2009/08/11 - 2009/08/16
419位(同エリア703件中)
きっちーさん
你好嗎☆
ども、きっちーです。
2009年夏の旅行記、全然終わらなくて、すみまちぇん(汗)。
唐辛子女王サマに、「これっ、お座り」と駄犬扱いされても、呑むしかあるまい。潔く。
書き終えるまでは、ポチって呼んでくだたい(笑)。
「クローザー」(アメドラ)ボサッと観ているうちに、ネクスト・サマーも近づいてきちまってますし、じつは新たな旅のプランも鋭意進行中ですので、巻きで頑張りマ~ス!
さて、余談ついでに・・。
バンコクの、Chikazoさん!!
海亀放流観にいくのはイイですけど、ヤバくなったらチビ亀を投げて逃げてくださいねーっ!
普段、ニュースも新聞もろくすっぽ見ないんですけど、フォトラの皆さんは地球各地の思わぬところにいらっしゃいますので、ワールド・ニュースにはハラハラさせられます。
あぶなっかしい旅は、オイラも得意ではありますが、基本的に右も左も分からない「旅行者」です。
ヤバそうだったら、とにかく一目散に逃げましょう。
つか、逃げてください。
んじゃ、旅の続きです~。
暑さに蒸しあがりながら、永定の福建省・土楼群を見物し、トランク片手にシャーメン(厦門)へ、戻ってきました。
移り気な天候にさらされる奥地と異なり、シャーメンは熟れたような気だるい雰囲気の、ビーチ・リゾート。
う~ん。
ヤシの木が高いぜ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
-
『土楼汽車站』から、シャーメン「直通」バスに乗ったものの、終点の『湖濱汽車站』と間違え、いっこ手前の『松柏汽車站』で降りちまいました〜。
まあ、まあ。
どちらにしろ、汽車站からはタクシーでフェリー・ターミナル近くまで行って、そこで今夜からの宿を物色予定でしたので。
いいじゃん、いいじゃん。
ただいま、16:15。
永定から出発して、約4時間近くバスに揺られっぱなしで、少々疲れてはいるものの、まだ、日は高い。
終点いっこ手前で降りてしまうというドジをやらかしたとはいえ、ここはシャーメン(厦門)。
市内中心部には違いないのですから。
心の余裕、ガッツリです(笑)。
ところが・・!
松柏汽車站のタクシー乗り場は、乗客整理の係員さんがおらず、壮絶なタクシーぶんどり合戦が、繰り広げられております。
「都会って、コワイよ・・っ(泣)」
もう、見ただけで腰が引けて、ターミナル外の大通りで流しのタクシーを拾うことに。
くわばらくわばら。
シャーメンでは、青色タクシーと緑色タクシー。
大きく分けて2色のタクシーが走っています。
最初に捕まえるコトの出来た、青タクに「到、舵渡」と言いますが、「あ〜、ダメダメ!そっちは行かない」と乗車拒否されてしまいます。
せっかく、停められたのに〜!
理由が分からずに戸惑いますが、次に停まってくれた緑タクは「あいよ〜」と、フツーに乗せてくれます。
なんで??
香港みたいにテリトリーがあるのだろうか?? -
あす以降に、グーランユー(鼓浪嶼)への観光も考えているので、宿はフェリー・ターミナルのそばが宜しかろう、と。
『歩き方』で紹介されていた『鷺江賓館』へ行ってみることにします。
「到、『鷺江賓館』。鷺江道54号」
走り出した緑タクは、渋滞につかまることもなく、眩しい海岸線を瞬く間にホテルの前まで連れて行ってくれます。
「謝謝!」
「あいよ〜」
うーん。
都会って、楽だわ。
ドアマンさんに、ドアを押してもらって中へ入ると、かなりゴージャスな雰囲気。
悪い予感がします。
レセプションの小柄な男性に、
「あの〜。請問一下。
我要住三天(8/16退房)。
今天能住嗎?
我想要単人房」
―お尋ねします。3日泊まりたいんですけど、今日泊まりって出来ますか?シングル希望なんですけど―
と、尋ねます。
「ご予約はされていますか?」
「いいえ」
飛び込み客、と聞いてホテルマンさんは眉を寄せます。
やっぱ、こーゆうトコはイイ顔しないよなあ〜。
「お客様、オーシャンビューで690元、海が見えず空調の壊れた部屋なら388元で、ご用意できますが・・」
「は?」
1泊400元(約6400円)ちかく払って、夏真っ盛りのくそ暑い時期に、クーラー無しの部屋?!
こりゃ、追っ払われてるのう(汗)。 -
「ほかに空いている部屋はありませんか?」
もう少しまともなお部屋を希望。
フロントマンさんに尋ねてもシカトされます。
あきめて、周辺宿をあたってみるか。
「あ〜あ。
これだから庶民に冷たい、高級っちいホテルは、イヤになるよ。カンジ悪いな」
やや不貞腐れながら、鷺江賓館をあとにし、ホテルのすぐ横から続く『中山路』の歩行者天国を、トランクを転がしながら歩きだします。
「急がな、夜になっちゃうよ〜」
傾いていく夕日に、少し心細くなったその時・・! -
鷺江賓館のすぐ裏に、『東海酒店』という、ホテルの看板!
お。
ちょっ早やで、宿が見つかった。 -
レセプションを覗くと、鷺江賓館のような豪華さはありませんが、至極まっとうそうなビジネス・ホテル。
ぴしっと制服に身を包んだ女性たちが、カウンターで迎えてくれます。
「あのう、『預討』はしてないんですけどォ・・」
先ほどと同じように、「3泊できます?」と尋ねると、
「お待ちくださいませ(請等一下)」
マウスを動かして空き部屋を確認し、「すぐに入れますよ」と言ってくれます。
ヨカッタ〜!
「あの、お客様・・」
はい?
