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<br />2009年8月18日(火)<br /><br />大阪から墓参りをして、その日のうちに立山に登る。<br /><br />せっかく60年ぶりに来たのに、そんな先を急ぐ行程は、あまりにも味がなさ過ぎる。<br /><br /><br />そこで立山の山麓にひなびた温泉がないものかと、ネットで探していたら、亀谷(かめがい)温泉が偶然見つかった。<br /><br />しかし富山県の人に話しても、「そんな温泉の名は聞いたことがない」との返事が戻り驚いた。<br /><br />多分この温泉が新しいので、皆さんにその名が行き渡っていないのだろう。<br /><br />亀谷温泉は、有峰ダムの工事で出てきた。<br /><br />それは1975年のことだった。<br /><br /><br />とにかく当たってみようと、国民宿舎「白樺ハイツ」に電話をかけたところ、親切そうな心のこもった対応だったので、ここに一泊することに決めた。<br /><br />おまけにほのかな越中訛りが懐かしく、出会う前から一度会って話したいと、期待を膨らませる。<br /><br />最近は投宿を決めるときに電話をして見て、出てこられた方の対応から、宿の評価をすることが多い。<br /><br />この電話による宿のサービスレベルのテストは、私の場合割に成功例している。<br /><br /><br />案の定有峰口まで出迎えて下さった宿の若衆は、無駄口の少ない素朴な対応だが、心のぬくもりが感じられて、旅情を満たしてくれた。<br /><br /><br />「白樺ハイツ」のすぐ裏に、「大山歴史民俗資料館」があった。<br /><br />早速訪問すると、受付の娘さんがとても喜んでくれた。<br /><br />資料館の受付で、こんなに喜ばれたことは、これまでの旅で記憶にない。<br /><br /><br />有峰口は、立山連峰薬師岳(標高2926メートル)の登山口でもある。<br /><br />その手前、常願寺川の支流和田川に、有峰ダムが出来た。<br /><br />大正期に始まった開発工事の施工者は、越中電気、富山県、北陸電気と受け継がれ、戦争後に進んだ。<br /><br />現在の有峰ダムは高さ140メートルに及ぶ大きなダムである。<br /><br />有効貯水量では、黒部第四ダムを凌いでいる。<br /><br /><br />この辺りには落人の村もあり、山深き里の文化が芽生えていた。<br /><br />「大山歴史民俗資料館」は、失われつつある古い文化を残そうとしたもので、<br /><br />大山の三賢人(宇治長次郎・金山穆韶・播隆上人)、有峰の生活と文化、常願寺川の治水と発電、亀谷銀山、長棟鉛山、恐竜関係資料などを展示している。<br /><br />昔有峰の神社に飾られていた、木彫りの狛犬(市指定 有形民俗文化財)たちも面白い。<br /><br /><br />宇治長次郎(1871-1945)は、近代登山黎明期の名ガイド。<br /><br />金山穆韶(ぼくしょう)(1876-1958)は、高野山真言宗の管長を務めた名僧。<br /><br />播隆(ばんりゅう)上人(1786-1840)は、槍ヶ岳を開山した浄土宗の僧侶。<br /><br />いずれも郷土の、偉大な先人である。<br /><br /><br />写真の多い、ソフィーさんのマイページ(写真5,800枚)、<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい、片瀬貴文さんのマイページ(写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログ記入順に並んでいる、片瀬貴文の記録<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />最近始まった読みやすい「人生漫歩録」<br />http://kk1717.blog83.fc2.com/<br /><br />

念願の黒部・立山越え【3】昔の文化が残る「大山歴史民俗資料館」

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2009/08/18 - 2009/08/18

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ソフィ

ソフィさん


2009年8月18日(火)

大阪から墓参りをして、その日のうちに立山に登る。

せっかく60年ぶりに来たのに、そんな先を急ぐ行程は、あまりにも味がなさ過ぎる。


そこで立山の山麓にひなびた温泉がないものかと、ネットで探していたら、亀谷(かめがい)温泉が偶然見つかった。

しかし富山県の人に話しても、「そんな温泉の名は聞いたことがない」との返事が戻り驚いた。

多分この温泉が新しいので、皆さんにその名が行き渡っていないのだろう。

亀谷温泉は、有峰ダムの工事で出てきた。

それは1975年のことだった。


とにかく当たってみようと、国民宿舎「白樺ハイツ」に電話をかけたところ、親切そうな心のこもった対応だったので、ここに一泊することに決めた。

おまけにほのかな越中訛りが懐かしく、出会う前から一度会って話したいと、期待を膨らませる。

最近は投宿を決めるときに電話をして見て、出てこられた方の対応から、宿の評価をすることが多い。

この電話による宿のサービスレベルのテストは、私の場合割に成功例している。


案の定有峰口まで出迎えて下さった宿の若衆は、無駄口の少ない素朴な対応だが、心のぬくもりが感じられて、旅情を満たしてくれた。


「白樺ハイツ」のすぐ裏に、「大山歴史民俗資料館」があった。

早速訪問すると、受付の娘さんがとても喜んでくれた。

資料館の受付で、こんなに喜ばれたことは、これまでの旅で記憶にない。


有峰口は、立山連峰薬師岳(標高2926メートル)の登山口でもある。

その手前、常願寺川の支流和田川に、有峰ダムが出来た。

大正期に始まった開発工事の施工者は、越中電気、富山県、北陸電気と受け継がれ、戦争後に進んだ。

現在の有峰ダムは高さ140メートルに及ぶ大きなダムである。

有効貯水量では、黒部第四ダムを凌いでいる。


この辺りには落人の村もあり、山深き里の文化が芽生えていた。

「大山歴史民俗資料館」は、失われつつある古い文化を残そうとしたもので、

大山の三賢人(宇治長次郎・金山穆韶・播隆上人)、有峰の生活と文化、常願寺川の治水と発電、亀谷銀山、長棟鉛山、恐竜関係資料などを展示している。

昔有峰の神社に飾られていた、木彫りの狛犬(市指定 有形民俗文化財)たちも面白い。


宇治長次郎(1871-1945)は、近代登山黎明期の名ガイド。

金山穆韶(ぼくしょう)(1876-1958)は、高野山真言宗の管長を務めた名僧。

播隆(ばんりゅう)上人(1786-1840)は、槍ヶ岳を開山した浄土宗の僧侶。

いずれも郷土の、偉大な先人である。


写真の多い、ソフィーさんのマイページ(写真5,800枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい、片瀬貴文さんのマイページ(写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログ記入順に並んでいる、片瀬貴文の記録
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

最近始まった読みやすい「人生漫歩録」
http://kk1717.blog83.fc2.com/

  • 有峰口駅<br />出迎えの車

    有峰口駅
    出迎えの車

  • 亀谷温泉周辺<br />観光案内図

    亀谷温泉周辺
    観光案内図

  • 白樺ハイツ<br />玄関

    白樺ハイツ
    玄関

  • 昔発電所に使われていた<br />タービン

    昔発電所に使われていた
    タービン

  • 往時の<br />酒徳利

    往時の
    酒徳利

  • 往時の有料道路<br />料金掲示表

    往時の有料道路
    料金掲示表

  • 野性に満ちた<br />狛犬

    野性に満ちた
    狛犬

  • 昔の木彫り狛犬

    昔の木彫り狛犬

  • ユーモラスな狛犬もある

    ユーモラスな狛犬もある

  • これも狛犬

    これも狛犬

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