮殿風建物、実に美しい。
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リンク沿いの歩道は素晴らしい並木道(写真)になっており、マロニエの紅葉を楽しみながらブルグ劇場方面へもどる。ウィーンは市内全体が公園のようである。
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ブルク劇場の東150mくらいの所にフェルステル宮殿(写真)があり、その宮殿内にカフェ「ツェントラル」がある。
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宮殿内にある豪華なカフェ「ツェントラル」の店内(写真)に入る。高いドームの天井と細い円柱が宮殿であることを物語っている。平日の午後であるが、ほぼ満席。少し待ってから席に着く。
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疲れた体は甘いものを要求する。しかし、ダイエットのためには沢山食べてはいけない。フルーツ・デニッシュ(2.1ユーロ)1個を妻と分け合って(奪い合って?)食べる。写真左:メランジェ(3.7ユーロ)写真右:グローサー・ブラウナー(濃いモカ+ミルクの大盛り、4.1ユーロ)合計9.9ユーロ(1307円)水は無料で出てくる。これはありがたい。
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ツェントラルから王宮にもどる途中、外壁の彫刻が素晴らしい「シュタインベルガーホテル」(写真)の前を通る。
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国立オペラ座の前から地下に入ると突然クラシック音楽が聞こえてくる。ここは「オペラ・トイレット・ヴィエナ」(写真)実にユニークな有料トイレ。
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最後の観光コースとして、市立公園周辺を回る。地下鉄U4でウィーン・ミッテ駅下車。用水のようなウィーン川を渡って公園に入る。写真:市立公園からウィーン・ミッテ駅方面を見る。後方の建物はヴィエナ・ヒルトン
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1862年にウィーンではじめて市立公園としてオープン。ウィーン市民の憩いの場所となっている。緑豊かな広大な公園である。写真:シューベルト像
シューベルト(1797―1828) はウィーン生まれでオーストリアの作曲家。歌曲をはじめ管弦楽曲、室内楽、ピアノ曲などに多くの優れた作品を残し、ドイツ・ロマン派初期を代表する。 -
写真:ブルックナー像
オーストリア生まれのブルックナーは、1866年、ウィーンで聴いたベートーヴェンの交響曲第9番に強い影響を受け、多数の交響曲を作る。 -
写真:ヨハン・シュトラウス2世像
ヨハン・シュトラウス2世(1825〜1899)は父の音楽を引継ぎウィンナーワルツを完成させて一世を風靡した。毎度演奏される「ラデッキー行進曲」は父の作曲。 -
ヨハン・シュトラウス2世像のすぐ近くに「クーアサロン」(写真)がある。このクーアサロンでは毎夜観光客向けに手軽なコンサートが開催される。
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曲は主にヨハン・シュトラウスとモーツアルトの作品。ディナーとのセットもあり、気軽に宮殿(写真:クーアサロン)での食事と演奏会が楽しめる。参考までに、コンサートのチケットはVIP席90ユーロ、A席56ユーロ、B席48ユーロ、C席39ユーロ。各席は自由席。
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市立公園から出て1ブロック南へ下った所にベートーベン像(写真)がある。ここはベートーベン通りという名前も付いている。ボン生まれのベートーベン(1770〜1827)は1792年ウィーンに移り住み、貴族の庇護のもとでピアノ演奏や作曲をした。
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ベートーベン像からリンク周辺に沿って歩くと、ウイーンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地「楽友協会」があり、その南のレッセル公園に面して「カールス教会」(写真)が建っている。
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バロック建築の傑作である「カールス教会」(写真)は女帝マリア・テレジアの父カール6世が、ペストの鎮静を祈って建設した。1716に建築が開始され1739年完成。
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