「海は見えませんが、宜しいでしょうか?」
あ、もう、全然かまいませんよー! -
カードキーを受け取り、教えてもらった階へ。
エレベーター・ホールは海に面しているので、部屋から海は見えなくても、ホールのベランダへ出れば、まばゆい海を一望できます。
東海酒店の方が、鷺江賓館より高層なので、海を見渡すと自然と鷺江賓館を見降ろすカタチになります。
おら〜。
お客を無下にあつかうから〜。
こうして、見下ろされちゃうのだヨ。
イジワルなフロントマンを思い出して、ちょっとニヤリ。 -
ガイドブックにも出てこない、ノーマーク・ホテルですが、そのせいかとても静かで落ち着いた雰囲気です。
-
えーと、オイラのお部屋はあの角っこだな。
-
お。
キレイ、キレイ。 -
TVもある〜!
いやあ、帰って来たって感じだのう〜v -
お部屋はフローリングで、木目のシンプルな家具が置かれています。
中国のホテルらしく、天井が高く、スペースもゆったり。
さらにウレシイことに、この東海酒店には1Fにビジネス・ルームがありまして。
受付の小姐に声をかければ、1時間無料でインターネットを使えます!
いいトコ、見つけたかも〜♪ -
シングル・ルームではなくツインだけど、広いから。
いっか。 -
バスルーム。
-
洗面所。
・・・って、嗅ぎまわりすぎ!
ホントに犬みたいになってるな(笑)。
一応、チェックしたくなるのが、人情です。
このお部屋で、3泊。
押金(保証金)ぜんぶコミコミで、1000元(約16000円)。
押金はあとから戻ってくるので、エアコン無しで1泊388元の鷺江賓館より、断然リーズナブルな料金設定です。 -
ひと通り、お部屋を眺めたあとは、日暮れの街へくり出します!
東海酒店のサイドをはしる歩行者天国は、シャーメンの繁華街のようで、日暮れと同時に色とりどりのネオンが、乾いたアスファルトを照らします。
昼間は熱い太陽の下を歩くのを憚っていた人々が、心地よい海風が吹き始める暮れに、続々と道を行き交い始めます。 -
お酒好きの人なら、「夜の町へくり出して、一杯」というトコロでしょうが・・。
飲酒の習慣が無いので、ちがう特技を発揮してみました☆
名づけて、『どんな地域でも、スーパーを見つけ出せる嗅覚』(笑)!
マジ得意なんすよ〜。ほほほ。
デパ地下のお総菜売場とか。
いかなる観光地であっても、じもちーが買いに来る場所を、探し出せますぞ。
えっへん!
そんなわけで、ここリゾート地シャーメンにおいても、まんまと食材売り場を探し当て、安くて旨いご当地総菜ゲットです。 -
あ・・・・。
お箸と紙皿買ってくんの忘れた・・。 -
やっぱり、駄犬。
お総菜を入れてもらったビニールから、こぼしたり落したりしないように、四苦八苦で食事を済ませます。
南国のためか、味付けはチョイ、ピリ辛。
美味しかったです。
さすが、じもちー御用達店!
食事を終えエレベーター・ホールに。
海に面したベランダに出ると、すでに親子連れが夜景を楽しんでいます。
お!
鄭成功の像が見える。
海を挟んで、イルミネーションが揺れる対岸のグーランユー(鼓浪嶼)に、ライトアップされた鄭成功像が遠く望めます。
ブレブレだけど(笑)。
輝く夜景を眺めながら、暗いのに色つきサングラスをかけて、バスローブに手にはブランデーグラスみたいな!
こってこてのスタイルなら面白いんですが(笑)。
ポチの手には、ザーサイ包子とミネラル・ウォーターが。(まだ食ってる?!)
まあ、現実はこんなもんスよ。
厦門の夜が更けていきます―― -
明けて、翌朝!
おっし!
今日は、厦門観光だもんね☆
ひとり旅は、つつがなく案内してくれるガイドさんはおりませんが、かわりに勝手気ままにプランが立てられるトコが魅力です。
今日1日で厦門のおおまかな地理を押さえて、明日は鼓浪嶼へ渡る所存。
シャーメンを1日でどこまでまわれるのかは、分かんないですけど。
行くだけ行ってみましょう〜。
海岸線の鷺江道へ出て、タクシーを停めます。
「胡里山砲台まで、お願いします」
まずは遠くから、なのだ。 -
朝の時間帯とはいえ、すでに気温がじりじり上がり始めているなか、タクシーはぐんぐんスピードをあげて、走って行きます。
やがて、湾岸道路の先に、大型バスが連なる一角が見えてきます。
「小姐、あそこだよ」
とくに看板のようなものも出ていない、小さなわき道への入口で、運転手さんが車を停めます。
「謝謝」
「気をつけてね〜」
さすが、厦門は観光地。
タクシーの運転手さんも、慣れたものです。
中山路と鷺江路のT字路から、胡里山砲台前まで6〜7分。11元でした。
運転手さんに教えられた道を歩いて行くと、木立ちの向こうから、軽やかな水の音が響きます。 -
滝だ。
横浜にもこーゆうのあるけど(笑)。
リゾート観光地ってのは、どこか似通った雰囲気を共有している気がします。 -
まぶしい滝が目をひく広場には、観光リーフレットが置かれたインフォメ・ボックスや、お手洗いもございます〜。
ささっ、ずずいと中へ! -
団体観光客の人たちに、流されるようにして敷地内へ進むと、アヤシイ音楽が大音量で響きます。
なんじゃい?? -
一ヶ所へ集まった人垣の向こうを覗くと、カラフルな旗を使った演舞が披露されています。
-
時代がかった衣装から、なにかの一場面を再現した、ショーのように見えますが。
あっちいのに、やってる人もタイヘンだなあ〜(汗)! -
永定の移り気な気候が嘘のように、空からは強烈な日差しが降りそそぎます。
-
日向にいること自体が、かなり厳しい・・。
-
なのに、あんなガッツリ着込んで動きまわっているわけですから、チョットあぶないんじゃないか、とか思えてきます。
-
ひと通り集団舞踏が終わると、赤と黄の甲冑に身を包んだ、兵士コスの皆さんがゾロゾロ移動していきます。
-
皆さんいっせいにカメラを構えます!
