2009/08/18 - 2009/08/18
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ソフィさん
2009年8月18日(火)
60年前の立山登山は、自分の限界を確かめる厳しさだったが、今回は室堂(標高2,450メートル)まで、電車、ケーブルカー、バスと乗り継いで、ほとんど歩くことなく到達できる、楽なものだった。
おまけに、黒部第四ダムのクレスト(堤頂)を歩くだけで、残りはバスと電車を乗り継ぎながら、大阪から東京まで行くことが出来る。
人類の成長速度の速さは、異常としか言い得ない。
今回の旅は、主目的が墓参であった。
早朝一番の北陸線特急「サンダーバード1号」に乗れば、金沢で乗り換えて石動には10時20分に着く。
駅前から乗ったタクシーの運転手さんは、たまたま私の祖母と同じ村の出身だった。
このような偶然の出会いは、立山の室堂でもあった。
家内のボランティア・ガイドをして下さった方が、私の本籍地と同じ村の出身だったことだ。
この方の関わっておられる料亭には、小矢部市長さんに後輩としてわれわれ夫妻が招待され、故郷の由緒を書いた石碑の建立を頼まれたことは、記憶に生々しい。
今回の旅では、あちこちで、先祖以来の魂がこだまし合っているような気を感じた。
富山平野は、すでに穂を垂れはじめ、間もなく黄金の成熟を待つイネの波が、故郷の豊さを奏でていた。
富山駅で乗り換えた富山地方鉄道は、富山県下を一つの市街地にしようとする大構想から生まれており、営業規模100キロに達しようとする、我が国地方鉄道の雄である。
電車は、神通川の流域から常願寺川の扇状地に入り、網の目に張り渡された用水網の発達が目立っている。
富山県の家計収入や家計支出が日本一との風評を耳にするが、私のような旅行者にとっても、どこかからその香りがする感じがある。
もし豊かさ日本一が本当ならば、その原因はよく働くことと、根気強く貯めてきたことだろう。
今晩の泊まりは、亀谷(かめがい)温泉「白樺ハイツ」。
有峰口の駅まで迎えに来てくれるとのことで、すでに富山駅から電話で確認済みである。
写真は、ソフィーさんのマイページ(写真5,800枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい、片瀬貴文さんのマイページ(写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
文字が大きくて読みやすい、片瀬貴文の記録
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
もっと読みやすい「人生漫歩録」
http://kk1717.blog83.fc2.com/
などもご覧ください。
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