その熱心さの中へ入って行く度胸もなく・・。
人の少なそうな丘を横切って、兵士行列に近道しようとすると、もう一ヶ所、観光客ズが行列するスポットが。
「胡里山砲台だけに、大砲??」
実際に使える本物かどうかは分りませんが、写真の順番待ちの行列が出来るほどの人気ぶりです。 -
「記念碑同然とはいえ、殺傷兵器で記念撮影ってのは、思想&良心的にムリだな〜」
と、踵を返します。
苦手なんで、こればっかはしょうがない。
「しっかし、休憩したくてもこんな炎天下じゃ、石のベンチだってヤバイよなあ〜」
何気なく足もとのベンチをみると・・ -
こ、このキャラは・・!
どなるど〜っ!!
見なかった事にしよう(笑)。
しかし、出来は良いな。コレ。
石工さんの腕がイイのか?
それとも、最近は機械が作っちゃうのかな〜?? -
よそ見をしているうちに、写真隊がスゴイ事になってます!
日傘は、この炎天下に欠かせないのか、土楼に続いてここでもパステルカラーの傘が、目に危ない(笑)。 -
兵士コスの人たちを、追っかけているのかと思いきや、皆さん頭よりうえの方へカメラを構えておられます。
えー?
なになに?
カメラの先には、大きな岩が。
スピーカーから流れる大音量のなか、岩上のポールにスルスルと旗が昇ります。 -
あ。
なんか、出てきた! -
アヤシイ人たちだ(笑)!
-
司令官らしき人と、部下A、部下B?
海の方を睨んで、盛んに指示だしする、マンチューリア風味の司令官!
びみょーに演技してます。
いや〜、こういうのアトラクション、大好き(笑)! -
備え付けのスピーカーから、司令官の命令が観客にも聞こえるようになっていますが、あいにく中国語は『不明白』なままでして(汗)。
なんつってんだか、全然分かりません!
しかし、司令官が手を振りあげた方向には、さきほどの兵士コスの一団が進み出てきます。
そのうえ、大砲のセッティングを始めています。
マジ?
撃っちゃうの?! -
スピーカーががなる、奇妙な音楽がMAXになった時、引っ張って引っ張って引っ張った大砲が、ドッカーン!と炸裂します。
おお〜っ。 -
うるさかった(笑)。
なんだか分かりませんが、名場面の再現のようです。
見終わった人たちが、めっちゃ笑顔。
耳をつんざく音に、暑さも吹き飛んだようです。
とはいえ、立っているだけで、汗びっしょり。
演じている皆さんも、お疲れ様でした!
お次は、資料館の方へ行ってみるか。 -
団体さんが集まっている、建物へ近づいてみたら、これまた大砲!
一体いくつあるんだ?! -
大砲じゃなくて、厦門の歴史資料館みたいなのがあるって、ガイドブックに書いてあったと思うんだけど。
-
「どこだーっ!ザイナーリッ!」
見渡す限りの海に向って、叫びます。
(心の中で) -
・・ハアハア・・。
あつい・・。
なんて凶悪な日差しなんだ(汗)。
負けそ。 -
見よ。
この日傘集団!
あちきも日傘をご使用ですが、黒いのを使ってる人はあまりいないようで(つか全然?)、かなりジロジロ見られます。
恥ずかしいっ。 -
コソコソと団体さん達のわきをすり抜け、海を展望できる見晴らし台の階段を下りると、それらしき建物が。
あれかなー? -
なんとなく、官庁のような外観です。
でも、観光客ズがうろうろしてっから、やっぱあれがそれっぽいでござる。
行こう、行こう。 -
建物の中は洋風のつくりで、横浜にもいくつかある居留地に暮らした西欧人の住宅と、よく似ています。
-
入って真っ先に目につくのは、シャーメンのジオラマ。
明日は、鼓浪嶼へ渡ろうと狙っているので(笑)、熱心に眺めます。 -
むかしの地図なんかも、面白いですね。
あ〜あ、どうしよう。
地図とか買っておいた方がいいかなあ? -
ちょいとオシャレなご当地地図は、旅を終えて使わなくなってもポスター代わりに、部屋の壁に張ったりしています。
どっかで売ってるかな?
キョロキョロなかを見まわしますが、売店みたいなのは無いですね。
ジオラマが展示された玄関ホールの続き部屋では、この館が使われていた当時の様子を再現しています。 -
こんな感じのお部屋が、左右/上下階に分かれております。
団体さんを率いる、ガイドさん達の中国語による説明は分からないし(泣)、解説板も見当たらないので、詳しい事は不明ですけど、個人の家ではなくて第一印象で感じたとおり、行政機関の建物のようです。 -
会議をしているマネキンたち。
と!
ここで衝撃の事実が・・っ! -
各部屋には柵があって、観光客は柵の手前から見学するようになっています。
柵を乗り越えるような不埒者が出ないように(笑)、制服姿の係員さんが待機しておるのですが〜。
このお部屋では、『マネキンに扮した係員さん』がまぎれ込んでおります!!
さて、だれが本物でしょうー? -
アンサー!
向って一番左端の、おじさん。
暗いんで分かりずらいですが、マネキンではなく警備の人です(汗)。 -
せっかくの再現施設なんだし、係員さんがコスるのはアリかも知れないですけど・・。
人形かと思っていたら、急に目が合って一瞬焦りました。
うおっ!
生きてるじゃん!!
みたいな(笑)。
コスるのはアリでも、警備上柵の手前に立つべきで、この再現マネキンにまぎれ込む必要は全く無いというか。
むしろ立ち入り禁止のトコで、まずいんじゃ・・? -
「つかソレ、完全に必要ねだろ〜っ」
心でツッコミを入れつつ、資料館をあとにします。 -
なに、ふつーに座ってたんでしょうネ。
疲れたのかな?
へんな旅の思い出を作ってしまいましたが、まあソレはアリかな(笑)。
資料館を見るために砲台へ来たので、大砲にはまったく興味が無く、敷地内をゆっくりお散歩。
・・んな、優雅なもんではないか。
ひたいに汗して、日陰を移動中〜。 -
砲台だけあって、敷地内は砦よろしく、堅固な石垣で囲まれています。
その石垣を、てくてく歩きます。 -
大砲は好きくないですが、据えられた石組みの向こうから、潮風が吹きあがり、夏休みの気分を盛り上げてくれます!
あー。
一生、こうしていたい・・vv -
胡里山砲台から、厦門中心部へ向かう湾岸線は、白浜の海辺。
石垣から眺めると、水着姿で遊ぶ人たちの姿も。
雨雲が絶えず行き来していた永定と、同じ福建省とは思えない気候です。
これなら、中国の人がハネムーンに訪れるのも、うなずける!
調理師学校の同級生、ウェンティンが「新婚旅行に行きました〜v」との、おハガキとお菓子を送ってくれたのが、ここ厦門でございました。
いまはロシアで暮らしとるそうですが、元気にやってっかな〜。 -
しっかし、空の色が全然ちがう。
南国の蕩けるような、蒸し暑い青空です。 -
空をよぎる雲を眺めながら、首筋をつたう汗をぬぐいます。
うう〜。
麦藁帽子と白いタンクトップ、おっちゃん短パンと、首に巻くタオルと下駄が、必要な観光地だぜッ。 -
おまさんは、カールのおじさんか。
-
もういい・・カールでもいい・・。
暑すぎて、この海に飛び込みたい・・。 -
もう、いっそ汗まみれですから、ついでに役者さん達が登っていた岩の上でも行ってこようかしら、と思ったのですが、関係者以外立ち入り禁止でした。
無念。 -
日が高くなるにつれて、石垣を申し訳程度に陰らしていた木立ちのオアシスが、消えていきます。
ノーッ!
オール日向になってきたぞ。 -
降りられない木によじ登った、そそっかしいネコのように高さを増した石垣から、降りられなくなりました・・(汗)。
階段、どこっ。
もはや引き返すことも出来ず。
下から、観光客の同志に「何してるの?あの人」みたいな目で見られながら、ズルズルさきへ進みます〜。
ようやく、植木の剪定用みたいな階段を見つけて、地上へ戻ってきました。
登る階段はあったのに、降りる階段が見当たらないというのは、ようするに登っても同じ階段で降りるのが当たり前。
「どこまで行けるか行ってみよう」などという、モノ好きは想定していないってことだな(汗)。
やれやれ。 -
ホッとしながら、出口方面に歩いていると。
何これ・・。 -
なぜか、すご〜く座りたくないベンチだな(笑)。
『どなるど』といい、胡里山砲台のベンチ基準は、素人にはわからない個性があります。 -
ヨシ!
お次は、寺見学じゃ! -
大通りでタクシーを拾い、中心部へ戻るカタチで、古刹『南普陀寺』へやってきました。
胡里山砲台→南普陀寺は、タクシーで5分ほど。10元☆ -
古くからあるってだけでなく、シャーメンでも大規模な敷地を誇るという、南普陀寺。
どこへ行ったときも、一応、ご当地のお寺見物はするのですが、今回はここが初めてか。
楽しみです。
どんな、お寺でしょうか。 -
入口近くの、お獅子。
日本では『狛犬』と言いますが、見た目通り、おおもとはライオンさん。 -
さて、『獅子(シシ)』という名詞は面白く、地域にまたがった共通の音があります。
アフリカでは「シンバ」(スワヒリ語)。
スリランカ語で「シンハー」。
サンスクリット語で「シンガ」。
中国語で「シィズゥ」。
日本語で「シシ」。(沖縄では「シーサー」)
朝鮮半島の発音が分からなくて残念ですが、ユーラシア大陸をまたいで「シ」の音が共有されているのは、とても興味深い。 -
「自分ら○○国人」という、国境にとらわれた概念を解体して眺めれば、ヒトの根本的な起源はアフリカ。
わかってはいても、言語のなかに細い糸のようなアフリカのルーツが感じられるのは、不思議です。 -
「●●語は伝統的で美しい」などといった、地域性や多言語を無視した、言語ナショナリズムに慎重な立場で言葉の横つながりを調べると、逆に国境を超えた人々の行き来の足跡が、ぐっと広がっています。
-
ナショナルな閉ざされた集団の枠組みに回収され、閉じていくのではなく、いろんな場面で繋がる、ひらけた人との関わりを探っていくほうが、なんか好きです。
-
個人は、個々の重層的な内面を、尊重されてしかるべきですし、それは決してひとりであるってコトではなく、社会的な生き物だと思うから。
普段のライフスペースでは収まらない、思いがけない人たちとリンクできる。
フォトラをやってると、そう思うことが結構あります(笑)。 -
年齢も、性別も、社会的地位も、生活圏も、なんもかんもスルーで、旅好きってだけでゼッタイ関わらないような相手と、メールしてるっていうのが不思議です。
フォトラの魅力ですね(笑)。 -
とはいえ、この炎天下を誰かに何とかしてもらうわけにもいかず・・。
あつい〜・・。
死んじゃう〜・・。 -
南普陀寺の境内の前に広がる蓮池は、とっても美しいのですが、くそ暑いなか水面に反射する光が、目にイタイ。
-
これきっと、蓮が浮いてなかったら、池全体が鏡のようになって、エライことになりますわよ、奥様!←誰に話しかけてる?
-
こんだけ見事な蓮池ですもの、島根の荒神谷博物館みたいに、蓮茶とか蓮羊羹とか売ってるんじゃないかな〜。
水羊羹、食べたい。 -
ようかん・・。
-
蓮池を彷徨いつつ、スィーツ方面に気がいってしまったので、格調高く話を戻します〜。
-
湖面にはしる回廊を通って、門前へ。
-
ゾウさんが、お出迎え。
南っぽいなあ〜(笑)。 -
ゾウさん、曰く。
「切符買って、入んなしゃい」
了解す。 -
太陽が、まさに頭上にさしかかり、気温がエライことになってますが、それでも大勢の人が詰めかけています!
-
負けないゼ!
-
售票処でチケット購入。
案外すいているのは、団体さんが多いせいかな?
(ガイドさんがまとめ買いするから) -
門前で、チケットにパンチを入れて貰って、中へと入りまする。
-
ゆっくり写真を撮りたいところですが、暑さに負けて逃げるように日かげ地帯へ〜(汗)。
-
暑い。
あーつーいィーっ!
暑い時に、わざわざ地元より暑いトコへ来てしまうオイラは、マゾかしら(涙)。 -
よくよく見ると、だあれも日向に出てこない(笑)。
そんな観光地です。 -
まあ、暑いのは誰だってキツイよね。
なるべく木陰を歩くようにして、境内の奥へ奥へ。 -
南普陀寺は、お堂が階段状に並んでおり、通常なら気になりませんが、こゆ季節には腹立たしいです(笑)。
なんで上り坂なのーっ。←憤慨 -
お獅子のヨコで、ひと休み。
-
面白い角度で撮ろうと、頑張ってみました(笑)。
お獅子の、どアップ。 -
中国のお寺さんにしては、わりと地味な印象の南普陀寺ですが、部分部分でカラフルな小物が見受けられます。
-
でも、建物自体は渋いかな。
南方だし、もっと派手派手ケバケバ金ぴか!!なお寺さんかと(笑)。 -
こうやって見ても、大人しめですよね。
韓国のお寺さんの方が、極彩色で強い色を基調としていたように思えます。
イメージはちと違いますが、古いお寺さんらしく、なかなか立派な造り。
暑いなか来て良かった(笑)。 -
「これだ!」っつー仏像は見当たりませんが、南普陀寺の真価はここからなのでゴザイマス。
-
まだ、もそっと先ですけど。←ひっぱる
-
なぜか、高層建築のお堂を過ぎて〜。
-
レアなお坊さんズにカメラを向けつつ・・。
-
まだ撮るかっ。
だって、お坊さんて珍しいから、つい(笑)。 -
早朝、どれも一緒に見える湖水の鳥にカメラをかまえる野鳥友の会なみの情熱で、通り過ぎる坊さんを激写。
気が済んだので、団体さんにくっついて、お堂の裏へ進みます。 -
みやげ屋さんのクーラーで涼みながら、てきとうに行こうと思うのですが、目の前には遥か頭上まで続く、石段が・・。
鬼か・・? -
うそ〜ん。
マジ、これ登れって??
べつの意味で、汗がこめかみを伝います。
「死ぬ、マジ死ぬ・・。海外旅行保険かけてない・・」
しょぼんとしていると、岩壁にお獅子のレリーフ。 -
お獅子じゃなくて、イノシシ??
-
びみょーな生き物が2頭、花毬にじゃれついています。
唐獅子牡丹、なのかなあ〜。 -
なんか、こーいうものを見せられると、「まだ何かあるんじゃないか」という、ヘンな期待が湧いてしまいます。
くそう。
やるな、南普陀寺!
しぶしぶ階段に足をかけ、うえを目指します。 -
期待通り・・!!
階段をあがったところで、巨大な岩に金色の『佛』の文字。
すっごーい。
なにコレ。 -
これが、ガイドブックに出ていたミドコロかな?
それにしても、大きい!
見ているだけで、威圧されそうな。
「有り難い」というよりは、「倒れてきたら、こええな」という心持ちです(笑)。
ここで行き止まりかと思いきや、階段はまだまだ続いております。
上等じゃないのさ、行ってやろうじゃない。 -
足を引きずりながら(←運動不足?)、ヨロヨロもうワンステージあがると、観光客の皆さんが岩陰に集っています。
なになに? -
天然の岩穴らしき岩と岩のスペースに、小さな棚が収められ、無数の仏像が積み上げられています。
-
なんじゃこりゃーっ?
-
えーと。
髪の毛が伸びる、とか! -
髪の毛、ナイから(笑)。
なんだか分かりませんが、陶器製の無数の仏像は迫力があります。
信者の方が、寄進しているんですかね。 -
なおも、上へ。
鼻息も荒く、階段に取り掛かっている目の端に、何か不思議な光景が! -
石から、根が生えてる!!
-
ワンダーランドか、この寺は!
「特殊な植物?それとも、細かい穴のあいた石なの???」
驚いて近づいてみると、目のトリックを利用した仕掛けで、石の隙間に小枝を挿んだものでした。
びっくりしたー。 -
いったい誰がやっているのか知りませんが。
少なくとも、一緒に石段を登っている人達が、「じゃあ、私も〜」という様子はないし・・。
なんで、こんなオブジェみたいな状態になっているのか??
遠目から見ると、シュールな世界にまぎれ込んだ感じです。
視界のすみに、ヘンなものが写ってるぞ、みたいな。 -
さらに目にクル、仕掛け!
さきほどの岩屋を、よりグレードアップした世界がっ! -
う〜ん。
キノコみたい・・。 -
ゾロリと並んだ、陶器の仏像の数々。
かなり年季の入った物も見受けられます。 -
大きさも、種類(?)も、よく見るとバラバラなので、それぞれに個性があって面白いです。
-
ま、デカイのが目立つっちゃ、頭ひとつ目立ちますけど(笑)。
-
観音様が多いようですけど、皆さんどんなお願事をしたんでしょうか。
たくさんの祈りのシンボルを眺めていると、カタチは違えども、たまにお付き合いで足を向ける神社の絵馬や、おみくじを思い出して、共感をおぼえます。
信心は無いわりに、おみくじとか好きだし。
ご利益があるなら、やってみようかな(笑)。 -
さあ、いよいよ終点!
頂上へやって来ました!!
・・にゃがかったじょ〜っ(泣)!
ホンマに暑いしさー。
右上で、ヘンなポーズとって写真に写ってるお兄ちゃんの気持ちが分かるよ。
もう、なんか嬉しいんだか腹立たしいんだか、分かんない気分ですよ〜。 -
頂上から少しさがった所に、東屋が建てられており、炎天下の記念撮影に疲れた人々が憩っております。
オイラも、吸い寄せられるように〜。
日かげじゃ〜。 -
東屋は満タンで、入れませんでしたが(泣)。
建物の影に入ると、下から吹き上げてくる心地よい風が、髪を揺らします。
涼しかー・・。
こころなしか、達成感も・・・(幸)。 -
眼下には、南普陀寺のとんがった屋根と、街並みの向こうに海も煌めいています。
イイながめ☆ -
さて。
そろそろ降りるか、しょうがない。 -
登山が好きな人って、帰りがイヤだったりしないんですかね?
往きは、まあ根性で登るかも知れないけど、帰りは降りるだけって・・・。
どうも、苦手だ。
「つまんないなー。はやく下につかないかな〜」
と、思うていたら!
おおうっ。
ここを、通れと??
ゼッタイすれ違えない隙間ですが、入り込みたくなる誘惑を感じる・・。 -
魅惑の石段をくだると、巨大な石舞台の上に出ます。
石の端で写真を撮ろうという人を、諌める看板なのかと思ったのですが、ちょっと違うみたいです。
『石下佛殿、遊客止歩』?? -
あ!
ホントだ!!
大岩を迂回した階段のたもとに、張り付くように小さなお堂が建っています。
岩はくりぬかれており、なかには仏が安置されています。
はあ〜。
すごいな。
大岩が、仏をまつる社であり、ご神体ってわけですね。
それで、『石下佛殿、遊客止歩』なんだ。 -
さいごに、面白いものを見せて頂いたところで、南普陀寺見物終了〜っ!
まだ、2箇所しか見ていないのかー(汗)。
暑さにくたびれた〜。
それでも懲りないトコロが、トラベラーでしょうか?
優雅な旅とはほど遠いですが、せめて冷房のある施設へ行くことに致します。
南普陀寺からフェリー・ターミナルへ戻る途中にある、『華僑博物院』へ。
博物館なら、冷房きいてそうじゃないスか(笑)。 -
中国を旅していると、オイラはまず日本人には見られません。
なるべく、へたくそな中国語を使おうとするためか、訛りのきつい中国の地方出身者か、コリアンか、珍しいトコだとシンガポール華僑?
まあ、中国の人の『日本女子イメージ』が、CDショップを覗くと、安室ちゃんやアユや倖田や中島美嘉じゃ、そう見えなくても仕方ないですけど〜(笑)。
んな転がっとらんわっ。あげな小顔!
息が乱れますが、「違います〜。華僑ではありません〜」と相手に主張しているわりに、「華僑についてよく知らないなー」と気づき。
好奇心で、ちょっくら寄ってみることに。
南普陀寺まえから、するっとタクシー移動。
博物館の駐車場に停まります。
地図でみるより、南普陀寺→華僑博物館は距離がありますが、清算金額を尋ねると、ワンメーターの8元。
(プラス、ステッカー表示されているガソリン税?1元)
駐車場から眺める博物館は、近づくまでもなく・・・。
でか!
建物デカ! -
入場は無料なので、スタスタ中へと入ります。
む。
あまり冷房はきいていないぞ。←ホントにそこかっ
ファサードの壮麗さに、なんとなく横広がりの建物かと思いましたが、ウナギの寝床のようにタテ長です。 -
玄関ホールのレリーフ。
金額と名前が書いてあるようなので、博物館の建設に寄付した人達のお名前なのかな? -
「華僑博物院だから、華僑の人たちが建設してるのかも〜」
そう考えると、横浜市民としては親近感がわきます。
横浜だと、玄関の表札に中国のお名前を見かけることが多いんです。
山手の外人墓地は有名ですけど、中華墓地もあるんですよー。
ネイティヴな『日本語』を話す、中国国籍の方なんかも、そんなに珍しくありません。
なので、『中国国外に居住する中国国籍保持者』という定義の華僑の人たちが、けっこう身近です。 -
グローバル化した現代では、一概には言えないと思いますが、華僑はここ福建省や広東出身の方が多いと聞きます。
むかしは船移動だったらしく、船の模型が展示してあります。 -
船の中の人々の記録写真です。
すし詰め状態の船上で折り重なる、不安そうな顔や、厳しい表情をみていると、完全に貧困問題が背景にあるなあ、と感じます。
遊びで船に乗っている人なんて、ひとりも居なさそう。 -
こちらは、船に乗る人々の彫像。
やせ細った手足を見ていると、胸が苦しくなります。 -
なんか、ちょっと色々重いんですけど〜!
中国と世界を橋渡しする、存在。
漠然とですが、そんなふうに思っていました。
『橋』ではなく『僑』(仮住まいするの意)なので、実際には一旗あげていずれ故郷に錦を飾る、みたいなニュアンスのほうが近いのでしょうか。
華々しい響きとは裏腹な、シリアスすぎる展示に戸惑いを隠せません。
その気持ちは、中国の観光客の方たちも同様のようで、数人一緒に入って来た人達は、足早に行ってしまいます。
館内は、あきらかに係員さんの方が、人口密度が高い(汗)。 -
『華工在航途中遭受非人待遇、死亡率扱高、常因不堪虐待而挙行暴動』
って、読めちゃうよ〜。
ふつーに。
これが、タイ語やアラビア語で書いてあったら、不勉強なワタクシには太刀打ちできませんが。
漢字だと発音は出来ずとも、意味は理解できます。
うむむ。
おっそろしい・・。 -
ここまでのトコで、ふつーに写真撮っていると、思われるかも知れませんが。
華僑博物院では、個人が特定できる展示などは撮影不可ですー。
アップした写真は、係員さんに事前確認をとって、「この辺はいいですよー」っていわれたスペースでの写真撮影です。
これから行かれる方はお気を付け下さいね。 -
見づらい写真で、すみません。
ここだけみると、なに撮ってんだか分からないかと思います。
これ、床です。
床に、大きな表が彫られているんです。 -
なんの表かと申しますと・・・。
1850年~1856年に、世界各国へ渡った華僑の、
①目的地
②乗船人数
③船の数
④死亡人数!
⑤(死亡の)『百分率』(注:パーセント)
重いっ。
なんで、こういう表を床に掲げるかな(汗)。
踏めないよ~。 -
よ、読めない・・。
地名だっていうのは分かるんですけど〜。
パロマ(汗)?
イギリス領、けあな・・毛穴?
漢字に弱いっ。
まあ往き先は読めずとも、死亡者数はハッキリ分ります。
1852年一隻の船に、300名が乗船して目的地へ到着するまでに、72名が死亡。
同年、三隻の船で811名が出港し、うち164名が死亡。 -
いま、『企業の戦争責任〜中国人強制連行の現場から〜』(野添憲治著・社会評論社)という本を読んでいます。
炭鉱・金属鉱山・軍事工場・土木・建設・港湾荷役などに、アジア太平洋戦時下に強制労働させられた、中国人労働者の労働環境や生存者数(もしくは死亡数)などを、かなり根気強く調べた本で、ウチの田舎なんかも現場になっていて驚いたんですけど。
そういった強制労働(奴隷労働)の実態と、華僑の過酷なエクソダスは、すごくダブって感じました。 -
立場の弱い人に対する、虐待や犯罪行為っていうのは目に見えにくいものですけど、「自分に関係ない」って切り捨てて、劣悪な状況が容認され続ければ、結局、いざ被害者と同じ立場に立った時、どっからも救済されない強者の「理屈」が通ってしまいます。
そんなのはどう考えてもゴメンだから、正して行かないといけないなーって、感じます。 -
さて、1850年代になぜこのように大勢の出国者が出たのかっつーと・・。
あんま解説が読めないんで、アレなんですけど〜(汗)。
掲げられた表をみていくと、経済難民が多いようですね。
たしかに、1850年あたりは清朝政治への不満が高まり、洪秀全による『太平天国』が勃発した時代。
リーダーの洪秀全も、華僑が多いとされる広東省出身でした。
ほかにも、19世紀(1801年〜1900年)は、ヨーロッパ工業化の時代の幕あけでした。
また、この解説プレートにある通り、1848年を皮切りにした『カリフォルニア・ゴールドラッシュ』で、大量の「華工」が出国して行ったそうです。
世界中で、安価な労働力が大量投入される傾向があったんですね。 -
なーんか、今の時代を彷彿とさせます(笑)。
移動しているのが、船で運ばれる労働者じゃなくて、グローバル多国籍企業にすり替わったってだけで。
自国では法に抵触するような、低賃金で過酷な労働を経済格差がある地域でやらせてるって、なんか眩暈のするような既視感が。
華僑に戻りましょう(笑)。
ええと、いつの統計かが出ていないんですけど、世界における華僑の分布図です。 -
日本には、479,354名の華僑&華人がいらっしゃるそうで。
思ったより、少ないかな?? -
続いて華僑の出生地をあらわした円グラフ。
-
86年、澳大利亚(オーストラリア)華僑の出生地は、華南および東南アジアを中心に、広範囲にわたっています。
-
91年の英国華僑は、ほぼ現地出身者と香港人。
年代にそれほど開きはないのに、英国華僑に香港人が圧倒的なのは、やはりイギリスの租借地として、99年間(この時点では93年?)あったぶんだけ、関係が密になっているからでしょうか? -
華僑の商店の紹介。
クリーニング屋さん? -
これは、美国(アメリカ)の大学における、華僑男女と白人男女の割合をしめしたもの。
1940〜50年代は、あまり違いはみられません。
しかし、60年代以降、大学への進学は男女ともに、華僑出身者が2倍になります。
華僑の人たちが、教育に熱を入れたのがよくわかります。
生活基盤が弱い移住者にとって、子どもたちを少しでもいい学校へやって、安定した生活を送らせてあげたいといのは、親心だなーと思います。
それにしても、このパーセンテージはスゴイですね(笑)。
大学を軽く乗っ取っちゃった感じが・・。 -
これは中国式新婚さんベッドルーム!
こんな、天蓋つきのシロモノどっから調達するんだっ。
家具職人さんも、移民してたってコト?? -
全部みているとキリがないのですが・・。
-
本当にさまざまな場所で、華僑は働いています。
-
第二次世界大戦が終わると、大多数の華僑が居住先の国籍を取得し、現地の発展に寄与したそうです。
-
公民権(市民権?)を取得する人たち。
-
アメリカ以外の華僑は、どうだったんでしょうか。
そのほかの地域展示をみていくと、かなり重労働に従事していたことが紹介されています。 -
ゴムの木?
ベトナムかな? -
ここにきて、ようやく先ほどの読めなかった地名が明らかに!!!(大げさ)
さあ、皆さんもご一緒に!
ぶらじぃ〜る?←自信ないのかよ(笑) -
先ほどは、都市部の華僑の仕事を取り上げていましたが、この辺からはもっとシリアス。
炭鉱労働。 -
鉄道建設など、体力勝負であると同時に、過酷な労働環境がうかがわれる展示が、増えていきます。
-
移民の権利について、考えさせられます。
-
アメリカやカナダの雄大な大地を、当たり前のように貫く鉄道網の建設に、たくさんの移民の人生がついやされた、というのを知っている人って、どんだけいるんだろうなあ・・。
-
日本でも戦時中、強制連行されてきた中国や朝鮮半島の人たちが、炭鉱労働などに従事させられ、北海道では鉄道建設に駆り出されていました。
移民と強制連行では、戦争犯罪性の有無を含めて、同列に置いていいとは思っていません。
ですが、忘れられた空間――社会の記憶から置き去りにされた、視覚化されない底辺で、過酷な労働をおこない命を縮めた庶民の姿は、どこか共通しているようで、しばらく動けなくなりました。 -
「あー、へこむ。アメリカン・ドリームに象徴される『成功神話』の裏で、どんだけの人が泣いてんだろなあ・・」
重苦しいブロンズ像の群れを過ぎると・・・
「あ、国父だ」
これって、孫文さんじゃなかとですか。
南京の孫さんが、「彼も孫、私も孫」とおどけつつも、誇らしげに案内してくれたのを思い出します。
どことなく、映画俳優のポスターみたい(笑)。 -
彼のうしろに描かれる、名も知れぬ人々・・。
-
・・って、軍隊は苦手なんですけど。
つか、女性が描かれていない!女性が!
ぶーぶー。
世界人口の半分を、否定しちゃダメです。 -
逆に考えてみてくださいよ。
絵画に男性が全く描かれず、女性のみの仕事や日常がじゃんじゃん網羅されていたら、「え?なにこれ」って思いません?
男性のみ展示なら、違和感ナシっていうのは、納得できましぇん。
それがジェンダーバイアスっつーんじゃ、こんにゃろっ。
性別は個人の一部だけど、部分否定があるとやっぱ気になります。
鼻息を荒くしていると、通路の向こうに別展示室があるもよう? -
恐竜?!
クジラ??
なんだこりゃーっ!
華僑と何の関係もなさそうな、展示ぞな(笑)。
でも、すごーく気になるトコに、『触らないでください』の赤札がのっけられてて面白い(笑)。 -
なんだか分からない生き物の骨を、おしりから撮ってみる(笑)。
どうも、付属の自然博物館らしいのです。
剥製がたくさん置いてありました。 -
あんまり興味がないと、写真も少ないのか?
自然科学(もしくは剥製)に関心のある方は、『華僑博物院』へお越しの際には、ぜひチェックしてみてください☆ -
ちょっと早いけど、あしたは鼓浪嶼(コロンス島)を歩き倒す予定なので、引き上げるとすっかな〜。
-
地図をみると、『華僑博物院』の前の思明南路を道なりに歩けば、ホテルのある中山路へそんなに距離もなさそう。
行けるかな?
でも中国の「近い」は、日本と縮尺の桁がちがうので、一見極近に思えても遥か彼方!だったりすっからなあ〜。 -
「まあ、いざとなったらタクシー頼み♪町を散策しながら、ぶらぶら帰ることに致そう」
『華僑博物院』をあとにし、のんびりと歩き出します。
ほぼ一本道なので、迷うこともなさそう。
途中、お天気雨がサラサラと降りだして、南国の雰囲気をいやがおうにも感じます。 -
思明南路の先、『鴻山寺』というお寺さんの看板を見つけたので、階段を登ったのですが、改装工事中で行き止まり・・。
-
どうして階段の下に掲げて置いてくれないんだっ。
登っちゃったじゃん(汗)。 -
ぶーたれながら降りてくると、お寺の岩陰に通路が穿たれ、じもちーが出入りしています。
えー?
なになに?? -
くっついて入っていくと、そこはだだっ広い地下商店街!
商店街といっても、トンネルのような通路に、思い出したように売店や果物屋さんがあらわれます。
通路自体はデカイのに、お店はこじんまりしていて・・。
「これって、ひょっとして横に抜ける通路を利用した、お店?」
防空壕を利用しているようにも、見えます。
重慶の『防空洞』に似てるかも。 -
かなり歩いたようですが、見えてきた出口を抜けると、まったく違う街並みが広がっています。
うーん。
山を通り抜けできるように、つくってあるのじゃな。 -
そのまま行ってしまうと、ゼッタイ戻って来られなくなりそうなので。
もと来た通路を引き返そう。
そうしよう。 -
『法會通告』
・・って、この看板・・・。
くうぅ〜っ!
書いてあんじゃん。
『鴻山寺』は、今年3月から大規模な改修工事に入ります。皆様には、大変ご不便をおかけしますが、ご理解を賜りたいと存じます――
みたいなコトが、見るからに丁寧な言葉で書かれているのが読める。 -
ま、そういう時もある。
暑いから、しょーがない。
心で言い訳しつつ、見えてきた賑やかな雑踏に、吸い込まれていきます。
おっしゃー!
あしたは、鼓浪嶼(コロンス島)だよ~ん。
気合い入れなっ。
~『ハードに生きろ!⑨』へ続きます~
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ジェームズ・ボンドさん 2010/04/14 23:47:28
- アモイ・ダック
- 暑さに負けて北京ダックなぞにならずにベンチを支えているなんて、けなげじゃありませんか、石工さんイイ仕事しているし。
アレの著作権が切れたらミッキの墓石も見てみたいなぁ。
ちなみに大砲をドッカーンと撃つのはキモチいいらしいですよ。
- きっちーさん からの返信 2010/04/14 23:58:03
- 北京ダックはお肉もウマイ!
- ははは。
こんなトコに、どなるどー!
パチはお約束かも知れませんが、見つけるとなぜかウレシイものです(笑)。
香港にディズニーランドが出来た以上、パチる必要も無いような??
ちょっとちがう所に、パチ味がありますけどv
大砲は(空砲?)、耳にキました(汗)。
あれ毎日聞いてたら、難聴になります〜。
役者さんたち、だいじょぶなのかな。
師匠、体調は戻りました?
弟子に北海道ご当地ラーメンを買ってきてくれないから、体調も崩すんですよ(笑)。
次回は、お忘れなく★
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/04/15 22:18:50
- RE: アモイ・ダック
- まだ体調が戻らないです。
こちらも寒く、ストーブも使用中。
しかし桜が予想を超えて保ってますよ。
去年、新千歳空港で行列が出来ていたので見ると「花畑牧場キャラメル」販売の待ち客でしたが、今年はテナントで出店してました。
旅に出ましても、土産物を買った事ないですので望まれてもねー。
- きっちーさん からの返信 2010/04/15 23:59:32
- じゃあ、初めてのおみや体験を(笑)
- なんつって。
寒いとちょっとした用事でも、出かけるのが億劫になっちゃいますけど、体調回復が一番なので、おとなしくしてて下さいね〜。
昨日、知り合いの方から、師匠が突っ込むを入れそうな『予言カフェ』の予言結果を聞かせていただいたんですけど(笑)、チョ〜面白かったですよ!
世の中、いろんなカフェがあるもんですねえ。
ではでは☆
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